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ミュージカル『ファントム』開幕!

フランスの小説家ガストン・ルルーのベストセラー小説「オペラ座の怪人」を原作としたミュージカル『ファントム』は、脚本家アーサー・コピットと、作曲家モーリー・イェストンの黄金コンビにより、怪人ファントムの人間像に焦点をあてたストーリーと独創的な音楽で、高い評価を得て以来、世界中の観客を魅了しています。

2004年の日本初演から国内でも大ヒットを遂げている本作が15年の時を経て、この度新たな『ファントム』として生まれ変わります。新演出を手掛けるのは、2014年にファントムを演じ、作曲家モーリー・イェストンが期待を寄せる城田優。今回は主演ファントム役と演出に挑戦。この試みはミュージカル『ファントム』初となります。そして、もう一人の主演ファントムを務めるのは加藤和樹。怪人ファントムと純真無垢な人間エリックという二面性を持つ繊細な役どころにWキャストで挑みます。ヒロインのクリスティーヌ役には、宝塚歌劇団月組トップ娘役を経て退団後の活躍に目が離せない愛希れいかと、抜群の歌唱力で大作ミュージカルの主要な役を務め、躍進を遂げている木下晴香のWキャスト。
ファントムの恋敵となるシャンドン伯爵役には、ミュージカル界で活躍が目覚ましい廣瀬友祐と木村達成がWキャストで登場。人気実力を兼ね備えた注目の出演者が顔を揃えます。

東京都港区のTBS赤坂ACTシアターにて公開ゲネプロが行われました。

開演のおよそ20分前より、劇場の1階・2階にてアンサンブル出演者によるロビーパフォーマンスが行われます。運が良ければ、写真の様に階段上方にある西ドイツ製のオルゴールの音色を聴く事が出来るかも。

【公開ゲネプロの様子】

舞台は19世紀後半のパリ、オペラ座。

楽譜売りで歌手志望のクリスティーヌ・ダーエは、その歌声をオペラ座のパトロンの一人であるフィリップ・シャンドン伯爵に見初められ、オペラ座で歌のレッスンを受けられるよう取り計らってもらう。

一方、オペラ座では支配人のキャリエールが解任され、新支配人のショレが、妻でプリマドンナのカルロッタと共に迎えられた。キャリエールはショレに、オペラ座の地下に幽霊がいて、自らを“オペラ座の怪人”と呼んでいることを伝えるが、ショレは解任された事への仕返しに怖がらせるために言っているに過ぎないと取り合わなかった。

オペラ座を訪ねてきたクリスティーヌを見たカルロッタは、その若さと可愛らしさに嫉妬し、彼女を自分の衣裳係にしてしまう。ある日、クリスティーヌの清らかな歌声を聞いたファントムは、ただ一人彼に深い愛情を寄せた亡き母を思い起こし、秘かに彼女に歌のレッスンを行うようになる。ビストロで開かれたコンテストで歌声を披露したクリスティーヌは、カルロッタに「妖精の女王」のタイターニア役に抜擢される。フィリップはクリスティーヌを祝福するとともに、恋心を告白。ファントムは、そんな二人の姿を絶望的な思いで見送るのだった。

初日の楽屋、カルロッタの罠にかかったクリスティーヌは毒酒により喉を潰されてしまう。
客席からは野次が飛び、舞台は騒然となる。ファントムは失意のクリスティーヌを自分の住処であるオペラ座の地下へ連れて行く。しかしそれが、やがて彼を悲劇の結末へと向かわせることになる―。

先日行われた加藤和樹さん・愛希れいかさん、廣瀬友祐さんによる公開ゲネプロに続き、ファントム/エリック役を城田優さん、クリスティーヌ・ダーエ役を木下晴香さんが、そしてフィリップ・シャンドン伯爵を木村達成さんが演じた今回の公開ゲネプロ。
12日が自身の初日となる城田さんは先日の囲み取材で「稽古が出来ておらず、自主稽古に励む」とコメントされていましたが、世界初となる「演出家とファントム/エリックを兼任」という大任を見事にこなしています。純粋ながらも狂人の片鱗を見せるエリックと冷酷なファントムの書き分け方は観客も思わず身震いがする程。

いよいよ開幕したもう一つのオペラ座の怪人、是非、お見逃し無く。

【DVD発売決定】

ミュージカル『ファントム』のDVDが2020年3月27日(金)に発売決定。
詳しくはこちら

 

【ミュージカル『ファントム』 公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2019年11月9日(土)~12月1日(日)
大阪公演:2019年12月7日(土)~16日(月)

<会場>
東京:TBS赤坂ACTシアター
大阪:梅田芸術劇場メインホール

<公演時間>
約3時間(20分間の途中休憩を含む)

<料金>
東京:S席13,500円 A席9,000円
大阪:S席13,500円 A席9,000円 B席5,000円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
ファントム/エリック:加藤和樹/城田優(Wキャスト)
クリスティーヌ・ダーエ:愛希れいか/木下晴香(Wキャスト)

フィリップ・シャンドン伯爵:廣瀬友祐/木村達成(Wキャスト)
カルロッタ:エリアンナ
アラン・ショレ:エハラマサヒロ
ジャン・クロード:佐藤玲
ルドゥ警部:神尾佑
ゲラール・キャリエール:岡田浩暉

安部三博
伊藤広祥
大塚たかし
岡田誠
五大輝一
染谷洸太
高橋卓士
田川景一
富永雄翔
幸村吉也
横沢健司
彩橋みゆ
桜雪陽子
小此木まり
可知寛子
熊澤沙穂
丹羽麻由美
福田えり
山中美奈
和田清香

少年エリック:大河原爽介/大前優樹/熊谷俊輝(トリプルキャスト)

<STAFF>
脚本:アーサー・コピット
作詞・作曲:モーリー・イェストン
原作:ガストン・ルルー
演出:城田優
美術・衣裳:トム・ロジャース
翻訳・通訳:伊藤美代子
訳詞:高橋亜子
音楽監督:森亮平
照明:吉枝康幸
音響:山本浩一
振付:新海絵理子
ヘアメイク:馮啓孝
特殊メイク:ニール・マーツ
アクション:幸村吉也
指揮:小林恵子
歌唱指導:西野誠
稽古ピアノ:太田裕子
オーケストラコーディネーター:新音楽協会
美術助手:トゥーツ・ブッチャー
演出助手:末永陽一、加藤由紀子
舞台監督:榎太郎
宣伝美術:榎本太郎
宣伝写真:森崎恵美子
宣伝コスチューム:石橋瑞枝
宣伝ヘアメイク:馮啓孝
宣伝メイク(愛希れいか、木下晴香):栗原里美
印刷:深雪印刷
東京公演主催:TBS/キョードー東京/梅田芸術劇場
大阪公演主催:ABCテレビ/梅田芸術劇場
企画・制作:梅田芸術劇場

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