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ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』初日開幕

実在の作家、ジェームズ・バリが名作「ピーター・パン」を生み出すまでを描いた
ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』が東京都渋谷区の新国立劇場中劇場にて開幕しました。
出演は山崎育三郎、濱田めぐみ、武田真治、夢咲ねね、杜けあき、ほか。演出は小山ゆうなが手がけます。

ジェームズ・バリ役:山崎育三郎 撮影:引地信彦

本作は、日本でも長年に渡り様々な形で愛され続けている名作「ピーター・パン」の誕生秘話を描いた、
実話に基づく物語。アラン・ニーによる戯曲とジョニー・デップ主演の同名映画を原作にミュージカル化され、
2015年にブロードウェイで開幕。翌々年には、ツアー版公演が東急シアターオーブでも上演され、日本の観客を魅了。
今回は、注目の演出家・小山ゆうなによる新演出版での上演。かつて子どもだった大人たちにとって、
夢見ることや本当に大切なことを思い出すことができる感動の物語。

(左から)ジェームズ・バリ役:山崎育三郎、シルヴィア・デイヴィス役:濱田めぐみ 撮影:引地信彦

主人公ジェームズ・バリ役を演じるのは、7年ぶりの新作ミュージカル出演となる山崎育三郎。
イマジネーションの世界に生きる作家バリに、山崎自身の「子供心を忘れたくない」
という想いがリンクするように、遊び心溢れる作家ジェームズ・バリを体現しています。
バリに影響を与える未亡人・シルヴィア役を演じるのは、濱田めぐみ。子供たちを大きな愛で包み込み、
懸命に生きている母親。バリと心通わせ、自らの運命を受け容れていく姿は涙なしには見られません。

(左から)フック船長役:武田真治、ジェームズ・バリ役:山崎育三郎 撮影:引地信彦

(左から)ジェームズ・バリ役:山崎育三郎、チャールズ・フローマン役:武田真治 撮影:引地信彦

武田真治は、自身の想い入れのある役だと公言するフック船長と、劇場主フローマン役の2役を演じます。
迫力でバリを圧倒するのはフック船長。反対にフローマンはバリを支え寄り添い続けます。

(左から)デュ・モーリエ夫人役:杜けあき、メアリー・バリ役:夢咲ねね、シルヴィア・デイヴィス役:濱田めぐみ 撮影:引地信彦

バリの妻メアリー役には夢咲ねね。元女優で、上流社会への強い憧れを持つ現実的な女性。
その他、海賊や劇団の衣裳係など様々な役を演じています。シルヴィアの母親デュ・モーリエ夫人を
気品と風格をもって演じるのは杜けあき。娘の将来を案じ葛藤しながらも、娘の人生に寄り添っていきます。

(左から)シルヴィア・デイヴィス役:濱田めぐみ、ジェームズ・バリ役:山崎育三郎 撮影:引地信彦

初日開幕の前日5月14日(日)に行われたゲネプロ(最終通し稽古)には、
ジェームズ・バリの遺志を継ぎ、母子生活支援施設・自立援助ホーム・児童養護施設より50名程を招待。
本作品の中でも描かれているが、バリは「ピーター・パン」の初演に孤児25名を招待しています。
当時、劇場は大人だけのものだったため、バリの提案は画期的でした。
またバリの遺志で「ピーターパン」に纏わる収益は、今でもイギリスの
グレート・オーモンド・ストリート小児病院に寄付されており、バリの想いは時を超え、
病気と闘う子供たちが大人になるために力を貸し続けています。

(中央左端)シルヴィア・デイヴィス役:濱田めぐみ、中央右端)ジェームズ・バリ役:山崎育三郎 撮影:引地信彦

東京公演は5月15日(月)~6月5日(月)新国立劇場中劇場にて上演、その後6月9日(金)~12日(月)
大阪・梅田芸術劇場メインホール、6月17日(土)・18日(日)久留米・久留米シティプラザ ザ・グランドホール、
6月24日(土)・25日(日)富山・オーバード・ホール、6月30日(金)・7月1日(土)名古屋・愛知県芸術劇場 大ホールにて上演されます。
上演時間は1幕80分、休憩20分、2幕70分の約2時間50分となっています。

【あらすじ】

19世紀後半のイギリス。新作戯曲が書けずに行き詰まっていた劇作家
ジェームズ・バリ(山崎育三郎)は、公園で、未亡人シルヴィア(濱田めぐみ)と
4人の子ども達ジョージ、ジャック、ピーター、マイケルと出逢う。
妻のメアリー(夢咲ねね)からも問い詰められ悩んでいたバリだったが、
彼らと遊ぶうちに純粋で正直な気持ちを思い出し、「演劇」も「遊び」も同じ
「PLAY」なのだと気がつき、物語をどんどん生み出していく。
しかし、当時のイギリスでは、演劇は上流階級だけのもので、バリが
「子供も楽しめるファンタジー作品を上演したい」と提案すると、
劇場主のフローマン(武田真治)と劇団員たちは猛反対。
一方、父を亡くしてから純粋な心を閉ざし”大人”になろうとしていた三男のピーターは、
バリと交流を深めるうちに、夢や希望を捨てることが大人になることではないのだと悟る。
バリとシルヴィアは、シルヴィアの母のデュ・モーリエ夫人(杜けあき)に反対されながらも交流を深め、
お互いを理解し心を開く関係になっていく。こうしてバリは、シルヴィアと
子供たちと一緒に空想した世界を基に『ピーターパン』の物語を作りあげていく。
最初は反対していた劇団員たちも、次第に子供の頃の純粋な気持ちを思い出し、
バリの描く世界に引き込まれていく。順風満帆かに思えたが、シルヴィアの体調が悪化し、
バリと兄弟たちは新たな試練に直面することになる。そして迎えた新作舞台『ピーターパン』の公演初日。
『ピーターパン』という永遠の物語を生み出した一人の作家と、彼を囲む人々の、美しく、優しく、切ない、感動の物語。

【コメント】

(左から)翻訳・演出:小山ゆうな、シルヴィア・デイヴィス役:濱田めぐみ、ジェームズ・バリ役:山崎育三郎、フック船長/チャールズ・フローマン役:武田真治 撮影:引地信彦

翻訳・演出:小山ゆうな
「すごく盛り沢山で、犬も出てきて、子供たちもいて、素敵なナンバーもたくさんある作品です。
皆で元気に健康に千穐楽まで乗り切れればと思います。」

ジェームズ・バリ役:山崎育三郎
「この作品に出会って、改めて自分にとって一番大切なものに気づかされました。
今日も舞台に立って、自分が12歳の時に初めてステージに立った時のことを思い出しました。
本当に、こんな作品を待っていました!というくらい僕の大好きな作品です。
演劇でしか作り出せない奇跡のステージになっておりますので、是非会場で体感して頂きたいです。」

シルヴィア・デイヴィス役:濱田めぐみ
「劇場の中で、我々出演者側もとても楽しんで、ワクワクしながら演じています。
観にいらして頂いて、客席と舞台上の皆で素敵な時間を過ごしたいと思っています。
是非、劇場にお越しください。」

フック船長/チャールズ・フローマン役:武田真治
「演じるたびに自分たち自身がエネルギーを得ることのできる作品です。
そのエネルギーが、観客の皆様にも伝わると思います。
そしてこの作品をご観劇頂くことで、もしかしたら、ここ数年のコロナ渦の中で
諦めていた夢やできていなかった事にチャレンジしてみよう!
などと思って頂けるのではと思います。是非劇場に、元気をもらいにきてください。」

【ミュージカル『ファインディング・ネバーランド』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2023年5月15日(月)~6月5日(月)
大阪公演:2023年6月9日(金)~6月12日(月)
久留米公演:2023年6月17日(土)・18日(日)
富山公演:2023年6月24日(土)・25日(日)
名古屋公演:2023年6月30日(金)・7月1日(土)

<会場>
東京:新国立劇場 中劇場
大阪:梅田芸術劇場メインホール
久留米:久留米シティプラザ ザ・グランドホール
富山:オーバード・ホール
名古屋:愛知県芸術劇場 大ホール

<上演時間>
約2時間50分(20分間の途中休憩を含む)

<料金>
東京:
S席14,000円 A席8,000円
Yシート:2,000円 ※20歳以下対象・当日引換券・要証明書・10月24日より枚数限定販売
https://horipro-stage.jp/findingneverland2023-ticketinfo/#Link04

『当日券』
劇場窓口での当日券の直接の販売はございません。
事前にホリプロステージ(WEB)にてお申込みいただく「当日購入受付番号」を
お持ちの方のみが販売対象となります。「当日購入受付番号」はキャンセル待ちを含め、
受付に並んでいただく整理番号であり、購入をお約束するものではありません。
申込方法・注意事項は下記URLをご確認ください。
https://horipro-stage.jp/pickup/findingneverland20230510/#Link01

大阪:S席14,000円 A席9,000円 B席5,000円

久留米:S席14,000円 A席9,000円

富山:S席14,000円 A席9,000円 B席7,000円 U-25席5,000円
※U-25席:(観劇時25歳以下対象)要身分証明書、当日指定席引き換え/チケットぴあにて前売り販売のみの扱い

名古屋:S席14,000円 A席10,000円 B席8,000円

※未就学児入場不可
本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。
※やむを得ない事情により、出演者並びにスケジュールが変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
※公演中止の場合を除き、払い戻し、他公演へのお振替はいたしかねます。ご了承のうえ、お申込みください。

「東京公演座席表」

クリックしてfindingneverland2023_seatmap.pdfにアクセス

『チケット発売』
好評発売中

「問い合わせ」
東京:ホリプロチケットセンター 03-3490-4949 受付11:00~18:00(平日)/定休日(土・日・祝)
大阪:梅田芸術劇場 06-6377-3800(10:00~18:00)
久留米:インプレサリオ info@impresario-ent.co.jp
富山:イッセイプランニング 076-444-6666(平日11:00~17:00)
名古屋:東海テレビ放送 事業部 052-954-1107

<出演者>
ジェームズ・バリ:山崎育三郎
シルヴィア・デイヴィス:濱田めぐみ
フック船長/チャールズ・フローマン:武田真治
メアリー・バリ:夢咲ねね
デュ・モーリエ夫人:杜けあき

キャナン卿:遠山裕介
クローマー:廣川三憲
ヘンショー:星智也

家塚敦子
石川剛
伊藤かの子
榎本成志
大久保芽依
工藤彩
塩川ちひろ
永松樹
福島玖宇也
MAOTO
ルイス魅麗セーラ
(五十音順)

ジョージ:越永健太郎、ポピエルマレック健太朗(Wキャスト)
ジャック:生出真太郎、豊田侑泉(Wキャスト)
ピーター:小野桜介、長谷川悠大(Wキャスト)
マイケル:奥田奏太、谷慶人(Wキャスト)

スウィング:大倉杏菜、齋藤信吾(五十音順)

<STAFF>
原作:デヴィッド・マギー脚本によるミラマックス映画作品 アラン・ニーによる戯曲『The Man Who Was Peter Pan』
台本:ジェームズ・グラハム
作曲・作詞:ゲイリー・バーロウ&エリオット・ケネディ
演出:小山ゆうな
訳詞:高橋亜子
音楽監督:小澤時史
美術:二村周作
照明:勝柴次朗
音響:山本浩一
映像:上田大樹
衣裳:前田文子
ヘアメイク:宮内宏明
振付:松田尚子
歌唱指導:亜久里夏代
稽古ピアノ:森本夏生
演出助手:河合範子
舞台監督:小笠原幹夫
東京公演主催:フジテレビジョン/キョードー東京/ホリプロ
大阪公演主催:梅田芸術劇場
久留米公演主催:九州朝日放送/インプレサリオ
富山公演主催:北日本新聞社 /富山テレビ放送 /イッセイプランニング/(公財)富山市民文化事業団/富山市
名古屋公演主催:東海テレビ放送
久留米公演共催:久留米シティプラザ(久留米市)
東京公演後援:WOWOW
名古屋公演協力:キョードー東海
協賛:Sky株式会社
企画制作:ホリプロ

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