世界のエンターテイメントの“今”をお届け!

裏切られた女の壮絶な復讐劇 栗山民也演出によりいよいよ日本初演 日生劇場開場60周年記念公演 NISSAY OPERA 2023『メデア』間もなく開幕

東京都千代田区の日生劇場は2023年に開場60周年を迎えます。記念公演の最初を飾る5月公演は、日本初演のケルビーニ作曲オペラ『メデア』を上演。
ケルビーニの音楽と演劇が融合したドラマティックな構成で、ギリシア悲劇に基づく王女メデアの壮絶な復讐劇が紡がれます。
緻密な表現と幅広い演技、高度な歌唱・演奏技術が求められる本作を、指揮の園田隆一郎、演出の栗山民也のもと、
実力派の歌い手たちと新日本フィルハーモニー交響楽団が日生劇場に集結し、ついに日本初演が開幕します。

2023年5月24日(水)、公演の開幕に先駆けて公開ゲネプロが行われました。

【あらすじ】

舞台は古代コリントス。国王・クレオンテは、数々の冒険に出かけて偉業を打ち立てたジャゾーネに、
娘のグラウチェを嫁がせることにした。しかし、ジャゾーネの前妻・メデアの存在がグラウチェの心に暗い影を落とす。
ジャゾーネがクレオンテに謁見した際、メデアが現れ、かつてジャゾーネと交わした愛と、
奪われた二人の子どものことを訴えるが、ジャゾーネは拒絶する。
メデアは悲嘆と怒りのあまり、ジャゾーネへの復讐を誓う。

ギリシャ悲劇の傑作を原作としたオペラ『メデア』はケルビーニの代表作。
原作はコルネイユの悲劇『メデ』であり、1797年3月にパリのフェドー座にてフランソワ・ブノワ・オフマン筆の
フランス語台本により初演がなされ、1909年にはカルロ・ザンガリーニが現行版のイタリア語訳詞を作成し、
同年12月にミラノ・スカラ座にてイタリアの初演が行われた歌劇『メデア』。
ロッシーニの登場以降、埋もれていましたが、1952年にマリア・カラスが
タイトルロールを演じたことで、オペラ史に返り咲きました。人物の情念が緻密に描かれ、
演劇と音楽が見事に融合したその作品構成は、ブラームスから「劇的音楽の頂点」と絶賛されています。
ケルビーニ作品の日本における上演歴は海外カンパニーの来日公演を含めて皆無で、『メデア』は今回が正真正銘の日本初演。
指揮は、オペラ・シンフォニーの両分野で国際的な活動を展開する園田隆一郎、
演出は、日生劇場開場50周年記念特別公演『リア』を演出して以来、実に10年ぶりの登場を果たす栗山民也。
メデア役には岡田昌子、中村真紀を起用。2人のディーヴァとともに、王女「メデア」の壮絶な復讐劇にどう取り組むのか、ご注目ください。

【今後のラインナップ】

《NISSAY OPERA 2023『マクベス』》
「日生劇場開場60周年記念公演 NISSAY OPERA 2023『マクベス』」

公演の特設サイトはこちら

公演日程:2023年11月11日(土)・12日(日)各日14:00開演
全4幕(原語[イタリア語]上演・日本語字幕付) 新制作
作曲:ジュゼッペ・ヴェルディ
台本:フランチェスコ・ピアーヴェ(原作:ウィリアム・シェイクスピア『マクベス』)
指揮:沼尻竜典
演出:粟國淳(日生劇場芸術参与)
管弦楽:読売日本交響楽団
合唱:C.ヴィレッジシンガーズ
企画・制作:公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]
協賛:日本生命保険相互会社

《東京二期会オペラ劇場 NISSAY OPERA 2023 提携『午後の曳航』》
「二期会創立70周年記念 日生劇場開場60周年記念公演 東京二期会オペラ劇場 NISSAY OPERA 2023 提携『午後の曳航』」

公演の特設サイトはこちら

公演日程:2023年11月23日(木・祝)~11月26日(日)
全2部(原語[ドイツ語]上演・日本語字幕付) 2005年改訂ドイツ語版日本初演・新制作
作曲:ハンス・ヴェルナー・ヘンツェ
台本:ハンス=ウルリヒ・トライヒェル
指揮:アレホ・ペレス
演出:宮本亞門
管弦楽:新日本フィルハーモニー交響楽団
主催:公益財団法人東京二期会
共催:公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]

【日生劇場開場60周年記念公演 NISSAY OPERA 2023『メデア』公演概要】

公演の特設サイトはこちら

<公演日時>
東京公演:2023年5月27日(土)・28日(日)
岡山公演:2023年9月1日(金)

<会場>
東京:日生劇場
岡山:岡山芸術創造劇場 ハレノワ〈こけら落とし公演〉

<上演時間>
約2時間40分(20分間の途中休憩を含む)※第2幕・第3幕は連続上演
(全3幕・イタリア語上演/日本語字幕付・日本初演)

<料金>
東京:S席12,000円 A席10,000円 B席8,000円 学生席3,000円
※学生席は日生劇場(Web)でのみの取り扱い。28歳以下。法令で定められた学校に在学中の方のみ有効。要学生証提示。

岡山:S席10,000円 A席8,000円 B席6,000円 U24 3,000円 U18 1,000円(限定50席)
※U24、U18は岡山芸術創造劇場ボックスオフィス、岡山シンフォニーホールチケットセンターでのみ取扱いとなります。
※U24は公演時24歳以下をU18は公演時18歳以下を対象とします。入場時に身分証を確認いたしますので必ずご持参ください。

(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

『チケット発売』
東京:日生劇場 Webチケット購入方法ページ/電話:03-3503-3111(11:00~17:00)
※状況により時間が変更になる場合があります。予めご了承ください。
※日生劇場窓口でのチケットの取り扱いはございません。

岡山:岡山芸術創造劇場ボックスオフィス オンラインチケットはこちらから/窓口・電話 086-201-2200(6.3までは日・祝を除く10:00~18:00/6.4より休館日を除く10:00~18:00)
岡山シンフォニーホールチケットセンター:電話・窓口 086-234-2010(休館日を除く10:00~18:00)

「プレイガイド」
東京:
チケットぴあ:Pコード[228-590]
e+(イープラス)
ローソンチケット:Lコード[31804]

岡山:
e+イープラス:https://eplus.jp/
チケットぴあ:https://t.pia.jp/【Pコード:235-868】
ローチケ:https://l-tike.com/【Lコード:63711】
ぎんざやプレイガイド:086-222-3244(平日10:00~18:30/土・日・祝9:30~17:00)

「問い合わせ」
東京:日生劇場 03-3503-3111/お問い合わせ | 日生劇場 (nissaytheatre.or.jp)
岡山:岡山芸術創造劇場 086-201-8000(代)

<出演者>
メデア:岡田昌子(27日・1日)、中村真紀(28日)
ジャゾーネ:清水徹太郎(27日・1日)、城宏憲(28日)
グラウチェ:小川栞奈(27日・1日)、横前奈緒(28日)
ネリス:中島郁子(27日・1日)、山下牧子(28日)
クレオンテ:伊藤貴之(27日・1日)、デニス・ビシュニャ(28日)

第一の侍女:相原里美
第二の侍女:金澤桃子
衛兵隊長:山田大智

カヴァー:谷明美(メデア)、相原里美(グラウチェ)、金澤桃子(ネリス)
アンダースタディ:石井基幾(ジャゾーネ)

指揮:園田隆一郎
管弦楽 : 新日本フィルハーモニー交響楽団
合唱 : C.ヴィレッジシンガーズ・24名

メデアとジャゾーネの幼い二人の息子:塩田宙、関大輝(劇団ひまわり)

<STAFF>
作曲:ルイージ・ケルビーニ
台本:フランソワ = ブノワ・オフマン
イタリア語訳詞:カルロ・ザンガリーニ
原作:エウリピデス ピエール・コルネイユ
演出:栗山民也
美術:二村周作
衣裳:前田文子
振付:田井中智子
字幕・リブレット翻訳:本谷麻子
舞台監督:大澤裕(ザ・スタッフ)
副指揮:大川修司、粟辻聡、矢野雄太
照明:勝柴次朗
ヘアメイク:鎌田直樹
音響:佐藤日出夫(エス・シー・アライアンス)
演出助手:橋詰陽子
合唱指揮:キハラ良尚
コレペティトゥア:平塚洋子、星和代、髙田絢子
岡山公演主催:岡山市/公益財団法人岡山文化芸術創造/公益社団法人全国公立文化施設協会
助成:文化庁 文化芸術振興費補助金 統括団体による文化芸術需要回復・地域活性化事業(アートキャラバン2)独立行政法人日本芸術文化振興会後援:イタリア文化会館
協賛:日本生命保険相互会社
主催・企画・制作:公益財団法人ニッセイ文化振興財団[日生劇場]

 - News, Stage