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馬場良馬&菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズ Jr.)W主演 舞台「漫才ギャング -リローデッド-」まもなく開幕

「漫才ギャング」は品川ヒロシ作による小説作品。 2011年に主演を、佐藤隆太、上地雄輔で
映画化され、大きな話題になり、今回初の舞台化となります。
W主演の馬場良馬と、菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズ Jr.)に加えて、夏目愛海、富田麻帆、
木村優良、碕理人、大崎捺希、もりももこ、児玉智洋(サルゴリラ)、宮下雄也、そして坂田聡と個性豊かなキャストが出演。
脚本を手掛けるのは、劇団かもめんたるを主宰し、作・演出を務める作品が
岸田國士戯曲賞に2年連続ノミネートされるなど、演劇界にて脚光を浴びている岩崎う大。
そして演出はお笑い集団ジョビジョバのリーダで、構成・演出を務め、近年では
TEAM NACS 第15回公演「悪童」の演出など、俳優、演出家、脚本家として活躍しているマギーが担当します。

2023年5月3日(水・祝)、公演の初日を翌日に控える中、東京都中央区の銀座博品館劇場にて
公開ゲネプロと出演者が登壇しての囲み取材が行われました。

【イントロダクション】

悩める漫才師『飛夫』と、とくに悩みはないヤンキー『龍平』が出会った。
猛スピードで動き出す運命の歯車は止められない。
品川ヒロシ監督の映画『漫才ギャング』が初の舞台化。
脚本・岩崎う大(かもめんたる)✖演出・マギーの手により”リローデッド”。
新たに生まれ変わる怒涛の熱血漫才ストーリー!

【囲み取材の様子】

公開ゲネプロ終了後、舞台上にて黒沢飛夫役の馬場良馬さん、鬼塚龍平役の菅田琳寧さん、
そして本作の演出を務めたマギーさんの3名が登壇しての囲み取材が行われました。

Q:ゲネプロを終えて開幕を明日に控えた今の心境は?

馬場さん「舞台は全部そうなんですけども、特にこの作品は沢山の笑い声があって
完成するんだろうなという作品なので、こうしてたくさん稽古をしてやっと明日、初日を迎えられるという事が、
本当に幸せだなと思いますし、明日からのお客様のいろいろなレスポンスや笑い声が合わさって
どんな作品に育っていくのかなというのがすごく楽しみであります。」

マギーさん「凄く真面目な事を言う子だね~。歌舞伎役者のソレでいいと思う。」

菅田さん「これは漫才の舞台ですので、お客様の笑い声というのが僕らキャストとの
コミュニケーションだと思いますので、皆さんが笑っていただければ自分達が
どれだけ気持ち良く芝居をして、という環境だと思いますので。今日はゲネプロという
凄くカチッとした現場だったので、普段稽古場で聞いていた笑い声はあまり聞こえていなかったですけど、
明日からめちゃくちゃホームな現場になると思いますので、めちゃくちゃ楽しんでいきたいと思います。」

Q:タイトルに「リローデッド」と付いているか、そのポイントは?

マギーさん「品川さんの原作、そして監督された映画「漫才ギャング」を舞台版として、新しい解釈であったり、
新しい要素や色んなものを取り込んで「リローデッド」として全く新しいものを作りたいという事で、
そういう名前を付けさせていただいて、それに対して品川さんも「う大が書いて、マギーが演出するなら
自由にやってくれ」と、本当に寛大にな言葉をいただいたので、新しい作品として舞台だから出来る事にも
挑戦をさせてもらっているつもりですし、自分なりのヤンキーの解釈であったり、
自分なりの漫才の解釈だったりというのをやっているつもりです。特に今回僕はこのお話を
普遍的なラブストーリーだと思っていて、よく漫才師の方が「相方との関係って彼氏と彼女みたいなもんだ」と言いますけど、
僕は漫才師じゃないので、そういう所にどこか憧れている所があって、そんな僕から見た漫才師の2人って
男女の関係みたいだなという。今回のお話はある種の一夏の恋物語、熱いアバンチュールというか、
そんな普遍的なラブストーリーの様な読後感があったら良いなというのが「リローデッド」の根底にある部分です。
あと、舞台は映画と違って熱演してくれた彼等の汗だったり、飛沫が飛ぶ様な”生感”、
それが舞台ならではの”エモさ”になっていると思うので、今回の僕の「リローデッド」における一番のウリは、
「若者達のエモさ」「僕が選んだ音楽のエモさ」「エモ演出」が肝だと思っております。

Q:劇中にて漫才のシーンがあるが、実際に漫才をした感想は?お互いにコンビを組んだ感想は?

菅田さん「良馬君とは本当にはじめましてというのを感じさせない位の距離感でずっと付き合ってくれて、
稽古中とかも、一人でぼそぼそと突っ込みの練習とかするとボケてくれたりするので、
稽古の段階から自然とやり易い環境でやらせてもらったので、やっていく内にコミュニケーション、
会話のラリーとかが凄くやり易くなったので、はじめましてなんだけど、それこそ10年位の芸歴がある位の
コンビっぽさが出せているなという風に僕は思います。」

馬場さん「ハードル上がったね~。僕は凄く台本自体も漫才の掛け合いみたいにマギーさんが演出してくださって、
脚本の意図があってという所で、普通の会話のやりとりも漫才みたいに見えるテンポだったり、リズムだったりの
気持ち良さを凄く丁寧に演出をして下さっていたので、僕達2人は稽古場で隣同士だったんですけど、
今、琳寧君が言ってくれた様に普通の漫才もそうですし、漫才じゃないセリフも本当に漫才のネタ合わせをするかのように
毎日毎日繰り返せたのは、本当に凄く楽しかったし。それにプラスして漫才って本当に難しいなと。
今日のゲネプロで僕は暑くてセリフが飛んでしまったんですけど、飛んだ事によって漫才というものが
細い橋を2人で一所懸命に積み重ねて積み重ねて最後のオチに向かっていくんだなというのが
身を犠牲にして感じたので、その大切さというのを今回のゲネプロで感じれましたし、
そういう事を大切にして漫才シーンや普通のセリフの掛け合いもやっていけたら良いなと皆でこの漫才を通して思いました。」

Q:演出家からみた2人の漫才とコンビ具合は?

マギーさん「この物語の設定上、くみたての漫才師という事なので、そのぎこちなさだったりとかも
リアリティだったりするので、あまり練習し過ぎて上手くなられ過ぎても困るというなというのも
あったりするんですけど、このお芝居の中での漫才というのは、漫才をしている時の
漫才というものに出会った時の龍平の楽しい物を見つけた、という事の熱だったりとか、
漫才をやっている時の飛夫の「おれ、これが好きなんだよ」という夢中さとか、
漫才のテンポ・リズム・笑いの根っこにある「これやってんの楽しい。今俺達幸せ」という様な
そういう思いが伝わるというのが今回のお芝居の漫才のシーンに僕が込めている演出だったりするので、
「漫才上手で面白いですね」という事だけじゃないエモさが伝われば良いなと思っております。」

Q:稽古場での印象的なエピソードや役作りでの苦労点は?

菅田さん「本当に明るい現場でびっくりしちゃいましたね。僕が舞台を始めてやった時は
命の大切さを題材とした作品(陽だまりの樹)だったので、凄くキッチリとした作品だったんですが、
本読みからやらせていただいて、坂田さんや宮下さんとかが場を和ませて頂いて。
最初は探り探りだったんですけど、この現場は楽しくやる事が一番なんだなと思って
楽しくやらせてもらいました。役で苦戦した所は圧倒的にツッコミができない人間なので、
そこの研究だったり、マギーさんから龍平はステージ上で一番デカい声を
出さなきゃいけない位の存在になって欲しいとの事だったので
なかなか普段大きい声を出さなかったので、そこも苦戦しました。
でも稽古をしていく内にツッコミの仕方とかも分かってきたり、マギーさんに不安な所を相談させてもらって
その相談を聞いて次からリフレッシュして稽古を迎えたりとか、本当に温かくて心地の良い環境でした。」

馬場さん「それこそお笑い芸人さんが養成所に通う、じゃないですけども、今回はマギーさんが演出をするにあたって、
若手が多いという所で、芝居の前に演劇とは何だ、芝居とはなんだ、心のコミュニケーションをとるゲームであったりとか、
色んな事を養成所の先生の様に僕達に対して色んな事や思っているものを教えてくれて、
それで皆で馬鹿笑いをしながらゲームをしたりとか、いろいろ披露をしあったりとか、
そういう時間が今回のカンパニーのアットホームさというか、良い空気の中でそういうものが積み重なって
今やっと本番を迎えられるのかなと思って。凄くあの時間、”マギースクール”がめちゃめちゃ楽しかったです。
凄く勉強になりましたし、改めて根本の事とかも自分で見つめ直す機会になってとても良い授業を受けさせていただきました。」

マギーさん「皆さんにこれだけ言っておきたいのは、”マギースクール”なんて事は一文字も書かないで欲しい。
こんなに恥ずかしい事は無い。「何アイツ偉そうにそんな事を教えていたのか」と。聞いたことすら忘れてほしいです。(笑)
兎に角、僕は若手達とたのしくやりたかったので。大御所とお仕事をさせていただく事もありますけども、
こうやって演出をして楽しかったのは本当に皆、成長をするという事で、ちょっと投げかけたら
それに食らいついてきて何とか俺の笑い声やいいぞという言葉をもらおうというその意識の高さが
毎日稽古場に行くのが楽しかったです。琳寧は最初は筋肉隆々の雛鳥みたいな感じだったんですけど、
本番を前に大きな翼を手に入れて明日からどんどん羽ばたくんじゃないかと期待しております。」

Q:劇中で注目してほしいポイントは?

馬場さん「それはエモさに繋がるかもしれないんですけど、青春といいますか一夏のアバンチュールというか、
運命的に出会って、そして最後は別々の道を歩んでしまうんですけど、それも一夏の恋みたいな
その青春感はやっていてこの年齢なのかもしれないんですけど、懐かしさもあり
毎公演毎公演感じ方が同じベクトルにはいくんですけど、毎回違うものを琳寧君からいただくので、
今またこの作品を通して青春が出来ているなと凄く楽しいです。」

菅田さん「自分が登場した格好が中々癖が強いなというか、クロコダイルのタンクトップオンリーで
最初は寝ていて跳ね起きで登場してと、中々強い絵面だなと思うんですけど、いっぱい見ていけば、
「ああ、龍平だな」と思うし、龍平が漫才としてすこしづつ上達をしていく姿、
最初は見様見真似でやるだけなので、ツッコミの力が強かったりとか、仕方が下手だったりとか、
そこからどんどんと上手になっていく過程を約2時間の作品ですけど、見ていただけたら嬉しいです。」

マギーさん「見所は筋肉じゃないんだ。」

菅田さん「龍平になる為に肩のトレーニングは大目にやりました。」

最後に来場者への意気込みメッセージを。

菅田さん「W主演という事ですので、2つの楽しみ方があると思うんですよ。」

マギーさん「それは俺も知らなかった。聞こうじゃないか。どういう事ですか?」

菅田さん「やっていると自分は”龍平側”なんで、お芝居をやっていく内に飛夫側の感情になるんですよ。
そうすると飛夫目線だと滅茶苦茶泣けるんですよ。だけど龍平目線だと、
「龍平、違うんだ、頑張ってお笑いの世界に戻ってくれ」という感情に多分なると思うんですよね。
そういった所が楽しめると思うので、片方は飛夫目線で観劇していただいて、もう一日は
龍平目線で見ていただくとこの舞台の面白さが1回で2度美味しいみたいな感じだと思いますので、
沢山見ていただけたら楽しめると思います。」

馬場さん「バカみたいな個性的なキャラクター達が精いっぱい生きている姿を今回は描いているなと思うので、
そういう一所懸命に生きる姿が皆さんの心に響けば良いなと思いますし、ゲネプロ前に楽屋で
辛い事とか悩みがある人がこの作品を見たら、悩んでいる事が馬鹿馬鹿しくなる位にこの作品がそういう人達にも
響いたら良いね、みたいな話をしていたんですけど、そういう感じで沢山笑いに見に来て下さったら嬉しいです。」

【舞台「漫才ギャング -リローデッド-」公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2023年5月4日(木・祝)~5月21日(日)
大阪公演:2023年6月2日(金)~6月4日(日)

<会場>
東京:博品館劇場
大阪:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール

<上演時間>
約1時間50分(途中休憩無し)

<料金>
9,900円
(全席指定・税込)
※未就学児童の観劇不可
※車椅子でご来場されるお客さまは、チケット購入後にお名前・ご観劇回・座席番号を
ご観劇日の前々日までに stage.contact55@gmail.com までお知らせください。

『チケット発売』
好評発売中

「プレイガイド」
ローソンチケット:https://l-tike.com/manzaigang/

「問い合わせ」
公演に関する問い合わせ:MAIL:info.destyle.stage@gmail.com
チケットに関する問い合わせ:Mail:stage.contact55@gmail.com

<出演者>
黒沢飛夫:馬場良馬
鬼塚龍平:菅田琳寧(7 MEN 侍/ジャニーズ Jr.)(W主演)

鬼塚千波:夏目愛海
マヤ:富田麻帆
トラキチ:木村優良
佐山:碕理人
城川:大崎捺希
横山マネージャー:もりももこ

石井保:児玉智洋(サルゴリラ)
金井:宮下雄也

河原:坂田聡

<STAFF>
原作:「漫才ギャング」品川ヒロシ
脚本:岩崎う大(かもめんたる)
演出:マギー
美術:佐々木記貴
照明:櫛田晃代
音響:尾林真理
映像:ムーチョ村松
衣裳:神波憲人
ヘアメイク:久木山千尋
振付:神在ひろみ
振付助手:池田彩
演出助手:山﨑絵里佳
舞台監督:久保健一郎
演出部:與儀北斗
アンダースタディ:菊池拳心、花沢詩織
宣伝美術・パンフレットデザイン:石本寛絵(RouLettePlanning)
宣伝写真:荒金大介
WEB:岡本宏輔(BG-BASE)
宣伝:キョードーメディアス
制作:秋山良介(De-LIGHT)、吉開小雪(style office)、斉藤なぎ、大川望美
プロデューサー:夏樹弘(De-LIGHT)、米田基(style office)
協力:オムニア/サンズエンタテインメント/サンミュージックプロダクション/シス・カンパニー/ジャニーズ事務所/
トキエンタテインメント/ファザーズコーポレーション/ブルーエール/ミーアンドハーコーポレーション/吉本興業(五十音順)
協賛:ローソンチケット
主催:舞台「漫才ギャング」製作委員会(De-LIGHT/style office/HIKE)

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