東京コミックコンベンション2019 コスプレ模様を魅る。

今年で4年目の開催となるテクノロジーとポップカルチャーの祭典、東京コミックコンベンション2019。

東京コミコンの大きな魅力の一つとなっているのが多種多様な来場者、企業出展ブースのコンパニオン等によるコスプレやキャラクター仮装です。
国籍や老若男女問わず、あらゆる作品のコスプレを楽しまれている来場者の方々の様子をお伝えします。

【コスプレイヤー】

コミコンステージ前にて撮影に応じて下さったとても個性的な和服のダースモール。

ジョーカーとハーレイ・クインの恐ろしさ、カッコよさ、そして可愛さに釘づけです。

ハリー・ポッター、ファンタスティック・ビーストのコスプレの方々。
後述するステージイベントでも卓越した演技を披露されていました。

『集合撮影』

国際展示場9ホール屋外南側にある大階段では恒例となった集合写真撮影が行われました。
今年は1日目と2日目が生憎の天候でしたが作品別、条件有り等、様々な形での撮影が行われコスプレイヤー来場者が集まります。

22日（金）14:00からの「洋画オールスター」。

23日（土）12:00からの「MARVELFAN ASSEMBLE!!」

14:30からの「STAR WARS シリーズ」

15:00からの「東京コミコンイベントイメージ作品」

17:40からの「ハイファンタジー大集合」

18:00からの「HORROR」

24日（日）14:00からの「海外アニメ！」

15:00からの「バットマンよ永久に」

最後の集合枠である15:30からは「しゃべんじゃーず」

以上を含め、総勢29枠の集合撮影が行われました。

【コスプレ・パレード】

東京コミコン2019にて初開催となる新企画が「コスプレ・パレード」
各日1回、参加可能ジャンル・作品別に開催時間が設けられコミコンステージ横からスタート。
館内中央を南北に練り歩き各作品元のブースがゴールになるという、初めての試みがなされました。

取材に伺ったのは23日（土）15:30スタートの「STAR WARS」と24日（日）の「DC&ハリー・ポッター」。

参加者が楽しみながらスローペースで会場ゲストに衣装をお披露目。
スタート前とゴールとで人数が大分増えている様な･･･。

来年も是非開催して欲しい企画の一つでした。

【コスプレステージ】

コミコンステージで行われる様々なコスプレに関連したステージもまた東京コミコンの大きな魅力の一つです。

『MARVEL FANS ASSEMBLE!! 2019Presented by TOKYO COMIC CON』

11月22日（金）18:00より行われたのがマーベルファンによるマーベルファンの為のステージ。
審査員にマーベル・コミックス編集長であるC.B.セブルスキー氏を迎えマーベルのスペシャルコンテストを開催。

多数のコスプレチームが出場する中、C.B.よりの賞が送られます。
最後に審査員としての総評を述べるC.B.。

C.B.「皆、思い思いの姿でマーベル愛、マーベルファミリーとして参加してくれたと思います。皆さんがマーベルの未来です。なので皆さん、このままマーベルを愛し続けて下さい。」
と参加者に激励の言葉をかけ、参加者の満面の笑みと共にステージは幕を閉じました。

『STAR WARS FAN AWARDS 2019 Presented by TOKYO COMIC CON』

11月23日（土）12:45より開催されたのが「STAR WARS FAN AWARDS 2019
Presented by TOKYO COMIC CON」。
事前に行われた一次審査を突破したスター・ウォーズを愛して止まないファンがコスプレ・イラスト・写真アートの各部門に別れ、パフォーマンスを披露。
今年は審査員として、来日ゲストであり、『スター・ウォーズ エピソード2／クローンの攻撃』にて少年期のボバ・フェットを演じたダニエル・ローガン氏が参加。出演キャストに審査されるとあり、気合の入り様が凄いレベルです。

本物と見間違うレベルのコスプレ、アイデア満載のキャラ弁、在日米軍基地からのエントリーなど多種多様ですが、その中でダニエルが喰い付いたのが愛犬にイウォークのコスチュームを着せた写真での参加者。
その出来栄えにダニエルは「僕は犬が好きだしイウォークも大好きなので、完璧なコンビネーションですね。」と絶賛。

そして各賞の授賞式にはオープニングセレモニーと同じく、息子さんを連れて登場。
ダニエル「東京コミコンは皆さんの協力無くしては成り立ちません。コスプレイヤーの皆さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございます。」と話し、盛大なフォセッションにてステージは終了となりました。

『TOKYO COMIC CON COSPLAY FASHION SHOW 2019』

16:30から始まったのは、コスプレファッションショー。
90秒間の演技によるパフォーマンス部門とコスプレの完成度を披露するランウェイ部門の2種類でコスプレでの「ファンと愛の形」を体現する東京コミコン御馴染の企画。

愛らしいファミリーでの参加、座るとドロイドに変形する仮装、全力で笑いを取りに行く組、ド迫力の魔法合戦を魅せるウィザーディング・ワールドの面々と次々と繰り出される素晴らしい観覧者を退屈させません。

最後はステージ幅いっぱいまで使ってのフォトセッション。

『DC COSPLAYERS LEAGUE2019 POWERED BY ビオレ メイクの上からリフレッシュシート』

11月24日（日）12:00からはDC作品への愛をぶつけるコスプレコンテストが開催。

審査員として、ワーナーブラザーズジャパン中浜平三氏、モデルの中庭アレクサンドラさん、そして特別審査員として叶姉妹の叶恭子さんが登壇。アトランティスから来たのかとMCにツッこまれる程、グラマラスな衣裳の恭子さんにどよめく観覧席。

今年は2020年3月20日（金）の公開が決定した映画『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 Birds of Prey』とコラボ。ハーレイ・クインの出場コスプレイヤーのみによる審査も行われました。

そして勿論、DC作品を溺愛する出場者達が見事なステージを披露。早替え、ジェンダーベンド（性別変換仮装）等、実に多様なパフォーマンスがみられ、審査員への猛アピールが繰り広げられます。

全員のパフォーマンスが終わった所で、ステージ上に来日ゲストのザッカリー・リーヴァイが登壇。

「HELLO!!コンニチワ～！」と元気よく登壇のザッカリー、居並ぶコスプレイヤー達を褒め称えますが、一番好きとベタ褒めだったのは自身が主役を演じたシャザムのコスプレイヤー。

せっかくの登壇なので、ここでザッカリーに観覧席からの質問タイムが設けられました。

シャザムの次回作は何時頃見れそうですか。

ザッカリー「･･･ワカリマセン、でも、近い内に実現する事を期待しています。」

もし良かったら「I See The Light」を披露して頂けないでしょうか。

マイクを持ったザッカリーが一瞬、シンガーとしての表情になったかと思うと、自身が声優として出演した2010年公開のディズニーアニメーション映画「塔の上のラプンツェル」の劇中歌「輝く未来：I See the Light」の一部分を約21秒間にわたりアカペラで歌唱。
”本物の”歌声にステージ観覧席のみならず、立ち見エリアも大歓声に包まれます。
「ちょっと歌詞を間違えちゃったけど」と言うザッカリーですが嬉しそう。

シャザム役をやられているが、もしマーベルの役をやれるなら誰を演じたいですか。

ザッカリー「出来るなら、自分は「マイティ・ソー」を演じてみたいです。何故かと言うと我々の全員が「雷の神様」みたいな存在だからです。」と話し、観客席を頷かせます。

そして登壇者全員でのフォトセッションの後、大歓声に見送られ
「I Love You!」の大連呼をしながらザッカリーはステージを後にしました。

そして難航した審査の末に行われた表彰式では多数の賞が受賞者に送られ、ハーレイ・クイン賞に輝いた受賞者には叶恭子さんから、来年行われる映画のジャパンプレミアにご招待という最高の商品が送られました。

「皆さん、それぞれ凄く凝った衣装で、本当に思い思いの物が情熱として現れていてとても迷いましたが、皆さん素晴らしかったです。私達も楽しませて頂きました。」
と話す恭子さん。今年もDCコスプレステージは大盛況で終わりました。

『ロン祭り開催！「ハリー・ポッター」スペシャルステージ』

13:10から行われたのは「ハリー・ポッター」のスペシャルステージ。

題名の通り、冒頭から映画「ハリー・ポッター」シリーズにてロン・ウィーズリー役を務めた来日ゲストのルパート・グリントが登壇。

早速、ルパートに質問が。

東京コミコンを体験していかがでしょうか。

ルパート「本当に良い時間を過ごす事が出来ました。日本に来るのも大好きです。10年ぶりに来たんですけど、私の大好きな国の一つで、来られて本当に嬉しく思っています。」

今回、特に気になったものはなにかありますか。

ルパート「言い尽くされた事かもしれませんが、何よりも日本のファンの方々に会う事です。本当に敬意を表してくれて嬉しいし、色々と素晴らしい贈り物も頂いて、素晴らしい3日間を過ごす事が出来ました。」

ハリー・ポッターを支える一番の親友であるロンを演じるというのは
どのような心境だったのでしょうか。

ルパート「人生で最高の時期でした。少年時代に本を読んでいたら常にロンと共感していたんですけど、映画の中で実際に演じる事が出来て、本当に彼になったような気分がします。そしてロンの多くの要素が自分の中にある様に思う訳ですけども、この東京コミコンでロンのコスプレをされている人も居て本当に良いと思います。」

ゲームアプリ『ハリー･ポッター：魔法同盟』の中で幼少期のロンが登場しているが、
ゲームの中に自分が登場しているのはどんな気分でしょうか。

ルパート「シュールな気がするんですけど、私は前々からゲームが好きなんです。映画シリーズが終わってから約10年が経っているんですけど、新しい形態でまた再び『ハリー・ポッター』が蘇るというのは嬉しく思います。ゲームや舞台、あるいは、「ファンタスティック・ビースト」というような形でまだまだ続いてるという事を見て、大変嬉しく思います。」

ここでウィザーディング・ワールドのコスプレイヤー達が大集合。特にヴォルデモート卿のコスプレイヤーの出来に驚くルパート。ファンとの交流を楽しみ、フォトセッションが行われます。

コスプレイヤー達が退場するともう一度質問へ。

ロンは”一番普通”で、でもそれなのにハリーとはずっとライバルでもあり、一番の親友でもあるという所に心を惹かれ、一番感情移入が出来たキャラクターかと思うが、
あえて普通のロンというのはどの様に演じていたのでしょうか。

ルパート「自分は原作の本をずっと読んでいて楽しかったし、その事でロン役のオーディションに参加しようと思ったんですけど、常に前々からロンという人物に対しては深いつながりを感じる事が出来たんです。そこで自分を彼の役に対して投影する事が出来ました。常に私はロンというキャラクターが好きでした。大変に忠誠心が強くて良き友人でイイ人だと思ったんです。」

と、ここで『魔法同盟』のアプリを実際に起動してAR写真を撮ろうという話へ。
画面上には若き日のロン・ウィーズリーが。そこにルパートが入り込むと、見事「Wロン」の写真が完成。「偉く画面内の彼は若いですね。でも凄くクールな写真です。」と満足げなルパート。
最後にファンに向けてメッセージが。
ルパート「このステージに参加出来て楽しかったです。日本が大好きなんですが、あまりにも長い間来ていなかったのですが、来てみると相変わらず、キャラクター達を愛してくれていて本当にワクワクしております。また皆さんとお会い出来る事を楽しみにしています。」と話し、ステージを降壇しました。

その後、ステージ上では作品愛に溢れたコスプレステージが披露され、参加者と観客席は楽しい一時を過ごしていました。

少しでも気になったら、是非来年の東京コミコンはコスプレで参加してみてはいかがでしょうか。

【東京コミックコンベンション2019開催概要】

公式サイトはこちら

＜名称＞
東京コミックコンベンション2019（略称：東京コミコン2019）

＜会期＞
2019年11月22日（金）～ 11月24日（日）
11月22日（金）12:00～20:00
11月23日（土）10:00～20:00
11月24日（日）10:00～18:00

＜会場＞
幕張メッセ国際展示場 9・10・11ホール

＜主催＞
株式会社東京コミックコンベンション／東京コミックコンベンション実行委員会

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