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「東京2020大会1周年記念事業 TOKYO FORWARD」DAY1 競技体験イベント開催

東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の大会1周年の機会を捉え、東京都は大会開催へご協力を頂いた皆様に
感謝を伝え、大会開催の意義、感動や記憶を共有し大会のレガシーを未来へつなげていく為、
「東京2020大会1周年記念 TOKYO FORWARD」として、2022年7月~8月にスポーツイベントを実施します。
その最初のイベントであり、2021年7月23日(金・祝)の東京2020オリンピックの開会から丁度1年となる
2022年7月23日(土)、東京都新宿区の国立競技場にて、午前10時から競技体験イベントDAY1が行われました。

【東京2020大会1周年記念~TOKYO FORWARD~DAY1 競技体験イベント】

国立競技場の敷地内外周部(一部スタジアム内)には競技体験ブース、東京2020大会のアーカイブ展示、
デジタル競技体験など5つのブースが出展し、来場者を楽しませていました。

「競技体験ブース」
◆BMX
東京2020オリンピックにて正式種目へと仲間入りしたアーバンスポーツのBMX。
有明アーバンスポーツパークにて行われたBMXレーシング、BMXフリースタイルの
選手の華麗なライドにファンが急増した新種目の体験コーナーが競技場東側に特設ブースとして設けられ、
パンプトラックと呼ばれる凹凸がある部分をライダー自身の重心移動を用いてペダルを漕がずに
加速して通過するという体験を、日本のBMX界のレジェンド、阪本章史選手と元全日本BMX選手権チャンピオンの
松下巽選手が介助と的確な指導をする中、来場者は果敢にチャレンジしていました。

◆ボート(パラローイング)
エルゴーマシンと呼ばれる、室内用ローイング器具を使用しての陸上でのボート漕ぎ体験。
体験者はエルゴーマシンに足を固定し、固定されたシート上で上半身全体を使って
画面上に設定された100mの体験距離をどれだけ速く漕ぎきるかを体験ブース。
こちらもダブルスカルのTAクラスにてリオ2016パラ大会に出場したパラリンピアンの駒崎茂選手の
丁寧なレクチャーの下、普段使用しないであろう部分の筋肉を存分に使って競技体験を楽しんでいました。

◆「VR車いすレーサー:CYBER WHEEL X」
デザインや精密成型加工を手掛けるRDS社がクリエイティブスタジオの「1→10」と共同開発した
VR車いすレーサーシステム「CYBER WHEEL X」を体験可能なブース。
体験者はVR世界の未来都市東京の様々な場所を自身が乗る車いすを駆使し、隣り合うプレーヤーと
順位とタイムを競います。車いすのハンドリムにウエイトが掛かる技術が導入されており、
上り坂では負荷が載り、下り坂では加速をする様になっており、実践的な車いすレースの体験が可能に。

「デジタル競技体験」
国立競技場地下2階の室内練習場に設置されたのは、Digsports&VRドームと題されたデジタル競技体験のブース。

「DigSports」
大型画面の下部に設置された3次元センサーの前で立ち幅跳び、反復横跳び等、6つの体力テストを測定。
AIが測定結果に基づいて「運動タイプ」や「自身に向いているスポーツ」分析し、結果を記載したシートが参加者に渡されます。

「臨場型DOMEビューイング」
東京2020オリンピック期間中の2021年7月末に東京都江東区の日本科学未来館にて報道陣に公開された
「スポーツ観戦の未来 ~次世代臨場感テクノロジー 実証プログラム~」の小型版が国立競技場内に登場。
全国に300ヵ所以上あるという日本の充実したプラネタリウムインフラを活用してほぼ無観客開催となってしまった
東京2020大会のスポーツ観戦技術と観戦体験を社会に問うべく作られた物。

2021年7月29日に東京都江東区の青海アーバンスポーツパークにて行われた3×3バスケットボール男子決勝「ラトビア対ROC」の実際の映像投影
🄫 2021 – International Olmpic Committee – All rights reserved

パナソニック製ボックススタイルミラーレスカメラDC-BGH1とインタニヤ社製の250°という
超広角魚眼レンズにより撮影された3×3バスケットボールや東京2020オリンピック開会式等の
高精細映像が息をのむ迫力で来場者を満足させていました。なお、このVRドーム展示は7月28日のDAY2でも観る事が出来るとの事です。

「東京2020大会アーカイブ展示」
競技場西側の青山門の入場導線上にある「AOYAMAホール」では東京2020大会の様々なアーカイブ品が
ずらりと展示されています。今競技体験イベントで一般初公開となるのが、オリ・パラの開会式を彩ったステージ衣装等。
日本が誇るゲームミュージックに乗せて行われた開会式での選手入場で特に視聴者の印象に残ったであろう、
あのプラカードと先導者衣装や、国歌斉唱で女性シンガー「MISIA」が着用した七色のドレス、
そして東京2020パラリンピック開会式にて当時13歳の和合由依さんが演じた主人公
「片翼の小さな飛行機」の衣装と車いすに取り付けられたセットが直に展示されています。
勿論、実際に競技にて使用された選手のサイン入り競技用品もずらりと展示。
更には江東区晴海の選手村に設置されていた選手関係者の寄せ書きがなされたや休戦ムラール、
パラリンピックムラールや金・銀・銅の大会メダル、そしてフォトスポットには、
表彰台や東京2020大会マスコットのミライトワとソメイティの大型縫いぐるみの他、
遂にビクトリーブーケがフォトアクセサリーとして手に取れる状態で登場。(花きは造花)
オリ・パラの聖火リレートーチと共に引っ切り無しに来場者が手に取っていました。

故安倍晋三元総理がデザインした風呂敷

そしてAOYAMAホールの中央には、2018年11月にフランス・パリで開催された、
「FUROSHIKI PARIS」にて展示された、元内閣総理大臣の安倍晋三氏がデザインした風呂敷の展示が。
先日7月8日に奈良県奈良市での参議院議員選挙の応援演説中に銃撃を受け、帰らぬ人となった安倍氏のこの作品は
2020年に東京でオリ・パラが、そして次の2024年はパリ、というメッセージを伝える為に制作された物。

「JOCコンテンツブース」
公益財団法人日本オリンピック委員会が出展するブースでは2030年冬季北海道・札幌大会の招致を大々的にプッシュ。
SNS投稿用のフォト―フレーム等が用意されていました。

「東京都各局の出展ブース」
文化体験、被災地復興情報の発信等、複数のブースが出展する東京都各局の中で、
特に人だかりが絶えなかったのがボランティアレガシーブースの寄せ書きコーナーと
DX TOKYOブースのデジタルサイネージを使用した遠隔会話によるマスコットグリーティング。

『東京2020マスコットグリーティング』

照り付ける日差しの中、マスコットの登場を待ちわびるファンの列

そして今回の競技体験イベントでも突出した人気を誇っていたのが東京2020大会マスコットの
ミライトワとソメイティとのグリーティング。
昨年11月の千代田区有楽町での東京2020大会アーカイブ資産等展示イベント以来
実に約9か月ぶりとなるファンの前への登場とあり、午前11時より競技場南側のEゲート上
2階デッキにて行われた1回目のグリーティングには約300名以上のファンが早い時間から高気温の中、
列を成してマスコットの登場を待っている様子。颯爽とマスコット2人が登場すると垂涎の溜息の様な声が
そこかしこから漏れ、中には涙するファンもいる中で元気に挨拶をするミライトワとソメイティ。
ファンも首を長くして待っていた甲斐があった様子。
ただ、7月に入り東京都内でも急増する新型コロナウイルス感染症の感染対策なのか、
マスコットとファンとの間にはプラスチック柵が設置され、双方が一定の距離を保った上で、
ファン側が一方方向に進んで行くグリーティング方式が取られていました。

続く午後1時からはAOYAMAホール前にて2回目のグリーティングを実施。
午後に入り増加した競技体験イベントの来場者とマスコットを見ようとするファンが入り混じり、
グリーティング場所の周囲には何重にも人垣が出来上がる事態に。

東京2020大会マスコットの生みの親であるキャラクターデザイナーの谷口亮氏も2人の姿を見ていました。(写真左から2番目)

イベントを知らない通行者や場内をランニングしている人達からは、著名人かメダリストでもいるのか?
との声も上がる中、こちらは事前に配られた整理券を手にしたファンが
マスコット2人に挟まれながら記念撮影を行い、約20分間のグリーティングはあっという間に終了。
最後は周りを囲むファンに丁寧に挨拶をしながら、この日17時より始まるセレモニーのリハーサルが進む競技場内へと戻っていきました。
なお、DAY2となる2022年7月28日(木)には東京都立川市の立川ステージガーデンにて
DAY1と同様の各種競技体験、コンテンツを実施予定となっています。

【東京2020大会1周年記念~TOKYO FORWARD~DAY1 競技体験イベント開催概要】

公式サイトはこちら

<日時>
2022年7月23日(土)10:00開始

<会場>
国立競技場外周部(一部スタジアム内)

<来場者数>
約15,000人

<実施体制>
主催:東京都
共催:公益財団法人日本オリンピック委員会/公益財団法人日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会

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