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浦井健治が語るミュージカル『アルジャーノンに花束を』とは?アフタートークショー開催決定

2023年GWに5回目の上演となるミュージカル『アルジャーノンに花束を』。
作家ダニエル・キイスが1959年に発表した同名小説を原作とした本作は、
32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードンの姿を描いた感動の傑作ミュージカル。
主演を務めるのは、2006 年の初演、さらに 2014 年の再演時にも同役を演じた浦井健治。
浦井に、本作への思いや意気込みを聞いたインタビューが到着しました。

――3度目のチャーリイ・ゴードン役ですが、改めて、出演が決まった時のお気持ちを教えてください。

今回、タイミングが合い、演じさせていただくことになりました。
こうして、同じ役を演じさせていただけるというのは、役者冥利に尽きます。
それだけ愛をかけてくださった製作スタッフの皆さん、そして2017年、2020年公演で
チャーリイを演じた矢田悠祐さんに敬意を持って演じていきたいと思います。

――浦井さんにとって、思い入れの深い作品だと思いますが、改めてチャーリイを演じることにどんな思いがありますか?

本当に初演も再演も自分にとってはとても思い出深く、印象的で、自分にとって“バイブル”と言えるくらいの作品です。
これまで、(2006、2014年公演の演出を担当した)荻田(浩一)さんが一挙手一投足、演出してくださり、
チャーリイを作り上げてきました。当時のチャーリイの感性や感情は今でも自分に残っていますが、
今回は、このメンバーだからこそできることを探していかなくてはいけないと思いますし、
演出の上島雪夫さんと一緒に新たに2023年バージョンとして作っていきたいと考えています。
一緒に作品を作ってきた森新吾がついていてくれると思いますし、
きっと舞台上で新吾に会えるという思いを胸に演じたいと思っています。

――9年ぶりにチャーリイを演じるにあたっては、どんなところを意識したいと考えていますか?

初演時、施設へお伺いした時には、彼らの純粋さや真っ直ぐさ、集中力の高さを目の当たりにして、
チャーリイを演じるにあたり、すべてを大切にしようと思っていました。
そうした経験を経て、初演、再演の映像を改めて今回、上島さんと一緒に観る機会があって、
家族のストーリーと、チャーリイの周りにいる人たちの群像劇であるということや、
現実の社会を炙り出していることを感じました。特に、2023年の今、そうした問題提起は、
ダイレクトに伝わると思います。きっとお客さまもより多くのものを感じ取っていただけるのではないかと感じています。

――演じる上での思いも 2014年時とは変わりましたか?
言葉ひとつとっても、前回とは大切にしたいことや伝えたいことが違ってきていて、
それは、僕がこれまで経験してきたことも大きいですし、社会が変わったというのもあるかなと。
ダニエル・キイスさんが原作を書いた当時は、この作品はファンタジー色が強かったと思います。
しかし、今になって改めて見てみると、人間を描いている物語なのだと気づきました。

――今回は、共演経験のある東山義久さんがストラウス博士を演じますが、浦井さんからみた東山さんの魅力は?

ダンサーとして妖艶な色気と切れ味はもちろんですが、僕は彼のお芝居への熱い思いが大きな魅力だと思います。
それから、人情があって、絶対に仲間を見捨てない兄貴肌。家族仲が良いゆえに寂しがり屋なところもあって、
相手にされないとすぐに拗ねる(笑)。そんなところも彼の魅力で、いつも現場を明るくしてくれる人なので、
稽古が今から楽しみです。それから、上島さんと義くん(東山)はダンサー同士でもあるので、
ショーアップされた要素のある作品になるのではないかと期待しています。
エンタメ性においても演劇としても作品の核となる存在になってくれると思います。

――公演を楽しみにされている方にメッセージをお願いします。

2023年バージョンの『アルジャーノンに花束を』をキャスト・スタッフみんなで作っていきますので、
新しい「アルジャーノン」を楽しみにしていただけたらと思います。初演、再演、
そして矢田ちゃんバージョンを含めて、全ての作品をリスペクトして、
敬意を持って演じていきますので、劇場に足を運んでいただけたら嬉しいです。

【ミュージカル「アルジャーノンに花束を」を深掘り アフタートークショー開催決定】

ミュージカル「アルジャーノンに花束を」の誕生秘話や今回のお稽古や本番での裏話が聞けるかも?
4月30日(日)17:00(開演)には浦井健治・東山義久・北翔海莉によって、
さらに5月5日(金)17:00(開演)には全キャストが登場するアフタートークショーの開催が決定。
当日の公演を終えたキャストたちの生の声にぜひご注目ください。

【ストーリー】

32歳になっても幼児なみの知能しかないパン屋の店員チャーリイ・ゴードン。
そんな彼に、夢のような話しが舞い込んだ。大学の偉い先生が頭を良くしてくれるというのだ。
この申し出に飛びついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に、連日検査を受ける事に。
やがて、手術により、チャーリイは天才に変貌したが・・

【ミュージカル『アルジャーノンに花束を』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2023年4月27日(木)~5月7日(日)
大阪公演:2023年5月13日(土)・14日(日)

<会場>
東京:日本青年館ホール
大阪:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール

<上演時間>
未定

<料金>
東京:S席13,000円 A席11,000円
大阪:13,500円
(全席指定・税込)
※未就学児入場不可

『チケット発売』
好評発売中

「プレイガイド」
ローソンチケット Lコード:34028
チケットぴあ
イープラス
CNプレイガイド
楽天チケット

「問い合わせ」
東京:Mitt 03-6265-3201(平日 12:00~17:00)
大阪:キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~18:00 日祝除く)

<出演者>
チャーリイ・ゴードン:浦井健治

ニーマー教授:大山真志
アルジャーノン:長澤風海
バート:セルドン:若松渓太
ノーマ(現在):大月さゆ
ノーマ(幼少期):藤田奈那
フェイ・リルマン:渡来美友

ストラウス博士:東山義久

アリス・キニアン先生:北翔海莉

<STAFF>
原作:ダニエル・キイス「アルジャーノンに花束を」(ハヤカワ文庫)
脚本・作詞・オリジナル演出:荻田浩一
演出・振付:上島雪夫
音楽:斉藤恒芳
ステージング・振付:木野村温子
美術:中村知子(金井大道具)
照明:柏倉淳一(ALL・LIGHT・ASSOCIATE)
音響:柳浦康史(エディスグローヴ)
衣装:doldol dolani
ヘアメイク:中原雅子
ヴォーカルデザイン:福井小百合
稽古ピアノ:松井トモコ
演出助手:宗田梁市
舞台監督:粟飯原和弘
宣伝美術:保坂あけみ
撮影:平林孝棋
宣伝:キョードーメディアス
票券:Mitt
協力・権利コーディネート:早川書房
協力:博品館劇場
制作・運営:S-SIZE
企画・製作・プロデュース:栫ヒロ
大阪公演主催:サンライズプロモーション大阪
主催:ミュージカル『アルジャーノンに花束を』実行委員会

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