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ミュージカル『ファントム』10年ぶりの共演で起こる「相乗効果」城田優&加藤和樹インタビュー&東京追加公演決定

2023年7月・8月に大阪・東京で上演されるミュージカル『ファントム』。
フランスの小説家ガストン・ルルーのベストセラー小説『オペラ座の怪人』を原作に、
脚本家アーサー・コピットと作曲家モーリー・イェストンの黄金コンビにより誕生した本作は、
怪人ファントムを一人の青年エリックとして描き、その人物像に焦点をあてたストーリーと
独創的な楽曲で世界中の観客を魅了。日本では、2004年に初演されて以降、空前の大ヒットを記録。
2019年には城田がファントム役を演じ、演出も手掛けるという『ファントム』史上初の挑戦を成し遂げました。
今回の公演では、引き続き、城田が演出、主演を務め、さらにダブルキャストでシャンドン伯爵も演じます。
そして、ダブルキャストとしてファントム(エリック)役を、2019年に続き、加藤和樹が演じます。

(左)城田優(右)加藤和樹

城田と加藤がそろって本作について語るインタビューが到着しました。

――お二人にとっても非常に思い入れのある作品だと思います。改めて、本作への思いをお聞かせください。

城田「僕が初めてファントム役を演じたのは 2014 年ですが、その前年の 2013年に
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』に出演し、これ以上、精神的に大変な役はないだろうと思っていました。
ですが、この『ファントム』はそれを余裕で越えるほど大変だった(笑)。もちろん、自分で
そういう演じ方をしているというのはあると思いますが、自然とそうなってしまうくらい作品に力がある。
とにかくエネルギーが必要で、毎回、カーテンコールでは立ち上がれなくなってしまうくらいでした。
大人になると嗚咽することはなかなかないと思いますが、毎公演、最後のシーンではダムが崩壊したように
感情が溢れてしまい、精神的にも非常に激しい作品でした。その後、再演で演出もやってみないかという、
願ってもいないお願いをされたことで、僕が感じていたこの作品のこういうところにフィーチャーしたい
という思いを実現できると思いました。そういう意味でも、僕にとっては特別な思いを持って、
この作品の演出と主演をやったのですが、その2019年のタイミングで彼(加藤)も加わったことで、より特別なものになりました。
彼とは、これまでも分岐点といえるタイミングで共演を重ねてきたので、誰よりも信頼できます。
彼と一緒にファントムという役を作っていくことができるのも僕にとっては特別なことでした。」

加藤「僕にとっても、(城田)優が演出をする作品で、ともに主演として立てるというのは特別なことです。
初舞台の時に共演した彼と、何のご縁かわかりませんが、様々なタイミングで共演させていただけることが
僕も嬉しいです。何より、彼が2019年公演の時に「これまでと違う加藤和樹を見せる自信がある」と言ってくれて、
実際にそれを成し遂げてくれたので、今回も自分でも気づかない自分の魅力を引き出してくれるのだろうと思います。
それは、自分の良いところも悪いところも知ってくれている優だからこそできることだと思いますし、今回もまた期待しています。」

――今回は、加藤さんがファントム(エリック)、城田さんがフィリップ・シャンドン伯爵として
舞台上でも共演します。舞台上での共演は10年ぶりと聞いていますが、ファントム役のダブルキャストでもある
お二人が同一舞台上にいることで起こる化学反応についてはどう感じていますか?

城田「もちろん相乗効果はあると思います。僕は、2014年から約10年間温めてきた、理想とするシャンドンがあるんです。
今回はそれを自分で体験するチャンスをいただけたので、僕の中ではファントム同様にシャンドン役も大きな挑戦です。
シャンドンがどれだけ輝くかで、エリックの闇がより深く描かれると思います。もちろん、
(城田とダブルキャストでシャンドンを演じる大野)拓朗は拓朗でまた別の素晴らしいシャンドンを作り上げると思います。
ですが、僕は僕で強い光を持つシャンドンを演じて、三角関係をしっかりと描いていきたいと思います。
ファンの方の中には、僕と和樹のコンビが好きだと言ってくださる方も多く、“ガチャピン”と“ムック”のように
思ってくれているようなので(笑)、その二人が舞台上に揃うのをぜひ楽しみにしていただければと思います。」

加藤「僕はそんな優に全力で立ち向かうだけだなと思っています。彼の演じるシャンドンは、彼が温めて温めて
出してくるものだと思うので、どんなシャンドンになるのかすごく楽しみです。もちろん、
10年ぶりに同じ板の上で相対することも楽しみですし、きっと面白いことになるだろうなと想像しています。」

――公演に向けて意気込みを。

加藤「今回は、僕たち以外のメインキャストはほとんどが新メンバーです。このメンバーから
どんな『ファントム』が生まれるのか、僕自身も楽しみです。城田優と我々が作り出す
『ファントム』の世界観を、ぜひ楽しみにしてください。」

城田「演出家としても、主演としても、そして主演を支える立場のシャンドン役としても、
しっかりと輝けるように取り組んでいきたいと思います。そして、2023年、
日本で一番面白いミュージカルだったと言われるような作品を作る覚悟でいます。
ぜひ、お客さまもハードルを上げまくって観に来てください。観終わった後に
納得していただける作品を作る自信しかないので、楽しみにしていてください。」

加藤「楽しみにしてます。」

城田「あなたも一緒に作るんだよ(笑)。」

【東京追加公演決定】

追加となる日程は8月31日(木)18時公演と9月5日(火)18時公演の2公演。
8月31日公演はファントム役:加藤和樹、クリスティーヌ役:真彩希帆、シャンドン伯爵役:城田優、
そして9月5日公演はファントム役:城田優、クリスティーヌ役:真彩希帆、シャンドン伯爵役:大野拓朗で上演されます。
追加公演の先行販売などチケット最新情報は公式サイトにて随時公開。珠玉の名作をお見逃しなく。

【ミュージカル『ファントム』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
大阪公演:2023年7月22日(土)~8月6日(日)
東京公演:2023年8月14日(月)~9月10日(日)

<会場>
大阪:梅田芸術劇場メインホール
東京:東京国際フォーラム ホールC

<上演時間>
未定

<料金>
S席14,000円 A席9,000円 B席5,500円
(全席指定・税込/東京・大阪共)

『チケット発売』
大阪公演一般発売日:2023年5月20日(土)
東京公演一般発売日:2023年6月3日(土)10:00
東京追加公演一般発売日:2023年7月8日(土)10:00

「問い合わせ」
大阪:梅田芸術劇場 06-6377-3800【10:00~18:00】
東京:キョードー東京 0570-550-799【平日 11:00~18:00、土日祝 10:00~18:00】

<出演者>
ファントム(エリック):加藤和樹、城田優(Wキャスト)
クリスティーヌ・ダーエ:真彩希帆、sara(Wキャスト)
フィリップ・シャンドン伯爵:大野拓朗、城田優(Wキャスト)
カルロッタ:石田ニコル、皆本麻帆(Wキャスト)
アラン・ショレ:加治将樹
ジャン・クロード:中村翼
文化大臣:加藤将
ルドゥ警部:西郷豊
ゲラール・キャリエール:岡田浩暉

荒田至法
池谷祐子
伊宮理恵
岡施孜
上條駿
川口大地
川島大典
木村朱李
木村つかさ
關さや香
玉山珠里
照井裕隆
遠山さやか
轟晃遙
蛭薙ありさ
増山航平
松島蘭
幹てつや
横関咲栄
(五十音順)

少年エリック:井伊巧、野林万稔、星駿成(トリプルキャスト)

<STAFF>
脚本:アーサー・コピット
作詞・作曲:モーリー・イェストン
原作:ガストン・ルルー「オペラ座の怪人」より
演出:城田優
美術・衣裳:トム・ロジャース
翻訳・通訳:伊藤美代子
訳詞:高橋亜子
音楽監督:森亮平
照明:吉枝康幸
音響:山本浩一、宮脇奈津子
映像:西田淳
振付:新海絵理子
ヘアメイク:馮啓孝
特殊メイク:ニール・マーツ
アクション:幸村吉也
指揮:森亮平、湯川紘惠
歌唱指導:西野誠、平岡由香
稽古ピアノ:太田裕子
オーケストラコーディネート:新音楽協会
美術助手:岩本三玲
衣裳助手:大戸美貴
演出助手:加藤由紀子、木下マカイ
制作:藤田早苗、今野亜希、荒川藍子
舞台監督:榎太郎
宣伝美術:榎本太郎
宣伝カメラマン:伊藤大介(SIGNO)
大阪公演主催:梅田芸術劇場/ABCテレビ/ワタナベエンターテインメント
東京公演主催:梅田芸術劇場/TBS/キョードー東京/ワタナベエンターテインメント
東京公演協力:三菱地所株式会社
企画・制作:梅田芸術劇場

PHANTOM is presented through special arrangement with Music Theatre International (MTI).
All authorized performance materials are also supplied by MTI. www.mtishows.com
Originally Produced in the United States at Theatre Under the Stars, Houston, Texas

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