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歌舞伎町に高さ225mの「好きを極める」超巨大複合エンターテインメント施設が誕生『東急歌舞伎町タワー』オープニングテープカットセレモニー開催

東急株式会社および株式会社東急レクリエーションは、ホテルおよび映画館・劇場・ライブホールなどの
エンターテインメント施設等からなる、地上48階・地下5階・塔屋1階 、約225mの
超高層複合施設 「東急歌舞伎町タワー」(以下、タワー)を2023 年4月14日(金)(※ホテルは5月19日開業)に開業しました。

同日午前に関係者が参加してのテープカットセレモニーが行われました。

【開業テープカットセレモニーの様子】

東急歌舞伎町タワー外観パノラマ

西武鉄道の西武新宿駅側から見る『東急歌舞伎町タワー』

「好きを極める」をコンセプトに掲げ、ホテルとエンタメの複合施設という特性を活かして
「見出す→育てる→羽ばたかせる」といった、新たな「好き」を生むストーリーづくりに取り組み、
「好き」に出会う機会や、そこに集う人達の「好き」への情熱が交感される場を創出する事により、
極められた様々な「好き」の想いが街の未来や文化、延いては多様性を紡いでいく事を目指し、
また、歌舞伎町一丁目地区開発計画において、東急歌舞伎町タワーの整備と合わせ、
空港連絡バスの乗降場整備、西武新宿駅前通りのリニューアル等を実施し、
隣接するシネシティ広場を中心とした公共空間と一体となったエリアマネジメントを
地域団体と連携して実施し、街の回遊と賑わいを創出するべく
歌舞伎町エリアのランドマークとなる、新たな観光拠点シンボリックな建物として
東急グループが約3年半の年月をかけ作り上げた高さ約225mという
超巨大なエンターテインメントのコンプレックスタワーである『東急歌舞伎町タワー』。
大きく分けるとタワーの上半分が2つのブランドで展開される高層ホテル、
タワーの下半分はハイグレードなシネマコンプレックスに、900人以上を収容する
「ミラノ座」の名を受け継ぐ劇場、更にはエンターテイメント施設にレストラン、
昼間はライブホールとして機能し、夜は無いとエンターテイメント施設へと2つの姿を持つ
大型音楽施設といった多彩な「好き」を生み出す顔ぶれが入居しています。

長袖では少し汗ばむ程の好天に恵まれた東急歌舞伎町タワー東側の「KABUKICHO TOWER STAGE」にて
行われたセレモニーでは最初に主催者を代表し、東急株式会社取締役社長の髙橋和夫氏の挨拶が。

髙橋社長「東急歌舞伎町タワーがいよいよ開業の運びとなりました。私自身も大変にワクワクしております。
東急歌舞伎町タワーはこの地にありました「新宿TOKYU MIRANO」の建て替えプロジェクトという事で、
2019年8月より着工致しました。その間やその後もコロナ禍に見舞われ、いろんな変更、
あるいはアイディアを出して、途中様々な事がありながらもスタッフや関係者一同、
熱い思いを失う事無くこの日を迎えらえれた事を大変に感謝をしております。
この新宿の地にまた新しい魅力が誕生し、周辺の道路の整備により、羽田からのアクセスが
非常に向上しリムジンバスにて35分程でダイレクトにアクセスが実現し、
世界的にも競争力のあるエンターテイメント施設になると我々は自負しております。
今日の開業を経まして、地域の方々と一緒になって先ずは安全安心な建物を提供するという事を
愚直に進めてまいりたいと思います。」

続いて来賓を代表し、吉住健一新宿区長からの挨拶が。
吉住区長「エンターテイメントを通して新たな観光拠点として作り上げようという東急グループの強い意志を感じました。
新型コロナウイルスが蔓延した2020年以降、歌舞伎町からは客足が遠のいていきました。
間もなく、感染症法上の分類も変更されますが、春を待ちわびた雪割草の様に長かった冬の時代を耐え忍び、
晴れがましい今日を迎える事が出来ました事は令和の時代の快挙であると考えております。
今後も新宿区は東急歌舞伎町タワーの屋外ビジョンとシネシティ広場を一体的に活用した、
様々なイベントの誘致を強化すると共に地域や事業者の皆さんと一丸となって、
エンターテイメントシティ歌舞伎町の実現に向けた取り組みを進め、
これまで以上に賑わいを作り出してまいります。」

そして、歌舞伎町商店街振興組合会長や、東急歌舞伎町タワーの外装デザインを手掛けた、
有限会社永山祐子設計の永山祐子氏、タワー内に入居する施設の代表者等総勢16名によるテープカットが行われました。
続いていよいよドアオープンへ。テープカットセレモニー時より形成されていた入館待ちの列は実に約1,000人。
シネシティ広場内に収まりきらず、歌舞伎町一番街通り方向へと列は伸び、報道陣のカメラが入場者を待ち構えます。

2階エリアで来館者を待ち構える報道陣を撮影する木村室長

テンション高く入場する来館者

そしてこの時を誰よりも待ちわびていたであろう、東急株式会社執行役員新宿プロジェクト企画開発室室長 兼
株式会社TSTエンタテイメント代表取締役社長の木村知郎氏が出迎える中、
タワー東側のエスカレーターより2階入り口へと、来場者が続々と入場。
2階に入居するテナントの一つである「新宿カブキhall」は早速の賑わいをみせていました。
その斬新かつ魅力的なビルの外装デザインに来館者から「まるでNYみたい」との声も聞こえた、
歌舞伎町の新たなランドマークに寄せられる期待の程が伺えます。
又、午後1時30分頃より、タワー1階にあるのバス乗降場にて、4月14日より東京国際空港(羽田空港)、
および新東京国際空港(成田空港)への株式会社東急トランセと東京空港交通株式会社による、
空港アクセスバスの開業式典が行われました。
羽田空港へは約35分(※)、成田空港へは約1時間30分(※)で結ぶ、
インバウンド需要が見込まれる路線の式典には東急トランセの古川卓社長と
東京空港交通の内波謙一社長、木村室長ら5名が出席。
その中で古川社長より、今年のGW頃より、渋谷フクラス~東急歌舞伎町タワー間において、
2階建てオープントップバスを使用した観光性の高い新定期路線を運行するべく
準備を進めているという新情報が飛び出す一幕も。バス乗り場には同日より運行を開始する
東急トランセのラッピング高速バスが入線し、定刻の午後2時に一路成田空港へと出発していきました。

※羽田空港第2ターミナル、成田空港第3ターミナルまでの最短所要時間

【木村知郎室長囲み取材】

東急歌舞伎町タワーのドアオープン後暫くして木村知郎室長が参加しての囲み取材が行われました。

Q:オープンを待ちわびた来館者の表情や声を肌で感じた感想は?

木村室長「長年のこのプロジェクトが漸く開業したという事で、並んでらっしゃる方をお迎えした時に
皆さんが笑顔で入って来て下さる姿を見て、ちょっと本当に胸が熱くなりましたね。」

Q:来館者のターゲット層は明確にあるものなのか?

木村室長「ターゲットは年齢や国籍という事ではなくて、この施設全体のコンセプトが
「好きを極める」というものになっています。世界中の様々な自分の好きを極めたい方は
こちらにいらしていただいて、どんどんと自分の好きを深堀しながら極めていただきたいと思っています。」

Q:このタワーの開業により、歌舞伎町という街のイメージにどの様な影響があると思うか?

木村室長「歌舞伎町のイメージというのは色々とあるかと思いますけども、このコロナで
大変に街自体にダメージがありました。それがこの東急歌舞伎町タワーの開業で
少しでも元気になって貰いたいという風に思いますし、勿論私達だけでこの街が変わるなんて思っていなくて、
我々の取組が一つのスタートとして街全体が更に発展をして行ければなという風に思っています。」

Q:室長に着任してから最も大変だった事は?

木村室長「(着任から)2年間、困難な事ばかりではありました。ただ支えだったのは、
このプロジェクトに携わって下さっているウチのメンバー、あるいは待ちの皆さんが
本当にこのタワーに期待をして下さっていて、この開業で歌舞伎町が復活をしていくんだ、
そういう思いを、常に我々にそういうメッセージを頂いておりましたので、
様々な困難はあったんですが、そういった思いで何とか今日を迎える事が出来たなと思っています。」

Q:このタワーが”成功した”という風に言える時のポイントとは何なのか?

木村室長「中々規模も大きいですし、数値的なクリアというのは中々大変ではあるんですけども、
やはり各施設が「好きを極める」というコンセプトの中で、夫々の施設が単体で動いているのではなく、
連動をしながらそういった取組をしていただいています。今回であれば、
エヴァンゲリオンをテーマに全館がエヴァに染まっていく、そういった取組に対して、
好きを極める所をお客様に感じていただいてお越しいただくという事が出来れば、
このプロジェクトを成功に向かって送り出せるのではないかなという風に思いますね。
今日は出来上がったものに皆様にお越しいただきましたが、これからどんどんと
皆様にご満足いただける様なコンテンツを企画し継続して提案をしてまいりますので、
是非楽しみにしていただければなと思います。」

Q:渋谷エリアを主戦場とする東急が新宿の大規模な街づくりに関わる意義とは?

木村室長「私共も東京急行電鉄株式会社から東急株式会社という形で名前と体制を変更しまして
街づくり企業という事で進んでいる訳なんですけども、そういった観点では
沿線を中心にしているビジネスというのは当然、一番大切なんですけども、
その他にビジネスチャンスがあったり、あるいは沿線で培った街づくりのノウハウを
他に活かせるチャンスがあれば、どんどんと積極的に取り組んでいきたいなと思っています。
渋谷の開発もこれから進んで参りますけども、この新宿での新たなナイトエンターテインメントの取組ですとか、
そういった事が少しでも渋谷の開発にも何かノウハウを積んだものが活かせれば、
渋谷の開発の幅が更に広がっていくんじゃないのかなと思っていますけどね。」

Q:渋谷に続き、新宿も大規模再開発が行われるが期待する部分は?競合各社との連携等は?

木村室長「新宿駅全体を軸とした開発が2046年の竣工を目指していらっしゃいますし、
夫々大きなプロジェクトが動いていると思います。西口であれば西口の、南口であれば南口の機能、
そして歌舞伎町が果たすべき繁華街を更にエンターテインメントシティにしていく機能、
夫々が融合する事によって、新宿全体の魅力が向上していくんじゃないかなという風に思います。
各私鉄各社さんとの連携は、特に西武さんは駅前なんですね。ですので西武新宿線の
沿線の位置づけもあるんだと思います。そういった意味でエアポートリムジンのご利用にはじまり、
西部線沿線の様々なプロジェクトとの連動というのも勿論ですし、各私鉄様とも、
我々のタワーに泊っていただいたインバウンドのお客様が各社様の夫々の施設や
観光地に行っていただく様な色々な政策の連携をして行ければという風に思っています。」

Q:「EVANGELION KABUKICHO IMPACT」に続く、
今話せる範囲でタワーを使った更なるイベント等の構想や次の一手は?

木村室長「僕、「SHIBUYA109」という商業施設をやってきたんですけども、所謂物販が無くって
ホテルとエンターテインメントだけの施設というのは、SALEだとかそういう時の
売り方の波・山を作るというのが非常に難しいんです。ですから定期的にこういった劇場や
映画といったものをテーマにしながら連動したイベントを組んでお客様に多くお越しいただく、
そういう仕掛けをやっていかなければならない所ではありますね。」

Q:このタワーが今後、新宿にとってどの様な存在になり、どの様に街の人達に愛されて欲しいか?

木村室長「世界有数の繁華街であるこの歌舞伎町という街に今でも多くのお客様に来て頂いているんですけども、
それに加えてこのタワーに今日参加のメディアの皆さんの様な層のお客様がお越しになると、
そのお客様を対象にして更なるビジネスへと発展していく、ビジネスが発展すると更に
外部から色々な大きい投資が入ってくる。そうすると歌舞伎町全体、あるいは
新宿全体が発展していくのではないかなと思いますし、新宿全体が発展をしていくと、
新宿だけではなくて、城西南部のエリアが東京のエンターテインメントを含めた
様々な夫々の街の個性が発揮されると、東京全体の魅力となってきて、東京の魅力が増えれば増える程、
日本に外国のお客様が来ていただけるのではないかと期待をしています。その一歩になればと良いなと思います。」

アジア有数の繁華街、眠らない街歌舞伎町に新たに聳え立ったランドマーク。
エンターテインメント面を含め、この街にどの様な変化が起こるのか、注目です。

【東急歌舞伎町タワー開業テープカットセレモニー開催概要】

<日時>
2023年4月14日(金)10:10開始

<会場>
KABUKICHO TOWER STAGE

<テープカット入鋏者>
髙橋和夫:東急株式会社取締役社長
菅野信三:株式会社東急レクリエーション代表取締役社長
吉住健一:新宿区長
杉山元茂:歌舞伎町商店街振興組合理事長
永山祐子:有限会社永山祐子建築設計代表
東急歌舞伎町タワー各用途・店舗スタッフ11名

【『東急歌舞伎町タワー』施設概要】

公式サイトはこちら

<施設名称>
東急歌舞伎町タワー

<所在地>
東京都新宿区歌舞伎町一丁目29番1号

<竣工・開業>
竣工:2023年1月11日(水)
開業:2023年4月14日(金)11:00(※ホテル開業は5月19日)

<用途>
ホテル・劇場・映画館・店舗・駐車場等

<面積>
敷地面積:4,603.74㎡
建築面積:3,171.05㎡
延べ床面積:約87,400㎡

<階数>
地上48階、地下5階、塔屋1階

<高さ>
約225m

<関係社>
設計者:久米設計・東急設計コンサルタント設計共同企業体
外装デザイン:永山祐子建築設計
企画・プロデュース:株式会社POD
施工者:清水・東急建設共同企業体

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