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「まんが日本昔ばなし 舞台版『伝説・桃太郎~鬼の絆~』」稽古場記者会見開催

© 愛企画センター

日本の国民的アニメ『まんが日本昔ばなし』から、あらゆる世代で人気を誇る名作「桃太郎」を、
新たな実写舞台という形で見せるだけではなく、アニメーション映像を効果的に用いることで
ファンタジックな美しい舞台美術として世界観を確立し披露する
<まんが日本昔ばなし 舞台版『伝説・桃太郎~鬼の絆~』>が、
2023年6月7日(水)~6月11日(日)にヒューリックホール東京(東京・有楽町)にて上演されます。
出演は、吉備の国 桃太郎役に、昨年4月に舞台初出演ながら主演を務め好評を博した
和田優希(SpeciaL/ジャニーズJr.)が本作でも主演を務めます。
桃太郎のお供、吉備の国 犬次郎<犬飼健>に小西貴大、吉備の国 猿吉<猿楽森彦>に花園直道、
吉備の国 キジ姫<留玉臣>に小越春花(NGT48)。赤鬼役を田代大悟、青鬼役を石井智也。そして、鬼 温羅役で、門戸竜二が出演します。
また今回、元宝塚歌劇団トップスター 大和悠河が鬼子母神<阿曽母>役として、出演が決定。
さらに、男の神 イザナギノ尊役に片岡鶴太郎、女の神 イザナミノ尊役に松原智恵子の2人が特別出演。
それぞれ「桃太郎」の育ての親である”おじいさん”と”おばあさん”の役でも登場しまます。
そして、イザナミの巫女 みやび<黄泉醜女>役で黒田こらん、妖っ子 カスミ役で谷田ラナの出演も決定しました。
昔ばなしの教訓として、日本の現代社会が失いつつある「日本人の心の原風景」を紹介しながら、
「人は助け合いながら生きている」その大切さ、そして「親から子へ、子から孫へ」と伝え受け継ぐ
「人としてのキズナ」を題材とし、『まんが日本昔ばなし』の世界観を生かした人情喜劇として、生の舞台で蘇ります。

2023年5月26日(金)、約2週間後に迫った公演の本番に先駆けて、東京都内某所の稽古場にて記者会見が行われました。

【稽古場記者会見の様子】

稽古場記者会見には、吉備の国 桃太郎役の:和田優希さん、鬼子母神<阿曽母>役の大和悠河さん、
おばあさん/女の神 イザナミノ尊役の松原智恵子さん、おじいさん/男の神 イザナギノ尊役の片岡鶴太郎さん、
イザナミの巫女 みやび<黄泉醜女>役の黒田こらんさん、鬼<温羅>役の門戸竜二さんの6人が登壇。

会見の冒頭、公演本番で実際に使用される舞台映像に合わせた稽古のデモンストレーションが披露されました。
今月19日より稽古が始まったという今作。約2週間後の公演本番に向けてカンパニー仲とキャストの士気は非常に高い様子。

© 愛企画センター

最初は、おばあさん/女の神 イザナミノ尊役の松原智恵子さんとおじいさん/男の神 イザナギノ尊役の片岡鶴太郎さんによる
TVアニメ「まんが日本昔ばなし」と同様の物語の映像を流しながらの生ナレーションを披露。
大きな桃から桃太郎が生まれ、すくすくと育つという部分までが披露されましたが、
圧倒的な芸歴と実力を誇る大物俳優の2人は、ベテラン声優も腰を抜かすであろう、
貫禄のナレーションにより、稽古場の空気を見事に桃太郎の世界へと変えてしまいます。

続いては、主演を務める和田優希さん演じる吉備の国 桃太郎と門戸竜二さん演じる鬼<温羅>との殺陣のシーンの披露。
音楽、鍔迫り合いのSE等が無い、純粋な殺陣シーンは緊張感が溢れ、時折金属音が場内に響く程の激しい激突が。

右足と草履が脱げてもなお殺陣を止めない和田さん

このシーン内において、和田さんが履いている右足の草履が何らかの理由で脱げてしまうというトラブルが発生しますが、
機転を利かせた和田さんは、門戸さんとの鍔迫り合いの際に稽古場の袖に上手く右足の草履を飛ばすという芸当を行い、
見事にシーンをやってのけました。

そして最後は、元宝塚歌劇団宙組トップスターの大和悠河さん演じる鬼子母神<阿曽母>の長刀を用いた立ち回りの披露。
この稽古場記者会見にて初めて鬼子母神<阿曽母>の衣裳に袖を通したという大和さん。
流麗かつ、時に凄みを感じさせる所作は公演本番に大きな期待を持たせました。
以上、3つのデモンストレーションが約10分間に渡り披露されました。

続いて登壇者6名が勢揃いし、上演に向けてのコメントがなされました。
和田さん「今回、桃太郎をやらせていただくという事で、最初にお話を聞いた時はリアルに二度見をしまして、
マネージャーに「合ってる??」って確認をしたんですけど、やはり桃太郎だったという事で。
作品自体は日本に住んでいたら誰もが知っている様な大作の主人公をやらせていただくという事で
改めて「まんが日本昔ばなし」のアニメを見直しまして、こんなのあったな~と色々と思う所があったんですけど、
今回の公演を通して桃太郎の魅力の一つである優しさ、どの種族にも同じ愛情を持って接する、そんな桃太郎の優しさを
僕なりに桃太郎として皆さんにその魅力をお伝え出来ればなと思っておりますので
是非、ご観劇の際はそういった所に注目してみていただけたらなと思います。」

大和さん「桃太郎って、皆さん誰もがご存じの物語だと思うんですけれども、今回は桃太郎の話をどんどんと辿っていくと
古事記にまで辿り着くという事で、私も知らなかった桃太郎というものが浮かび上がって来て、
面白いし、本当に奥が深いものだし、人々の思いが凄く籠っている物語なんだと改めて思いました。
今回の副題が「鬼の絆」という事ですので、鬼の絆を皆さんに感じていただける様に丁寧に演じたいなと思っています。」

黒田さん「私はイザナミの化身という事で、元々は鬼なんですが、巫女として出てくるわけなんですけども、
今回初めて共演をさせていただく方もいるんですが、稽古場では和気藹々と、とても楽しく毎日お稽古をさせていただいています。
沢山の方にご覧いただきたいので、是非、観ていただきたいなと思っております。
見所としては、桃太郎といえば猿・鳥・犬が付いてくると思うんですけども、シンプルに今までは見ていたんですが、
台本を見て、猿・鳥・犬をもうちょっと深く掘り下げていて、知らない部分が今まであったんだなと思い、
かなり意味のある話だと思っております。凄く勉強になると思いますので、小さいお子様から大人の方まで楽しめます。
是非、ご覧いただきたいと思っております」

門戸さん「温羅自体は岡山の方で未だに語り継がれている場所がありまして、今回は台本を読ませていただいた時に
誰もが知っている桃太郎のお話ではないなと。鬼には鬼になる事情があったりとかして、桃太郎の父が鬼という、
皆さんが知っている『桃太郎』の中には出てこない、一味違った桃太郎を皆様に楽しんでいただけると思っております。
私は児童養護施設で育って小学校5年生の時に父がいなくなりまして、その時には子供目線では鬼だなって思ったんですね。
でも公演先の楽屋に突如、チラシを見て来てくれて。それからは仲良くなって今は天国から見てくれているんですけれども、
やはり鬼の親子の情、絆、そういったものがこの桃太郎の中には入っております。」

松原さん「私、舞台は物凄く物凄く久しぶり(1998年7月以来、約25年ぶり)なので、とても緊張をしております。
皆さんの足手まといにならない様に、一所懸命にやっていきたいと思っております。
私の役はイザナミという、日本の国を作った神様の役で、二人で仲良く日ノ本の国を作りまして、
私は先に亡くなってしまうんですけども、天国から見守っているイザナミの役でございます。」

鶴太郎さん「松原智恵子さんがイザナミ、私がイザナギでございまして、国づくりの神・尊でございます。
イザナミとイザナギが二人して国と神を作っていきます。実はイザナミが大やけどをして黄泉の国に行ってしまう。
その原因を私が作ってしまうという、心に傷を持ったまま常にイザナミの事を思って再開を願っている、そういう役でございます。
私も段々と神がかってきまして、ヨガをやって11年、ずっと神との交信をやっておりましたのでいよいよこういう神の役が来たかと。
そしてイザナミは生神と言われております。それが智恵子さんという事でイザナミ・イザナギをやるのは、
もう日本では松原さんと鶴太郎しかいないんじゃないかと。そのコンビがお送りする桃太郎です。是非ともご覧いただきたいと思います。」

続いて報道陣との質疑応答へ。

Q:初舞台から約1年、ふたたび主役を張る今の心境は?

和田さん「初舞台から主演も2回目、そもそも外部の舞台も2回目でという事で歴としては大分浅い所ではあるんですが、
早一年が経ってしまったのかと思うと、時間の経過を感じている所ではあるんですけれども、
こういう機会をいただけるというのは本当に日々感謝をしなければいけない事だなと改めて感じていまして、
折角いただいた桃太郎というとんでもない大作を主人公をやらせていただく事なので、全力で臨ませていただきたいと思っております。
ファンの方には公演のメインビジュアルが出た時にイイと言われました。先ず、桃太郎という時点で凄くビックリされたのと
思っていた数倍、桃太郎だったというのを見た目の事に関して凄く言われて、自分でも思っていた5倍桃太郎だったので、
皆さんが知っている作品だからこそ共通認識を崩さずに、でもこの舞台での桃太郎の良さというものを
知ってもらわなければなというので、よりプレッシャーと共にやる気が湧いてきました。」

Q:座長・和田優希は共演者から見てどの様に映る?

大和さん「凄く落ち着いていらして。さっき和田さんの年齢を楽屋で聞いてえ~っ!って、びっくりしたんですけども、
しっかりしていて流石だなと。ジャニーズの方とご一緒をする事も多いんですけども、ここまで落ち着いていらっしゃるのも
珍しいと言っちゃったら失礼ですけども、これから桃太郎のお稽古をしてどういう風になっていくのか楽しみですし、
一緒に絡む所もあるので、どの様になるか私自身も凄く楽しみにしています。」

Q:現在、稽古はどのような感じで進んでいるのか?

門戸さん「(和田君は)吸収力が凄くてびっくりしています。数々の舞台で人前に立っている経験が
こういう所に出るんだなと。さっきの披露で草履が脱げて飛んで行ったんですよ。
それも上手く対応して。多分、草履が外れそうになって片方の草履を急に向こうへと蹴ったんだと思うんですが、
それを立ち回りでいきなりやれる人は中々いないですから、それ位の呑み込みの早さにちょっとびっくりいたしました。」

和田さん「普段の「SpeciaL」のグループ内だとまあ、ポンコツ扱いされる事が多いので、
こんなに褒められなれていないので、めちゃめちゃ嬉しいです。」

Q:初めて舞台衣裳に袖を通した感想は?

大和さん「赤が基調となっていまして、凄く立派で素敵なお衣裳で嬉しいです。
本番では鬼の仮面を着けたりとかもあるんですけども、今回初めてこのお着物を着て、長刀を持って
本番のイメージがちょっと近づいてきたなという感じがしました。
本番では歌も歌わせていただきます。一つは子守唄、もう一つは後半で「かあさん(マザー)」という、
TVアニメ「まんが日本昔ばなし」のエンディングテーマを歌わせていただくので、私も「かあさん」と思いながら
大事に歌いたいなと思っております。」

Q:日本神話の神の役だが、どの様な役作りをしているのか?

松原さん「神様の役は初めてです。舞台も物凄く久しぶりで。鶴太郎さんは凄いんですよ。台詞を全部覚えてらして。頑張ります。」

鶴太郎さん「松原さんはそのまんまで神様みたいな方で、本当に”超天然”ですからね。
そのままで何も出来る必要は無いと私は思っております。私も神様そのものですから、そのままです。
この所、貧乏神をやったり、新興宗教の教祖様をやったりと神がかっちゃっているんですよね。
ですから、お役をいただいた時点でそれでOKだ、という風に思っていますので、
松原さんとの2人のシーンは、2人いるだけで何となく神々しく映ると思いますので、
役作りせず、ド天然のまま行きたいと思っています。」

Q:「まんが日本昔ばなし」シリーズの魅力とは?

黒田さん「実写版なので、その都度、出演者それぞれの個性が活かされる舞台だと思っています。」

松原さん「稽古場では、黒田さんのセリフに凄く迫力があって、聞いている方が「素敵!」と思う位です。」

黒田さん「結構、「ぎゃあああ」と言う所が出てくるので楽しいです。楽しくないと良いお芝居が出来ないと思いますので、
そういう雰囲気が客席に伝わると思います。」

Q:実に約四半世紀ぶりの舞台出演を決めた要因は?

松原さん「そうですね、今更ではありますけども私の演劇に対する領域を少し広げたい、そんな大それた事ではないんですけど、
一所懸命にやりたいと思いまして、参加させていただきました。」

最後に公演に向けてのメッセージを。

和田さん「この『桃太郎』という、日本全国の誰もが知っている大作をやらせていただくという事で、
僕は桃太郎の優しさだったり、何者にも立ち向かっていく勇ましさだったりに重きを置いて演じる事をメインに、
その中で僕が思う桃太郎の良い所は、雉や犬や猿、それこそ鬼やおじいさん、おばあさんだったりと、
人によって態度が上がったり下がったりというのが無く、誰と接するにも分け隔て無い優しさだと思っておりますので、
是非、そんな所に注目をしてご観劇いただければと思います。以上、桃太郎役の和田優希でした。」

説明不要の知名度を誇る、日本童話のシンボルである『桃太郎』がどのような描写がなされるのか、
公演は6月7日からとなぅています。

【イントロダクション】

まんが『まんが日本昔ばなし』伝説・桃太郎~鬼の絆~
名作『桃太郎』が、どのように誕生したのか。
なぜ『桃太郎』が桃から生まれた桃太郎になったのか。
桃太郎は捨子だったにもかかわらず、
英雄として人々の心に残るようになったのか。

その秘密を紐解きながら、
何百年と語り継がれてきた心温まるドラマ、
知られざる伝説を本作で蘇らせます。

【まんが日本昔ばなし 舞台版『伝説・桃太郎~鬼の絆~』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
2023年6月7日(水)~6月11日(日)

<会場>
ヒューリックホール東京

<上演時間>
未定

<料金>
9,500円
(全席指定・税込)
※3歳以上有料。3歳未満は保護者1名につき1名まで膝上鑑賞可、ただし席が必要な場合は有料。
※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。
※本公演のチケットは「チケット不正転売禁止法」の対象となる「特定興行入場券」として販売いたします。主催者の同意のない有償譲渡は禁止されています。
※チケットのお求め前に、必ず公演に関するご案内をご確認ください。

『チケット発売』
好評発売中

「プレイガイド」
イープラス:まんが日本昔ばなし 舞台版『伝説・桃太郎~鬼の絆~』のチケット情報(東京都) (onlineticket.jp)
ローソンチケット:まんが日本昔ばなし 舞台版『伝説・桃太郎 ~鬼の絆~』|演劇のチケット ローチケ[ローソンチケット] (l-tike.com)
チケットぴあ:まんが日本昔ばなし 舞台版『伝説・桃太郎~鬼の絆~』 | チケットぴあ[演劇 演劇のチケット購入・予約] (pia.jp)

「問い合わせ」
公演事務局:https://supportform.jp/event(平日10:00~17:00)
※お問い合わせは24時間承っておりますがご対応は営業時間内とさせていただきます。
なお、内容によってはご回答までに少々お時間をいただく場合もございますので予めご了承いただけますようお願い申し上げます。

<出演者>
吉備の国 桃太郎:和田優希(SpeciaL/ジャニーズJr.)

鬼子母神<阿曽母>:大和悠河
吉備の国 犬次郎<犬飼健>:小西貴大
吉備の国 猿吉<猿楽森彦>:花園直道
吉備の国 キジ姫<留玉臣>:小越春花(NGT48)

赤鬼:田代大悟
青鬼:石井智也
妖っ子 カスミ:谷田ラナ

イザナミの巫女 みやび<黄泉醜女>:黒田こらん

鬼<温羅>:門戸竜二

おばあさん/女の神 イザナミノ尊:松原智恵子〔特別出演〕
おじいさん/男の神 イザナギノ尊:片岡鶴太郎〔特別出演〕

<STAFF>
原作協力:『まんが日本昔ばなし』(愛企画センター)
上演台本・演出:モトイキ シゲキ
音楽:鎌田雅人
美術:加藤ちか
照明:柏倉淳一
音響・効果:戸田雄樹
映像:手代木 梓
衣裳デザイン:大西理子
衣裳進行:東京衣裳
ヘアメイク:中原雅子
舞台監督:樽 真治
宣伝デザイン:隆俊作(Frenge Design)
宣伝写真:taro
宣伝イラスト:愛企画センター
宣伝:フューチャー・ピーアール・アンド・メディア
WEB制作:メテオデザイン
制作:プロデュースNOTE/N2TOKYO
主催:舞台『まんが日本昔ばなし』製作実行委員会(エイベックス・エンタテインメント/プロデュースNOTE)

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