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ディズニーリゾートライン、新型車両および信号設備の更新を実施

東京ディズニーリゾートの各施設を結ぶモノレール、ディズニーリゾートラインは、2020年春、新型車両「リゾートライナー(Type C)」を導入すると発表しました。

10型からType C(100型?)へ

2001年の開業以来活躍した10型車両(11-16,21-26,31-36,41-46,51-56)に代わり、初めての新型車両の導入となるType C型車両。Cはローマ数字で100を意味していることから、100型という形式名になるのではないでしょうか?

従来通りの6両1編成とし、2020年春より全5編成を2024年度末までかけ、置き換えるとのこと。

エクステリアは、現在運行しているディズニーリゾートラインのアクセントカラーを踏襲し、2色のグラデーションを配色し、やわらかく揺らめく波をイメージ。特徴的であったミッキーシェイプの窓は従来の車両より大きくなり、展望性が向上します。

信号設備更新も実施

ディズニーリゾートラインは新型車両の導入と合わせ、信号設備の更新も実施します。
現在のディズニーリゾートラインは有人運転用の信号設備ATCと無人運転用の信号設備ATOを併用し、運行中。

ディズニーリゾートラインと同様の日立アルヴェーグ式を採用する大韓民国(通称:韓国)・大邱のモノレール、大邱都市鉄道3号線に注目してみましょう。大邱都市鉄道3号線は3000系車両を用い、加減速の指示を車上で判断し無段階に行い、スムーズな運行を可能にするデジタルATC(現地ではデジタルATPと称されているが)を採用し、運行されています。3000系の車体に搭載されているアンテナが今回発表されたディズニーリゾートラインType C型車両の両先頭車屋根上に搭載れているアンテナに非常に類似しています。

信号設備の更新ということなので、ディズニーリゾートラインもデジタルATC・ATOに切り替わると予測されます。

また、従来の10型先頭車屋根上に装備されていたL字型の無線アンテナがType C型には装備されていないことから、無線設備もデジタル無線に更新されることでしょう。

いつでも どこでも だれにでも ディズニーの世界観を提供したい

「いつでも どこでも だれにでも ディズニーの世界観を提供したい」を開発コンセプトとし、車内はミッキーマウスをイメージしたカラーと、高さが3段階になったミッキーシェイプのつり革、従来の車両より大きくなったミッキーシェイプの窓などと相まって、今まで以上にディズニーらしさを楽しめるとのこと。

インテリアは、室内空間が高さ、幅ともに広くなり、シート形状をロングシートにすることで、乗降性や居住性が向上。また、ゲストのニーズにあわせ各車両にフリースペース、3・4両目にはワイドフリースペースを設置し、バリアフリー設備も充実。
先頭車両にある展望席はベビーカーをご利用の方や、車イスをご利用の方にも景観をお楽しみいただけるようなシート形状としています。

また、特徴的だったミッキーシェイプのつり革は、高さを3段階にすることにより、子どもから大人まで楽しめるようなレイアウトとなり、室内照明をLEDに変更し間接照明にしたことで、やさしさやあたたかさが感じられる室内空間を演出するとのこと。

19年ぶりの導入となる新型車両、登場が待ち遠しいですね。

<運行開始>
2020年春(予定)

<導入車両数>
1編成(6両)

※2024年度末までに全5編成(30両)を導入予定

<総投資額>
約125億円

※信号設備等の更新も含む

※画像はすべてイメージです
©Disney

 

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