演出家:西田大輔が贈る全く新しい里見八犬伝「DisGOONie Presents Vol.12 舞台『玉蜻 〜新説・八犬伝』東京公演間もなく開幕
俳優・演出家の西田大輔が主宰するDisGOONie(ディスグーニー)」の12作目の作品となる
舞台「玉蜻 〜新説・八犬伝(たまかぎる しんせつ・はっけんでん)」。
今作は、室町時代をテーマに描かれた滝沢馬琴の⻑編小説「南総里見八犬伝」を、
新たな解釈により舞台化した完全新作となります。
2023年2月10日(金)、東京都港区のEX THEATER ROPPONGIにて、東京公演初日の開幕に先駆けて
初日会見と公開舞台稽古が行われました。
【初日会見の模様】
初日会見には犬塚信乃(孝)役の崎山つばささん、夕(はろか)役の藍染カレンさん、
犬江親兵衛(仁)役の糸川耀士郎さん、犬川壮助(義)役の砂川脩弥さん、
玉梓役の田中良子さん、犬飼現八(信)役の谷口賢志さん、金碗大介役の萩野崇さん、
犬坂毛野(智)役の北村諒さん、そして作・演出を務めた西田大輔さんの9名が登壇。
最初に西田さんより作品説明がなされました。
「ディスグーニーとして12本目の作品になるんですけれども、未だかつて無い位、
一番スケールの大きい物語になりました。滝沢馬琴先生の「里見八犬伝」が
ベースにはなっているんですけれども、夫々の登場人物の心の痛みを中心とした、
その中で何に希望を見出すのか、という作品を俳優達と共に作っておりました。
どうぞよろしくお願いいたします。」
Q:初日を迎える今の意気込みと見所は?
崎山さん「意気込みはありません(笑)。兎に角、犬塚信乃として立つ事。
それが何かを感じてもらえれば良いなと思って演じたいと思います。
見所はそれぞれのキャラクターの生き様を見てもらえればと思います。」
藍染さん「こんなにも大きくて美しい船に乗る事が出来る事を先ず、とても嬉しく思います。
全員で怪我無く安全に楽しい航海が出来たらと思っております。
私の演じる夕は、夫々の生き様を見て、色々な事を感じ、夫々の感情を持つ
という様なキャラクターなので、誠実に演じていきたいと思っています。見て欲しいです。」
北村さん「意気込みは兎に角、本当に全力でお客様を巻き込んで演じるだけだなと思っております。
見所としてはやっぱり全員の夫々の葛藤だったりとか、その中で藻掻いて希望の光を探していく、
みたいな所がお客様にとっての希望になったら良いなという所が個人的には見所だと思っております。」
糸川さん「ディスグーニーの公演に呼んでもらえた事だったりとか、この犬江親兵衛という役を
与えてもらえた意味と価値をちゃんと僕が出せたらなと思っていますし、見所としましては、
全員そうなんですど、犬江親兵衛は特に世の中にある「里見八犬伝」の親兵衛とは
全然違う作りになっているので、そこの所を注目していただけたら嬉しいなと思います。」
砂川さん「僕の出せる力を全て持って公演に臨みたいと思っています。最初から最後まで
集中してやりたいと思います。見所としては殺陣とかもそうなんですけど、
壮助としては、壮助に寄り添うというか、壮助の気持ちになったら自分はどうなんだろう?
というのを考えてみてくれるとちょっと面白いんじゃないかなと思っています。」
田中さん「意気込みはただただ、しっかりとこの場所に立つという事になるかと思うんですけど、
見所は本当にどの役もなんですけど、自分一人では絶対に乗り越えられない事も、
誰かと出会う事でひっくり返せるという事が、とても普通に生きていても同じ様に感じる事が
皆様あるんじゃないのかなと思うので、そういう出会って変わっていく、変えられる自分の運命や
定めみたいなものを感じていただけたら良いなと思っております。」
谷口さん「意気込みはここにいるキャスト、いないキャスト全員、スタッフの皆さんが全員で
死ぬ気で限界超えて楽しんで、そして観に来てくれている皆さんに限界を超えて楽しんでもらえたらというのが
意気込みです。演劇は、というか、ディスグーニーはここまで行けるんだぞコノヤローというのが見所です。
僕たち海賊で船の上という設定でやっていますので、すげえだろコノヤロー、という思いのコノヤローです。」
萩野さん「僕の役は見つめる、みたいな所が非常に大きなものになっていくので、舞台上で
本当に必死に生きている皆を何処までちゃんと見つめられるのかなという所で、
超大作なので、心にちゃんと常に持ってやっていきたいなと思うのと、
見所は本当に純粋な皆の舞台上で生きている姿がどこまで昇華していくのかなという、
それがお客様が本番を見て下さっている時にどんな色を感じるのかなというのが見所というか、
夫々にあって良いと思うんですけども、その皆の純粋さに何かを感じていただける様な作品になっているなと
思っておりますので、是非皆様楽しみにしていて下さい。」
Q:実際に舞台機構を使用しての稽古を通して感じた事などは?
北村さん「話には聞いていましたけど、実際にみてみたら想定していたよりもデカいな、というのがあったので、
それはお客様にも魅力として伝えられるんじゃないかなというワクワクは凄く個人的にはありましたけど、どうですか?」
糸川さん「この装置を見た時に動かしてくれるアンサンブルの皆さん、ダンサーさん、キャストの皆さんが凄いなと。」
北村さん「これ今、この感じのセットで止まっていますけども、シーン毎に全部違う顔を見せるセットになっていて
本当にアンサンブルやダンサーの皆さんの協力があって照明等が加わって全然違う空間になっていくので、
是非注目していただけたら嬉しいです。」
谷口さん「昨今、例えば絵本を売るにしても、1回読んでもらってから絵本を売るとか、
最初に知られている方が物が売れたり楽しんでもらえたりというのが多いと思うんですけど、
生の演劇という媒体はその時に初めて見た景色だったり、見た事が無い物が生まれる瞬間が
本当は宝物な気がしていて、ディスグーニーは多分、そこを一番大切にしていると思っていて、
そういった意味で言うと今までの12本のディスグーニーにも無いし、たぶんほかの演劇でも
あまり見た事の無い景色というのがこのセットやアンサンブル、キャスト、スタッフの力で見れると思うので。
僕たちも実際、本当の戦場に初めて行く様な気持ちで初日に臨むので、
凄い景色が今日の初日に見せれるという自身はあります。」
Q:大阪公演で楽しみにしている事は?
谷口さん「船長である西田さんが凄くテンションが上がっちゃって「大阪バージョン」みたいなのを
作らない事を祈っています。只でさえ凄く尺があるので、プラス大阪バージョンは困るなと思ってます。」
Q:稽古期間中のエピソードは?
西田さん「この舞台装置の大きさ自体が、サイズ感的に稽古場には無かったので、稽古場ではこれの
縮小版でやっていたんですね。なので稽古場で見えなかった景色みたいなものが凄く有ったんですよね。
(舞台セット)が回っているんですけど、稽古場では「周っているけど、これは大丈夫なんだろうか?」
…みたいなぐらいだったんですよ。そういうのがあって、実際にこうなって
見える景色が凄く変わったなというのがあったりしました。あとは脩弥君が物凄くクールな佇まいなんですけども、
ちょっとお惚けていて、いる所に居なかったりする事がよくあって場を和ましていました。」
崎山さん「この舞台にアンサンブルという人達はいないと思っていて。稽古場から本番を想定して
この重たい装置を回してくれていて。本当にキッカケが多くて頭がごちゃごちゃになってしまうと思うんですけど、
でも、この劇場に入っても舞台袖でお互いに確認をしあって。今は初日の事しか考えられないんですけど、
スタッフさんも含めて稽古場から作ってきたものという物が、作品だけでは無くてそれを超える様な、
人として大切なものみたいなものを感じて来ているなというのが自分の中であるので、
それを今日、改めて感じまして、一丸となって無事に最後を迎えられたら良いなと思います。」
北村さん「驚いたというか、凄いなと思う事があって。普通にお稽古をしていて、
皆それぞれ席に座りながら他の人の稽古をみたりしているんですけど、今回主演のつばさの席に
荷物が置いてあったんですけど、その姿がずっと見えなくて、何処にいるんだろう?と思って
トイレに行ったら、稽古場を出た所のスペースでずっと殺陣の練習をしていて。
今回、凄く殺陣が多くて犬塚信乃もいっぱい戦っているので、それを一人で自主練習をしている姿を見て
凄くカッコいいなと、今回真ん中で引っ張っていってくれる芯の強さみたいなものを垣間見た気がしていて、
尊敬すると同時に安心しましたね。本番を楽しみにしていただけたらなと思います。」
Q:殺陣の稽古において気をつけた点は?
西田さん「殺陣自体も、夫々武器があえて違ったりするのがあったりするので、
夫々の武器毎の面白さだったり、同時に所謂、歴史的な刀の立ち廻りだけではない、
ちょっとした魔物みたいな、そういうファンタジー感もある戦もあるので、
そこら辺はその前半部分と後半部分の違いみたいなのが結構あるんじゃないかなと思って。
ここにいる俳優の皆は物凄く殺陣の覚えが早くって、夫々の身体能力みたいなのを
見ていただけるんじゃないかなと思っています。」
最後に来場者へのメッセージを。
崎山さん「舞台というものは決められた時間に来てもらって、お金をいただいて、
僕達がこの板の上で作ってきたものを見ていただく、それだけじゃない気がしているんですね。
ただセリフを言うだけでは何も伝わらないし、全力でアクションをしたからといって
それがお客様に如何伝わるか?というのは、感じ取り方はそれぞれだと思うんですけど、
でも、ここまで使って来た時間というのは凄く貴重なもので、今しか出来ない、
この初日を迎える為に、お客様に見てもらう為に一所懸命に一丸となって作ってきたものを
お客様に見ていただくというのが今の僕の願いですし、それがお客様が見ていただいた時に
見て良かったなと思ってもらえる様な作品にしなければいけないと思っているので、
まだ初日まで時間があるので、少しでもその気持ちに近づける様に、
お客さんに楽しんで頂ける様に頑張りたいなと思います。最後までよろしくお願い致します。」
【あらすじ】
――目の前には、一振りの「刀」がある。
雨の中、その刀の周りだけは妖気を纏うように水をはじいていく。
妖刀―――「村雨丸」である。
小さな子犬が、ずぶ濡れのままその刀に近づき、願いをかけるように寄り添う。
――この国には、伝説がある。
化け犬「八房」に娶られた安房国の伏姫が八つの珠と共に産み落とした八人の剣士。
珠を宿した八人は、導かれるように出会い、安房国に安寧をもたらす。
子犬の願いは―ひとつ。
自らの親を殺した金碗大輔と八人の剣士に再び出会い――全てを取り返すのだ。
この物語は――誰も知らない影の物語である。
【DisGOONie Presents Vol.12 舞台「玉蜻 〜新説・八犬伝」公演概要】
公式サイトはこちら
<公演期間>
東京公演:2023年2月10日(金)〜2月19日(日)
大阪公演:2023年2月25日(土)・26日(日)
<会場>
東京:EX シアター六本木
大阪:COOL JAPAN PARK OSAKA WW ホール
<上演時間>
約3時間30分強(途中休憩を含む)
※予定
※前後する場合有
<料金>
11,000円(特典:DisGOONieオリジナルマルチケース付き)
(全席指定・税込)
『チケット発売』
好評発売中
「プレイガイド」
テレ朝チケット:https://ticket.tv-asahi.co.jp/ex/project/tamakagi
イープラス:https://eplus.jp/disgoonie12/
チケットぴあ:https://w.pia.jp/t/tamakagiru/ P コード:515-576
ローソンチケット:https://l-tike.com/order/?gLcode=31982 L コード:31982
カンフェティ:http://confetti-web.com/disgoonie12/
※2/5(日)直前配信の視聴者限定の特典付きチケットお申込は、直接配信にてご確認ください。
「問い合わせ」
公演に関する問い合わせ:株式会社ディスグーニー Tel:03-6303-2690/info@disgoonie.jp
<出演者>
犬塚信乃(孝):崎山つばさ
夕(はろか):藍染カレン
犬江親兵衛(仁):糸川耀士郎
犬川壮助(義):砂川脩弥
浜路:柳美稀※1
月唄:椎名鯛造
玉梓:田中良子
犬田小文吾(悌):村田洋二郎
犬山道節(忠):川上将大
犬飼現八(信):谷口賢志
金碗大介:萩野崇
犬坂毛野(智):北村諒
書川勇輝
本間健大
和田啓汰
田上健太
中土井俊允
佐藤佑樹
赤江耕之助
岡本麻海
松野咲紀
佐藤侑愛
木村つかさ
樽谷笑里奈
大澤えりな※2
※1
本公演に出演を予定しておりました、奥山かずささんですが、
体調不良による療養の為、舞台を降板されることとなりましたので、ご報告申し上げます。
大変残念ではございますが、皆様ご理解の程、何卒宜しくお願い致します。
なお、奥山さんの降板に伴いまして、新たに柳美稀さんの出演が決定しました。
新たなカンパニーの一員として、応援の程、何卒宜しくお願い致します。
船員一同、皆様のご乗船を心よりお待ちしております。
※2
本公演に出演を予定しておりました、寺澤佑紀さんですが、体調不良の為、
舞台を降板されることとなりましたので、ご報告申し上げます。
皆様ご理解の程、何卒宜しくお願い致します。
なお、新たに大澤えりなさんの出演が決定しました。
本公演、皆様に応援頂けますと幸いです。何卒宜しくお願い致します。
<STAFF>
作・演出:西田大輔
プロデューサー:西田大輔、佐々木舞(テレビ朝日)
ラインプロデューサー:德秀樹
アシスタントプロデューサー:北村隆成(テレビ朝日)
公演協力:ゼクシード
大阪公演運営:田中那央子(リバティ・コンサーツ)
主催:DisGOONie/テレビ朝日
企画・製作:舞台「玉蜻 ~新説・八犬伝」2023製作委員会