世界のエンターテイメントの“今”をお届け!

東京コミコン2020グランドフィナーレ開催!

© TOKYO COMIC CON

テクノロジーとポップカルチャーの祭典、東京コミックコンベンション2020(東京コミコン2020)が
開催されています。2016年に千葉県千葉市美浜区の幕張メッセにて初開催され、今年で5年目を迎える
東京コミコンですが、今年の「東京コミコン2020」は、世界的に流行している新型コロナウイルスの
感染拡大防止のため、昨年までの来場型リアルイベント形式を変更し、オンラインによる実施を決定。

© TOKYO COMIC CON

実際に会場にて体験できることが最大の醍醐味であるイベントではあるものの、初年度の開催から積み上げてきた
「東京コミコン」のカルチャーや理念を、今年はウィズコロナの環境に適した形に変更し、
オンライン会場として「Tokyo Comic Con World」(URL:https://www.tccworld.jp)を開設。
例年開催されている「ステージプログラム」「セレブエリア」「コスプレエリア」「アーティストアレイ」「展示エリア」が
設置され、コロナ禍でも最大限に東京コミコンを楽しめる様、趣向が凝らされています。

3日間の会期を終え2020年12月5日(土)19時より、千葉県千葉市美浜区の幕張メッセ会場にて
グランドフィナーレが行われました。

【メインMC LiLiCoさん・小田井涼平さん夫妻囲み取材の様子】

グランドフィナーレのステージ開始前に会場内にて東京コミコン2020のメインMCを務める
映画コメンテーターのLiLiCoさん、そして男性歌謡グループ「純烈」のメンバーである俳優の
小田井涼平さん夫妻の囲み取材が行われました。

Q:今年はセレブゲストの来日が叶わずオンラインでの参加となったが、コロナウイルスが収まり、
来日が可能となった暁にもし、誰かひとり来日ゲストを呼べるとしたら、誰を東京コミコンに呼びたいか?

LiLiCoさん「本当はスタン・リーにお会いしたかったんだけど、今は雲の上の人だから。
2016・2017と東京コミコンの名誉親善大使だった竹内涼真君がステージでスタン・リーに
「僕もヒーローをやりたいんです」と英語で言っていましたけど、あの英語コメントを
作ったの私だから。涼真君から連絡が来て「何て言えば良いですか?」って。それで私が英語で書いて、
それを更にジョン・カビラさんにこれ合ってるかどうか確認してもらって。私は完全なネイティブじゃないので、
スウェーデンとアメリカで間違いが無いように。沢山の人生という物は歳をとると天国に行ってしまうという
美しくも悲しい定めですが、その中で会えなかった、というとやっぱりスタン・リーですよね。
でも、誰でも良いというのならシャロン・ストーンに会いたい。まだ誰もLiLiCoを知らない昔、
「氷の微笑」という映画があって、そのDVD発売のイベントで「日本の和製シャロン・ストーンを探そう」という
企画で私優勝したんですよ。私、和製でもなければ何でもないという今考えれば凄く変な話ですけど、
自分でドレスを作ったり、足を組み替える動作とかして。まだ映画コメンテーターでもない時代に
その優勝を獲ったので自分の道筋が出来始めた出来事なので結構誇りに思っています。」

小田井さん「僕はやっぱり自分の原点であるマーク・ハミルかな~。しかもLiLiCoの初恋の人なので。
僕来年50なんですけど、当時は子供だったので映画の中身ってほとんど分からないんですよ。
しかも僕そんなに裕福な家庭では無かったので劇場に僕は映画の作品を観に行っていないんですね。
テレビで後々再放送されたのを初めて見ている筈なんですけど、ただ、スター・ウォーズが日本に上陸をする訳じゃないですか。
当時、コカ・コーラの瓶のキャップの裏にスター・ウォーズの絵が描かれていて、その王冠を
僕は集めていました。そこが僕の原点なんです。主要キャラクターの王冠が出たら滅茶苦茶嬉しかった。
ただ、当時映画を観ていないから、C-3POやR2-D2は何のこっちゃよう分からないから、
それは僕の中で”ハズレ”だったんですよ。人間のキャラが出てこないと意味が無い。
そこでマーク・ハミル=ルークが出て来た時は凄く嬉しかった。そういう幼少期の体験があるので、
やっぱり、マークに凄く会いたいですね。」

Q:映画コメンテーター、多数の洋画吹替もされ、また、仮面ライダー龍騎にて
仮面ライダーゾルダを演じた自身が改めて思うヒーローとヴィランとは?

LiLiCoさん「子供の時や若い時に葛藤があって、凄く色々と悩んで悩みぬいて決断とか解決する方法を見つけて、
強くなった人がヒーローだと私は思います。勿論、映画の中では空を飛んだり、宇宙にいけたりとかは
するかもしれないし、それはそれで良いのだけれど、映画にプラスして心の葛藤を経験している人という
映画のヒーローと、リアルライフで言うと、もしかしたらヒーローって出てこない人かもしれない、
って偶に思うんですけど、でも”出てくる人”で言うと、やっぱり色んな苦労をした人って、
優しさも持っているので、自分にとっては何時もヒーローなんですね。私も小さい時に映画雑誌を読んで、
例えばシルベスター・スタローンが顔の麻痺を克服してスターになった、とかそういう人達が
私にとってのヒーローなんですよ。で、ヴィランは多分、何を言ってもバカな奴なんだと思う。
どんなに言っても教えても出来ない。どんなに美化して喋っても本当に悪い方向ばっかりに行く。
多分そういう人間もどこかに居ると思います。特にいつもイライラしている人。だから自分も
ヴィランの時もあったと思うんです。バラエティ番組とかにバァーッと出た時にテンパり過ぎちゃって、
本当に忙しかったから自分にも優しく出来ない位に。ただ私、見た目はヴィランです。分かってます(笑)。」

小田井さん「僕は実際に仮面ライダーという作品をやらせて頂いていたので、いわゆるヒーローと
言われるものをやっていたんですけど、子供の時はいわゆる勧善懲悪が僕の中ではヒーローであり、
ヴィランだったんですが、自分がやった仮面ライダー龍騎という作品が、主要登場人物が
全員仮面ライダーなんだけど、ライダー同士で殺しあうというお話であり、
そのライダー夫々の中に自分の信じる正義があるという。それを深堀していくと、
「こいつのこういう所は非常に悪いけど、でも持っている信念は物凄く正しい」って、
思えるキャラクター像を脚本上で作った作品をやらせてもらったので、仮面ライダー龍騎をやってから、
いわゆる正義と悪という考え方に関しては、相当に変わったんですね。その「悪い」という事に
される事に対しての裏側を考えるようになっちゃったんです。そうすると、そこに至るまでの過程には
必ずその人なりの正義が実はあったりとかして、じゃあ、それを悪と言える?と思った時に、
う~ん…というのが葛藤としてあるんです。最近、アメコミの作品を見ていて思うんですけど、
”そういう描き方”が増えて来たと思うんです。この間久しぶりに「バットマンvsスーパーマン」を
見たんですけど、あれは二人共、凄いヒーローじゃないですか。だけど僕からすると、
バットマンとスーパーマンを一緒にスクリーンに出すと、いやいや……、と。
かたや弾を跳ね返す、目からビーム出る、空も飛べる、力もスピードも凄いというのに対して、
バットマンは普通の人間ですから。それを自分の技術と努力で頑張っている訳じゃないですか。
それをvsにしたら、絶対にスーパーマンでしょ?って思うんですけど、でも普通の人間が
凄く頑張っている姿が非常に泣けるというか、だから僕はバットマンを応援したくなるんですよ。
そういう見方をする様になっちゃったので、分かりやすいヒーローというよりも、
頑張っているヒーローの方が好きになってきて、最近はヒーローっていうと兎に角、
ボコボコにされても立ち向かうという人の方がヒーローな気がして、ビーム一発で敵をなぎ倒すのは
ちょっと違うというのが僕の中では最近あるんです。そしてヴィランに関して言うと、
ヴィランって、実は目の前に分かりやすく居るものでなくてすぐ近くにいて、その時々の解釈の仕方によって
味方だったり敵であったりするので、そういう意味では僕の今のヴィランはLiLiCoです。
僕のフィギュアを虎視眈々と処分しようと狙っているので(笑)。」

LiLiCoさん「今のヒーローとヴィランの定義の話をしている時に、私、インド映画の「マッキー(2012)」が
大好きで、恋敵に殺された主人公がハエに転生して、カセットテープの上でランニングしたり、
綿棒でリフティングしたりとか、小さなハエになってもヴィランに立ち向かうというのが一番好きかもしれない。
あの作品が私大好きなんですよ。」とLiLiCoさん、小田井さんそれぞれの正義と悪の観点を話されました。

『破天航路ライブ』
18時よりステージで行われたのは、新感覚パフォーマンス集団「破天航路」のライブ。
東京コミコンのステージパフォーマンスでは常連となった彼らが魅せる日本の伝統文化
(殺陣・日本舞踊など)と生演奏(ロック)が融合したスピーディーで熱いパフォーマンスは
何度見ても爽快そのもの。

『オズマンド・ウルトラ・マジック・フェス in TOKYO COMIC CON 2020

© TOKYO COMIC CON

そしてグランドフィナーレ直前の18時15分より開催されたのが、
オズマンド・ウルトラ・マジック・フェス in TOKYO COMIC CON 2020。
2018年以来、2年ぶりの開催を東京コミコンの場で実現。

© TOKYO COMIC CON

© TOKYO COMIC CON

© TOKYO COMIC CON

© TOKYO COMIC CON

© TOKYO COMIC CON

今回は、より世界生配信!コロナ禍で苦しむ全ての人々へ、マジックショーでエールを送り、
少しでも勇気付けられればとマジシャン達で結束して作られたドリームチームで登場。
8名による45分間の圧巻のマジックショーが行われました。

© TOKYO COMIC CON

© TOKYO COMIC CON

© TOKYO COMIC CON

体験されたLiLiCoさん、小田井さんがリアクション出来ない程のマジックの凄さに脱帽の様子。
報道陣も我が目とカメラの故障さえも疑うような素晴らしいマジックの連続にため息が漏れていました。

【グランドフィナーレ】

そして19時からはいよいよ3日間の会期の最後を飾るグランドフィナーレを開催。

ステージ上にはメインMCを務められたLiLiCoさん、小田井涼平さん夫妻が登壇。
そしてサプライズとして、同日15時から配信された「YANAGIMAN ショーケース vol.2」ステージに
出演されていた井筒和幸監督がサプライズ登壇。自身8年ぶりとなる12月12日(土)全国ロードショーの
新作映画「無頼(ぶらい)」の話や、自身が大好きというDC作品のトークでステージを盛り上げました。
そして東京コミコンヴァーチャルサポーターのキズナアイもステージへと登壇。
3日間の会期を通して特に印象深かったのは、「モービウス」の主演、ジャレット・レトから
自身にコメントをもらえた事、コスプレチャンピオンシップで審査員を初めて経験した事を上げていました。

そして残念ながら諸事情でグランドフィナーレへの登壇が叶わなかった東京コミコン2020アンバサダーの
市川海老蔵さんからのビデオメッセージが流れます。
海老蔵さん「今回のお話を頂いた時に本当に楽しみで、いつかいつかと待っていた訳ですが、
終わってしまうとあっという間でございました。皆様が楽しんで頂ける様に手伝う事が出来ればと
思う気持ちで臨みましたが、実は自分が一番楽しんでいたのかもしれないなと、嬉しい反省もしております。
改めて感じたのは、エンタメに関わる人のエネルギーと、そしてファンの方々の熱い思いを凄く感じました。
まだまだコロナウイルスの猛威によって大変な時ではございますが、そんな時だからこそ、
人々を元気にするエンタメの力を信じたいと思ってます。」

そして最終盤には東京コミコンスーパーバイザーの杉山すぴ豊さんがフリップを持って登壇。
そこには東京コミコン2021が開催決定。2021年12月3日・4日・5日の文字が。
来年はリアル会場での開催を目指すと共にオンライン開催をしたいとの言葉が杉山さんより発表されました。
そして最後に各登壇者から締めのメッセージが。

キズナアイ「この素敵な愛が沢山詰まったイベントに関わる事が出来て本当に幸せです。是非、
また東京コミコンの力になれる様に頑張りたいと思います。」

杉山さん「改めて何かが好きだという気持ちは素晴らしいなと思いました。だから皆さん、
色々とある時代ですけども、この好きという気持ちで元気なれば良いと思います。」

LiLiCoさん「私は主人と何だか近くなったような感じが。勿論、私もフィギュアを集めていたので
それで趣味が合ったというか、それでメインMCに抜擢して頂いて。
今回オンラインだったからこそ、二人のスケジュールが合わせられたという感じなので、
また来年、一緒に出来たら良いなと思いますし、オンラインだったから、何時も会場に来れなかった
皆さんも自分のスマホやパソコンで見られたんじゃないかなと思って、来年は会場に行けたら良いなと
思ってもらえば、生でお会い出来たら熱気を感じられたらうれしいなと思います。」

小田井さん「僕は今回、MCに選んで頂いただけでも非常に光栄なんですが、イベントで自宅のコレクションを
紹介するという凄く私的な事をやらせて頂いたのが非常にありがたくて、あれほど自分の家を紹介したのは
初めてだったので、新ためて自分が集めて来た物がこうやって日の目を見るのが非常に嬉しいなと思ったのと、
本来の作品の原点というのは、やはりアメリカンコミックに有ると思っていて、
それがもっともっとこの日本で皆さんが手に取って見れる機会が増えれば良いなと。映画の作品の原点って
そこにあるので、まだまだ皆さんが映画では見た事のないヒーローはアメコミの中にいっぱいいるんです。
それが少しでも広まっていければ良いなと思いつつ、来年の12月、お客さんも居る、そして
オンラインで繋がっている新しいコミコンが生まれるんじゃないかなと
思ってきたいしておりますので、来年はMCじゃなくて普通に会場に来たい!」と話されました。

グランドフィナーレ閉幕後、オンライン会場「Tokyo Comicon World」の会期中3日間の総PV数が
100万回を超えた事が発表され、そして次回の開催は2021年12月3日(金)~5日(日)と発表された東京コミコン。
6年目を迎えるポップカルチャーの祭典が新たな一歩を踏み出そうとしています。

【東京コミコンとは】

最高のテクノロジーと最高のポップ・カルチャーが融合した日本の新しいコミコンの誕生!
マーベル・コミックの編集委員であり、マーベル・メディアの名誉会長を務めた、
「スパイダーマン」や「Xメン」などのコミック原作者としてアメリカ漫画業界に変革をもたらした
「ポップ・カルチャーの父」スタン・リーと、アップル共同創業者の一人で「テクノロジーの王」
といわれているスティーヴ・ウォズニアックとの出会いが、「東京コミコン」の始まりです。
最高のテクノロジーと最高のポップ・カルチャーを融合させたコミコンを当初はウォズの住む
シリコンバレーで開催し、真にグローバルな祭典にしたいというウォズの意向があり、
「そうであれば日本を巻き込まなければならない」と東京での開催を決定。
そして、2016年12月「東京コミコン 2016」として実現され、大盛況の内に幕を閉じました。
「シリコンバレーコミコン」と対をなす「東京コミコン」は、アメリカンスタイルをベースとしながらも、
テクノロジーとポップカルチャーの祭典として、既存のコミック・映画・アニメーション
あるいはゲームショーなどのイベントとは一線を画し、革新性と楽しさを共有する空間を創出。
ファミリー 層からご年配の方まで、全世代を通じて楽しんでいただける知的好奇心を刺激するイベントです。
本年も第5回「東京コミコン2020」の開催が決定、年々バージョンアップしていく東京コミコンに是非ご期待ください。

【「東京コミコン2020」開催概要】

公式サイトはこちら
Tokyo Comic Con Worldのサイトはこちら

<名称>
東京コミックコンベンション2020(略称:東京コミコン2020)

<会期>
『オンライン』
2020年12月4日(金)12:00~24:00
12月5日(土)00:00~24:00
12月6日(日)00:00~19:15

『幕張メッセからの中継』
12月5日(土)11:00~20:30
12月6日(日)9:55~19:15

<会場>
オンライン(一部中継先:幕張メッセ)

<主催>
株式会社東京コミックコンベンション/東京コミックコンベンション実行委員会

<イベント内容>
・国内外映画、コミックなどの最新情報公開
・企業出展(限定・先行商品の販売、グッズの展示など)
・実際に映画で使用されたプロップや、レアグッズの展示
・最新技術を使った様々なコンテンツの体験
・海外セレブ俳優とのオンライン交流
・ステージでのライブパフォーマンスのライブ配信
・コスプレイヤーのオンライン交流、コンテスト
・漫画家やアニメーターの作品展示や販売、「アーティストアレイ」

問い合わせ先: 東京コミックコンベンション事務局 info@tokyocomiccon.jp

【東京コミコン2021開催概要】

<開催期間>
2021年12月3日(金)~12月5日(日)

<会場>
リアル会場開催とオンライン開催を予定。

詳細は公式サイト等で随時発表

© TOKYO COMIC CON

 - News, life