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ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞醍醐虎汰朗さんインタビュー

2012年より集英社発行の「週刊少年ジャンプ」に連載中の高校バレーボール漫画「ハイキュー!!」。
2014年から2016年かけてはTVアニメが放送し、2020年1月からは第4期が放送予定です。
2015年11月には主人公の日向翔陽役に俳優の須賀健太を向かえた、「ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」」を初演。大きな話題となりました。

そして2019年11月、烏野高校排球部に新キャスト陣を向かえた、「新生烏野」が始動する第8作目となる新作公演「ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞」が公演されます。
11月からの公演に先立ち2019年9月某日、東京都内某所にて主人公・日向翔陽役の醍醐虎汰朗さんへのインタビューが行われました。

【醍醐虎汰朗さんインタビュー】

主人公、日向翔陽役に自身が決まった時の率直な感想は?

醍醐さん「僕は小学校の頃から週刊少年ジャンプを買っていて、連載当初からハイキュー!!は読んでいる大好きな原作漫画だったので、好きなものに携われるというのは凄く幸せだなと思い、嬉しかったです。」

現在、醍醐さんは19歳との事ですが
原作中の日向の年齢に一番近いキャストとして何か感じるものはありますか?

醍醐さん「どうなんですかね…けど、僕は中学生までサッカーを9年間ずっとやっていて、同じスポーツという面では、団体競技として似ていて通じる物はあると思うんですけど、高校時代はスポーツもやっていなかったですし、「歳が近いからやりやすい」というのはあまり無くて、いち役として普段と変わらず、一つ一つ丁寧に作って行こうかなと思っています。アニメや漫画だと、日向はスーパーポジティブなキャラクターなんですね。その漫画やアニメで描かれていない部分、身長が小さいのにバレーボールをやっている経緯とか、何処からそういうやる気が出ているんだろうとか、きっと家で色々と考えている子だと思うので、もう直ぐ稽古が始まるので(役を)作っていこうかなと思っています。」

ハイキュー!!の題材である、バレーボールというスポーツは自身にどう映っていますか?

醍醐さん「僕とは程遠い物だと思っていました。やはり身長が高くないと、先ず、その時点で
スタートラインにすら立てないもの…というイメージがあったんですけど、でもハイキュー!!の日向にしても、「小さいのは不利の要因であっても不能の要因ではない」と語った星海も、それって凄くカッコイイなと思って、そういう選手は見習いたいなと思いましたし。あと、バレーボールの印象は「速い・痛い」。レシーブすると内出血の様になるので…あんなの毎日受けていたら。」

現時点で今回のカンパニーの印象は?

醍醐さん「凄く熱量を持った熱い方が集まったなと思います。今回、座長をやらせて頂くんですけど、安心して背中を任せられるじゃないですけど、各自のハイキュー!!に対する熱もハンパではないので、稽古が始まってお芝居が付くのが凄く楽しみですし、皆さん、凄く人柄が良くて。僕とか歳でいったら結構、下の方なんですけど、仲良くしようよというスタンスでやって下さるので、凄く言い易くて楽しいメンバーだなと思います。」

舞台「弱虫ペダル」と続いての座長を務めますが、意気込みは?

醍醐さん「「弱虫ペダル」は初舞台で初主演、初台本頂き…の初ばかりで、結構周りまで見ている余裕が無くて、精一杯やる…という形での座長を務めさせて頂いたんですけど、今回は色々な経験を経て、僕に出来る事が沢山増えてきたと思うので、引っ張って行きたいなとは凄く思います。勿論、皆さんには沢山、力を借りながらにはなると思うんですけど、それでも何か姿勢みたいな物で着いて行きたいなと思える座長になれたらなというのと、後は純粋に前回の須賀さん達が率いたカンパニーがここまで劇団ハイキュー!!を盛り上げて下さったので、その勢いを殺さず活かして更に上げられる様な「頭」になれたら良いかなと思います。」

弱虫ペダルと比べ、公演期間・公演回数が増えますがいかがでしょうか。
また、体力作り等は?

醍醐さん「「弱虫ペダル」の頃は”足りないな”と凄く思っていたので、今回は30公演以上やらせて頂けるので凄く幸せな事だなと思って、毎公演、毎公演、舞台って変わっていくじゃないですか。一公演、一公演、成長していく感覚があったので、その成長出来る機会が沢山増えたって思うので、凄く幸せな事だと思いますし、体力作りの面に関しては、元々、運動であったりだとかは人一倍やっていた方なので、体力はある方だと思うんですけど、それでも日向翔陽というキャラクターは、誰よりも運動量の多いキャラクターなので、稽古が始まったらそろそろ走りこみをしようかなと思っています。」

日向翔陽としての、また役者としての須賀健太さんをどう捉えていますか?

醍醐さん「人物としての須賀さんは凄く素敵な方だと思います。尊敬もしていますし、役者として凄くお芝居も上手な方で、一度共演させて頂いたんですけど、物凄く優しく気さくに接して下さって、本当に大先輩という感じの方です。日向としても、3次元にリアルに日向が居たらこんな感じなんだろうなって、思わせてくれるような日向でしたし、本当に素晴らしい人だなと思います。」

醍醐さんにとって「小さな巨人」とは?

醍醐さん「身長の小さいキャラクター、だけどブロックを超えてスパイクを打つ。実際の3次元だときっと難しい事なんだとは思うんですけど、純粋に響きがカッコイイなと思います。僕も身長が小さくて、よく周りの人の方が身長が大きい事があるんですけど、その中でも「小さな巨人」という異名は簡単に言ったら「小っちゃいけど強いぜ」という事じゃないですか。何かそれって凄い良いなと思って。僕も身長は小さいですけど、何か魅力的な人間でありたいですし、そういう人でありたいので、ある意味「小さな巨人」になりたいので、憧れるな……って思います。」

最後に醍醐さんを含め、『新生烏野』を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。

醍醐さん「初めまして。醍醐虎汰朗です。今回、烏野が丸々キャストが変わりましたけれど、僕等も僕等で、前回の素晴らしい熱量であったり、前キャストの意志みたいな物はしっかりと引き継いでいきつつ、勿論、人が変わるので、新しい物を作って行きたいと思います。きっと皆さんに楽しんで頂けるような、観終わった後にプラスの方向に感情が動くような舞台を目指してこれから稽古をして行きたいと思いますので、是非、楽しみにしていて下さい。と、いうのと、日向に関しては相当作り込んでいきたいなと思っていますので、「3次元の日向ってこんな感じなんだなと」というのをお見せするので、是非、劇場に足を運びに来て下さい。よろしくお願いします!楽しみにしていてください。」

 

【ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2019年11月1日(金)~11月4日(月・祝)
大阪公演:2019年11月9日(土)~11月16日(土)
宮城公演:2019年11月22日(金)~11月24日(日)
東京凱旋公演:2019年12月6日(金)~12月15日(日)

<会場>
東京:TOKYO DOME CITY HALL
大阪:大阪メルパルクホール
宮城:多賀城市民会館大ホール(多賀城市文化センター内)
東京凱旋:日本青年館ホール

<公演時間>
未定

<料金>
東京・東京凱旋公演
:S席9,000円 A席7,000円
大阪・宮城公演
:9,000円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
『烏野高校』
日向翔陽:醍醐虎汰朗/
影山飛雄:赤名竜之輔/
月島蛍:山本涼介
山口忠:織部典成
田中龍之介:鐘ヶ江洸
西谷夕:北澤優駿
縁下力:中谷優心
木下久志:長田翔恩
澤村大地:日向野祥
菅原孝支:一ノ瀬竜
東峰旭:福田侑哉/

『烏野高校 マネージャー』
清水潔子:大久保聡美
谷地仁花:山本樹里/

『烏野高校 顧問・コーチ』
武田一鉄:鎌苅健太
烏養繋心:小笠原健/

『青葉城西高校』
金田一勇太郎:坂本康太
国見英:神田聖司/

『白鳥沢学園高校』
天童覚:加藤健
白布賢二郎:佐藤信長
五色工:菊池修司/
鷲匠鍛治:川下大洋/

『伊達工業高校』
青根高伸:新井將
二口堅治:木村敦
作並浩輔:廣野凌大
黄金川貫至:羽富琉偉/

『井闥山学院高校』
佐久早聖臣:つわぶき峻/

『鴎台高校』
星海光来:輝山立/

『稲荷崎高校』
宮侑:松島勇之介

『新山女子高校』
天内叶歌:橋爪愛

<STAFF>
原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
演出・脚本:ウォーリー木下
音楽:和田俊輔
振付:梨本威温(EMPTY INC)
共同脚本:入江おろぱ
美術:柴田隆弘
照明:佐藤公穂
音響:大木裕介
映像:大鹿奈穂
衣裳:小林菜摘(ダダグラム)
ヘアメイク:松下よし子(アトリエレオパード)
演出助手:溝端理恵子
振付助手:田野邉拓哉(EMPTY INC)
舞台監督:小林広道(DDR)
デザイン:江口伸二郎/告原小百合(SENRIN)
宣伝写真:三宅祐介
票券協力:サンライズプロモーション東京
制作:ネルケプランニング
監修:集英社(「週刊少年ジャンプ」編集部)
協賛:ファミリーマート
協力:一般社団法人 日本2.5次元ミュージカル協会/モルテン/ミカサ
主催:ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会(TBS/ネルケプランニング/東宝/集英社/キューブ)

Ⓒ古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会

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