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『THE BANK ROBBERY!〜ダイヤモンド強奪大作戦〜』公開稽古開催

軽快なテンポの中で巧みな言葉遊びと計算されたストーリー構成、意表を突く演出で人気を博し、数々の演劇賞を受賞してきた、今イギリスで最も勢いのある頭脳派コメディ劇団”Mischief Theatre”(ミスチーフシアター)の最新作である「The Comedy About A Bank Robbery」。
2016年4月のイギリス・ロンドンでの開幕から4年目に突入し、2019年8月、満を持して日本初上陸を果たします。
主演に、自身単独舞台初出演となる宇宙Six/ジャニーズJr.の原嘉孝が抜擢。そして、乃木坂46の桜井玲香、元木聖也はじめ、尾上寛之、しゅはまはるみ、ラブレターズの溜口佑太朗・塚本直毅、大堀こういち、市川しんぺー、田中要次といった実力派俳優たちが名を連ねる。また、翻訳を谷賢一、演出を小林顕作が務めます。

2019年8月の公演に向け絶賛稽古真っ最中のカンパニーですが、2019年7月9日(火)都内某所において公開稽古の合同取材が行われました。

公演本編の中から、抜粋された2つのシーンの稽古が公開。

最初は、冒頭、元木聖也さん演じるミッチ・ラスティが収監されている監房の場面~オープニングまで。

武装強盗・窃盗・暴行・詐欺等、多数の罪で捕まり、懲役十年の判決が下った囚人ミッチがいるのは犯罪者刑務所。
尾上寛之さん演じるニール・クーパー看守達に”可愛がられ”ますが、上官がいなくなるとミッチに平謝り。

それもその筈。ミッチとニールは、今晩この犯罪者刑務所を脱獄し、ハンガリーの国王子からミネアポリス都市銀行に預けられている、約50万ドルの価値のあるダイアモンドを強奪する計画を立てていたのです。

無論、この計画はミッチとニールの2人だけの他言無用……の筈でしたが、いつの間にか数珠繋に増える銀行強盗参加者にミッチは呆れます。何とか脱獄に成功し、州境を目指します。

オープニングナンバーである『バンクロバリーのテーマ』の軽快な音楽が流れた所で1つ目の稽古シーンは終了。

2つ目はミネアポリス都市銀行の中でのシーン。

原嘉考さん演じるスリの名人サム・モナハンが巧みにスリを働き、大堀こういちさん演じるロビン・フリーボーイズに会いに来たランダル・シュック捜査官の警察手帳を奪うとシュック捜査官に成りすまします。
その後、銀行内で起こる不祥事に顔面蒼白になるロビン。

サムの母親であり未亡人のしゅはまはるみさん演じるルース・モナハンとシュック捜査官はなにやら怪しい関係の様子。

場面は変わって桜井玲香さん演じるやり手の結婚詐欺師カプリス・フリーボーイズが自身を妊娠9ヶ月と偽り、電話先のあらゆる男から”赤ん坊の為の小切手”をくすねようとするシーン。

そこへ出くわしたのはサム。財布を落としたと言うカプリスに貴方のでは?と財布を見せるサム。すると、”私のよ!”と飛びつくカプリス。「この街でこんな親切な人に出会えるなんて」とカプリスが褒めると、2人の前にサムが様々な職種に化けて騙し、”お世話になった人達”が次々と登場。そのマルチぶりに驚いた
カプリスはサムに電話番号を渡し、サムの方も満更ではない様子……と続きが気になりますが、此処で公開稽古が終了。

【合同取材の様子】

公開稽古終了後、そのまま同稽古場にて合同取材が行われました。
参加したのはサム・モナハン役の原嘉孝さん、カプリス・フリーボーイズ役の桜井玲香さん、ミッチ・ラスチッティ役の元木聖也さん、ニール・クーパー役の尾上寛之さん、ルース・モナハン役のしゅはまはるみさん、マルチプレイヤーの溜口佑太朗さん、同じくマルチプレイヤーの塚本直毅さん、ロビン・フリーボーイズ役の大堀こういちさん、ウォーレン・スラックス役の市川しんぺーさん、ランダル・シュック捜査官役の田中要次さん、そして演出を務める小林顕作さんの11名。

自身の役の見所をお願いします。

市川さん「いっぱい叩かれるシーンがあるので、笑っていただける感じで面白くしたいと思います。」

大堀さん「見所は市川さん演じるウォーレンと、演出上、面白いシーンがありまして、肉体を使って今まで見た事の無いような視覚的なギャグが有りますので楽しみにして頂きたいと思います。」

尾上さん「(この公開稽古で台詞を忘れたり、別日の稽古中に身体を壊したり等、散々なので)良い所を見せれる様、頑張ります。」

しゅはまさん「原君演じるサムのお母さん役で、そんなに沢山舞台には出てこないんですけど、何かと印象に残るとても素敵なおいしい役を貰いました。是非楽しみにしてください。」

溜口さん「見所はマルチプレイヤーならではのコロコロと役が変わる所だったり、早替えとかも多いので、バタバタして間に合わなかったら素っ裸で出るつもりで……嘘です。後は、芸人として出ているので、他のキャストの盛り上げ役に徹して頑張りたいと思います。」

塚本さん「マルチププレイヤーという言い方をする役を相方の溜口と二人で分けてやらせてもらうので、この舞台をキッカケにマルチプレイヤーという言葉が「スーパーマルチプレイヤー」と変わる様に精一杯頑張ります。」

田中さん「このお芝居の見所は兎に角、登場するキャラクターが皆、バカばっかりです。
普通、劇中のバカなキャラクターに振り回されるまともな人が一人位居なきゃいけないんだけれど、本当に今回はバカばっかりなので、それを分かって観て頂かないとお話に入れないのかなとも思ったりして。後、演出の小林さんの方を喋りながら見てしまう癖が舞台上で出ない様に頑張ります。」

元木さん「ここまでコメディに振り切っている舞台って中々無いと思いますので、舞台が始まってから終わりまで本当面白い所が沢山ありますね。後、ダンスとかにも素敵な振付が多いので、誰が観ても楽しめると思いますので、是非是非観に来て欲しいなと思います。」

桜井さん「カプリスは結婚詐欺師役という役所なんですけど、電話をいっぺんに5人にもかけられる様な器用な所も有りつつ一応、ヒロインだと思うんですけど、なんか時々、自分がヒロインなのか分からなくなる様なシーンもあったりして、楽しみながら演じていけたら良いなと思います。」

原さん「僕の役の見所としては、お母さんが大好きだったりとかなのに、スリの名人だったりするので、一方の人間には違う顔を見せ、また一方の人間には……と、詐欺師っぽい一面が出せたらと思っています。今回、お芝居だけでは無く歌も踊りもあるので、最後の最後まで楽しんでいただけるんじゃないかなと思っています。」

1週間稽古をやってきてカンパニーの手応えはいかがでしょうか。

小林さん「最初は顔合わせとか不安なものなんですけども、実際に会ったら皆さん不思議なくらい打ち解けてくれまして。一番年上が田中さんと大堀さんなので、御覧のとおりほんわかしたカンパニーです。」

特に期待をかけているキャストは?と問われると、
小林さん「コメディって、凄く難しいと思うんですけども、今見て結構面白かったでしょ?僕はイギリスの本家カンパニーにも勝てると思う位。日本人の持っている繊細な「間」というのが凄く活かされているなというか、大味でない、人間の嗅覚に訴える「間」というのを皆さんお持ちなので、最初はクスッと笑って、次にはドカッと笑えるような舞台に絶対に出来るなという自信があるので、沢山の人に観て貰いたいなと思いつつ、心配事が2つだけ。何回見ても田中さんが偶に何喋っているのか分からない。稽古してても受け答えが「あぁ~うぅうぁ~~」。後、溜口君が今おかっぱ頭なので、他の人に何人かおかっぱ頭にして貰って、溜口君が何人か居るみたいな。他は心配事は無いです。」

初主演の話が来た時に原さんが思った印象をお願いします。

原さん「初の単独主演なので、其処に対しての驚きは凄く有りましたし、やった事の無いコメディが出来るというのは凄く喜ばしい事でもあり、後は小林さんを始め、沢山の名立たる役者さんと共演出来るというのは嬉しくもありましたし、色んな感情が混ざった不思議な感情でしたね。」

今日の稽古では歌わなかったが、本番では?との問いに
原さん「台本を頂いて読んだ時に僕だけ歌が無かったんです。アレッ?と思って。それで小林さんに相談して今後如何するかみたいな。」

小林さん「それは(公演を)御覧頂かないと。原君が歌うのか歌わないのかというのが一つの見所で、まだ、歌という判断には至っていない。原君だけ歌わせないというのもあるかもしれない。」

桜井さんは結婚詐欺師役だが、何か役作りは?

桜井さん「最初に台本を頂いて、本国イギリスのカンパニーの動画とかも色々見て、「カプリスは色気があって大人な感じで行くんだな」
と思ったら、悉く小林さんにそれを全部ぶち壊されていって、全く違う日本オリジナルのカプリスが今、出来て来ているなと思うので、
もうちょっと色々模索しながら、日本でしか観れないカプリス像を作っていきたいなと思います。」

小林さん「逆に言うと玲香ちゃんそのまんまという感じ。」

最後に原さんから本作にかける意気込みをお願いします。

原さん「稽古を御覧の通り、この作品は最初から最後まで大の大人が真面目にふざけます。そういう作品なので舞台を観に来るというよりは、近所のコンビニへ行くような気軽な気楽な感じで来て頂いて、沢山笑って帰って頂く。そういう作品だと僕は思っているので、カンパニーのこの仲の良さもステージ上で出せたら良いなと思っています。歌も踊りもあるので、小さい子からお年寄りまで誰もが楽しめる作品になっているので、是非沢山の方に御来場頂ける様に僕たちも頑張ります。よろしくお願いします。」
とコメントされました。

前代未聞の銀行強盗コメディの開幕まであと僅かです。

【『THE BANK ROBBERY!〜ダイヤモンド強奪大作戦〜』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2019年8月2日(金)~8月12日(月・祝)
大阪公演:2019年8月16日(金)・8月17日(土)

<会場>
東京:新国立劇場 中劇場
大阪:森ノ宮ピロティホール

<公演時間>
未定

<料金>
東京:
S席8,900円 A席7,000円(子供 S席・A席共通4,500円)
(全席指定・税込)
◆8月7日(水)12:30回=夏休みスペシャル
本作ではお子様のご入場に年齢制限を設けさせていただいておりますが、当該公演に限り、3歳以上のお子様からご観劇いただけます。
さらに、小学生以下のお客様には子供料金もご用意しました。また託児のサービス(要事前予約、定員有り)もございますので、
夏休みの思い出に、育児の手を休めてぜひお子様と一緒にお楽しみください。
※子供席は、8月7日(水)12:30回のみ販売(3歳以上小学生以下対象)
※未就学児童入場不可(8月7日(水)12:30回除く)

大阪:
8,900円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
サム・モナハン:原嘉孝(宇宙Six/ジャニーズJr.)
カプリス・フリーボーイズ:桜井玲香(乃木坂46)
ミッチ・ラスチッティ:元木聖也
ニール・クーパー:尾上寛之
ルース・モナハン:しゅはまはるみ
溜口佑太朗(ラブレターズ)
塚本直毅(ラブレターズ)
ロビン・フリーボーイズ:大堀こういち
ウォーレン・スラックス:市川しんぺー
ランダル・シュック捜査官:田中要次

『ROBBERY団』
穴沢裕介
広瀬斗史輝
下司尚実
熊澤沙穂

<STAFF>
原作:「The Comedy About A Bank Robbery」by Henry Lewis, Jonathan Sayer&Henry Shields
翻訳:谷賢一
演出:小林顕作
美術:土岐研一
照明:倉本泰史
音響:原嶋紘平
編曲:ha-j
振付:足立夏海
衣裳:髙木阿友子
ヘアメイク:伊藤こず恵
小道具:清水克晋
演出助手:友佳
舞台監督:津江健太
宣伝:石橋千尋
票券:河野英明
制作:佐々木康志、小島友希
アシスタント・プロデューサー:都丸聡子
プロデューサー:吉池ゆづる
東京公演主催:エイベックス・エンタテインメント/サンライズプロモーション東京
大阪公演主催:キョードーアジア
制作協力:プラグマックス&エンタテインメント
企画・製作:エイベックス・エンタテインメント

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