世界のエンターテイメントの“今”をお届け!

東京2020オリンピック聖火リレー 栃木県茂木町にて聖火ランナーとSLが並走!

東京2020オリンピック聖火リレー4日目、栃木県内の第4区間の茂木町の聖火リレールート上にて
真岡鉄道の「SLもおか」と聖火ランナーの併走が実施されました。

「密」回避のソーシャルディスタンスを啓発する沿道スタッフ

2021年3月25日(木)に福島県双葉郡のナショナルトレーニングセンターJヴィレッジを出発した聖火は、
27日まで行われた福島県内のリレーを無事に終え、次なるリレーの地、栃木県へ。
92名の聖火ランナーが栃木県内を駆け抜けるDAY1のハイライトが第4区間となった茂木町内の
町道上新平成線を使用した聖火リレー。その町道と並行するローカル線、真岡鉄道の線路沿いには、
一年越しとなる聖火ランナーとSL(蒸気機関車)との並走を一目見ようと、多数の地元住民や
県内の鉄道ファンがカメラや聖火リレー応援グッズなどを手に聖火ランナーとSLの登場を今か今かと待っています。
14時21分になるとリレーのスタートを告げる音花火が町内より打ちあがり、歓声が上がるリレールート沿い。
その沿道の観衆の視線を一身に集める注目の第3スロット(走行区間)を走るのは、芳賀郡茂木町出身のランナー、野澤綺花さん。

Photo by Tokyo 2020

Photo by Tokyo 2020

緊張の面持ちながらも第2スロットランナーの松本佳子さんと、茂木町でのトーチキスらしく、
SLの動輪を繋ぐ主連棒(メインロッド)の動きと聖火をボイラーの煙突にみたてたオリジナルのトーチキスポーズを披露します。

Photo by Tokyo 2020

そして14時28分、野澤さんが軽やかに第3スロットを走り始めたと同時に、その後方からもうもうと煙を上げながら、
C12型66号機が牽引する「SLもおか」が力強いドラフト音を響かせ凄い迫力で町道沿いに姿を現します。
車両前方部には「祝 東京2020オリンピック聖火リレー in 茂木町」のヘッドマークと日章旗が取り付けられ、
真岡鉄道からの聖火リレー開催へのお祝いがなされます。茂木駅出発後、登り勾配が続くため、
「SLもおか」は聖火ランナーに対して一切の速度調整を行わず、時速約45kmで聖火リレーの一団を一気に抜き去っていきます。

Photo by Tokyo 2020

長く汽笛を鳴らしながら多数の観覧者が待ち構える中を走り抜ける「SLもおか」。
沿道のみならず、客車の乗客からも声援を受け、野澤さんはそれに手を振りしっかりと応えていました。

茂木町某所にて囲み取材に応じる野澤さん

第4区間の全ランナーが走行終了後、場所を移して行われた囲み取材で、野澤さんは
「SLとの並走後に周りの人達から「凄く良い絵になっていた」「キレイな絵」だったよと言ってもらえて、
私もそこに加わって一緒に走れたのが嬉しいし、沿道の方が凄く沢山居て、私もそれに応える気持ちで
皆に手を振って凄く貴重な体験をさせてもらったなと感じています。走行音と汽笛が迫ってきた時は緊張しましたが、
茂木町の区間の中でも私だけ貴重なSLとの並走が出来るという事だったので、役目・・・ではないですけど、
それを果たそう、ちゃんと絵になる様に私も堂々と走ろうと意識して走りました。」と、茂木町、
ひいては栃木県内の聖火ランナーでもトップクラスの貴重な体験への重責を果たそうという気持ちを語られました。

©Tokyo 2020

 - News, Stage