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今泉佑唯女優復帰作 舞台「修羅雪姫」開幕!

1972年に週刊プレイボーイに連載を開始し、その後、梶芽衣子主演で映画化され、
続編も大ヒットした名作「修羅雪姫」。この映画がハリウッドの
クエンティン・タランティーノ監督に強烈な影響を与え、傑作「キル・ビル」が
出来上がったという逸話も有名な作品。このアクションスリラーと呼ばれる特殊な分野で
数々の伝説を残している「修羅雪姫」を、50年の時を超えて現代に復活します。
初の舞台化となる今作主演の修羅雪姫には、昨年10月に活動休止以来、約一年ぶりの女優復帰となる今泉佑唯。
そして、高橋龍輝、細貝圭、松村龍之介 などの若手個性派俳優が脇を固めます。
また、強烈な助っ人として、AKB48から大西桃香 、ラストアイドルから安田愛里が花を添え、
この壮大な物語の演劇舞台化を、日本エンターテイメント演劇の巨匠、岡村俊一が構成演出を手がけます。
また、脚本を北区つかこうへい劇団出身で、俳優からナレーターまで幅広い活動を続ける久保田創が担当。
2021年11月19日、東京都渋谷区のCBGK シブゲキ!!にて、三日間限定5ステージのトライアル公演の開幕に先駆け、
公開ゲネプロと舞台挨拶が行われました。

【あらすじ】

日清日露戦争を前に、軍事国家へと傾き始めた明治時代後期の日本。
徴兵のために村に訪れる魔物という汚名を着せられ、家族を殺され、夫を死に追いやられ、
自らも貶められ悲惨な目にあった小夜は、復讐相手の一人をどうにかしとめるが、捕らえられ獄中に入る。
小夜は獄中で身籠っていた子どもを産み、雪の降る夜に産まれた女の子に“雪”と名づけて命尽きる。
やがて雪は剣豪でもあった道海和尚の元で厳しい修行を身に着け、自分を産んでくれた
母に代わって復讐の旅を続けることを決意する。復讐の相手を見つけ出す度に、
政府の恐ろしい陰謀が見え隠れし始める。
そしていくつもの命を奪う中で次々と現れてくる残酷な真実…雪はそれでも戦い続ける。

約1年振りに女優としてステージに舞い戻った今泉佑唯。2019年3月~4月に行われた
「熱海殺人事件 THE LASTGENERATION 46」、昨年3月に公演された舞台「あずみ」で見せた
若手女優として跳び抜けた演技力と殺陣技術が更にパワーアップして、
CBGK シブゲキ!!の舞台から溢れんばかりにに観客を魅了します。
演出の岡村俊一さんいわく、約1時間50分の公演時間の中で実に約700手という数の殺陣を
約40日間の猛稽古でモノにした今泉さんの復帰を飾るべく、百目の源役の北区つかこうへい劇団出身で
つか作品常連である俳優の久保田創さんが初の脚本執筆を行い、由太郎役の河本祐貴さんが
今泉さんが歌う主題歌を作詞作曲を手掛けるという手作り感の強い本作は、約3か月前に公演が決まり、
彼女の復帰をサポートしたいという気持ちを持ったメンバーが集まり制作された作品。
今作は海外の方が修羅雪姫の原作漫画を見て、舞台化をしたらどうなるのか?というシミュレーションで
制作がなされ、衣裳がちょっと変だなとか、外国人が修羅雪姫の舞台を考えたらこうなるんじゃない?という、
都合の良い解釈を踏まえながら、ロンドン・ウエストエンドの小劇場テイストで作られている
という説明がゲネプロ終了後に岡村さんの口から話されていました。

【舞台挨拶の様子】

公開ゲネプロ終了後、ステージ上にて修羅雪姫・鹿島雪役の今泉佑唯さん、徳永周介役の高橋龍輝さん、
菊井征一郎役の細貝圭さん、三日月お寅/あや役の大西桃香さん、タジレの鶴/北浜おこの役の安田愛里さん、
そして演出を務めた岡村さんの6名が登壇しての舞台挨拶が行われました。

最初に各出演者に岡村さんからゲネプロを終えての自身の役の出来栄えを点数で表すと?という質問が。
今泉さん「30点…。(100点になるには)私があまり緊張し過ぎない事ですかね。」

高橋さん「僕は今のゲネプロは90点位。そして初日で100点を出そうかなと思います。
最終チェックは完璧でございます。初日を楽しみたいと思います。」

細貝さん「56点ですかね。(残り44点は)噛まなかったからです。」

大西さん「私は76点位です。」

安田さん「…3点です。噛まなかったので3点着けてあげました。」

Q:今回の舞台復帰にあたり、演技の感覚を取り戻す為に重点をおいてやった事は?

今泉さん「感覚を戻す為に殺陣の稽古の時に精一杯やらせて頂きました。体重が3㎏落ちました。」

Q:出演者の目から見て、座長今泉佑唯の姿はどう映るのか?

高橋さん「この前、僕が帰宅している時にふと、Twitterで「ずーみんって凄ぇな」って。
だって、稽古を毎日の様にやりながら、稽古場ではムードメーカーでニコニコして
急に元気を貰うというか、凄くエネルギーがあって、毎日稽古を楽しくやらせて頂きました。」

細貝さん「今回が初共演なんですけども、凄くビックリしましてね。「稽古休みは要らない」みたいな事を
言い出して本当に勘弁してくれと思いました。でもずーみんが、兎に角不安で不安で
稽古をしたいしたいと言っていて、その位、この作品にかけていて凄くカッコ良かったなと思います。」

大西さん「私が稽古に合流した時には、今泉さんの殺陣のとかは全部完成している状態で、
本当にこんな小さな体でエネルギッシュにパワフルに動きが出来るんだというのが驚きで、
今泉さんに外部舞台をやった事は多いんですか?と聞いたら、全然ないと言ってらっしゃったので、
それでこんなに凄いカッコいい殺陣が出来るんだなって、本当に凄いなと思いました。」

安田さん「凄く不安も大きいし、誰よりも一番(カンパニー)の足を引っ張ってしまったんですけど、
必ずずーみんさんが帰宅後にLINEをくださって、一緒に合わせましょうって。お忙しい筈だし、
ずっと出ずっぱりで大変なのに、私の事を考えて一言を添えて下さって、本当に周りが見える方で、
素敵な座長さんの舞台に出られて幸せだなと思います。」

各登壇者のコメントに耳を傾ける今泉さん

今泉さん「こんなに褒められちゃうと私、次の本番で油断しちゃうかもしれないんで、勘弁してください。(笑)」

Q:女優復帰作の今作にかける意気込みは?

今泉さん「こんな私が復帰させて頂けたのは、岡村さんが復帰出来る場を設けて下さり、
そしてこの作品に携わって下さっている皆さんの御蔭で今回、1年振りに復帰させて頂けたので、
これに甘んじず、当たり前だと思わずに精一杯、これから頑張っていけたら良いなと思います。」

Q:コロナ禍が落ち着いて来た今、今作をどの様な人に観て欲しいか?

高橋さん「全ての方に観て頂きたいというのが一番にありまして、今回自分の親が観に来てくれるんですけど、
やっぱり一番は親とか仲間とか、大切な人に見て貰いたい作品だと思っておりますので、
その人達や初日から来て下さるお客様皆様に何か背中を押してあげられる様な、明日に向かって
頑張っていける様な物を与えられたら良いなと思っておりますので、千秋楽まで一所懸命頑張っていきたいと思います。」

細貝さん「沢山の方々に観て貰いたいのは勿論そうなんですけど、コロナの事に関して言いますと、
医療従事者の方々は僕達が考えられない位の苦労をしてきた方々がいると思うので、
今、コロナが落ち着いてきて皆さんも精神的にも仕事的にも落ち着いて来たと思うので、
その空いた時間で是非、舞台を観てリフレッシュして頂きたいと思います。」

大西さん「この作品は現在とリンクしている部分があるなと思って。それこそ、芝居小屋や居酒屋が
開かなくなっちゃったりとか、コロナの御時世でそういう事もあったので、この作品に関しては
現代に生きる方全員に沢山観に来て欲しいなと思うんですけど、それ以外の事を言うとするならば、
私は普段AKB48というアイドルグループで活動しているんですけど、そのアイドルのファンの皆様に
沢山観に来て頂きたいなという風に思っていまして。アイドルのステージもキラキラしていて凄く素敵だけど、
こういう舞台をしている瞬間の時間も凄くキラキラしていると思うので、私のファンのお客さんも
観に来て頂けたらなと思います。」

安田さん「私もファンの皆さんに中々ライブとかも出来なくなってしまったので、是非見に来て欲しいなと思います。」

今泉さん「お客様は勿論なんですけども、私自身、この一年位、生きている事が辛いなと感じる日々も
凄くあったりとか、生きている事を否定される様な気持ちになる事も凄く多くて。
でも、この作品に出会えた事で、生きていて価値の無い人なんていないんだなとか、
皆、生きている事に何かしらの意味があるんだなとか、凄く勇気を貰えたので、
何か日常生活だったりとかそういう部分で、生きている事が今辛いなとか、そういう気持ちに
なっている方に観て頂けたら嬉しいなと思います。」

最後に来場者へのメッセージを。

今泉さん「この1ヵ月、皆で一から作り上げました。皆さんに是非楽しんで観て頂けたら
嬉しいなと思います。楽しみにしていて下さい。」

僅か3日間5回公演という修羅雪姫。今泉佑唯が全力で臨む復帰作を是非劇場で。

【「修羅雪姫」公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
2021年11月19日(金)~11月21日(日)

<会場>
CBGK シブゲキ!!

<公演時間>
約1時間50分(途中休憩無し)

<料金>
9,500円
(全席指定・税込/クリアファイル付き)
※クリアファイルは、当日会場にてお渡しいたします。
※未就学児童入場不可

『チケット一般発売』
2021年10月30日(土)

■お問い合わせ Mitt 03-6265-3201(平日 12:00~17:00)

<出演者>
修羅雪姫・鹿島雪:今泉佑唯

徳永周介:高橋龍輝
菊井征一郎:細貝圭
人斬り根次:松村龍之介

三日月お寅/あや:大西桃香(AKB48)
タジレの鶴/北浜おこの:安田愛里(ラストアイドル)

百目の源:久保田創
鹿島剛/塚本儀四郎:濱田和馬
鹿島小夜:大串有希
辰:近藤雄介
由太郎:河本祐貴
佐吉:松本有樹純

竹村伴蔵:吉田智則

<STAFF>
原作:小池一夫・上村一夫
構成演出:岡村俊一
脚本:久保田創
音響:山本能久、田中忍
照明:能岡右恭、あかり組
映像:富所浩一、込山璃久
特殊効果:ギミック
衣裳:大野雅代
舞台監督:中島武
演出助手:松本有樹純
振付:Elina Mizuno
音響協力:エスイーシステム
照明協力:あかり組
衣裳協力:OSK
映像協力:トーキョースタイル
運営協力:K&N
トランスポート:MSA
宣伝美術:山下浩介
宣伝写真:紙ノ川智早
宣伝ヘアメイク:アートメイク・トキ
宣伝協力:ファイズマンクリエイティブ
票券:Mitt
制作:島袋潤、與儀早由
企画・製作・主催:アール・ユー・ピー

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