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ノノとショウの友情と勇気が世界を救う NHKみんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』いよいよ開幕

日生劇場ファミリーフェスティヴァル2022 NHK みんなのうたミュージカル『リトル・ゾンビガール』が、
2022年8月20日(土)より東京都千代田区の日生劇場ほかにて上演されます。
1993年、日生劇場開場30周年を記念してスタートした、家族で本格的な舞台芸術に触れてもらう事を願い、
幼稚園や小学生の子供達にも分かりやすく、また大人にも楽しんでもらえる、
本格的な作品を上演する「日生劇場ファミリーフェスティヴァル」。
今作ミュージカル『リトル・ゾンビガール』は2020年7~10月に公演が予定されていたものの、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、残念ながら公演中止となった作品で、
約2年の時を経て新たなキャストを迎え、日生劇場×NHK エンタープライズ×東宝による
共同企画・制作でお届けするオリジナル・ミュージカルです。

3月に行われた報道向け歌唱イベントから約5か月、2022年8月19日(金)、東京都千代田区の日生劇場にて
公開舞台稽古と囲み取材が行われました。

【あらすじ】

ゾンビの小さな女の子・ノノは、恐ろしい敵である人間と離れて、森の奥深くで
仲間のゾンビたちと楽しく暮らしていました。ある日その森に人間たちが押しかけてきたのです。
一体何が目的なのか?不安に震えあがるゾンビたち。正体を隠し、人間の街にスパイに来たノノは、
そこでおとなしくて心優しい男の子、ショウと出会います。「人間は恐ろしい奴ばかり」と聞いていたのに――
ショウの優しさにノノは戸惑いますが、やがて二人は友達になります。
しかし人間とゾンビたちの対立は激しくなるばかり。
仲良くなってはいけないはずの二人の友情の行方は…?人間とゾンビとの未来は…?
放送開始から60年、NHK「みんなのうた」およそ1,500曲以上の中からよりすぐった名曲と共に、
みなさまに小さなふたりの友情物語をお届けいたします。

最初に報道陣に公開されたのは、Wキャストのノノ役を髙橋ひかるさん、
ショウ役を石井杏奈さんが演じる1回目の公開舞台稽古。本来であれば2020年7月に幕が開いていた筈の本作。
当時、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の為の緊急事態宣言の発出は解除されていたものの、
公演への十分な準備期間が確保出来ない事から日生劇場および全国での全ての公演を中止とせざるを得ず、
悔しい思いをしたカンパニー一同。それから約2年弱、遂に日生劇場での開幕を翌日に控える所まで来た
キャストの面々の力の入った熱演が舞台上で繰り広げられました。
日生劇場の広大な舞台上には、今作の演出を務める演出家の鈴木ひがし氏が歌唱披露イベントで語った通り、
全国の子供達や親御さんに上質な絵本を届ける、というコンセプトを元に作り上げられた
鮮やかな児童絵本の様なパステルカラーが目を引く森の舞台セットが現れます。

そこに登場するのは恐怖を煽る様なおどろおどろしい形の人間の姿から遠く離れた様な怖い怪物ではなく、
植物のアクセントが付けられた様々なデザインの衣装を身に纏った、まるで妖精の様な綺麗なゾンビ達。
物語は古くからゾンビが住む森にその地の市長を筆頭とする人間達が現れ、森を丸裸にして市長の当選公約である
ショッピングモールを建設するという所から話が始まります。

人間達からは200年前に人間とゾンビとの間で起こった戦争により絶滅したと思われているゾンビ。
元はゾンビに体を噛まれた人間という過去を持ち、不死身で病気もへっちゃらな彼等の唯一の弱点は
頭を強く叩かれると死んでしまうというもの。200年前の戦争で人間に話し合いを求めた声は聞き入られず、
凄惨な体験をしたゾンビ達は人間の街へとスパイを送り込む事に。そこに名乗りを上げるのが10歳の新米ゾンビの少女ノノ。
天真爛漫で好奇心旺盛なこの主人公の少女ゾンビをWキャストで演じるのは、2014年にオスカープロモーション主催の
「第14回全日本国民的美少女コンテスト」で約8万人の中からグランプリを受賞し活動をスタートし、
2017年のNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」において高瀬役に選出されるなど、若い世代を中心に
高い人気を誇る髙橋ひかるさんと、2016年に東京国際声楽コンクールミュージカル部門にて
史上最年少で第1位受賞し、2019年にはミュージカル『レ・ミゼラブル』のコゼット役を
歴代最年少で射止めるという大抜擢で大きな話題となり、以降もミュージカルで活躍を見える熊谷彩春さん。
髙橋さんは今作が舞台初出演となり、更に初主演、初ミュージカルという、文字通りの舞台新人ですが、
公開稽古で見せた姿は、「どこが新人さんなの?」と感じる程に堂々とパワフルにカンパニーを引っ張る
ノノを演じていました。

そしてそのノノが街で出会う、少し気弱ながら心優しい男の子のショウを
こちらもWキャストで演じるのは、女性ダンス・ボーカルグループ「E-girls」の元メンバーで
数多くのドラマに出演し確かな演技力で名を馳せる石井杏奈さんと女性アイドルグループ
「乃木坂46」のメンバーで同グループの3期生でセンターを務める等、次世代のホープとして
活躍が期待される伊藤理々杏さん。
ダンスを得意とするも、過去に自分の踊りをバカにされた事をきっかけに人前でダンスをしなくなったショウ。
ノノの「皆が好きで皆が気に入る満点の答えなんて何処にも無い、
皆が好きな物とショウが好きな物は違って良い」という言葉に次第に心を開いていき、
父クルスの転勤により、最近転校して来たばかりのクラスの皆とも次第に絆を深めていく様子を石井さんは繊細に表現。
勿論、ダンスシーンにおいては「E-girls」で培われた圧倒的な実力をいかんなく発揮しています。
歌唱においてもミュージカル初挑戦という点を微塵も感じさせない歌い上げ方でした。

物語の脇をガッチリと固める各キャラクターを演じる面々も豪華。
ショウの父親で建設会社に努めるクルスを演じるのはお笑い芸人のエハラマサヒロさん。
物真似を得意とする芸風が知られているエハラさんは2022年7月からロングラン公演が行われている
舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」ではロン・ウィーズリー役のWキャストに抜擢され大きな話題に。
転勤ばかりの中、息子のショウの気持ちを思う心境や、建設会社の要職にいながら、
ショッピングモール建設を性急に進めようとする市長に対し、街の人達の意見をしっかり聞くべきと
慎重な意見を出す悩み多きクルスをコメディアン仕込みの豊かな表現力で演じています。

ショウが通う小学校の担任の先生、ハルを演じているのは石田佳名子さん。
ミュージカル「モーツァルト!」やミュージカル「マリー・アントワネット」等、
グランドミュージカルへの出演経験が豊富な実力派俳優の石井さんが演じるハルは
明るく優しい性格ながら、まだ彼女自身も子供達への向き合い方を模索している少し不器用な先生。
観劇する子供達は、自分達が通う学校の先生を、大人達は自身の子供時代にお世話になった先生の姿を
石田さん演じるハルに重ねるのではないでしょうか。

一方のノノが住む森のゾンビ達を束ねるリーダー、親分役を務めるのはコング桑田さん。
劇団リリパットアーミーⅡに所属し、大阪を舞台とした多数の人情劇に出演、
2018年・19年にはミュージカル「メリー・ポピンズ」のブーム提督/頭取役のWキャストを
圧倒的なキャラクター性で演じ、観客の印象に残るパフォーマンスを見せたコングさん。
200年前の戦争により人間は敵だと人(ゾンビ)一倍憎み、ノノに決して人間と仲良くしてはいけないと
ゾンビの掟をキツく教え込む一方、ノノを心配する一面も。
劇中で絶妙な笑いのアドリブで客席から絶えない笑いを引き出し、密かに恋心を寄せていたリリィから
期待の言葉をかけられると文字通り浮足立つコミカルな親分を可愛らしく演じる姿は万人を惹きつけ、
コングさん最大の武器である、最高にソウルフルな重量感たっぷりの歌声が「みんなのうた」が持つ
音楽力と合わさり、日生劇場全体にグルーヴを届けます。

そして、250歳という最年長のゾンビであり、ゾンビの森の長老であるリリィを演じるのは大和悠河さん。
元宝塚歌劇団宙組男役トップスターとして、入団直後から異例の活躍を見せた事で知られる大和さんは
2009年の卒業後も多数の舞台へ出演、中でも2013年~17年に公演のミュージカル「美少女戦士セーラームーン」での
地場衛/タキシード仮面役が舞台ファンには特に有名。ゾンビ達のトップであり、皆を見守る存在であるリリィは
特にノノを気にかけており、若い頃の自分をノノに重ねている部分が有る雰囲気。
そしてリリィは過去に人間と何らかの関係があった様子であり、劇中で重要な役割を果たす、あるモノを所持しているのですが…。
ちょっと乙女チックながら、ゾンビ達を制するその存在感の分厚さを大和さんの俳優力で見事に体現しています。

その名役者達を支えるアンサンブルキャストの歌唱力と表現力も見事なハーモニーを舞台上で表現。
6名編成のバンドによる生演奏はキャストの歌唱に寄り添い、瞬間的なアドリブにも余裕で対応。
今作の音作りのレベルの高さを伺い知る事が出来ます。

そして本作最大の特徴がNHK「みんなのうた」の楽曲が使用されているという事。
2022年4月で放送開始61年目を迎えた、国内は元より世界的にも類を見ない長寿音楽番組で
これまでに発表されて来た約1,500曲以上のタイトル。その中から、1962年初放送の
「てのひらを太陽に」から、2020年4月に初放送され、作詞・作曲を
音楽ユニット「いきものがかり」の水野良樹さんが手掛け、書き下ろした
「夜明けをくちずさめたら」まで、全14曲(舞台オリジナル、メドレー曲を含む)が
3世代視聴がなされる番組同様に、楽曲を聴いた観客夫々の子供時代の思い出と共に約2時間の公演を彩ります。

【囲み取材の様子】

ノノ役:髙橋さん・ショウ役:石井さんペアの公開稽古の終了後、舞台上にて
ノノ役の髙橋さん・熊谷さん、ショウ役の石井さん・伊藤さん・そしてリリィ役の大和さんが登壇しての囲み取材が行われました。

Q:初日に向けての意気込みは?

髙橋さん「制作発表の時にもお話させていただいたんですが、初舞台・初主演・初ミュージカルと
本当に初めてが多くて、昨年、このお話をいただいた時から本当にドキドキしていて、
今もドキドキしているんですけど、でもこのドキドキをワクワク感に変えて、
初日に会場に来て下さる皆様、そして出演者の皆さん、関わってくれる皆さんにワクワクしながら
物語を進めていけたらなと思っております。」

熊谷さん「本来、2020年に上演予定であった『リトル・ゾンビガール』ですが、残念ながら
コロナウイルスの影響で、延期となってしまって、遂に漸く念願の『リトル・ゾンビガール』の
舞台の幕が開くという事で、本当に嬉しい気持ちでいっぱいです。
沢山の方に笑顔をお届け出来る様、精一杯頑張って参りたいと思います。」

石井さん「今日、初めて舞台で通す事が出来たんですけど、今までずっと緊張をしていたんですけど、
今日のゲネプロは緊張をせずに楽しむ事が出来て、明日がもっともっと楽しみになりましたし、
素晴らし過ぎるキャストの皆さんとスタッフの皆さんが近くにいて心強いので、
このパワーをお客様に沢山届けられると良いなと思っております。」

伊藤さん「約3年程前にこのお話をいただいた時は、2020年の上演は出来なかったんですが、
今回、こうしてやっとショウとして舞台に立てるのが本当に本当に嬉しいので、
来て下さる皆さんに元気と勇気を沢山与えられる様に精一杯頑張りたいと思います。」

大和さん「初日が明日という事で、コロナウイルスで延期になった公演が漸く明日、
初日が開けられるという事が本当に嬉しいですし、今まで皆と稽古をして来て作り上げて来た物というのが
舞台で皆さんに観ていただけるというのが本当に嬉しいです。私も沢山の思いを込めて皆様に
大切に舞台を演じていきたいなと思います。」

Q:ミュージカル初挑戦の本番が迫る今の気持ちは?

髙橋さん「杏奈さんも言ったんですけど、本当に初めてですか?という位、全然緊張をされていなくて、
私はいつも杏奈さんとやる時に手を繋いで苦手なフレーズを練習するんですよ。
(音程の)高い所が不安だったりするので繰り返し歌ったりとかして、もうたまらなくて。
ハグをしながらお互いを鼓舞しあっているんですけど、でもそんな初めてだらけだけど、
力強いパワーをくれる杏奈さんがいるから、私は凄く心強いなと思いますし、
そして皆さんもそうだし、本当に皆さんのお蔭で私は今ここに立てているなと改めて感じます。
皆さんがいなかったら私はプルプル震えたまま。全然歌も歌えなかった私を育てて下さった
歌唱の先生には本当に感謝しかないなと思いますし、成長した姿を是非、皆さんに楽しんでいただける様に頑張ります。」

石井さん「私も初ミュージカルなんですけど、私はひかるちゃんの天真爛漫なノノの様な存在に
凄くパワーを貰っていますし、自分にとっては24歳にして挑戦をする事が出来るという事が
本当に有難い事だなと思いますし、自分を試すキッカケにもなっているので、
明日の初日は未知の世界ですけど、本当に頑張りたいなと思っています。」

Q:自身の思い出の「みんなのうた」は?

髙橋さん「「しあわせのうた」です。最初の歌唱披露の時は「しあわせのうたってなんですか?」という感じで
聞いた事の無い方もいらっしゃったんですけど、今日この会場でそれが流れて私は当時の思い出を凄く
ハッて思い浮かべながら、当時まだ小さくて小学生位で、中々家族一緒にご飯を食べる時間がなかったけど、
「みんなのうた」を聞きながら一緒にご飯を食べる時間は私の凄く嬉しい楽しい時間でした。」

熊谷さん「私はこの舞台の最後に流れていました、「プレゼント」という曲が凄く思い出深くて、
高校生の時に合唱で初めて歌ったんですけども、なんて素敵な歌なんだろうって、
今回のこの作品のテーマでもある様な曲として歌えて本当に幸せに思っています。」

石井さん「私は「おしりかじり虫」です。私は兄弟が4人いて、幼稚園や保育園の頃に4人で
おしりかじり虫ばっかり歌っていて、そういう家庭だったので、それが一番の思い出です。」

伊藤さん「私は劇中で一番最初に皆が歌っていた「手のひらを太陽に」は、実は幼稚園の時に
朝の体操をする時に皆で一緒に歌っていた曲で、それが凄く楽しかったんですよ。
皆で朝一緒に体操しながら歌って踊って、それが今も凄く思い出に残っていますし、
歌や踊りが凄く好きだった感情が繋がって今も歌やダンスが大好きなので、本当に素敵な思い出が詰まっています。」

大和さん「私は「山口さんちのツトム君」です。(4人の方を向いて)…知ってる?
(4人が口を揃えて知らないというと)この歌は山口さんちのツトム君がずっと元気がなく、
女の子がその様子を如何したんだろう?と歌っている曲で、私も大人になるまで
ずっとツトム君はどうしたんだろうと思っていたんだけど、今回の舞台に合わせて歌詞を調べたら、
1・2・3番と歌が有って、3番まで歌うとその理由が出て来るんです。
その原因はお母さんが遠出していたという事で、お母さんが勝ってきた苺のお土産で元気になったという曲です。
大人になって漸くそのストーリーが完結して、意味を噛みしめた所です。」

Q:ショウ役の2人に男役のプロ中のプロである自身からアドバイス等はあったのか?

大和さん「(石井さんと伊藤さんは)私が稽古場に行ったら「男の子」で、最初の自分の部屋で
椅子に座っているシーンから全然、男の子になっていて、動きとかを気にするまでも無く、
ちゃんとショウ君になっている状態でした。観ていて全然違和感が無く、しかも舞台に来てウィッグを被って
ショートカットになったら「カワイイ男の子!」って、私実は舞台袖で感動していたの。
全然、男の子でピュアで凄く良いな、って思いました。」

伊藤さん「凄く嬉しいです。最初凄く悩んで大和さんに「どうすれば良いんですかね?」と聞いた時に
日頃から意識していれば大丈夫だよ、と仰っていたので、稽古場でも椅子に座っている時でもなるべく
足を広げて、お芝居をしている以外の所でも男の子を意識したらちょっとずつ慣れて来たので、
本当にありがとうございました。」

大和さん「「コンピューターおばあちゃん」とか踊っている所とか、2人共、凄くカッコいい。」

Q:稽古期間中の思い出は?

髙橋さん「兎に角、エハラ(マサヒロ)さんが毎回やらかしてくれるというか、やってくるんですよ。
私達、ノノとショウがエハラさん演じるショウのお父さんのクルスのお話になるんですけど、
そこで何時もエハラさんが初舞台で緊張している私達を笑わせようとして来るんですよ。
こっちは真面目にお芝居しているのに!ちょっとあれは怒りますよね。急に狂いだしたり
パッと目を開いたりとか、あれは「おこ」ですよね。それはエハラさんにちゃんと伝えたいと思います。」

熊谷さん「本当に和気藹々としたカンパニーで、毎回毎回稽古の度に笑いが絶えないというか、
本当に明るい稽古で、普通だったら開幕前でピリピリして「怖いなぁ、行きたくないなぁ」と
思う時もあるんですけど、今回のカンパニーは凄く楽しくって、毎日稽古に行くのが楽しみでした。」

石井さん「私は彩春ちゃんの天然さがめちゃくちゃ好きでした。言い間違いが凄く面白くて、
対面でお芝居をしていても、内容は一緒なんですけど、言っている事が全然違うので、
如何返そうかと。あと理々杏ちゃんがアドリブしたりとか、色んな一面を見せていただいて。」

伊藤さん「個人的な話になるんですけど、稽古期間中に乃木坂46のライブツアーをやっていまして、
度々地方に行って、稽古をお休みするという事もあったんですけど、何時も帰って来る度に
皆が「おかえりなさい!」って凄く温かく迎えてくれて本当に嬉しくて。
ツアーに行く時もいってらっしゃいと凄く明るく背中を押してくれたので、一所懸命頑張れたな、って思います。」

大和さん「私は稽古中ずっとゾンビチームの尻尾、これは結構重要なので、尻尾だけを小道具として着けていたんですね。
それが日常化してしまって、家に帰っても必ず尻尾を持ってからちゃんと座るようになったりとか、
必ず尻尾の存在が家でもいる感じで、一人で「またやっちゃった…」みたいな。それ位尻尾がお友達になっていました。」

Q:「みんなのうた」をミュージカル歌う事の意味とは?

髙橋さん「「みんなのうた」を改めてこうしてミュージカルで歌って思う事は、改めて歌詞を見て
曲に触れて、言葉に触れて。歌って、言葉で伝えるのが凄く難しい事がスッと入って来るなと思って、
「みんなのうた」の沢山の色んな歌は温かい曲が本当に多くて、今回歌ってい楽曲の一つ一つが
凄くワクワクする歌ばかりなので、自分自身が歌いながら勇気を貰うんだと、改めて歌の力、
そして実際に言葉に出す事は凄く大事だし、体を動かして表現する事って、
自分に改めて凄く言葉の重みが帰って来ると思うので、言葉という物は大切だから、
その素晴らしさを皆さんと楽しんで一緒にノリノリになりながら、楽しめたらなと思っています。」

最後に来場者に向けたメッセージを。

大和さん「明日からいよいよ幕が開けるという事で沢山のお子様、それから大人の方にも
観ていただきたいなと思います。「みんなのうた」がこのミュージカルの中で
こんな使われ方をしていて、こんな歌われ方をしているんだと感じていただけたら嬉しいですし、
やっぱり音楽の持つ力って、本当に凄いなと思うので、一瞬にして心を動かす力が有ると思うんですね。
それをお客様に感じていただいて、こういう舞台があるんだよって。舞台を観る事、ミュージカルを観る事を
好きになっていただけたら良いなと思います。大人の方には『リトル・ゾンビガール』って、
凄く直球で今、世界に必要な事を提示していると思うんですね。
なので是非、このミュージカルを観ていただいて、皆さんで何か話し合う場が
設けられるような事があったら嬉しいですし、私達も皆さんに沢山の思いを伝えられる様に
明日から精一杯演じていきたいなと思います。」

熊谷さん「日生劇場を皮切りに、全国でこの『リトル・ゾンビガール』作品を出来る事を本当に嬉しく思っていて、
私自身、小さい頃にミュージカルの舞台を観てこの世界に入りたいと思ったので、
舞台を観て、ミュージカルって楽しいなと思ってくれる子供達が全国にいたら嬉しいなと思うのと共に
台本を初めて読んだ時にに凄くハッとさせられた部分が凄く有る作品だったので、
大人の皆さんにも楽しんでいただける作品だと思いますので是非、親子揃って来ていただけたら嬉しいと思います。」

髙橋さん「私から言える事は、兎に角、是非会場に来て下さいとしか言い様が無いですね。
本当に来て下さった皆さんを包みこむ様な、そんな物語となっていますので、
老若男女、年齢を問わず皆さんに楽しんで貰えるそんなミュージカルになっています。
難しい事を考えずに是非会場に来ていただければ、私達が必ずや楽しませますので是非、ご来場下さい。」

石井さん「タイトルに「ゾンビ」という言葉が入っているんですけど、怖い作品ではなくて、
会場を出たら皆が晴れやかになる様な、その位にパワーのある作品になっているので、
本当に子供だけではなく、大人の方にもきっと響く物語になっているので、
色んな方に来ていただけたら嬉しいなと思います。」

伊藤さん「伝えたい事は沢山有るのですが、皆さんが全部言って下さったので、来て下さった皆さんには
第一に楽しんでいただきたい。小さいお子さんにも凄く楽しんで頂けると思いますし、
自分の子供の時に見た舞台は凄く覚えていますので、生きている中でふと背中をポンッと押してくれるような
温かい作品になっていますので、皆さん、是非是非、足を運んで下さると嬉しいです。」

【公開舞台稽古】

囲み取材に続いてノノ役を熊谷彩春さん、ショウ役を伊藤理々杏さんが演じる2回目の公開舞台稽古が行われました。

この夏、ノノとショウの友情と勇気が人間とゾンビの世界を救う「みんなのうた」にのせた一大ミュージカル、
是非劇場に足を運んでみては。

【日生劇場ファミリーフェスティヴァル 2022 NHK みんなのうた ミュージカル『リトル・ゾンビガール』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2022年8月20日(土)〜8月28日(日)
南総公演:2022年9月4日(日)
兵庫公演:2022年9月10日(土)
大分公演:2022年9月17日(土)
盛岡公演:2022年9月23日(金・祝)
久慈公演:2022年9月25日(日)
枚方公演:10月8日(土)
岸和田公演:10月10日(月・祝)

<会場>
東京:日生劇場
南総:千葉県南総文化ホール
兵庫:兵庫県立文化芸術センター 阪急 中ホール
大分:iichiko総合文化センター iichikoグランシアタ
盛岡:岩手県民会館 大ホール
久慈:久慈市文化会館アンバーホール
枚方:枚方市総合文化芸術センター 関西医大 大ホール
岸和田:南海浪切ホール(岸和田市浪切ホール)

『ニッセイ名作シリーズ公演』
※本作品はニッセイ名作シリーズ公演として、小学生を対象とした無料招待公演を実施します。
※学校・学年単位の招待公演です。一般の方の鑑賞はできません。

上田(長野)公演:9月1日(木)サントミューゼ(上田市交流文化芸術センター)
高松(香川)公演:9月7日(水)・8日(木)レクザムホール
西条(愛媛)公演:9月12日(月)西条市総合文化会館
熊本(熊本)公演:9月15日(木)市民会館シアーズホーム夢ホール
長門(山口)公演:9月20日(火)山口県民芸術文化ホールながと(ルネッサながと)
酒田(山形)公演:9月27日(火)酒田市民会館(希望ホール)
秋田(秋田)公演:9月29日(木)あきた芸術劇場ミルハス
南魚沼(新潟)公演:10月4日(火)南魚沼市民会館

<公演時間>
約2時間(20分間の途中休憩を含む)
※生演奏上演

<披露楽曲>
主題歌:「夜明けをくちずさめたら」(作詞・作曲:水野良樹(いきものがかり))

「アップル パップル プリンセス」(作詞:柴田陽平・作曲:加瀬邦彦)
「あのね ~青色の傘~」(作詞・作曲:Qoonie)
「俺たちゃゾンビ」(舞台オリジナル楽曲)
「風のブランコ」(作詞:森山良子・作曲:矢野顕子)
「コンピューターおばあちゃん」(作詞・作曲:伊藤良一)
「しっぽのきもち」(作詞・作曲:谷山浩子・編曲:岡崎リンテン)
「だから僕は君が好き」(舞台オリジナル楽曲)
「手のひらを太陽に」(作詞:やなせたかし・作曲:いずみたく
「プレゼント」(作詞:Saori・作曲:Nakajin)
「ベスト・フレンド ~Best Friend~」(作詞:福島優子・補作詞:森浩美・作曲:筒美京平)
「みんなのうたメドレー」①南の島のハメハメハ大王②赤鬼と青鬼のタンゴ③森へ行きましょう④おしりかじり虫/ラジャ・マハラジャ―
「ヤミヤミ」(作詞・作曲:ティカ・α)
「勇気をだして」(舞台オリジナル楽曲)
「WAになっておどろう ~イレ アイエ~」(作詞・作曲:長万部太郎)
(五十音順)

<料金>
東京:
大人:S席6,000円 A席4,000円
子ども:S席3,000円 A席2,000円
推奨年齢:6歳以上
※東京公演以外の料金は、各会場のホームページをご覧ください。
※3歳未満入場不可。子ども料金は3歳以上中学生以下が対象となります。
※推奨年齢は公演を楽しんでいただける年齢の目安です。

『チケット発売』
東京:
「一般発売」
好評発売中

「プレイガイド」
[東宝ナビザーブ]stage.toho-navi.com ※大人券のみの取り扱い。
[東宝テレザーブ]03-3201-7777 ※大人券のみの取り扱い。

[チケットぴあ]Pコード(509-927)
[e+(イープラス)]
[ローソンチケット]Lコード(35969)

<出演者>
ノノ:髙橋ひかる/熊谷彩春 (Wキャスト)
ショウ:石井杏奈/伊藤理々杏(乃木坂46)(Wキャスト)
クルス:エハラマサヒロ
ハル:石田佳名子
親分:コング桑田
リリィ:大和悠河

新井海人
石飛幸治
今込楓
大泰司桃子
小山雲母
希水しお
斎藤准一郎
高瀬育海
田村雄一
般若愛実
武者真由
武藤寛

<STAFF>
脚本:徳野有美
作曲・音楽監督:八幡茂
演出:鈴木ひがし
振付:紀元由有
歌唱指導:山川髙風
演出助手:落石明憲
舞台監督:弘中勲
舞台美術:横田あつみ
照明:日下靖順
音響:本間俊哉
衣裳:大戸美貴
ヘアメイク:柴崎尚子
稽古ピアノ:若林優美
音楽コーディネーター:東宝ミュージック
バンド:脱兎ミュージック
演出部:岸川卓巨、竹内彩、松谷香穂、男山竜眞、田淵楓、住屋ちひろ、佐々木智史
音響助手:増原健市
ムービングプログラマー:関口大和
音響操作:増原健市、水田智貴、黒岩由希奈
照明操作:渡邊雄太、碩柴音、丸瀬淳、天野瑞菜、A.S.G(日生劇場公演)
公演衣裳:橋口ひとみ、村田久美子
公演ヘアメイク:森美登里、寺田さとみ
大道具操作:俳優座劇場舞台美術部(日生劇場公演)
ツアー大道具:牧野考則、都築良輔
大道具製作:俳優座劇場舞台美術部(大橋哲雄)
舞台技術:日生劇場技術部(日生劇場公演)
小道具協力:高津装飾美術
衣裳制作:露口亜由美(東宝舞台)、吉沢彩紀、鈴木留美、野口朝子、横山裕二、オフィススリット
ウィッグ製作:shuhari beauté
履物:アーティス(中尾舞)、DANCIN′ SHOE オオキ
映像モニター:マグナックス(榎本幹雄)
楽器:三響社(岸拓央、柴田洋介)
運搬:加藤運輸
協力:コスメ・ソフィア/ライスフォース/レントシ―バー
プロデューサー:佐々木将之
アソシエイトプロデューサー:吉田訓和
企画:大澤拓己(日生劇場)、河邑厚太(NHKエンタープライズ)、米久保宏(東宝)
主催:公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]
協賛:日本生命保険相互会社
企画・制作:公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]/株式会社NHKエンタープライズ/東宝株式会社

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