「D23 Expo Japan 2015」〜東京ディズニーリゾート関連の公演・展示模様を中心にご紹介〜
2013年に日本で初めて開催され、今年で2回目となる究極のディズニーファンイベント「D23 Expo Japan 2015」が開催されました。
ディズニーファンに贈る特別なショー&プレゼンテーションや、「Power of Story」のもと集う、様々なストーリーを伝える展示など、すべてのディズニーをつなぐイベントの模様を、東京ディズニーリゾート関連の公演・展示模様を中心にお届けします。
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東京ディズニーリゾートスペシャルプログラム
舞浜アンフィシアターにて開催された特別公演「東京ディズニーリゾートスペシャルプログラム」。
今回は東京ディズニーシーをメインに構成され、前回の公演同様ファンの期待に応えた素晴らしい内容となりました。
公演は東京ディズニーランド5周年時に行われた第2パーク開発構想の会見映像からスタート。東京ディズニーシーオープンまでの軌跡を貴重な建設風景の映像などを交えながら振り返ったところで、株式会社オリエンタルランド代表取締役社長とパークオープン時の提督コスチュームをまとったミッキーマウス、ケープコッドにて使用されていたコスチュームをまとったミニーマウスが登場。
懐かしいコスチュームとの再会に会場からは歓声が上がりました。
パークの新要素や東京ディズニーシー15周年アニバーサリーの根幹を築くバッググラウンドストーリーのお話を聞くことができました。
時空を超えた旅
プロメテウス火山の地中深くにあるクリスタル。
これは冒険とイマジネーションを旅する人たちの思い出の結晶かもしれません、というナレーションと共にショーはスタート。
ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル
「ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル」より、ストーリーテラーやダンサーが登場し、パラダイスへ。
ポルト・パラディーゾを出航し、船が行き着いた先は100年前ののどかな港ケープコッド。この地を襲う嵐をいつか消すことができたら・・・と願う彼らが願いた地、ポートディスカバリーにストーリーは進みます。
ポートディスカバリー(ストームライダー)
ポートディスカバリーのテーマソングと共に、ストームライダーのキャストコスチュームをまとったダンサーと博士衣装のグーフィーが現れ、ストームライダーの偉大な功績を称えます。ストームライダー発進時の音楽、映像演出と共に、ステージは次のポートへ。
ロストリバーデルタ
「ミスティックリズム」の音楽に合わせ、グーフィー、探検家たちが力強いシーンを展開。
音楽はロストリバーデルタのテーマソングに移り、グーフィーはここで「活力」のクリスタルを授かります。
アラビアンコースト
全自動で回ることを喜ぶカガリービとキビータにより、スタート。
アラビアンコーストの王宮に伝わる伝説のアレをということで・・・「ボンファイアーダンス」の参加ダンスをみんなで踊ります。
グーフィーはここで「友情」のクリスタルを授かります。
マーメイドラグーン
海と上と海の中が一つになった不思議な場所、マーメイドラグーンより、チップとデール、クラリス、「ファッショナブル・イースター」よりアクアホップな仲間たちが登場。「アリエルのシーサイドトレジャー」より、懐かしの音楽に合わせ、会場全体で踊りました。
ミステリアスアイランド
「ファッショナブル・イースター」のヒューゴー・ヴェルジュールが登場。
ドナルドとの再会を喜びます。
スチームパンクをテーマに、会場は大盛り上がりに!
アメリカンウォーターフロント
アメリカンウォーターフロントのテーマソングと共に、「ニューヨーク・ハロウィーンフォーリーズ」のコスチュームを身にまとったミッキーマウスとミニーマウスが登場。この地でかつて繰り広げられたショーの思い出を振り返ります。
タワー・オブ・テラーの音楽と共に、ステージはダークなムードに。不思議な仮面舞踏会をミッキーマウスが思い出しますが、ミニーマウスは思い出せません。ニューヨーク市保存協会よりマーク・オーメン、カミーラ・カーメンが登場し、もう一度、ファンタスティックなハロウィーンの世界、魅惑の夜の舞踏会「ミステリアス・マスカレード」へゲストを紹介します。
ステージ中央に懐かしのゴースト達が現れ、ゲストから歓声が上がりました。
ガイコツたちも参加した今夜だけのパーティー、ミニーはカミーラより「愛」のクリスタルを授かります。
海だけが知ってる物語
「BraviSEAmo!」より、Swept Awayを生歌(英語版)で披露。プロメテオ、ベリッシーを模した火と海のコスチュームをまとったダンサーも登場。
東京ディズニーシーではカウントダウンにて使用されていたWe Go On(日本語版)を「ミート・アンド・スマイル」のコスチュームをまとったキャラクターと共に歌います。
クリスタルの謎を解くフィナーレ
渡された3つのクリスタルの光に導かれ、クリスタルから聞こえたかのようにみんなの心を繋いだリズムが流れます。
「レジェンド・オブ・ミシカ」より、Feel The Loveを熱気あふれるキャラクター、ダンサーのダンスと共に。
光が一つになり、クリスタルの不思議な力が現れます。
これから先、ミッキーたちの旅に必要な何か、本当に大切なものを教えてくれた古びたコンパスを元に、旅を続けます。
時代はさかのぼり、「ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル・エテールノ」の感動的な音楽と主に、これからの旅への期待を歌います。
東京ディズニーシー15周年テーマソング
「When Your Heart Makes a Wish」
東京ディズニーシー15周年テーマソング「When Your Heart Makes a Wish」が初お披露目され、15周年コスチュームをまとったキャラクターたちが大集合。
不思議なクリスタルの光をたどる時空を超えた旅、パークの歴史をたどる素晴らしいショーとなりました。
冒険とイマジネーションの海でで作られたたくさんの思い出。
これらは素晴らしい輝きを持って、旅の行き先をこれからも教えてくれそうですね。
東京ディズニーリゾート特別展示
東京ディズニーランドホテルにて実施された東京ディズニーリゾート特別展示。今回は「THE ART OF IMAGINATION」と題して、来年迎えるアニバーサリーに向け、東京ディズニーシー15周年記念展示を実施しました。
「東京ディズニーシー15周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”」関連の展示
東京ディズニーシーでは、2016年 4月15 日(金)から2017年3月17 日(金)までの337 日間、東京ディズニーシーの開園 15 周年を盛大にお祝いするアニバーサリーイベント「東京ディズニーシー15 周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”」を開催します。
オープニングを飾る新規ショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」に始まり、15 周年ならではの装飾などが加わった夏やハロウィーン、クリスマスのスペシャルイベントなど、たくさんの魅力的なプログラムを年間を通して展開します。
テーマ“ウィッシュ”について
“ウィッシュ”とは、未来を思い描き、向かっていくワクワクする気持ちそのものです。
東京ディズニーシーでの新たな冒険の旅を通じて、ゲスト一人ひとりがもつ“ウィッシュ”がさらに強く光り輝くよう、1 年間にわたってミッキーマウスやディズニーの仲間たちがゲストをナビゲートし、キャスト全員でお手伝いをします。
ディズニーシー・アクアスフィアへのデコレーション
東京デイズニーシーのシンボル、ディズニーシー・アクアスフィアにはみんなの“ウィッシュ”の力で、未来へと進む船が旅立っていく瞬間をイメージしたデコレーションを設置。
これ以外にも、パーク内のは15年分の“ウィッシュ”が光り輝き、クリスタルとなった様々な色彩感溢れるデコレーションを展開するとのことです。船や航海にまつわるものがモチーフとなっており、アメリカンウォーターフロントにはミニーの“ウィッシュ”である”ラブ”をモチーフにした赤いクリスタルを中心に、天球儀を象徴としたクリスタルポイントが設置されるとのこと。アラビアンコーストには錨をモチーフにしたドナルドのクリスタルポイントが、ミステリアスアイランドには舵輪をモチーフにしたグーフィーのクリスタルポイントがあり、これらのデコレーションとゲストのウィッシュが共鳴する、インタラクティブな要素もあるとのこと。
クリスタルコンパス
“ウィッシュ”を輝かせる旅をナビゲートするコンパスをイメージしたアイテム。クリスタルコンパスで各エリアのデコレーション、クリスタルポイントを回ると楽しいい仕掛けがあるとのこと。
15周年期間中は「ファンタズミック!」のショーでも演出に合わせて光り輝き、ショーをより一層楽しめるアイテムになるとのこと。
ぬいぐるみ
15周年期間限定で販売されるぬいぐるみの数々が展示されました。
それぞれのウィッシュ・クリスタルをあしらったスペシャルコスチュームを着ています。ミッキー、ミニー、ドナルド、デイジー、グーフィー、プルート、チップ&デールが勢ぞろい。大きなサイズも販売されます。
グッズ用キービジュアルの展示
様々なグッズに使用される予定のキービジュアルが展示されました。
「ビックバンドビート」
アメリカンウォーターフロントのブロードウェイ・ミュージックシアターで公演中の「ビッグバンドビート」が、2006 年 7 月の公演開始以来、初めてショー内容やコスチュームを一部変更してリニューアル。こちらのイラストが展示されました。
「ビッグバンドビート」は、ビッグバンドの全盛期にあたる1920年代から 40 年代にかけて、世界中を熱狂させたスウィングジャズを中心としたレビューショー。
ビッグバンドの演奏をバックに歌うシンガー達の歌声、エネルギッシュなタップダンスのリズムが響くダンスナンバー、ミッキーマウスが迫力あるドラム演奏をするクライマックスシーンはそのままに、グーフィーが登場してジャズナンバーを歌い踊ったり、新しいコスチュームのミッキーマウスとミニーマウスがリズミカルなダンスを披露するシーンが加わるなど、新たな魅力を楽しめるとのこと。2016年4月15 日(金)から公演。
「アウト・オブ・シャドウランド」
ロストリバーデルタにある「ハンガーステージ」で新たにスタートするエンターテイメント「アウト・オブ・シャドウランド」は、影の世界に迷い込んだ主人公の少女メイが成長していく姿を描く、ハンガーステージのために書き下ろされたまったく新しいオリジナルストーリーのミュージカルショー。こちらのイラストが展示されました。
内気な少女メイは邪悪なカゲドリに支配されている影の世界、シャドウランドに迷い込みます。そこで出会った青年ユウに導かれ、メイは自分でも知らなかった不思議な力でシャドウランドに光といのちを甦らせてゆきます。そして、不安や恐怖と戦いながらカゲドリを倒したメイは、ユウとシャドウランドが自信にあふれた新しい自分を教えてくれたことに気付くのです。
色鮮やかな映像と迫力あるライブパフォーマンスや、ダイナミックなシーンが次々と繰り広げられる、今までに体験したことのない世界を楽しみましょう。
新規ハーバーショー「クリスタル・ウィッシュ・ジャーニー」
「東京ディズニーシー15 周年“ザ・イヤー・オブ・ウィッシュ”」のオープニングを飾る、期間限定のハーバーショーです。
“ウィッシュ”を輝かせる新たな冒険の旅へ期待に胸を膨らませるゲストの前に、クリスタルに導かれた、さまざまな願いを持ったディズニーの仲間たちが旅の案内役として登場し、15 周年の冒険の旅立ちを盛大にお祝いします。
プロモーションムービーの公開
15周年の見どころをまとめた映像が放映されました。
東京ディズニーシーの創造の源を探る
パークをかたちづくり彩る創造の源を知ることのできる特別な展示が行われました。初期のコンセプトアートから、最終デザイン、建設の模様まで様々なイラストや貴重な写真、映像でパークの源を学ぶことができました。
テーマポートの創造の源を探る
東京ディズニーシーを構成する7つのテーマポートにまつわる貴重な資料が展示されました。
メディテレーニアンハーバー
アメリカンウォーターフロント
ポートディスカバリー
マーメイドラグーン
マーメイドラグーンシアター「アンダー・ザ・シー」で使用されたセバスチャンも展示。
アラビアンコースト
ロストリバーデルタ
ミステリアスアイランド
ジオラマで楽しむ東京ディズニーシー
パークの全貌を見下ろすことのできるジオラマが展示されました。
構想段階のジオラマのため、現在のパークと異なる点があり、パーク設計の変化を楽しむことができました。
技術者の視点で創造の源を探る
パークに欠かせない技術者の活躍。
普段は絶対に見ることができないパークを司る技術関連の書類、建物を構成する建築部材、植栽、エンターテイメントの構成に欠かせないコスチューム制作現場が展示されました。
“Technical Drawings”
“Themed Port Landscaping”
プロメテウス火山1/75模型
メンテナンス時の検証用に作成されたもの。
建築部材の展示
MAKING BEAUTY
エンターテイメントの構成に欠かせないコスチュームを制作する現場を再現。
パークで実際に使われているコスチュームを制作されている川本さんによる実演も不定期に行われました。
パークで使用された帽子の展示も。
メイク道具の展示も。
コスチュームの展示
過去に東京ディズニーシーで開催せれていたエンターテイメントのコスチュームが展示されました。
ショーの映像とともにコスチュームを間近で見ることができ、今は見ることのできないショーの思い出に浸ることができました。
レジェンド・オブ・ミシカ
ミスティックリズム
ポルト・パラディーゾ・ウォーターカーニバル
ドラマティック・ディズニーシー2004
スタイル!
ドラマティック・ディズニーシー2005
ウィッシュ
ミッキーとダッフィーのスプリングヴォヤッジ
イースター・イン・ニューヨーク
スター・ウォーズD23特別展 未来へつづく、銀河の旅。
12月の最新映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」公開を直前に控え、映画「スター・ウォーズ」の魅力と共に、世界のディズニーパークで好評を博している「スター・ツアーズ」を紹介するD23特別展が開催されました。
今回の「D23 Expo Japan 2015」における展示は「スター・ウォーズD23特別展 未来へつづく、銀河の旅。」と題して、通常の展示「スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。」(全国巡回中の展示内容はこちら)とは異なる特別な内容で展開され、ルーカスフィルムとウォルト・ディズニー・イマジニアニングの技術の粋を集めた人気アトラクション「スターツアーズ」の開発背景なども展示されました。ここでは「スターツアーズ」関連の展示を中心にお届けします。
パネル展示
「スターツアーズ」の貴重なメイキングピクチャーが展示されました。
実際に使用されていたアイテムの展示
キャプテンレックス
キャストコスチューム
撮影用「スタースピーダー3000」
グッズ
ごく短期間販売された「スタースピーダー3000」のトミカなども展示されました。
【「スター・ウォーズ展 未来へつづく、創造のビジョン。」全国巡回スケジュール】
<松山展>
会場 : 愛媛県美術館
会期 : 2015年9月19日(土)~11月15日(日)
<横浜展>
会場 : そごう美術館
会期 : 2015年11月25日(水)~2016年1月5日(火)
<静岡展>
会場 : 静岡市美術館
会期 : 2016年1月23日(土)~3月27日(日)
<大阪展>
会場 : あべのハルカス美術館
会期 : 2016年夏(予定)
※その他 2017年春まで全国を巡回予定
取材協力:ウォルトディズニージャパン,株式会社オリエンタルランド
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