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舞台『スマホを落としただけなのに』ヒロイン稲葉麻美役、早川聖来さん取材会開催!

2017年、第15回『このミステリーがすごい!』大賞の隠し玉(編集部推薦)作品として選ばれた志駕晃のデビュー小説「スマホを落としただけなのに」。
今回初の舞台化で描かれるのは奇才劇作家・横内謙介の書き下ろしストーリーで、原作小説「スマホを落としただけなのに」とその続編である「囚われの殺人鬼」を融合させた物語となっています。

出演は、事件解決に奔走するサイバー犯罪に強い若手刑事<加賀谷学(かがやまなぶ)役>に、自身初の刑事役となる辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)、コンピュータ技術に長け悪意あるハッキングを繰り返す連続殺人鬼の<浦野善治役>に浜中文一が決定。
また、恋人が落としたスマホをきっかけに事件に巻き込まれる女性<稲葉麻美役>を演じるのは、本作が舞台単独初ヒロインとなる早川聖来(乃木坂46)。
さらに稲葉麻美の恋人<富田誠役>を舞台・映画・ドラマと活躍の幅を広げている佐藤永典、そして加賀谷学の先輩捜査官<後藤武史役>の原田龍二が脇を固めます。

2020年3月からの公演に先駆け、2020年1月某日、東京都内某所にて本作のヒロイン、稲葉麻美役を演じる乃木坂46の早川聖来さんの合同取材会が行われました。

【取材会の様子】

本作への出演が決まった時の印象はいかがでしたか。

早川さん「凄く有り難いお話で、嬉しい気持ちでいっぱいだったんですけど、同じグループのメンバーの居ない仕事が初めてなので、少し不安もあります。でも舞台経験豊富な凄く頼りになる先輩が多く、困ったら助けて頂ける状況なので自分の出来る限りの事を精一杯頑張ろうと思いました。」

舞台作品の出演は3度目ですが、改めて舞台はいかがでしょうか。

早川さん「好きですし、やっていてすごく楽しいです。ライブも同様なんですけど、直接レスポンスが返ってくるのを感じることができますし、目の前でお客さんに楽しんで貰えるというものが凄く好きなんです。」

自身は実際にスマホを落とした経験はありますか。

早川さん「無いですね…。忘れかけた事は何度かあるので、「あっ、スマホを忘れた!」と家を出る時に気づくことはあります。スマホの中に交通系カードアプリが入っているので、忘れたら何処にも出かけられないなとよく思うので、スマホ落としたらそういう面でも怖いですね。」

現代だからありえる話だし、スマホを落とした事により、
予期せぬトラブルに巻き込まれるという部分についてはいかがですか。

早川さん「今の時代だからこその表現も多いですし、本を読んでいても「なんだ?この言葉は?」という専門用語が凄く多かったので、ある意味で勉強になった部分も多かったです。落としたらこんな事になるんだとか、今はこんな犯罪もあるんだとか、自分の身近に起こり得る事が最悪な形で表現されているんですけど、誰にでも実際に起こりうる事なので、自分の身を守る為の良い勉強になったと思います。」

乃木坂46のメンバー間では、
お互いに出演舞台を観に行ったり感想をお互いに伝えたりするのでしょうか。

早川さん「先輩方の舞台をよく観に行かせて頂いています。終演後はご挨拶に行ってその場で感想を伝えたり、疑問点など気になったことは聞いたりして直で勉強させていただいています。乃木坂4期生の初舞台公演「3人のプリンシパル」の時は、舞台を経験されている先輩方が観に来て下さったとき、「もっと大きく動いたり、個性を出した方が良い」とア
ドバイスを下さった事もありました。」

ヒロインの稲葉麻美と自身との共通点はありますか。また役作りの方向性はいかがでしょうか。

早川さん「凛とした美しい女性だなと思います。私自身、人生経験があまりないのですが、演じる上で、過去に何か秘密を秘めている女性の役なので、ミステリアスな部分もありながらどこか肝が据わっているという、重心の定まった人物だなというのを原作を読んで感じました。そういう落ち着いた芯のある部分を如何表現するかという所で今、自分の中で考えています。私自身、乃木坂46に加入して、一年が経って、最初は気持ちがフワフワして中々、落ち着かない部分もあったんですけど、最近気持ちに落ち着きが出てきたので、ふとした時に冷静になる部分など自分の経験を踏まえて、演じる上で活かしていけたら良いなと思っています。」

初の単独舞台出演にしてミステリー作品ですが、いかがですか。

早川さん「お稽古でも普段の様に先輩に甘えたりできないですし、単独で出演させていただく分グループの代表として頑張りたいなと思っています。ミステリー作品は自分の経験した事の無い分野なので、“初めて”に“初めて”が重なって、どうなるか凄く不安ではあります。今回は実際に誰にでも起こりうるかもしれないという所があるので、そこを上手く表現出来るかだと思いますが、それでも前回の出演作品を皆でのりきれたように、今回もキャストやスタッフの皆さんと力を合わせて、頼れる所は頼って頑張りたいなと思います。」

今回の舞台現場の印象をお願いします。

早川さん「普段はグループでの活動が多いし、前回の舞台(セーラームーン)もメンバーと一緒で相談し易かったりする部分もありましたが、今回はどういう雰囲気になるのかすらも想像がつかないんです。でも舞台はナマモノなので、今日の調子とかお互いの事を知り作品を作って行く上で信頼関係を築くことは凄く大事な事だなと思っています。そういう面ではまだ稽古が始まっていないので不安が少しあるんですけど、良い作品になるように、沢山コミュニケーションを取ってよりよい雰囲気を作れたらなと思います。」

ミステリーを読むのが好きとの事ですが、物語を想像したり話を膨らますのは得意ですか。

早川さん「好きですね。物語の主人公が喋っている背景とか、文章にカギカッコがついていたら「こんな感じかな…」と想像して声に出して読むことも好きで、頭の中で“ドラマ化”をよくしています。」

最後に来場者へのメッセージをお願いします。

早川さん「『スマホを落としただけなのに』という大きな作品に携わらせて頂けて本当に嬉しく思っています。今、色々な形で本作のメディアミックスが行われている中、初舞台化ということで、舞台ならではの世界を皆さんにお見せ出来る様に座組の皆さんと一所懸命、力を合わせて頑張りたいと思っていますので、是非、ドキドキしたい方、スマホを落とした事がある方、沢山の方に観て頂けたら嬉しいです。宜しくお願いします。」

 

【舞台『スマホを落としただけなのに』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2020年3月20日(金・祝)~4月5日(日)
大阪公演:2020年4月18日(土)・19日(日)

<会場>
東京:紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
大阪:松下IMPホール

<公演時間>
未定

<料金>
9,000円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可
一般前売開始:2020年2月1日(土)午前10:00 <東京・大阪共通>
イープラス・チケットぴあ ほか各プレイガイドにて<出演者>

<出演者>
加賀谷学:辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)
浦野善治:浜中文一
稲葉麻美:早川聖来(乃木坂46)
富田誠:佐藤永典
後藤武史:原田龍二

伴美奈子
三浦修平
真坂雅
北村由海
高畠麻奈
野依健吾
山田良明

<STAFF>
原作:志駕晃『スマホを落としただけなのに』(宝島社文庫)
脚本・演出:横内謙介
美術:金井勇一郎
照明:柏倉淳一
音響:青木タクヘイ
映像:佐々木章介
映像操作:レイ
衣裳:柴田拡美
ヘアメイク:中原雅子
演出助手:尾米タケル
舞台監督:馬淵だいき
デザイン:KG
写真:坂田貴広
制作:たけだのりこ
制作進行:西脇健太
宣伝:TOHOマーケティング/キョードーメディアス
票券:サンライズプロモーション東京
プロデューサー:勅使川原昭/前田名奈
東京公演主催 ニッポン放送/ニッポン放送プロジェクト
大阪公演主催 サンライズプロモーション大阪
企画・製作:ニッポン放送 /ニッポン放送プロジェクト

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