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vol.22は次回作と物語が地続きに 佐野瑞樹・佐野大樹による兄弟エンターテイメント、WBB第22回公演『スパイのスパイス』開幕

佐野瑞樹と佐野大樹による兄弟エンターテイメントワールド、WBB(ダブリュビービー)の第22回公演
『スパイのスパイス』が2023年5月13日(土)〜5月21日(日) まで東京都豊島区のあうるすぽっと
(豊島区立舞台芸術交流センター)にて上演されます。
WBB(『みず=WATER』『だい=BIG』『兄弟=BROTHERS』の頭文字)は、役者としてだけでなく
舞台演出も手がける兄・佐野瑞樹と、演劇ユニット*pnish*(パニッシュ)のリーダーを務める弟・佐野大樹による、
兄弟エンターテイメントワールド。約1年ぶりの新作となる本公演では、米山和仁(劇団ホチキス)を脚本・演出に迎え、
真剣に笑えるシチュエーションコメディを目指します。

舞台はテレビ局の会議室!?フィクションVSリアル 面白いのはどっちだ!
作家が書いたスパイ活劇の脚本を、本物のスパイが痛烈にダメ出し。
果たして作家は、究極のスパイストーリーを完成させる事ができるのか!
密室の会議室で展開する脚本会議エンターテインメント!!

新進気鋭の脚本家、斑鳩凪(いかるが なぎ)を演じるのは数々の作品に出演し、今後の活躍が大注目の今江大地。
そして、そのドラマ内の主人公、朱莉佳太郎(あかり けいたろう)を演じるのは、ジャニーズJr.の平塚翔馬。
さらにWBBの佐野瑞樹に加え、個性豊かな役者陣が脇を固めます。

5月13日、初日の開幕に先駆けて公開ゲネプロと囲み取材が行われました。

【あらすじ】

あるテレビ局が社運を賭けて映画を製作する事になる。テーマは「スパイ」。
この企画に抜擢されたのは、新進気鋭の作家 斑鳩 凪(いかるが なぎ)。
彼はスパイ映画が大好きで、オファーを快諾。あらゆるスパイ映画を観てきたと豪語する斑鳩は、早速脚本を書き上げた。
主人公の名は朱莉 佳太郎(あかりけいたろう)。普段は高校に通う学生、
しかし任務になるとスパイとして世界中を飛び回る。というスパイムービーの醍醐味がぎっしり詰まった娯楽作だった。
制作サイドは、脚本に説得力を与えたいと、現役のスパイをアドバイザーとして迎えることに。
本物のスパイに出会えると興奮を抑えられない斑鳩だが、
会議室にやってきたのは物腰の優しい普通の男、阿良池一(あらいけ はじめ)だった。
拍子抜けする斑鳩だが、スパイ映画の知識をすべて詰め込んだ脚本を、きっと気に入ってくれるはずだと期待。
しかし阿良池からは「あなた、本当のスパイをこれっぽっちも分かってない」と一蹴される。
阿良池の口から語られるスパイは、斑鳩の描いた世界とは程遠い、地味で過酷でドラマにならない日常だった。
阿良池のアドバイスを参考に脚本修正を行うも、思ったように進まず、執筆作業は難航していく・・・。

【囲み取材&次回公演作品『スパイラルスパイ』制作発表の様子】

(左から)朱莉佳太郎役:平塚翔馬(ジャニーズJr.)、斑鳩凪役:今江大地、三神輝役:屋良朝幸、阿良池一役:佐野瑞樹

公演終了後、舞台上にてコバルト他役の山﨑雅志さんの司会進行の下、斑鳩凪役の今江大地さん、
朱莉佳太郎役の平塚翔馬さん、阿良池一役の佐野瑞樹さんの3名が登壇しての囲み取材、
そして
次回公演「WBB vol.23『スパイラルスパイ』」にて主人公の三神輝を演じる
屋良朝幸さんが登壇しての次回公演作品制作発表が行われました。

Q:ゲネプロを終えた直後である今の心境は?

今江さん「楽しかったです。無事にちゃんと出来たというのと、今日が本番初日なので
約1か月間、キャストの皆様とスタッフさんが協力して稽古をしてから今日の本番を迎えられる事が嬉しいなと。
ちゃんと最後まで出来る事を祈っています。」

佐野さん「流石なんですよね。稽古から全然動じないんですよ。こんなに台詞量があるのに。」

平塚さん「一言で表すと一安心です。凄く安心しましたね。1回経験するだけで大分違うなと感じました。
ここからエンジン全開で駆けていこうかなと思います。」

佐野さん「僕は逆に震えてましたよ。今回、少人数の会話劇という事で台詞量が凄いのと、説明台詞が多いので、
結構ビビッてはいるんですよ。普段僕は出番が多くてもセリフ多くても給水とかを全然しないんですけど、
今回は給水をしないと、流石に不安という事で舞台上でもお茶とか飲んでますけど、今日はそのタイミングも
「…ここで良いのか?」みたいな。でも何とかこれで初日に臨むには整ったかなと。
後は信じて思い切ってやるだけかなという事になりました。」

Q:斑鳩凪というキャラクターを演じる上での見所や魅力は?

今江さん「斑鳩凪は人気脚本家なんですけど、トラウマというか、色々と自分が抱えている事があって、
今回の作品は自分がスパイのオタクやからこそ、自分の理想を入れた作品だったんですけど、
色々ダメ出しを貰いつつも、新しい刺激を貰って成長をしていき、本当の自分を取り戻していくという感じです。
ちょっと宛書になっている所もあって、斑鳩凪やけど今江大地の部分もあり、今回演出して下さった
米山和仁さん自身が入っていたりと色んな人の要素が入っているのが良いなと。」

佐野さん「自分的にはやり易い?」

今江さん「演じ方によるんですけど、ある演出家さんも出会った時に「実感・実感」と言われて。
だから自分の一部がコバルト斑鳩凪みたいな感じで意識せずにシンプルにやっている感じですね。」

Q:約1か月間の稽古期間の中で印象深かった事は?

平塚さん「今江君と帰り道が一緒だったんですけど、終わった後の演技のダメ出しを丁寧にして下さって。
まず最初は声を出して聞き取り易い様に。今回、(ヘッドセット)マイクが無いという舞台なので、
お客様が一番ストレスなのは、聞き取り難い事だと教えていただいて、ハキハキと伝えやすくというのを教えていただきました。
また演劇作品の出演が初めてなので、本当に緊張したんですけど、どっしりとでっかい先輩の今江君がいてくれて、
皆さんが優しくリードしてくれたのでここまで来れました。」

今江さん「凄く個人的な事なんですけど、僕アニメオタクなんですけど、東地宏樹さんが声優さんという事で、
東地さんが来るのを待っていて、東地さんの「お”は”よ”う”ご”ざ”い”ま”す”」の声が良過ぎて幸せという事が
稽古場ではございましたね。」

Q:少人数会話劇ならではの大変な部分、また魅力だと思う部分は?

佐野さん「少人数の魅力というのは、現場の人が減る分、どんどんとコミュニケーションが密になっていく面白さが
先ずあるというのと、あとは稽古場が広いという。やっぱり6人しかいないのでゆとりを持って稽古場に行ける、
楽屋もゆったりと使えるという良さが少人数にはあります。チームワークは愕然と上がりますよね。
皆で話しあたったりとかするのも楽に。大勢がいると「あれ?あいつとあんまり喋ってないな…」というのもあるんですけど、
この人数だとそれが出来るので。あと僕は会話劇が凄く好きで、今回の脚本を書いてくれた米山さんに
兎に角、密室の会話劇をやりたいですという事を発注して。実際に脚本が上がって来た時は震えるというね。
「こんなに台詞くれるの?!」みたいな。でもまあ、それが今回一つの自分の50を手前にしたチャレンジだと思って。
あえて大変さを楽しんで初日に持っていきたいなと思います。」

最後に公演を楽しみにしている来場者に向けてメッセージを。

今江さん「コメディ作品で馬鹿馬鹿しいシーンも沢山ありますけど、カッコイイシーンやほっこりする様なシーン、
家族との日常、平和におくる日常の大切さが分かる物語だと思うので。分かりやすい物語だと思うので、
是非気軽に来て、時間も1時間40分程なのでパッと見て笑って欲しいなと思います。」

続いて次回作「WBB vol.23『スパイラルスパイ』」の製作発表へ。
ここから今江さんは作家斑鳩凪としての役に成りきり、登壇者を呼び込みますが、いきなり屋良さんの名前を間違える痛恨のミス。
「おい!名前だけは絶対に間違えるな!何年の付き合いだよ。」と出鼻を挫かれた屋良さんに土下座寸前の今江さん。

次回作は色んなスパイ達が入り乱れる学園スパイアクションコメディ。主人公の三神輝は真面目で地味な
スパイを裏方としてデジタル面で支えるプログラマーだが、スパイに憧れて組織のシステムに自分自身を
スパイとして登録をしてしまう。そんな自作自演のスパイとスパイ達が強大な陰謀に挑んでいく物語であると
今江さんから説明がなされました。

それを聞いた屋良さんは
「一番気になったのが、真面目で地味な数学の先生役なんですよね。僕一番程遠い恰好をしているんです。
反町(隆史)さんか俺かみたいな。なので今にも斑鳩さんに降ろされるんじゃないかとヒヤヒヤしているんですけども、
総統にIQが高く見えますよね。これは「GUCCI」の眼鏡だからじゃないですか?
先生役というのも自分は初めてだし、スパイに憧れたスパイというという事で、スパイなんだよね?
スパイはアクションとか必要ですからエンタメ感を出して楽しんでいけたらと思っておます。」

今江さん「スパイです。正確には無理やりスパイになっちゃうという。」

佐野さん「素人スパイvs玄人スパイみたいな事になっていくんじゃないですか?」

Q同一役で2作連続出演という形に臨む心境は?

佐野さん「そういうのは僕初めてなんですけども、今回は会話劇という事なので会話中心の僕のフィールドなんですけども、
次もこの役でいくんですけど、出来れば次もこのフィールドで戦わせていただきたいなという思いだけはありますよ。」

平塚さん「続けての出演が初めてなので、私生活も朱莉佳太郎になっちゃうんじゃないかと思って。
その勢いで私生活からどんどんと役柄を作っていこうかなと思います。」

佐野さん「今回、初めてお芝居というものをやって佳君はグッと成長したので、これでもう一つグッと上がってくると思いますよ。」

屋良さん「実は、平塚君とは今日が初めましてなんですよ。稽古が終わったら、ダメ出しじゃなくてアドバイスしますね。」

Q:学園アクションコメディという事でどの様なアクションがしてみたいか?

屋良さん「スパイという話を聞いてやっぱり「ミッション・インポッシブル」「007」をイメージするじゃないですか。
劇場という限られた空間の中で天井からフライングで降りてくるとか、壁をバァーって走るとか、そういうのがスパイだなと思うので、
狭いエリアの中でどれだけのエンタメを見せれるのかというのにもチャレンジしたいし、アイディアとして
フランスで生まれたは走って跳んでという競技の「パルクール」を入れたらどうかなと。
舞台上で狭いながらでもスパイという中で逃げるという設定がエンタメになり、
色んな見せ方が出来て奥が深いものなので、僕的にはエンタメ感が出せるものを次回作で見せられたら良いなと。」

平塚さん「運動も好きでこの中で一番若いので出てくるアクションをどんどんとこなしていって、
一番動ける様に頑張りたいですね。朱莉佳太郎は明るさが特徴なので一番明るく元気にやりたいです。」

屋良さん「僕、40になったんですけど、平塚君は22歳だよね?負けない自信があるんですよ。
そこの戦いもあると思うんです。回復だけは遅いんですけど、動きは多分まだ負けないんじゃないかと思うので、
そこは頑張っていきたいです。」

佐野さん「私、アクションはやりたいと思っているんですけども、パルクールはご遠慮願いたいなと。
俺、階段の上り下りでも足が痛いんだ。パルクールは飛躍し過ぎかなと。二人で俺の上を跳んで行ってよ!
でも、アクション自体は嫌いではないので久しぶりにちょっとやってみたいなと。
屋良君が凄くストイックだから大変なんですよ。多分、ガチのパルクールをやらせようとするから。
出来ればガンアクションを。」

今江さん「殺陣はやった事があるんですけど、格闘はやった事が無いですね。今後格闘技とかやってみたいですね。」

Q:WBB vol12『ミクロワールド・ファンタジア』にて振付を担当した当時のエピソード等は?

屋良さん「僕は佐野君を素晴らしいダンサーだと思っています。佐野君が踊っているのを見るのが久しぶりだったので、
振付をさせていただく日は凄くワクワクしたんですけども、技術的には結構難しい振付をさせていただいたんですよ。
今「Travis Japan」の松田元太も出ていて、踊れる面子が揃っている中、そこに佐野君がいて、
元太と二人でのコンテンポラリーダンス、あれが大好き過ぎて。台詞よりも踊りをずっと練習している佐野君を見るだけで
僕はもう袖でずっと泣いていて。お芝居がしっかりと出来るからこそのダンスの表現ってきっとあると思うので、
それが佐野君の素敵なパフォーマンスに繋がっていたと思うので今回も期待したいと思います。」

佐野さん「やめてください(笑)。なんで僕ダンサーになっちゃったんですか?
元々一緒にお芝居をやりたいなとずっと思っていて、vol.12で振付をしてもらって凄く嬉しかったんですけど、
「あれ、俺すげえ久しぶりに踊るのに何でこんなに難しい振付なの??」って謎に思っていて。
聞いたら「ちょっと限界を超えた位の振付が絶対に良い」と言われて。「限界大分超えてんだよな~」と思いながらも、
だからこそ甘えられないというか、これはガチで練習をしないとマジに恥をかくと思って。
だから最近はお芝居もそうですけど、色んなもの自分の目標値をちょっと高くしたりとかしているんです。」
怠け癖があるので、あれから屋良君にそれを教わってから教訓になってます。」
なので次回作もレベル高めにね。「高い」じゃないよ?!」

【次回作 WBB vol.23『スパイラルスパイ』】

WBBvol.23は、今作「スパイのスパイス」の劇中ラストシーンで
斑鳩が執筆した新作「スパイラルスパイ」を上演!

スパイの裏方三神 輝(みかみあきら)がスパイになりすましミッションに参加!

今回の潜入先は朱莉 佳太郎 が通う学校?!
個性の強いスパイ達が「スキル」を手に

「想い」を胸に秘め 様々なミッションや陰謀に立ち向かう̶̶̶̶!!

斑鳩の新作「スパイラルスパイ」の主人公・三神 輝を演じるのは、WBB vol.12では振付として参加した屋良朝
幸がWBBに初出演。さらに、前作に引き続き朱莉佳太郎役としてジャニーズJr.の平塚翔馬も出演決定。

《WBB vol.23『スパイラルスパイ』公演概要》

公式サイトはこちら

<公演期間>
2023年7月10日(月)〜7月17日(月・祝)

<会場>
紀伊国屋サザンシアターTAKASHIMAYA

<上演時間>
未定

<料金>
8,500円
(全席指定・税込)

「問い合わせ」
チケットに関するお問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00〜15:00)
公演に関する問い合わせ:WBB事務局 info@w-b-bros.jp

<出演者>
三神輝:屋良朝幸

朱莉佳太郎:平塚翔馬(ジャニーズJr.)

阿良池一:佐野瑞樹

<STAFF>
作・演出:米山和仁(劇団ホチキス)
プロデューサー:佐野大樹
企画・制作:WBB

【WBB vol.22「スパイのスパイス」公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
2023年5月13日(土)〜5月21日(日)

<会場>
あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター)

<上演時間>
約1時間40分(途中休憩無し)

<料金>
8,500円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

「問い合わせ」
チケットに関する問い合わせ:サンライズプロモーション東京 0570-00-3337(平日12:00~15:00)
公演に関する問い合せ:WBB事務局 info@w-b-bros.jp

<出演者>
斑鳩凪:今江大地

朱莉佳太郎:平塚翔馬(ジャニーズJr.)
火浦美琴:田上真里奈
コバルト:山﨑雅志

鳥丸道雄:東地宏樹

阿良池一:佐野瑞樹

<STAFF>
作・演出:米山和仁(劇団ホチキス)
プロデューサー:佐野大樹
企画・製作:WBB事務局/DDR

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