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ミュージカル「エリザベス・アーデン vs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-」東京公演スペシャル・トークバック開催 S席追加&注釈付S席販売

化粧業界に革命を起こした二人の女性創業者、エリザベス・アーデンとヘレナ・ルビンスタイン。
その情熱と波乱の人生を描いたミュージカル『エリザベス・アーデン vs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-』が、
明日海りおと戸田恵子の共演で、2023年5月に待望の日本初演を迎えます。
エリザベス・アーデンを演じる明日海と、ヘレナ・ルビンスタインを演じる戸田のインタビューが到着。

――出演が決まった時の心境と、本作で楽しみにしていることを教えてください。

明日海:最初にブロードウェイの公演のダイジェスト映像を観させていただいたのですが、
美術と衣裳を始め、全てがおしゃれなミュージカルだなという印象でした。
台本を読ませていただいたら、これまでになかいた物語でとても面白かったので、
それを今回、G2さんがどのように演出されるのか、稽古がすごく楽しみです。
楽曲が難しいので、今はまだ楽しみと同時に不安もありますが、
戸田さんと歌わせていただけるのも楽しみにしております。

戸田:私は出演が決まって嬉しい気持ちよりも、驚きの方が大きかったです。
ブロードウェイでヘレナを演じていたのが、私の憧れのパティ・ルポーンさん
という俳優さんでしたので、そのパティさんが演じた役柄を私が務めるというのが、本当にびっくりでした。
ただ、こうしたチャンスは2度とないことだと思うので、大きなチャレンジだと思い、
出演させていただくことになりました。ブロードウェイでパティさんが出演されたこの作品を観劇しましたが、
とても美しいミュージカルだと思いました。化粧品を扱っている二人の物語なので、華やかできれい。
ただ、観劇している時は難しそうとは感じなかった楽曲がとても難しくて、それにも驚いています。

――役作りをする上で、それぞれの人物についても調べていると思いますが、そうしたリサーチの中で、
エリザベスとヘレナはどんな人物だと感じていますか?

戸田:とにかくお金持ち。化粧品会社の投資者として、かなりの財をなした人というイメージです。
脚本を読んでも“成り上がった人”という印象は強く持ちました。ただ、そうした成功がありながらも、
人生としては不遇だったという描かれ方をしています。旦那さんや息子さんとうまくいかず、
全てが成功した人生だったわけではないのかなと思います。

明日海:田舎から出てきて、たくさんの苦労をしたのですが、物語がスタートする時点では事業が成功して、
華やかな生活を送っています。今よりもずっと男女格差があった時代だと思うので、
事業の立ち上げは本当に大変なことだったと思いますし、強い信念やプライドを持っている人なんだろうと思いました。
ただ、この作品に限らずですが、私は実在の人物を演じる時には、実際に起きたことにとらわれすぎず、
台本を読み込むことの方が大事だと思っています。あまりに演じる人物をリスペクトしすぎてしまうと、
この作品で描かれている彼女のウィークポイントやチャームポイントを表現できなくなってしまう気がするんです。
なので、この作品やこのキャストならでのバランスを考えながら演じていきたいと思っています。

――エリザベスとヘレナの生き方については、どう感じましたか?

戸田:芯の強い二人なので、私が女優という仕事をしていくにあたっては共感するところはありますが、
同調はしたくないですね。とはいえ、二人が生きていた20世紀前半は、女性が活躍するのは
本当に大変なことだったと思いますので、彼女たちの持つ意志の強さには憧れるものもあります。
強い女性だなと思います。最後はすごく切ないですが。

明日海:二人の女性が意地を張り合って、ライバル心を剥き出しにする姿は、ある種、気持ちがいいなと思います。
私たちは今、あからさまに対抗心を出して挑むことってないじゃないですか。そうした気持ちがあっても、
オブラートに包んであまり人に見せないことが多いと思います。なので、二人のやりとりは観ていて
気持ちいいと思いました。私もこうした仕事をしているので、彼女の持つ負けたくないと思う気持ちや、
情熱を捧げる姿、最後まであがき続けようとする姿は羨ましくもあります。エリザベスはきっと、
「生きた甲斐があったな」と思って死んでいくんじゃないかなと感じました。

――初共演となるお二人ですが、お互いの印象を教えてください。

戸田:今回、ご一緒することが決まる前に、ドラマで(明日海を)観て名前を覚えていたんですよ。
すごく印象に残る演技をされていて、お名前を調べたら明日海さんで。なので、ご一緒できるのがすごく楽しみです。
初めてお会いした時には、映像で拝見するよりも細くて華奢な方という印象でした。
ナイーブで柔らかい方だったので、宝塚歌劇団で男役をしていた当時のカチッとした姿とのギャップが素敵だと思いました。

明日海:私は幼い頃から、戸田さんの出演されていたドラマも映画もたくさん観させていただいています。
ですので、今回、共演させていただけるのが本当に嬉しく、信じられませんでした。
お会いしたらすごく柔らかな方という印象を受けました。ブログなどを読ませていただくと、
すごくフットワークが軽くていらっしゃるし、エネルギーに溢れている方だと思います。
観劇もたくさんされているそうなので、今回の共演で、色々とお勉強させていただければと思います。

――本作の見どころは?

戸田:この作品は、あまりない珍しいミュージカルだと思いますので、たくさんの方に喜んでいただけたら嬉しいです。
明日海さんはきっとこれからもたくさんの舞台にご出演されていくんだと思いますが、
私はもうそれほどたくさんは出られないかもしれない。なので、この組み合わせも面白いと思います。
たくさんの女優さんがいらっしゃる中で、私を選んでいただいて、こうした作品に出演させていただけるのは
奇跡だと思います。ぜひ多くの方に楽しんでいただき、たくさん笑っていただける作品にしたいと思っています。

明日海:エリザベスとヘレナは、違う場所にいながらも運命がリンクしていくという、素晴らしい脚本の作品。
笑っていただけるシーンもありますし、女性たちに翻弄されていく男性たちもすごく面白い。
おしゃれな世界観が広がるミュージカルですので、きっとたくさんの方に楽しんでいただけると思います。
戸田さんに負けないように頑張ります。

「スペシャル・トークバック開催」
日本初演を記念して、ブロードウェイ版のクリエイティヴ陣が来日。
日程限定で、カーテンコール内にて日本公演主演 2 名と共に、作品について語るトークバックを開催します。
ミュージカル「エリザベス・アーデン vs.ヘレナ・ルビンスタイン」誕生にまつわる
プレシャスなお話を聴くことができる唯一の機会を、ぜひ劇場でお楽しみください。
5月8日(月)18:00回登壇:スコット・フランケルさん(音楽)
5月9日(火)13:00回登壇:マイケル・コリーさん(歌詞)
5月9日(火)18:00回登壇:ダグ・ライトさん(脚本)

「美術プラン確定につき、S席追加販売&注釈付S席を販売中」
詳細はTBSチケットにて(https://tickets.tbs.co.jp/warpaint/)

【あらすじ】

1930年代のニューヨーク、マンハッタン。
華やかな赤いドアに、女性たちが次々と吸い込まれていく。
求めるのは、エリザベス・アーデン(明日海りお)の美のマジック。
「覚えておいて。女性は皆、美しくなる権利を神から与えられているの」
その目と鼻の先にオープンしたのが、ヘレナ・ルビンスタイン(戸田恵子)のサロン。
7年前にアメリカの事業から一時撤退したヘレナだったが、見事カムバックを果たし、この街に帰ってきたのだ。

ピンクがシンボルの、心躍るパッケージを打ち出すエリザベス。
科学的見地から美にアプローチするヘレナ。
それぞれカナダ、ポーランドの貧しい生まれだが、アイディアと行動力でキャリアを築き、
今や全米の美容業界を牽引する存在となっていた。

互いを意識し、男性優位の社会で必死に闘い続ける二人は、
それが故に、自分を支えてくれる大切な存在の葛藤に気付けないでいた。
エリザベスは事業を支えてくれる夫・トミー(上原理生)を常に部下として扱い、
ヘレナはヒットを連発する片腕・ハリー(吉野圭吾)を全く評価しない。
嫌気が差したハリーはエリザベスの元へ、喧嘩から離婚に至ったトミーはヘレナの元へ寝返る。
その裏切りに怒り心頭となりながらも、パートナーの交換によりライバルの手の内を知った二人は、
互いを貶めようと罠を仕掛けるが、それが裏目に出て、かえって自身を窮地に追い込む結果を招いてしまう。

やがて第二次世界大戦が勃発。
工場や資材が次々と武器弾薬作りに徴収される中、それでも二人は美の追求を諦めない。
新勢力の台頭、価値観の変容。
巨大な時代の波が、エリザベスとヘレナを飲み込んでいく――。

【『エリザベス・アーデン vs.ヘレナ・ルビンスタイン -WAR PAINT-』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2023年5月7日(日)~5月17日(水)
大阪公演:2023年5月27日(土)~5月29日(月)
名古屋公演:2023年6月2日(金)~6月4日(日)
京都公演:2023年6月8日(木)~6月13日(火)

<会場>
東京:日生劇場
大阪:森ノ宮ピロティホール
名古屋:御園座
京都:京都劇場

<上演時間>
未定

<料金>
S席14,000円 A席9,000円 B席4,500円
(全席指定・税込)
※未就学児入場不可
※車椅子を利用されるお客様はご来場前に必ずお問い合わせへご連絡ください。
※今後の社会情勢に応じて、開演時間ならびにチケットの販売等が変更となる可能性がございます。
※出演者変更による払い戻しや他日への振り替えはいたしかねます。

『チケット発売』
好評発売中

「問い合わせ」
TBSチケット:0570-068-489(平日11:00~17:00)

<出演者>
エリザベス・アーデン:明日海りお
ヘレナ・ルビンスタイン:戸田恵子

トミー・ルイス:上原理生
ハリー・フレミング:吉野圭吾

朝隈濯朗
後藤晋彦
俵和也

井上珠美
河合篤子
罍陽子
小林由佳
原広実
彩花まり
美麗
吉井乃歌

<STAFF>
脚本:ダグ・ライト
音楽:スコット・フランケル
歌詞:マイケル・コリー
翻訳・訳詞・演出:G2
音楽監督:桑原あい
振付:藤林美沙
美術:松井るみ
照明:高見和義
音響:大野美由紀
衣裳:十川ヒロコ
ヘアメイク:岡田智江
歌唱指導:柳本奈都子
演出助手:髙野玲
舞台監督:菅田幸夫
舞台監督補:八木智
プロデューサー:篠﨑勇己、波多江利之
製作:TBS/研音

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