世界のエンターテイメントの“今”をお届け!

Report

「Fate/Grand Order THE STAGE -絶対魔獣戦線バビロニア-」スペシャルブリーフィング開催

東京都江東区の東京ビッグサイト東展示棟他で開催されたAnimeJapan2019の
『Fate/Grand Order』(FGO)ブース内ステージにおいて、2019年3月23日(土)12:10より、『「Fate/Grand Order THE STAGE -絶対魔獣戦線バビロニア-」スペシャルブリーフィング』が開催されました。

ステージに登壇したのは、藤丸立香(男)役の大海将一郎さん、藤丸立香(女)役の坂本澪香さん、マシュ・キリエライト役のナナヲアカリさん、レオナルド・ダ・ヴィンチ役のRiRiKAさん、ロマニ・アーキマン役の井出卓也さんの5名。

先ずは1月の公演の振り返りから。「Fate/Grand Order THE STAGE -絶対魔獣戦線バビロニア-」の公演を観に来てくれた人と井出さんが観覧エリアに問うと、8割以上の観覧者が手を上げ、中にはFGOのコスプレをして観覧をしている人も。登壇者に当時の感想は?と井出さんが振ると、

大海さん「つい2ヶ月前とは思えない位、凄く長い時間をかけて本番に臨んだんですけど、始まったらあっという間で、それ位、濃くて濃密な時間でした。」

坂本さん「私自身が、舞台出演が3作品目で経験が浅いんですけど、カルデアの”パパ・ママ・お兄ちゃん”(井出さん、RiRiKAさん、大海さんの事)にめっちゃ助けられて、ちゃんと千秋楽を迎えられたので良かったと思います。」

井出さん「マシュとダ・ヴィンチちゃんと私は前回の第6章からやりましたけど、今回は働いたね~。」

ナナヲさん「第7章大変でしたね。プレイしている方が多いと思うから、7章のあのストーリーの壮大さをご存知だと思うんですけど、それを3時間に凝縮して本当に戦った。凄く働きましたね。」

井出さん「盾持ちながら右往左往して、舞台裏のバックヤードを走る時も盾を持って。」
ナナヲさん「箱根駅伝って言われてましたね。」

RiRiKAさん「今回は凄い大変でした。今回も皆見守ると言う仕事があるので。」
ナナヲさん「6章の時はダ・ヴィンチちゃんも一緒にレイシフトして戦ったじゃないですか。今回はダ・ヴィンチちゃんはカルデアに居たから、凄くサポートに徹して。」
井出さん「見所としては、突然、歌いだすという所だよな。激動のシーンで。」
RiRiKAさん「そこに全部魂を込めて、頑張りなさいってやってました。」

井出さん「FGOという作品は、物凄く葛藤の大きな作品じゃないですか。人生を背負うというか。藤丸も立香もそうだし、皆、諦めない。諦めてしまったら、話が終わるんだけど。カルデア側から見ていて、『もう撤退してくれ!』と言っているのに、まぁ言うことを聞かず、突進む訳ですよ。君達は。でも、二言目には、でもと言い続け、戦い、勝ち抜いた大変な作品でしたけれども。」

続いて、発売予定のBlu-ray&DVDの中から各登壇者が選ぶ必見ポイントを巡る「チームカルデア・スペシャルブリーフィング」。

まずはナナヲさんから。
第一幕中盤、一行がウルクの街に到着し、ウルクの民達が歌い踊るシーン。
ナナヲさん「このシーンのナンバーが大好きで、生で観てくれた方は分かると思うんですけど、本当に活気が凄くて、”此処で生きる”という事を先ず最初に観客の皆さんに感じて貰える最初の場面だと思っていて。」

井出さん「特に第6章は『わぁ、人が居る!』と思ったら、大変な事になっていたから。」

ナナヲさん「第7章は、本当に活気溢れる民達が凄く心強くて。」

RiRIKAさん「紀元前ってどんなになっている所なんだろうって、初めて分かる所だから
まさかこんな事になっているとはね。」

井出さん「このシーンは物語の長い道のりから考えると、マシュも藤丸もそうだけど、大変な冒険をして来て『また絶対大変だよ』と思う所から、このシーンなので嬉しいよね。」

大海さん「本当にウルクという街を象徴するシーンというか、まざまざとウルクって素敵な所なんだな、
活気がある所なんだなと見せ付けられるシーンでしたね。」

続いて大海さんのイチオシシーン。
本作において最も弾けているシーンとも言える、一幕後半の赤井沙希さん演じるケツァル・コアトルのルチャ・リブレのシーン。

大海さん「ウルクの民が何とかケツァルを倒そうと、一人一人リングに上がって行くじゃないですか。ウルクの民の人達って、皆名前が付いてるんですけど、ヤキムという人が良く見ると一人だけ何にもしていないのに倒れる人が居るんです。」

ナナヲさん「これ凄いなとおもったのが赤井さんが繰り出す技。
ケツァル・コアトルという技名が正式にプロレス協会に認められたんです。凄くないですか?
赤井さん試合を観に行った時、ケツァル・コアトルを決めてたんです。めっちゃカッコよかったです。」

井出さん「RiRiKAさん、私達も色んな舞台をやりましたけど、プロレスを見る日が来るとは思いませんでした。」
RiRiKAさん「会場の皆さんも公演初日に見た方とかビックリしましたよね。ここまでやるとは…と思う位、やってるじゃないですか。」

坂本さん「私、プロレスを初めて見たのが小学生で、最初からデスマッチを見せられて、『あぁ…プロレスもういいですわぁ…』って、なって、それから赤井さんのケツァル・コアトルを久しぶりに見たから、此れがプロレスだと思って感動しました。」

井出さん「この舞台がきっかけでプロレス見に行くという人も結構増えたんじゃないかと思う。
逆にプロレスを見ている人も沙希ちゃんが出るという事でこの舞台を見てくれたらとか、色々なエンタメ要素があって、私も後ろで解説しながら地のにじむ思いをしたので、是非そこはしっかり見て頂けたらと思います。」

3番目は坂本さん。
一幕中盤、ウルクの民のザルキダの兄が仲間を庇って魔獣の犠牲となり、
その亡骸を弔うシーン。
坂本さん「お兄さんの亡骸が運ばれる時に体の上に剣が置かれるんですよ。その件を置かれるシーンで今まで命とか色々携わって来たけど、改めて重みというか、それを感じられるシーンをこのもやもやした感情から読み取って貰えたらよいなと思って選びました。」

井出さん「ウルクの街がバァ〜ン!って出て、プロレスとかもワァ~ってあって、でも賑やかなものだけではなく、こういうシーンがあって僕達は特異点の問題をどんどん解決していくジレンマだったりとかいうものが、FGOの素晴らしい所なんじゃないかと思いつつも、やっている側からしたら目茶目茶しんどいんですよ。
目の前で起きる色々な葛藤が、マシュも藤丸もそうだけど、現地に居るリアルな感情を凄く読み取ってそこの場に生きているんですよ。その表情はある意味、御芝居じゃないと見れない顔をしているので、そこは僕もカルデアからの人として是非見ていただきたいなと。」

RiRiKAさん「良い事言うなと思って聞いてた。現地でしか分からない、其処で感じているモノを読み取って表現してくれているからね。」

次はRiRiKAさん。
2幕中盤、マシュが歌うとあるシーン。
RiRiKAさん「本当に何度見ても涙が止まらない。ゲームをプレイしていらっしゃる方は色んな思いでこのシーンを見て下さったと思うんですけど、マシュがこの歌を歌うという事が、コレを見て「この子達を絶対に生きて返らせなければいけない」と舞台袖で思っていたらよし、歌いに行くぞ!と思えるシーンで、稽古場では武田(RiRiKAさんの本名)が出て来て、泣いちゃうから見ちゃいけない。でも観たい!みたいな。
先ず、台本を読んだ時点で泣いてたから。これはヤバいと。本番は自分の次の場面に繋がる活力になるシーンです。」

井出さん「ぼくもこのシーンのこの歌は、思い入れが有ります。それは前作、第6章の『Fate/Grand Order THE STAGE -神聖円卓領域キャメロット-』のロマニのソロのパートの歌詞を聴いて頂ければ、このマシュが歌っている歌は泣ける。。6章・7章と繋がっている感じはゲームでは味わえない舞台だからこその。
ミュージカルとなると、『ゲームとは違うじゃん!』という、ただストレートな舞台だと思うかもしれないけど、こういう所に歌の素晴らしさだったりとか、ミュージカルの意味みたいな物が入っていると思うので、注目して頂きたい。」

そしてラストは井出さんの選んだシーン。
一幕の序盤、マシュと藤丸が助けられた人物が瑛さん演じるマーリンだと知り、ロマニが驚くシーン。
劇中曲「ガンガン千里眼」が会場に異様な雰囲気を作る、本作中屈指の印象的なシーンですが、

井出さん「このピンクのジュニアの奴等、何やねん!」
RiRiKAさん「魔術で出て来たお花の精です(笑)」
登壇者からロクデナシ、腹立つわぁ、と散々に言われるマーリン。そんなマーリンを井出さんは
「俺ね、最近、高田純次さんを見るとマーリンを思い出すんだよ。」と話し、会場は爆笑。

大海さん「こんなに笑顔だったんですね。僕達、後姿しか見えないから。」
井出さん「この時、ロマニ覚醒してるからさ。おかしくなってる。逆に聞くけど、どんな気持ちで、皆見てた?」
そして口々に登壇者から壊れたと評される井出さんでした。

Blu-ray&DVDの発売告知の後、最後に再度登壇者からの挨拶が。
RiRiKAさん「DVDは6月に発売になりますが、是非6章のDVDと合わせて見ていただくと今日の話もより、聞いてよかったなという事になるかと思いますので、ぜひよろしくお願いします。また皆様に会える日を楽しみにしています。」

ナナヲさん「今見て頂いただけじゃなく、素敵なシーンが目茶苦茶沢山あるので、それを是非DVDを買ってチェックして頂ければと思います。」

坂本さん「DVDを購入して、藤丸と立香をもう一度観かえして、今日のお話を聞いて良かったな、ここのシーンの事言ってたなという感じで見て貰って、もう一度ウルクに行ってもらえたら嬉しいです。」

大海さん「DVDでは、生で見れなかった表情とか、色々な細かい所がピックアップされていて、また映像ならではの良さが沢山有ると思いますので、一度と言わず、沢山見て頂いて素敵な所を沢山見つけて頂ければと思います。」

井出さん「藤丸も立香もマシュもそうですけど、第7章をやるにあたって、ちゃんと「冬木」からやってたりするんだよね。
そういう所からやりつつ、ちゃんと1から6まで通っての、この7まで通っているその表情だったりとか、作品の大きなテーマである人生をこういう舞台からでも、勿論、ゲームからでもですけど楽しんで頂けたらと思います。」
と挨拶され、ステージは幕を閉じました。

【Blu-ray&DVD発売】
「Fate/Grand Order THE STAGE -絶対魔獣戦線バビロニア-」のBlu-ray&DVDが
2019年6月26日(水)に発売決定。
くわしくはこちら

©TYPE-MOON / FGO PROJECT
©TYPE-MOON / FGO STAGF PROJECT

 - Stage