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舞台『スタンレーの魔女』開幕!

「銀河鉄道999」や数々のヒット作を生み出してきた漫画家松本零士が描く、「 スタンレーの魔女」。
戦争まんがシリーズや、ザ・コクピットシリーズに収録されている名作です。
その漫画をベースとした舞台「 スタンレーの魔女 」は2006年9月にスペースノイドが初めて上演し、 今回で3度目の上演となります。

2019年7月28日(日)初回の公演に先立ち、東京都渋谷区のDDD青山クロスシアターにおいてオフィシャル会見と公開ゲネプロが行われました。

【オフィシャル会見の様子】

登壇したのは敷井役の石井凌さん、出戻役の唐橋充さん、大平役の宮下雄也さん、足立役の松井勇さん、石田役の津村知与支さん、そして今作の脚本・演出を手掛ける御笠ノ忠次さんの6名。

本作の見所はどこでしょうか。

御笠ノさん「始まってから終わりまでの90分間が見所だと思います。(笑)今回は再々演で、
元々は僕が当時松本零士さんのところまで「スタンレーの魔女」をやらせて欲しいんですけど、と聞きに行ったら(先生が)いいよ、って。それが十数年前でした。なので、見所は松本零士先生の世界観です。」

石井さん「出演者皆が自由に凄く動く御芝居なので、台詞は一緒だけど感情の流れが16公演全部違うスタンレーの魔女 になるのかなと思っていて、そこが一番見所だと思います。」

唐橋さん「御笠ノさんの稽古で、空気を作るという稽古に終始したんです。何回も同じ事をやるんですけどこの高度な技術を持ってらっしゃる方々、澱まない様にいかに新鮮に同じ事を繰り返すかという空気の作り方が、僕も結構短くは無い位役者をやらせて頂いているんですけど、新鮮で楽しい稽古でした。こういうのって客席に伝わる物なので、是非伝えて行きたいなと思います。」

宮下さん「目茶苦茶良いカンパニーですしね。個性を確実に活かしている座組だなと。このメンバーでしか出来ない事が1シーン1シーンに込められているなと思いますので、御笠ノさんの言葉をなぞる様ですが90分全てが見所ですし、本番は色々と変わってくるかと思うんですけども、アドリブというよりは日頃やって来た稽古で出来上がった空気感の違いというの演劇の醍醐味がギュッと詰まっているんじゃないかなと思います。」

松井さん「最高にふざけながら、でもしっかりと道を作って進んで行ってくれる先輩方とそれに死に物狂いで着いて行く僕を含め石井凌くんや宮田龍平くんの相乗効果というか。多分、一瞬「これ、戦争を題材にした作品ですよね?」となるシーンもあったりすると思うんですけど、でも観終わった後に最後に心に残る物は有るんじゃないかなと思うので、そこです。」

津村さん「僕は前回2008年の時に流山の役で出演して、今回は石田役で2回目なんですけども、前回以上に集まった9人の個性・出身・毛色がバラバラでその9人が舞台上で化学変化というか、異種格闘技戦というか、そういう反応みたいのが。僕も稽古を一月やりましたが、毎回違うけど毎回新鮮で毎回面白いんですよ。違うというのも結構あると思うんですけど、毎回ある程度のクオリティに達している、こんな事って中々稽古では無いんだなという風に思いました。僕は劇団で20年やっているんですけど、こういう風にバラバラなメンバーが集まったからこそ、スリリングな面白さがあるなという風に思って、それが今日からいよいよお客さんの前で見せるられるしそれを僕も演じる事が出来るし、それが僕自身とても楽しみにしています。」

最後に来場者へ一言メッセージをお願いします。

津村さん「男達の化学変化、是非、観に来て下さい。」

松井さん「最高にふざけていて、でも最高に面白い男達のロマンを観て下さい。」

宮下さん「夏にピッタリですよ。」

唐橋さん「今作は戦争の生や死に纏わる物だと思うんですけど、生だけを描こうという。同時に生を描くと死も。(描くことになる)そんな戦争モノなので安心して御観劇頂きたいです。」

石井さん「毎公演違う空気感を楽しんで頂けたら良いなと思います。」

御笠ノさん「演劇が好きな人と演劇が嫌いな人、両極の人達に観て貰いたいです。」

【公開ゲネプロの様子】

時に冗談を飛ばし、時に本音をぶつけ、そして彼らは夢を語る。

仲間と過ごす時間は、いつの時代も、どんな場所でも変わらない。

たとえ、たまたま”時代が戦争をしていた”としても。

太平洋戦争中、 ニューブリテン島のラバウルを飛び立った日本軍爆撃隊。

海を渡り 標高 5千メートル級の山々を湛えたニューギニア島のスタンレー山脈を越えて、連合国軍基地のあるポートモレスビーを目指す。

その中の一機が最後に挑んだ頂とは……。

「無念の涙をのんでひきかえす私が、 ふと、 ふりかえった時……。 山が笑っていた」

【舞台『スタンレーの魔女』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
2019年7月28日(日)~8月8日(木)

<会場>
DDD青山クロスシアター

<公演時間>
約1時間30分(途中休憩無し)

<料金>
7.800円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可
https://l-tike.com/stanley-s/

<出演者>
敷井:石井凌
出戻:唐橋充
大平:宮下雄也
流山:池田竜渦爾
後藤:松本寛也
熊田:永島敬三(柿喰う客)
足立:松井勇歩(劇団Patch)
尾有:宮田龍平
石田:津村知与支(モダンスイマーズ)

<STAFF>
原作:松本零士
脚本・演出:御笠ノ忠次
美術:魚住和伸
音楽:佐々木久夫(SeanNorth)
照明:津村裕子
音響:ヨシモトシンヤ
映像:ワタナベカズキ
演出助手:矢崎進
舞台監督:山下翼
主催:『スタンレーの魔女』製作委員会

©松本零士/小学館
©『スタンレーの魔女』製作委員会

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