News

by774 2020/02/15

『あずみ～戦国編～』公演成功祈願・制作発表会開催

小学館発行の漫画雑誌「ビックコミックスぺリオール」に1994年から2008年まで連載された漫画家小山ゆうによる時代漫画「あずみ」。
戦国末期の世を舞台に刺客として育てられた少女あずみが乱世に暗殺者として身を投じていく物語は現在までに累計1000万部以上を売り上げ、2003年・2005年には女優の上戸彩主演による映画が公開されました。

そして2020年3月、元欅坂46の女優・今泉佑唯を主演に据え、約4年ぶりの舞台化が実現しました。
1ヵ月後に始まる公演に先駆け2020年2月14日（金）、東京都新宿区の花園神社にて、公演成功祈願と制作発表会見が行われました。

【公演成功祈願の様子】

会場となったのは400年以上の歴史を誇る花園神社。

境内には全国でも珍しい芸能浅間神社があり江戸時代から舞踊や芝居等、芸事と縁の深いこの神社に訪れたのは3月からの公演に臨む為、稽古に励む出演者一同。
11:40過ぎより拝殿にて公演成功祈願の御祈祷が行われました。

【制作発表会見の様子】

続いて、大広間にてキャスト・演出家が登壇しての制作発表会見が行われました。
登壇したのはあずみ役の今泉佑唯さん、うきは役の瀬戸利樹さん、飛猿役の味方良介さん・高橋龍輝さん、そして演出を務める岡村俊一さんの5名。

最初に岡村さんから挨拶が。

岡村さん「あずみを最初に舞台化したのは15~6年前。その頃、黒木メイサは16~7歳の頃だったんですけども、それが評判を呼んで再演になり、また川栄の力を借りて再々演となり、今回、今泉の力を借りて再々再演になるという、自分の中でも傑作中の傑作だと思っております。「泣ける舞台」という書かれ方は簡単過ぎるなといつも思っていて一人の少女が戦国に生まれ落ち一人で生きていく姿というのがとても共感を呼んでいるんだと感じます。聞かれると思うので先に言いますが、今泉はアイドルグループから一人飛び立った子です。群れから離れた一人の娘が力強く芸能界の荒波で生きていく舞台だという事と重ね合わせてこの物語を観て頂けたらきっとまた新たな共感を生むと思っております。お楽しみに。」

続いて、一週間前より稽古が始まったが今どんな思いで臨んでいるか？との問いには

今泉さん「まだ全員での稽古に瀬戸君が参加出来てないんです。瀬戸君と私の二人での稽古しかやっていないので、全員でやっていない不安とかもありつつですし、歴代のそうそうたる方があずみを演じられているので、凄く今から緊張しています。プレッシャーもあるんですけど、この作品に携わって下さっている皆で新しいあずみを作り上げて行けたら嬉しいなと思います。」

瀬戸さん「これからもっと沢山一緒にやっていければと思っております。今回、僕は殺陣も初めてなので、本当に不安とワクワクという気持ちが50％ずつではあったんですが、今は凄く不安の方が勝っていてそれを稽古をしていく中でその中でワクワクのパーセンテージを100に持っていけたらと思っています。うきはを死ぬ気で精一杯演じたいと思っています。」

味方さん「他の舞台でですが今泉という人間が成長して来たのを間近に見ているので、今度は座長として今泉がどういう風に立ち回っていって自分一人の事だけを考えずに座長の責任だったり、やらなければいけない事というのをどこまでこの子がやってくれるのかなという。これを乗り越えた時に今泉は女優として一番大きくなれるじゃないかなと。そこが僕の今一番楽しみな所です。後、龍輝とWキャストというのが楽しみなので、そこも僕は楽しみです。」

高橋さん「僕自身、岡村さんの演出の舞台は4~5年ぶり位なので、あずみも川栄ちゃんがやっていたのを観ていたので、今回の舞台に参加する事が出来て本当に嬉しく思っています。飛猿は今回の物語を説明する台詞とかがあるので、皆さんに分かり易くスピーディーにお伝え出来たらなと思っています。その辺を頑張っていきたいと思います。」
とそれぞれ作品や自分の演技に対する意気込みを話しました。
続いてMCが岡村さんにそれぞれのキャストの印象は？と聞くと、

岡村さんにそれぞれのキャストの印象は？と聞くと、
岡村さん「今泉はね、”小さい”んですよ。単純な身長の問題でもあるんですが、本当に凄く可愛らしい子供に見えるというこの利点。小さい事は良い事だというのが今泉の動きを見ながら思っていて、おまけに殺陣が上手いです。これ、本当にとんでもなく上手い。腕力が強いのかな？スピーディーですし、早くお見せしたい位です。瀬戸君は今泉と剣を合わせると今泉が受けているような手があっても、今泉が攻めているような手に見える。これがどこまでいけるか。スピードを上げていきたいと思います。」
とあずみとしての資質を評価する岡村さん。

一人で殺陣稽古をしていたが、皆と稽古で殺陣を合わせるようになって何か変わったか？という質問には、
今泉さん「一人で稽古をしている時って、誰かを斬ったりする事が無くて、基本的な事しかやっていなかったので、色んな人と殺陣をやる様になって、「…あれ？一人で稽古をしていたあれはなんだったんだろう…」みたいに思う位、一人稽古の時とは全然違ってびっくりしました。」

ここから報道陣からの質疑応答へ。

共演者同士、お互いへ向けて一言お願いします。

今泉さん「まだ、数回しか瀬戸君と一緒に殺陣の稽古が出来ていないんですけど、凄く真っ直ぐで一所懸命で。本人は多分、ウケを狙っているつもりだと思うんですがちょっとした立ち振る舞いや行動が凄く面白くて、早く一緒にお稽古したいです。」

瀬戸さん「今泉さんの身長はそんなに大きくないのかもしれないんですけど、刀を交えている時は凄く大きく感じます。僕もそれに負けない様に心を一つにして、剣を交えていかないといけないなと凄く思っております。まだまだ未熟者ですが、これから何卒、宜しくお願い致します。」

味方さん「龍輝とは共演をした事は無いんですけども、どこかで知っていたり、共通の知人がいたりして。だから龍輝の評価という物が物凄く高いので今回僕はそこに全部甘えて、龍輝が作った物を全部盗んで自分のモノにしてやろうと。全部龍輝に作って頂いて、出来上がったら報告して頂いて。」

高橋さん「僕も味方は知っていて、熱海とかも拝見していて。最近だとドラマとか凄く演技が素晴らしく、感動させて貰ったんですけど、今回Wキャストという事で、現役バリバリでやっている味方の良い所を盗みながら、飛猿を一所懸命演じていけたらなと思っています。」

そしてこの会見が行われた2月14日（金）はバレンタインデーという事で、ミニチョコが報道陣に渡されました。

最後に来場者へのメッセージをお願いします。

今泉さん「本当に観ていてグッと来る場面が凄く多いですし、私個人の意見として何度観ても泣けるし、何度でも観たいなと思える作品だと思うので、来て下さる皆様にもそう感じて頂ける様に精一杯皆で力を合わせて作り上げていけたら良いなと思います。よろしくお願いします。」

いよいよ本番まで一ヶ月。四代目あずみの活躍が見られるまでもう直ぐです。

【『あずみ～戦国編～』公演成功祈願・制作発表会概要】

＜日時＞
2020年2月14日（金）12:50開始

＜会場＞
花園神社大広間

＜登壇者＞
今泉佑唯
瀬戸利樹
味方良介
高橋龍輝
岡村俊一

MC：久保田創

【『あずみ～戦国編～』公演概要】

公式サイトはこちら

＜公演期間＞
東京公演：2020年3月14日（土）～3月29日（日）
大阪公演：2020年4月4日（土）・5日（日）

＜会場＞
東京：Bunkamuraシアターコクーン
大阪：COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

＜公演時間＞
未定

＜料金＞
東京：
S席10,500円 A席8,500円
コクーンシート5,500円
※コクーンシートは特にご覧になりにくいお席です。ご了承の上ご購入ください。

大阪 : 全席指定10,500円(税込）

U-25チケット : 6,000円（税込）
※U-25チケットはご観劇日当日25歳以下の方が対象のチケットです。
ご観劇日当日開演45分前より「劇場内引換所」にてチケットと
年齢が確認できる身分証をご提示の上、座席券とお引換ください。
※取扱プレイガイド東京公演：ローソンチケット
大阪公演：チケットぴあ、ローソンチケット、e+
（全席指定・税込）
※未就学児童入場不可

＜出演者＞
あずみ：今泉佑唯

うきは：瀬戸利樹

飛猿：味方良介／高橋龍輝（Wキャスト）
豊臣秀頼：神永圭佑
美女丸：小松準弥

吉田智則：井上勘兵衛

加藤清正：久保田創
河合健太郎
富岡晃一郎（友情出演）
松本有樹純
濱田和馬
久道成光（劇団4ドル50セント）
桑畑亨成（イケ家！）
江浦優大
河本祐貴
藤栄史哉
宮川康裕
大岩剣也
尾形歩南

月斎：山本亨

淀の方：有森也実

＜STAFF＞
原作：小山ゆう（「あずみ」小学館刊）
構成・演出：岡村俊一
潤色：渡辺和徳
音響：山本能久
照明：熊岡右恭
映像：ムーチョ村松
特効：南義明
殺陣：清家利一
演出助手：松本有樹純
舞台監督：中島武
宣伝美術：山下浩介
宣伝写真：神ノ川智早
制作：與儀早由
協力：小学館
企画制作：アール・ユー・ピー
主催：エイベックス・AY・ファクトリー／サンライズプロモーション大阪（大阪公演）