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リヒャルト・シュトラウス官能の衝撃作『サロメ』の決定版。息もつかせぬ100分間をオペラパレスで。

『サロメ』2016公演より 撮影:寺司正彦

新国立劇場(東京都渋谷区)オペラパレスに、リヒャルト・シュトラウスの衝撃作『サロメ』が登場します。
『サロメ』はオスカー・ワイルドの耽美的、退廃的な戯曲を、R.シュトラウスが
極彩色の音楽でオペラ化したスキャンダラスな傑作。クライマックスの「7つのヴェールの踊り」は、
サロメが身にまとったヴェールを剝ぎ取りながら妖艶な踊りを披露する、官能美と緊迫感に満ちた見せ場です。

『サロメ』2016公演より 撮影:寺司正彦

シュトラウスで特に評価の高いトリンクスの指揮、ペンダ、ストーレイ、トマソンら
世界最高峰の旬のキャストを揃え、妖しくも美しいエファーディングの決定版演出で『サロメ』の魅力をお伝えします。
本公演は新国立劇場での上演後、札幌文化芸術劇場でも上演します

【妖艶に舞った少女サロメが求めたものは…官能と倒錯の衝撃作】

『サロメ』2016公演より 撮影:寺司正彦

新約聖書の挿話をもとに、世紀末文学を代表する作家オスカー・ワイルドの代表作にして、
耽美的、頽廃的な戯曲を、世紀転換期に君臨した作曲家リヒャルト・シュトラウスが
極彩色の音楽でオペラ化したスキャンダラスな傑作『サロメ』。

『サロメ』2016公演より 撮影:寺司正彦

その背徳的な内容と衝撃に、ウィーンでは上演禁止の措置が取られるなど
ヨーロッパ中のセンセーションとなりました。全1幕の舞台に豊麗で甘美な旋律と大胆な不協和音が凝縮され、
緊張感に満ちた濃密なドラマには息をつく暇もないほど。クライマックスの「7つのヴェールの踊り」は、
サロメが身にまとったヴェールを1枚1枚剝ぎ取りながら妖艶な踊りを披露する、官能美と緊迫感に満ちた見せ場です。

『サロメ』2016公演より 撮影:寺司正彦

新国立劇場の『サロメ』は故アウグスト・エファーディング演出、ミュンヘンのバイエルン州立歌劇場で
上演されてきた名舞台で、舞台中央に巨大な古井戸を据えた、迫力と妖しさ漂う秀作です。

『サロメ』2016公演より 撮影:寺司正彦

音楽の力をストレートに伝える舞台は、オペラファンに留まらず、オーケストラファンの皆様にもお勧めです。

【抜きんでた表現力のペンダ、トマソン、ストーレイら世界の実力派が勢揃い】

(上段左から) 指揮:コンスタンティン・トリンクス、サロメ役:アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカ、ヘロディアス役:ジェニファー・ラーモア
(下段左から)ヘロデ役:イアン・ストーレイ、ヨハナーン役:トマス・トマソン

注目のサロメには、バロックからヴェルディ、ヴェリズモ・オペラで活躍、抜きんでた表現力で
世界中の観客を圧倒しているアレックス・ペンダ(アレクサンドリーナ・ペンダチャンスカ)。
ヨハナーンはワーグナーやロシア作品をレパートリーに著名劇場で大活躍するトマス・トマソン、
サロメの義父ヘロデはヘルデンテノールのベテラン、イアン・ストーレイ。へロディアスは
新国立劇場『イェヌーファ』コステルニチカで大評判となったジェニファー・ラーモアと、
世界の実力派が揃う、期待の顔ぶれです。サロメに恋するナラボートを演じる鈴木准、
ヘロディアスの小姓役の加納悦子ら、国内からもオペラファンを魅了する実力派が勢揃いします。
指揮はリヒャルト・シュトラウスを得意とするコンスタンティン・トリンクスが当たります。

【『サロメ』ものがたり】

『サロメ』2016公演より 撮影:寺司正彦

紀元30年頃、領主ヘロデの宮殿。ヘロデの寵愛を一身に受ける義理の娘サロメは、
庭の古井戸に幽閉されている預言者ヨハナーンに関心を持ち、衛兵隊長ナラボートに連れ出すよう命ずる。

『サロメ』2016公演より 撮影:寺司正彦

ヨハナーンは、サロメにキスを求められるが、拒否して古井戸に戻る。ヘロデに何でも望みの褒美を与えると
舞をせがまれたサロメは、7つのヴェールを裸身にまとい、妖艶な踊りを披露する。舞い終えたサロメが要求した褒美は、ヨハナーンの首だった。

【新国立劇場 オペラ『サロメ』ダイジェスト映像】

新国立劇場オペラ「サロメ」ダイジェスト映像 Salome – NNTT – YouTube

【新国立劇場2022/2023シーズンオペラ『サロメ』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2023年5月27日(土)5月30日(火)・6月1日(木)・6月14日(日)
札幌公演:2023年6月11日(日)6月13日(火)

<会場>
東京:新国立劇場 オペラパレス
札幌:札幌文化芸術劇場hitaru

<上演時間>
約1時間40分(途中休憩無し)
※全1幕〈ドイツ語上演/日本語及び英語字幕付〉

<料金>
東京:S22,000円 A16,500円 B11,000円 C6,600円 D3,300円 Z(当日のみ)1,650円
札幌:S席16,000円 A席14,000円 B席10,000円 C席8,000円 D席5,000円 U25席:各種2,000円引き(S席を除く)
※全席指定・税込
※未就学児童入場不可

『チケット発売』
好評発売中

「チケットのお求め」
東京:新国立劇場ボックスオフィス 03-5352-9999 WEBボックスオフィスhttps://nntt.pia.jp/
※WEBボックスオフィスでは、ご自身で座席を選びながらチケットをご購入いただけます。学生(5%)、ジュニア(20%)、高齢者(5%)割引チケットもお取り扱い中。※
新国立劇場当日券は、学生・生徒の方は50%割引となります(D席・Z席除く)。ボックスオフィス(窓口・電話)で取扱。

札幌:
札幌市民交流プラザメンバーズサイト
▸市民交流プラザチケットセンター(札幌市民交流プラザ2階)
道新プレイガイド(札幌市中央区大通西3丁目 道新本社1階) TEL 0570-00-3871
▸セイコーマート店内マルチコピー機(セコマコード:P23061101)
チケットぴあ (Pコード:236-648)
ローソンチケット  (Lコード:12512)

「問い合わせ」
東京:新国立劇場ボックスオフィス:03-5352-9999(10:00 ~ 18:00)新国立劇場Webボックスオフィス
札幌:札幌市民交流プラザ 劇場事業課 Tel. 011-271-1950(9:00~17:00休館日を除く)

<出演者>
サロメ:アレックス・ペンダ
ヘロデ:イアン・ストーレイ
ヘロディアス:ジェニファー・ラーモア
ヨハナーン:トマス・トマソン
ナラボート:鈴木准
ヘロディアスの小姓:加納悦子
5人のユダヤ人1:与儀巧
5人のユダヤ人2:青地英幸
5人のユダヤ人3:加茂下稔
5人のユダヤ人4:糸賀修平
5人のユダヤ人5:畠山茂
2人のナザレ人1:北川辰彦
2人のナザレ人2:秋谷直之
2人の兵士1:金子慧一
2人の兵士2:大塚博章
カッパドキア人:大久保光哉
奴隷:花房英里子

指揮:コンスタンティン・トリンクス
管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団

<STAFF>
原作:オスカー・ワイルド
独語翻訳台本:ヘドヴィッヒ・ラッハマン
作曲:リヒャルト・シュトラウス
演出:アウグスト・エファーディング
美術・衣裳:ヨルク・ツィンマーマン
振付:石井清子
札幌公演主催:札幌文化芸術劇場 hitaru(札幌市芸術文化財団)
札幌公演後援:札幌市/札幌市教育委員会
札幌公演助成:文化庁文化芸術振興費補助金舞台芸術等総合支援事業(劇場・音楽堂等機能強化総合支援(劇場・音楽堂等機能強化推進事業))/独立行政法人日本芸術文化振興会
制作:新国立劇場

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