世界のエンターテイメントの“今”をお届け!

News

ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞製作発表開催!

2012年より集英社発行の「週刊少年ジャンプ」に連載中の高校バレーボール漫画「ハイキュー!!」。
2014年から2016年かけてはTVアニメが放送し、2020年1月からは第4期が放送予定です。2015年11月には主人公の日向翔陽役に俳優の須賀健太を向かえた、「ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」」を初演。大きな話題となりました。

そして2019年11月、烏野高校排球部に新キャスト陣を向かえた、「新生烏野」が始動する第8作目となる新作公演「ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞」が公演されます。
2019年11月1日(金)から行われる公演に先立ち、2019年8月19日(月)東京都千代田区の
3331 ARTS Chiyoda内、体育館にて製作発表が行われました。

【製作発表の様子】

初演から4年目を迎えますが、意外なことにこれが初の製作発表との事で多くの報道陣が詰め掛けました。
登壇したのは、主演・日向翔陽役の醍醐虎汰朗さん、影山飛雄役の赤名竜之輔さん、そして演出・脚本を務めるウォーリー木下さんの3名。

全員が登壇した所で、主催者代表として株式会社集英社 週刊少年ジャンプ編集長の中野博之さんから挨拶が。
中野編集長「思えば日本の漫画、特にジャンプの作品がアニメ化・映画化そして実写化され、世界中に広がっている現在、その大きな流れの中に2.5次元舞台というのもしっかり根付いて来ているなというのを感じております。そして最近特に多い漫画の実写化という事において、この素晴らしいクオリティの2.5次元舞台が与えて来た影響は非常に大きいと個人的に思っています。その高いクオリティの2.5次元舞台、そのトップとして業界を牽引して来たのがハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」だと思います。須賀健太さんを中心に作り上げてきた旧烏野チーム、素晴らしいチームでした。それを超えて行くのは本当に大変だと思います。けれども、何時の時代も新しい作品が生まれて、古い作品を超えて行くのが少年ジャンプの伝統ですので新生烏野チームに是非、御期待下さい。私達、委員会・集英社も原作者の古舘先生を中心に担当編集、ライツ担当としっかりとサポートしていきますので醍醐さん、赤名さん、ウォーリーさん、よろしくお願いします。」

続いて登壇者3名から挨拶。

ウォーリーさん「三年半、演劇ハイキューをやってきて、また新しいチャレンジが今回も出来ると思って、楽しみにしております。」

醍醐さん「皆さんこんな熱い所にお越し頂きありがとうございます。後50分位だと思うので少し頑張って下さい!今、キャラクターの衣裳で出ているんですけど、僕自身として喋るという事で少し恥かしい気持ちも有るんですけど精一杯応えていけたらなと思います。」

赤名さん「なにより製作発表という事で凄く緊張しているんですけど、先輩方に習って色んな事を話せたら良いなと思います。」

登壇者の挨拶が終わるとスクリーンにハイキュー!!に縁のある著名人からの応援メッセージが。
そこに映ったのは、前回シリーズで主演・日向翔陽役を務めた須賀健太さん。
映像の中で須賀さんは「演劇ハイキュー!!は卒業しましたけど、事ある毎にこうして僕が出てくるので、正直あまり卒業した感じが無いんですよね。なので未だに現役の如く、応援しているという感じでおります。新生烏野の皆さんがまた新しい演劇ハイキュー!!を作ってくれるのかなと思うと楽しみな部分でありウォーリー”君”には、プレッシャーをドンドン掛けていって頂きたいなと……」
話していると、ここで画面の外から池田成志さんと古田新太さんが登場。ちゃんと各地のジャンプショップにて手に入れたという烏野のユニフォームをアピール。この応援メッセージを見ているウォーリーさんに対して、「漫画と違うハイキューを見せて欲しい。「魔球」とか。」と無茶振り。そして池田さんが3人が出演する「2019年劇団☆新感線39興行・夏秋公演 いのうえ歌舞伎<亞>alternative 『けむりの軍団』」の宣伝を見事にねじ込み、最後には須賀さんが纏めてVTRは終了しました。

続いては、中野編集長がなにやら手に持って登壇者3名に見せると、そこには今製作発表のサプライズとして、ハイキュー!!の原作者である古舘春一先生から応援コメント付きの書き下ろし原画が。

通常この手の応援メッセージはサイン色紙に軽微に書かれるそうですが、古舘先生の期待の現れか原稿用紙を使い日向と影山がしっかりと描かれています。

原画を受け取ったウォーリーさんは
ウォーリーさん「さっきの”アイツら”3人のコメントと比べたら俄然良いですよね。凄く感動しました。こうやって〝飛翔“というタイトルを書いてくれると日向と影山に先生自ら「頑張って!」と言ってくれている様でとても嬉しいですよね。」

醍醐さんは「こんなに贅沢な事って無いですよね。ウォーリーさんと感想全く一緒になっちゃうんですけど、実際にこういう物を描いて頂けると気が引き締まりますね。”繋がっているな”という感じがします。」

赤名さん「これだけメッセージを頂いて、是非古舘さんにも楽しんでもらえるような公演を作りたいなと思いました。」

続いて質疑応答へ。

キャストも総入れ替えの烏野高校にどの様な期待と思いでしょうか。

ウォーリーさん「演劇ハイキュー!!は毎公演、チャレンジをしようという事をテーマに掲げていまして、出来ればお客さんの期待を超えて行こうとずっと考えながらやってきました。今回は正に、ここ最近では一番大きなチャレンジというか。勿論、不安はあります。ただ彼等と既に何回か話をしたりしているんですけど、「新生烏野」はとても若くて皆、真っ直ぐ演劇が好きというのが伝わって来ているので、この俳優さん達となら今までとは全く違う新しい挑戦が出来るなと、初演の時を思い出してとてもワクワクしています。
構想は、〝飛翔”は原作において丁度、春高に出場決定から東京へ行って、春高が始まるという所までを描く話になるんですけども、原作の全国大会出場が決まったから只楽しくなっている…というよりかは、もう1回大きな壁にぶつかるという話なので、そこをフレッシュな面々で一からハイキュー!!を作るという事にあたっては、なるべく人間ドラマを中心に置いて作れたら良いかなと思っています。その中で何時もの様なバレーの見せ方もやっていければ良いと思っています。」

自身のハイキュー!!に対するイメージと役に対する考えはいかがでしょうか。

醍醐さん「僕は過去3作品を生で観劇させて頂いて、凄くプラスの方向に感情が持っていかれる舞台だなと思いました。熱量であったり、躍動感であったりというのは、特に何も考えずに観に行けるというか、気構えせずに観に行ける舞台だなと思ったのと、プロジェクションマッピングを使って演技をするというのが僕は観た事が無かったので、凄く面白いなと思って。後は役者さん達の熱量が凄く汗をかきながらやられていて、会場の熱気も伝わって凄い熱い舞台だなと認識しています。日向翔陽という役については、3次元には存在しないんじゃないかなと思う位、凄くポジティブな子だなと思っていて、きっと今回描かれるのが壁にぶつかる部分だと思うんですけど、そこで取る行動の一つ一つが凹まずに挫けずに前をずっと向いている子なので、演じるにあたってそのポジティブさは大切にして。あと僕がやりたいのは、あくまで漫画やアニメと違って、凄くリアルな物を作りたいなと思っていて、漫画やアニメで描かれていない日向が家で過ごしている時間とか、きっと色んな葛藤があって今日向翔陽というキャラクターがいるので、そういう部分を大切にしていけたらなって思います。」

赤名さん「僕も過去2作品を観させて頂いたんですけど、終わった後に凄いハッピーになれるというか、何か頑張ろうと思える舞台だと思っていて、演者さんの一生懸命さであったり、熱量であったりというのが伝わる演劇だと思っています。本当に芝居を観ているというよりかは、一種のライヴの様な躍動感であったり、エンターテイメント性であったりというのは凄い目が話せない舞台だと思います。影山飛雄に関しては、凄く天才的プレイヤーで一年でレギュラーでセッターをやっているという所から、常にプレッシャーと戦っている様な人間なんですが、僕は影山飛雄を一人の男として凄く尊敬していて、期待に絶対に応え続けていますし、その影山飛雄の様に、僕も2.5次元の舞台は初めてなんですけど、だからこそ、何か伝えられるモノがあると思うので一生懸命頑張りたいと思います。」

「新生烏野」始動という事で、須賀健太さんから役を引き継いだ思いをお願いします。

醍醐さん「前回、須賀さんと共演させて頂いて、少しお話とかはしたんですけど、僕としては、須賀さんの後を引き継ぐという気持ちはこれっぽっちも無くて。同じ日向翔陽という役ですけど、須賀さんが演じたのは、須賀さんというフィルターを通した日向であって僕がこれからやるのは、醍醐虎汰朗という自分のフィルターを通した日向翔陽を演じるだけなので、「前回はこうだったから、真似しよう」とか、物真似ではないですけど、そういった事は全くせずに”僕が一から始めるんだ”位の気持ちでまた新しい事をして行きたいなと思っているので。けど、あれだけ偉大な方がやってらっしゃったので、ライバル心ではないですけど、僕も頑張ろう!って燃える部分はあります。」

製作発表も終了の時間が近づき、最後に登壇者から一言。

醍醐さん「まだ稽古も始まっていないですけど、きっと素敵な舞台にしてみせるので、楽しみにしていて下さい。」

赤名さん「兎に角、一生懸命。そして「新生烏野」で楽しく高みを目指して行ける様に頑張りたいと思います。」

ウォーリーさん「原作ハイキュー!!の面白さをタップリ詰め込んだ作品に初心に帰ってやってみたいと思いますし、新しい彼らと一緒に「まだまだこんな面白い演劇があるんだ」という事も皆さんにお見せ出来たら良いなと思っております。」応援よろしくお願いします。」

【ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2019年11月1日(金)~11月4日(月・祝)
大阪公演:2019年11月9日(土)~11月16日(土)
宮城公演:2019年11月22日(金)~11月24日(日)
東京凱旋公演:2019年12月6日(金)~12月15日(日)

<会場>
東京:TOKYO DOME CITY HALL
大阪:大阪メルパルクホール
宮城:多賀城市民会館大ホール(多賀城市文化センター内)
東京凱旋:日本青年館ホール

<公演時間>
未定

<料金>
東京・東京凱旋公演
:S席9,000円 A席7,000円
大阪・宮城公演
:9,000円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
『烏野高校』
日向翔陽:醍醐虎汰朗/
影山飛雄:赤名竜之輔/
月島蛍:山本涼介
山口忠:織部典成
田中龍之介:鐘ヶ江洸
西谷夕:北澤優駿
縁下力:中谷優心
木下久志:長田翔恩
澤村大地:日向野祥
菅原孝支:一ノ瀬竜
東峰旭:福田侑哉/

『烏野高校 マネージャー』
清水潔子:大久保聡美
谷地仁花:山本樹里/

『烏野高校 顧問・コーチ』
武田一鉄:鎌苅健太
烏養繋心:小笠原健/

『青葉城西高校』
金田一勇太郎:坂本康太
国見英:神田聖司/

『白鳥沢学園高校』
天童覚:加藤健
白布賢二郎:佐藤信長
五色工:菊池修司/
鷲匠鍛治:川下大洋/

『伊達工業高校』
青根高伸:新井將
二口堅治:木村敦
作並浩輔:廣野凌大
黄金川貫至:羽富琉偉/

『井闥山学院高校』
佐久早聖臣:つわぶき峻/

『鴎台高校』
星海光来:輝山立/

『稲荷崎高校』
宮侑:松島勇之介

<STAFF>
原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
演出・脚本:ウォーリー木下
音楽:和田俊輔
振付:梨本威温(EMPTY INC)
共同脚本:入江おろぱ
美術:柴田隆弘
照明:佐藤公穂
音響:大木裕介
映像:大鹿奈穂
衣裳:小林菜摘(ダダグラム)
ヘアメイク:松下よし子(アトリエレオパード)
演出助手:溝端理恵子
振付助手:田野邉拓哉(EMPTY INC)
舞台監督:小林広道(DDR)
デザイン:江口伸二郎/告原小百合(SENRIN)
宣伝写真:三宅祐介
票券協力:サンライズプロモーション東京
制作:ネルケプランニング
監修:集英社(「週刊少年ジャンプ」編集部)
協賛:ファミリーマート
協力:一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会/モルテン/ミカサ
主催:ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会(TBS/ネルケプランニング/東宝/集英社/キューブ)

Ⓒ古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会

 - Stage