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森山未來『「見えない/見える」ことについての考察』神奈川公演開幕!

(c)Shintaro SUMIMOTO

株式会社サンライズプロモーション東京は、森山未來によるリーディングパフォーマンス
『「見えない/見える」ことについての考察』を開催します。2017年に東京藝術大学にて初演され、
新しい表現のかたちを示したとして、全4公演ながらも話題を呼んだ本作品
森山未來のソロパフォーマンスとしては、初の全国ツアーとなり、<日常を失った世界に問う「本当に見ること」とは >
という問いかけとともに全国7カ所、38公演を実施。俳優やダンサーとして第一線で活躍しながら、
国境やジャンルを超えた表現に挑戦し続ける森山未來の織りなす、声と身体、光で感じる新感覚の朗読パフォーマンスです。

9月16日(水)の合同取材会から約1か月、全国ツアー最初の公演地となる、神奈川横浜市の
横浜赤レンガ倉庫1号館ホールにて2020年10月14日(水)、初回の公演に先駆けて公開ゲネプロが行われました。

【公開ゲネプロの様子】

横浜赤レンガ倉庫1号館の3Fホールに築かれたのは、ステージというにはあまりにもシンプルな舞台セット。

三脚に据え付けられたカメラ、2つのスタジオフラッシュ、ピアノ用の椅子に縦長のスクリーン、そして極少量の照明
という、ソロパフォーマンスという環境下であるとはいえ、少々特殊な物となっています。

その中で行われるリーディングパフォーマンスが、ポルトガルの作家、ジョゼ・サラマーゴの『白の闇』、
そしてフランスの作家・哲学者、モーリス・ブランショの『白日の狂気』。かたや2008年に公開された
映画「ブラインドネス」の原作となった、ノーベル文学賞を受賞するジョゼの小説、そして戦時中に
自身が銃殺されかけた体験を基にしたモーリスの表現の難しい名著。この2つの作品が絶妙なバランスで
ミックスされながら、独特の空気感をホール内に作り出します。

また、9月の合同取材会でも話題に上がった通り、森山さんの魅せるダンスは人間離れしており、
もはや文章での客観的な表現が難しいレベル。本作の質感、心理描写を能動的とも、
受動的ともとる事が出来ない有機的な動きで表現する森山さん。
「お客さんと自分の位置を自分なりに捉えながらコミュニケーションをしている感覚」と、
パフォーマンスしている瞬間の気持ちを取材会で話したその核心は是非、生で見て欲しい所。

そして、森山さんの独特の抑揚が印象的な朗読に加え、LED照明による、時に暗く淡く、
時に激しく鮮烈なライティングが森山さんのパフォーマーとして、またストーリーテラーとしての
物語の描写を引き立てます。そして、その照明効果の中でも特に印象的なのが、
「モノブロック」と呼ばれるスタジオ撮影用の大型フラッシュ。そのフラッシュ本体に取り付けられた
「アンブレラ」とよばれる反射布が張られた傘から繰り出される光は、その光質・光量共に
森山さんに当てられるLED照明とは種を異なる物。閃光による時間を切り取る表現、
大光量による、空間を制する「面」の光等、フラッシュならではの瞬間的な描写が
本作に通常の朗読パフォーマンスとは異なるビジュアルパフォーマンスを生みます。

ゲネプロにて公開されたのは、前半40分間のみ。
休憩を挟んだ後半の40分は一体どのような表現がなされるのか、是非劇場で確かめてみては?

【「見えない/見える」ことについての考察公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
神奈川公演:2020年10月14日(水)~10月17日(日)
長野公演:2020年10月21日(水)・22日(木)
愛知公演:2020年10月23日(金)~10月25日(日)
兵庫公演:2020年10月27日(火)~10月29日(木)
大阪公演:2020年10月30日(金)~2020年11月1日(日)
福岡公演:2020年11月3日(火)
長崎公演:2020年11月5日(木)・6日(金)

<会場>
神奈川:横浜赤レンガ倉庫1号館3Fホール
長野:サントミューゼ上田 大スタジオ
愛知:愛知県芸術劇場 小ホール
兵庫:あましんアルカイックホール・オクト
大阪:フェニーチェ堺 大スタジオ
福岡:スカラエスパシオ
長崎:長崎市チトセピアホール

<公演時間>
約1時間35分(15分間の途中休憩を含む)

<料金>
神奈川:
平日:6,500円 土日:7,000円

長野・兵庫・福岡・長崎:
平日・祝日:5,500円

愛知・大阪:
平日:6,000円 土日:6,500円
※開場は開演30分前
※未就学児入場不可
※全席自由:開場時間より本券に記載の整理番号順にご入場頂きます。
※車椅子のお客様は、ご購入後「お問合せ」へ事前にご連絡ください。

<出演者>
森山未來

<STAFF>
演出・振付・出演:森山未來
キュレーション:長谷川祐子
テキスト:ジョゼ・サラマーゴ「白の闇」(翻訳:雨沢泰、河出書房新社刊)、モーリス・ブランショ「白日の狂気」(翻訳:田中淳一 ほか、朝日出版社刊)
共同振付:大宮大奨
照明:藤本隆行(Kinsei R&D)
音響:中原楽(ルフトツーク)
映像:粟津一郎
舞台監督:尾崎聡
協力:藤井さゆり、三宅敦大
制作協力:伊藤事務所
神奈川公演共催:横浜赤レンガ倉庫1号館(公益財団法人横浜市芸術文化振興財団)
愛知公演共催:愛知県芸術劇場
大阪公演共催:フェニーチェ堺
企画・制作・主催:サンライズプロモーション東京

 

 

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