世界のエンターテイメントの“今”をお届け!

東京2020オリンピック聖火 日本オリンピックミュージアムにて展示中!

東京2020組織委員会および日本オリンピック委員会(JOC)は、コロナ禍の中、日本へ持ち帰った
東京2020オリンピックの聖火を、東京都新宿区の日本オリンピックミュージアムにて、2020年9月1日(火)から
2020年11月1日(日)まで展示します。一般公開に先立ち、2020年8月31日(月)に展示セレモニーと
報道公開が行われました。

【展示セレモニー】

2020年3月12日(木)(現地時間)にギリシャ・オリンピア市の古代オリンピア競技場およびヘラ神殿跡にて
聖火採火式にて採火された東京2020オリンピックの聖火。3月19日(木)には首都アテネのパナシナイコスタジアムで
聖火引継式を開催し、ギリシャオリンピック委員会(HOC)より東京2020組織委員会に聖火が引き継がれ、
3月20日(金・祝)に宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地に聖火特別輸送機『TOKYO 2020号』により
日本へと到着した聖火は、3月20日(金・祝)から3月25日(水)まで宮城・岩手・福島の東北三県で展示がなされた後、
3月26日(木)に福島県双葉郡のナショナルトレーニングセンターJヴィレッジをスタートし、121日間をかけ、
日本全国47都道府県を周る東京2020オリンピック聖火リレーを行う予定でした。

しかし、2019年末より世界中で猛威を振るう新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴い、
2020年3月24日(水)に東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の1年間の開催延期が決定。
ナショナルトレーニングセンターJヴィレッジにて4月1日(水)より一般公開展示がなされていた
ランタンに入った聖火も新型コロナウイルス感染症の感染状況拡大により、4月7日(火)いっぱいで
福島県内での展示が終了となっていました。それから約5ヶ月、
東京2020組織委員会が保管していた聖火が初めて東北三県外にて展示がなされる事となりました。

『セレモニー開始』

写真提供:ⒸTokyo 2020

展示開始前日となる8月31日(月)に、展示場所となる日本オリンピックミュージアム1階の
WELCOME SALON にて15時15分よりセレモニーが開始。
関係出席者が並ぶ中、会場下手より聖火がおさめられたランタンが入場。
森喜朗東京2020組織委員会会長より、山下泰裕日本オリンピック委員会会⻑にランタンが手渡されます。

先ず、主催者挨拶として森喜朗東京2020組織委員会会⻑の挨拶が。

写真提供:ⒸTokyo 2020

森会長「今年3月、遠藤利明東京2020組織委員会会⻑代行を始め、関係者一同でアテネに行かれまして、
聖火の採火式に臨んで頂きました。そして首都アテネでの聖火引継式には、
組織委員会の河村裕美部長を始め、8人の方々がアテネに残り、この聖火をしっかりと守ってくれていました。
そして日本航空と全日空が協力をして航空自衛隊松島基地への聖火の輸送を行ってくれました。
しかしその頃には東京も、日本も極めて難しい状況になってしまいました。
これまでの間、私共も聖火の保管場所を知らされませんで、河村部長が何処かで大事に守っていた様でありますが、
この火は絶対に消してはいけないという事でありまして、苦労されたと思います。
先日7月23日のイベントでは水泳選手の池江璃花子さんが国立競技場のフィールドに、このランタンを持ち、
アテネから預かったこの炎の様にずっと燃え続けていよう、と、日本中に、世界に彼女のメッセージが届けられた訳であります。
(ここで平原綾香さんの「Jupiter」の着信音が森会長の携帯電話から流れる)おっと、こりゃまずい。(笑)
この聖火を来年、約1万人の聖火ランナーによって引き継がれて、開会式で聖火台に点火され、大会を大成功に導ける様、
努力したいと思います。」

次に山下泰裕日本オリンピック委員会会⻑の挨拶。
山下会⻑「我々、スポーツ関係者が待望しておりましたオリンピックの聖火が日本オリンピックミュージアムに到着しました。
そして明日から一般の方々に公開・展示がされます。今、このコロナ禍の状況の中でオリンピック・パラリンピックを目指す選手達は
非常に不安を抱えながら日々トレーニングに励んでいる事だとおもいます。この聖火はそういった選手達の心の支えになると
私はそう確信しております。明日から一般公開に際しては、新型コロナウイルス対策の万全を期しまして、より多くの方々に
御来館頂きたいと思っております。今後も来年の東京2020大会の開催、成功に向けて我々も全力を尽くして頑張ってまいります。」

続いて開催都市の東京都を代表し、多羅尾光睦東京都副知事の挨拶。
多羅尾副知事「遠く、ギリシャ・オリンピアの地で採火されたこの聖火が様々な困難を乗り越えて日本に到着を致しまして、
そして今日、開会式の行われる国立競技場の目前にある日本オリンピックミュージアムに展示されるという事は、
本当に意義深い事だと思います。東京都ではこの夏、新型コロナウイルス感染症拡大防止の為に「特別な夏」という事で
都民の皆様に様々なお願いをしている所です。来年の夏は何としても東京2020大会を開催し成功させ、
素晴らしい夏、としたいと思っており、東京都としても全力を尽くしてまいる決意でございます。」

最後に政府代表として橋本聖子東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣と
萩生田光一文部科学大臣の挨拶が。
橋本大臣「この素晴らしい聖火が再び多くの皆様に御覧頂ける様になりました事、大臣としても、オリンピアンとしても、
大変嬉しく思っております。この聖火が希望の灯火として、延期された東京2020大会が更にその先の日本に、
そして世界に向かって発信をして頂けるものと確信をしております。世界がコロナに打ち勝った証となる
素晴らしい東京大会、そしてそのレガシーをしっかりと発信が出来る様に政府として全力を尽くして頑張って参ります。

萩生田大臣「先日の一年前イベントで池江璃花子選手がこのランタンを翳して、正に希望の灯火として
皆さんにご披露されました。今、コロナ禍の中ではありますけれども、我々文部科学省としては、
様々な英智を結集し、科学技術の力を集め、何としても来年の7月23日に国立競技場でこの聖火をしっかりと
灯す事が出来る様に頑張る事を改めて御誓い申し上げます。私も橋本大臣も”今日が最後の公務”なんて事に
成らない様にですね、しっかりと力を合わせて頑張る事を改めて申し上げます。」

【東京2020オリンピック聖火展示】

今回、東京2020オリンピックの聖火が展示されるのは、東京都新宿区霞ヶ丘町の
JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE内にある日本オリンピックミュージアム1階 WELCOME SALONの聖火特別展示コーナー。

写真提供:ⒸTokyo 2020

その展示エリアの一番奥にディスプレイされるのが、高さ約30cm、重さ約1.8kg、真鍮を使用した、
聖火リレートーチと同じく、桜ゴールドカラーのランタンにおさめられた聖火です。

写真提供:ⒸTokyo 2020

現在、日本オリンピックミュージアムは新型コロナウイルス感染拡大防止の為、館内外での
「密閉・密集・密接」な状況の発生防止を目的に日時指定の事前予約制となっており、
『全ての来館者は予約サイトからの入館予約が必要』で30分ごとに定員60名の予約受付、入館となります。
来年の東京2020大会へ向け、煌々と燃える聖火をぜひ観に行ってみては?

【東京2020オリンピック聖火一般公開展示概要】

日本オリンピックミュージアムの公式サイトはこちら

<日時>
2020年9月1日(火)〜2020年11月1日(日)10:00〜17:00
休館日:月曜日(祝日の場合は開館し、翌日休館)

<場所>
日本オリンピックミュージアム1階 WELCOME SALON
(東京都新宿区霞ヶ丘町4-2  JAPAN SPORT OLYMPIC SQUARE 1・2F)

<観覧料金>
高校生以下:無料
一般:500円
65歳以上:400円
※障害者手帳をお持ちの方と付添人(1 名のみ)は無料。
※ 来館者の接触等を考慮し、一方方向(2階→1階の順路)での観覧ルートとなります。
※ 現在、日本オリンピックミュージアムは新型コロナウイルス感染拡大防止を目的に、
館内外での「密閉・密集・密接」な状況の発生を防ぐため、日時指定の事前予約制となっております。
無料入館対象の方、障害者手帳をお持ちの方と付添人の方を含め、すべてのお客様は
予約サイトからの入館予約が必要となります。

【東京2020オリンピック聖火展示セレモニー概要】
<日時>
2020年8月31日(月)15:15開始

<場所>
日本オリンピックミュージアム 1階

<主催> 東京2020組織委員会/日本オリンピック委員会

<登壇者>
森喜朗:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会⻑
遠藤利明:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会⻑代行
山下泰裕:公益財団法人日本オリンピック委員会会⻑
伊藤雅俊:公益財団法人日本スポーツ協会会⻑
萩生田光一:文部科学大臣
橋本聖子:東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣
多羅尾光睦:東京都副知事
鈴木大地:スポーツ庁⻑官

©Tokyo 2020

 - News, life