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PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『桜の園』2023年8月PARCO劇場にて上演決定

2023年8月にPARCO劇場開場50周年記念シリーズとして、『桜の園』を上演することが決定。
東京PARCO劇場を皮切りに、宮城、愛知、大阪、広島、福岡と巡演します。

演出:ショーン・ホームズ

今回演出を務めるのは、現在、イギリス・ロンドンのグローブ座(Shakespeare’s Globe)の
アソシエイト・アーティスティック・ディレクター(準芸術監督)を務め、
2022年春に近代古典の名作『セールスマンの死』の演出で、高度経済成長期の
資本主義の歪みを重ね合わせた斬新な演出により、日本の演劇ファンを唸らせたショーン・ホームズ。
『セールスマンの死』では主演の段田安則が、第30回読売演劇大賞最優秀男優賞を受賞、
さらに令和4年度(第73回)芸術選奨文部科学大臣賞をも受賞するなど、高い評価を得ました。
2020年の『FORTUNE』ワールドプレミアでの初登場以来、日本での演出が3回目となる今回は、
「チェーホフ四大戯曲」のうちのひとつであり、チェーホフの生涯最後の戯曲である『桜の園』を手掛けます。

英語版:サイモン・スティーヴンス

ショーン・ホームズが上演台本に選んだのは、これまで数々のタッグを組んできたサイモン・スティーヴンスが
2014年に発表したアダプテーション版。日本上演に向けて更に推敲した台本で、日本の俳優と
クリエイティブ・チームと組んでの国際的コラボレーション第3弾で、再び日本の演劇界に旋風を巻き起こします。

(上段左から)ラネーフスカヤ役:原田美枝子、ロパーヒン役:八嶋智人、トロフィーモフ役:成河、ワーリャ役:安藤玉恵、アーニャ役:川島海荷、エピホードフ役:前原滉
(下段左から)シャルロッタ役:川上友里、ヤーシャ役:竪山隼太、ドゥニャーシャ役:天野はな、ビーシチク役:市川しんぺー、ガーエフ役:松尾貴史、フィールス役:村井國夫

女主人のラネーフスカヤ役には多くの巨匠たちからオファーを受け数々の作品に参加し、
その確かな演技力で日本アカデミー賞など受賞歴多数の日本を代表する女優原田美枝子。
今回、2019年の『MOTHERS AND SONS~母と息子~』以来、4年ぶりの舞台出演を果たします。
共演者にも魅力あふれる実力派俳優たちが結集、賑やかな顔合わせが実現。
幼少からラネーフスカヤを慕っていた実業家ロパーヒン役は、コミカルな演技と軽妙なトークで、
舞台やドラマ、映画、バラエティ番組など垣根を越えて活躍している八嶋智人。
新しい思想で娘アーニャに影響を与えるトロフィーモフ役は、ミュージカルから小劇場まで
変幻自在に様々な役柄を演じ、昨年末には第57回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞した成河。
養女ワーリャ役は松尾スズキ演出『命、ギガ長ス』(初演/再演)や木野花演出『阿修羅のごとく』など、
話題の舞台での好演が記憶に新しい安藤玉恵。娘のアーニャ役は、ドラマ『アイシテル~海容~』で
東京国際フェスティバル東京ドラマアウォード2009新人賞を受賞し、現在舞台『キングダム』に出演中の川島海荷。
管理人のエピホードフ役は日本でのショーン演出作『FORTUNE』『セールスマンの死』に続いて出演の若手実力派俳優の前原滉。
娘の家庭教師シャルロッタ役は、独特の存在感で観客を魅了、ミュージカル『おとこたち』(3/12開幕)に出演予定の個性派川上友里。
パリに同行していた若い召使いヤーシャ役は舞台『ハリーポッターと呪いの子』への出演でも注目を集める竪山隼太。
メイドのドゥニャーシャ役は栗山民也演出『ザ・ドクター』等舞台の好演が続く若手個性派俳優の天野はな。
近所の地主ピーシチク役は、味のある確かな演技で数々の舞台に出演し、2017年の三谷幸喜版『桜の園』ではロパーヒンを演じた市川しんぺー。
女主人の留守を預かっていた兄ガーエフ役は多彩な才能で、TV、ラジオだけでなく、映画、舞台、イベント、エッセイ、イラスト、
はたまた折り紙など、幅広い分野で活躍、『鷗外の怪談』で第56回紀伊國屋演劇賞個人賞、
第29回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞した松尾貴史。先代から仕える老召使フィールス役は『獣唄2021改訂版』
『にんげん日記』にて第29回読売演劇大賞優秀男優賞を受賞した稀代の名優村井國夫と、
舞台のみならず映像でも活躍する素晴らしい俳優たちの顔が揃いました。
そして、美術・衣裳には『セールスマンの死』の美術で鮮烈なインパクトを残したグレイス・スマートを再び招聘し、
新たな作品世界を創造します。さらには今回も、広田敦郎(翻訳)、小野寺修二(ステージング)、
かみむら周平(音楽)をはじめ『FORTUNE』『セールスマンの死』に続いて集結する
日本のクリエイターとがっぷり四つに組んだ演出を画策しています。
ロシアの劇作家アントン・チェーホフが1903年に執筆、翌年、モスクワ芸術座で初演された『桜の園』。
第一次世界大戦前夜の不穏な世界を予言するようなチェーホフの戯曲は120年の時を経て、新型コロナの感染症に始まり、
ウクライナでの戦禍など、当時の不穏な世界の空気に似ていると言われる今こそ、上演するにふさわしいと考えています。
社会が急速に変容し、人々がその急流に押し流されそうな現在。私たち同様に「既存の価値観との決別」と
「新しい価値観の受容」という課題に直面する『桜の園』の登場人物たち。ショーン・ホームズは120年前の物語が、
時代を超え、国境を越え、今なお現代に生きる私たちに問い掛けてくる「声」を掘り起こし、2023年に響かせます。

4幕の《喜劇》と銘打たれた近代劇の代表的傑作は、長年にわたり世界各国であらゆる翻案・演出により上演され続けています。
そして今回、サイモン・スティーヴンスが現在の俳優が語るにふさわしい軽妙な台詞に書き換えながらも、
チェーホフが何を表現したかったのかを率直に捉え、戯曲を古典文学としてではなく
現在の劇場で上演するものとしてアダプテーションしました。『セールスマンの死』を新たな解釈で魅せたショーン・ホームズが、
その演出手腕でどのように立ち上げるのか。ショーンが日本のクリエイティブ・チームと組む国際的コラボレーションの第3弾、
どうぞご期待ください。

【あらすじ】

20世紀初頭の南ロシア。サクランボの花は満開だが、外はまだ凍えるように寒い5月。
領主のラネーフスカヤがパリから5年ぶりに、ふるさと“桜の園”に帰ってくる。
帰還を喜ぶラネーフスカヤの兄ガーエフ、養女ワーリャ、老召使フィールス、近くの地主ピーシチクたち。
だが領地を任せたガーエフに経営の才はなく、ワーリャが取り仕切るも、負債は膨らむばかり。
借金返済のため、銀行は8月に領地である“桜の園”を競売にかけようとしている。
“桜の園”の農夫の息子だったロパーヒンは今や実業家。彼は桜の木を切り払い、
別荘地として貸し出せば、競売は避けられると助言する。
しかし、美しい“桜の園”を誇りにするラネーフスカヤとガーエフは破産の危機も真剣に受け止めようとしない。
以前より管理人のエピホードフから求婚されていたメイドのドゥニャーシャは、
ラネーフスカヤに仕えてパリで暮らしていた召使ヤーシャに惹かれるようになる。
一方、競売まで一か月と迫り、ロパーヒンは重ねてラネーフスカヤとガーエフに、
領地を別荘地にして競売を避けるようにと説くが、二人は承知せず、あてにならない話にすがろうとする。
母ラネーフスカヤと共に戻ったアーニャは、同行していた家庭教師シャルロッタの無駄なおしゃべりや手品に退屈していたが、
大学生であるトロフィーモフが抱く新しい思想に触れて、“桜の園”の外で新しい生き方を選ぶことを考え始めていた。
“桜の園”競売の当日にもかかわらず、相変わらず呑気なラネーフスカヤたち。
そこへガーエフとロパーヒンがやってきて、競売の結果を報告するのだが……。
来たるべき新しい時代を見据えて変革を厭わない人々。
対して、落ちぶれてもなお、過去にすがり現実を見ようとせず
時代の波に取り残される領主貴族たち。それぞれが向かう先とは……。

【コメント】

演出:ショーン・ホームズ
「大変幸せなことに、美しいPARCO劇場でまた演出をさせていただく機会に恵まれました。
2022年の『セールスマンの死』は、非常に才能ある、そして創作に全身全霊で取り組む
キャスト・スタッフと共にワークができた本当に充実し素晴らしい経験でした。
『桜の園』は全く違う戯曲ですが、私たちのアーティスティックな出発点は
『セールスマン』の時と似たものになります。観客が戯曲と新たに新鮮に出会い、
そして俳優たちの才能が存分に花開くことのできる環境を、私たちは今回も追求します。
チェーホフの戯曲は、喪失、政治・社会や環境の変化、家族愛、
資本主義の台頭というテーマを扱っています。それにとっても可笑しいんです!
私たちは、チェーホフの劇作が内包する輝かしい矛盾の全てを生き生きと捉え、
見る人が驚き、心を動かされ、そして挑発されるプロダクションを目指したいと思います。
また、長きにわたってコラボレーションしているサイモン・スティーヴンスと
また一緒に組むことができることを特に嬉しく思っています。このコラボレーションの豊かさは、
2019年東京で迎えた彼の戯曲『FORTUNE』の世界初演が証明してくれています。
サイモン版の『桜の園』は、チェーホフの原作に忠実でありながら鋭い現代性を持ち合わせており、
間違いなく2023年にふさわしい、新たな瑞々しい命を戯曲に吹き込んでくれることでしょう。
この作品は私にとって3本目のパルコ・プロデュース作品となります。これまでに皆さんと培ってきた
クリエイティブな関係を、さらに発展させる機会となるこの公演をとても楽しみしています。」

英語版:サイモン・スティーヴンス
「好きな戯曲は何かと誰かに聞かれたらいつも、最終的には、アントン・チェーホフの『桜の園』と答えます。
私が生涯ずっと大好きな戯曲です。この戯曲が描く深い人間性が大好きです。
そのロマンスと喜劇性が大好きです。そしてその哀しみが大好きです。
チェーホフは、あらゆる作家の中で私が一番好きな作家です。『桜の園』は彼の最後の戯曲です。
私は、この戯曲が、彼の最も人間らしい傑作だと思います。
10年前に、英語版を書くことができたのは私にとってもとても名誉なことでした。
そして今回の新しいバージョンのために、この戯曲に再び向き合う素晴らしい機会に恵まれました。
私がこれまでの人生で何度も立ち返り、そしてこれからも共にあり続ける戯曲です。
そして、私の友人でありコラボレーターであるショーン・ホームズが
この戯曲に命を吹き込んでくれるということに興奮を覚えています。
この戯曲が、私の愛する街、東京で命を宿すことに本当に感動しています。
毎年変わらぬ桜の花に心奪われる街で、桜の花に美しく飾られた戯曲が上演されます。」

ラネーフスカヤ役:原田美枝子
「チェーホフの作品は、以前、蜷川幸雄さんの演出で、『かもめ』アルカージナ役と
『三人姉妹』マーシャ役で出演させていただきました。
男達が歴史を動かすようなシェークスピアの芝居とは違って、
一つの家族に起こる出来事をきめ細かく描くチェーホフの世界には独特の面白さがあります。
ショーン・ホームズさんは、パワフルで、なおかつ繊細な演出家だと思うので、とても楽しみです。
昨日まであった普通の生活が一変してしまった、現在のロシアとウクライナの状況も重なり、
今を生きる私たちにも通じる『桜の園』になるといいなと思っています。」

ロパーヒン役:八嶋智人
「ショーンさん演出の『セールスマンの死』を観て感動した直後のオファーだったので勝手に運命を感じています。
先日お会いして、ますます今回の作品に対して期待が大きくなりました。
『桜の園』はチェーホフが仕掛ける、時代が大きく変化する時の人間の業をぎゅっと濃縮した悲しいまでの喜劇。
その中でもロパーヒンをやるなんて緊張と興奮です。
キャスト・スタッフも大好きなメンバーで本当に嬉しい。
宇宙から俯瞰するように、この作品をさらに普遍的なモノにして
皆さんにお届けできると信じています。楽しみにしていて下さい。」

トロフィーモフ役:成河
「チェーホフ作品はこれまでご縁がなくて今回が初めての挑戦です。
これまで国内で色々なチェーホフの上演を観てきましたが、
その文学的価値以上に上演を心から楽しめるというのはなかなか稀で。
現代化、適切に日本語化するというのがとても手強い印象です。
先日演出家のショーンと面会した時、「イギリスでもチェーホフ上演は相当手こずる」
「フジツボがびっしりこびり付いているボートから丁寧にフジツボを剥がして
本来のボートの形を蘇らせるんだ」と言っていたのが印象的でした。
まだ誰も見たことのない、スリリングでダイナミックな『桜の園』を目指すショーン、
その一助たるべく、繊細な思考と大胆な姿勢で臨みたいと思います。」

ワーリャ役:安藤玉恵
「このタイミングだったのかと、深く感慨にふけっています。
いつかわからないけど必ずやるだろうと、やらないで死ぬことはないだろうと思っていたチェーホフです。
20世紀初頭のロシアの戯曲に、普段はイギリスで演出されているショーンさんと向き合うのですから、
稽古場ではたくさんの豊かな会話が生まれるでしょうし、それが作品に活かされるのだろうと、
先日ショーンさんにお会いして確信しました。『桜の園』私は養女のワーリャをやります。
この座組みに入れていただけて感謝しています。そして、夏に始まるリハーサルのことを考えて早くもドキドキしています。」

アーニャ役:川島海荷
「幾度となく世界中で上演されているチェーホフの『桜の園』、私にとって挑戦であり、
役者としてステップアップできるようアーニャという役を深めて演じていきたいです。
先日、演出家のショーンさんとお話させていただく機会があり、
作品の考察などをお聞きしてより想像が膨らみ、稽古が待ち遠しいです。
10年ぶりのPARCO劇場、成長した姿をみせられるよう頑張ります。」

エピホードフ:前原滉
「この度、エピホードフ役で出させて頂くことになりました。前原滉です。
ショーンさん3度目の来日にして、3度目の出演ということで、また一緒に作品を作れることがとても幸せです。
今度はチェーホフの世界をショーンさんがどう立体化していくのか、今から楽しみで仕方ありません!
更に衣装・美術は『セールスマンの死』で、素敵すぎるセットと衣装で魅了してくれたグレイスさん。
今度はどんなセットが目の前に現れるのか、ワクワクです。
まだ稽古も何もしてませんが楽しみで仕方ありません!
きっと見たことない桜の園が見れると思います!是非観に来てくださいませ!」

シャルロッタ役:川上友里
「物語の舞台は20世紀。20世紀っていつ?というところからスタートいたしました。
お恥ずかしながら。そして調べたところ「チェーホフ42歳の1902年夏に着想され、
1903年秋に書き上げられた」と書いてありました。全く共通点の無さそうなチェーホフと私に、
ほぼ同じ歳という共通点がありました!大発見です。光栄です。
台本で、シャルロッタの部分は面白く笑ってしまいました。
舞台上でも楽しい場面になるといいなあと思ってます。
演出のショーン・ホームズさんにもシャルロッタはどんな家庭教師か
色々と教えて頂き、やる気がでました。だれよりも強い女性です。」

ヤーシャ役:竪山隼太
「蜷川さんの下にいた時、練習課題としてチェーホフ作品に出会いました。
『かもめ』のトレープレフや『三人姉妹』のトゥーゼンバフのシーンを抜粋練習していく中で、
人への矢印を隠しながら喋る余白の多いセリフたちが癖となりチェーホフに心惹かれていきました。
(その挑戦は蜷川さんにコテンパンにやられました笑)
最終戯曲『桜の園』をサイモンさんの現代版、広田さん翻訳、ショーンさん演出で共に創作できるなんて。
昨今ニュースで首を捻りながらみるロシアの物語を2023年に取り組める。夢のようです。
武者震いするほど素敵なキャストの皆様と一緒に、揺らめく愛おしい戯曲に3ヶ月どっぷり浸りに行きます!
ぜひ皆様劇場へお越し下さい!」

ドゥニャーシャ役:天野はな
「大学生の頃、ロンドンの劇場でサイモンさん脚本の『真夜中に犬に起こった奇妙な事件』を拝見しました。
言葉がわからないながらもとても感動し、滞在中に観た作品の中で最も記憶に残っていました。
ショーンさん演出の『セールスマンの死』も昨年パルコ劇場で拝見しました。
こちらも本当に素晴らしく、今でも舞台上の景色を鮮明に思い出すことができます。
そんな一観客として観ていた世界に自分が入ることになるなんて、、、もうすでにドキドキワクワクしております。
素晴らしいキャストの皆様と共に、また新しい桜の園をお届けできるように、日々しっかりと稽古を重ねたいと思います。「

ビーシチク役:市川しんぺー
「まずは『FORTUNE』で刺激的な体験をさせてくれたショーンさんの演出という事にワクワクしております。
そして、『桜の園』は10年程前にもPARCOプロデュースの公演に出演しているのですが、
また新たな感触、新たな景色が見られるだろう事にもワクワク。
役も違うので、違う目線での参加もワクワクを加速させます。更にワクワクだらけの共演者の皆様。
ワクワクが止まりませんが、うっかり浮足立たない様に、丁寧に作品に溶け込むべく臨みます。
また、劇場に足を運んで頂くという事の有り難みを嫌というほど感じるここ数年でしたが、
お客様に足を運んで良かったと思って帰って頂ける様に精進します。
皆様にとって刺激的な演劇体験になりますように。」

ガーエフ役:松尾貴史
「何も知らない高校生の頃、テレビタレント的な活動ばかりになっている有名な俳優がインタビューで
「本当はチエホフとかやりたいんだよ」と語っていて、どんな素晴らしい世界なんだろうと興味を持ったのが最初でした。
チャップリンの名言に「人生は近くで見ると悲劇だが離れてみれば喜劇だ」というものがありますが、
この作品こそ、演出と演技によって、大変な振り幅が生まれるものではないかと想像しています。
泉のようにイマジネーションが湧くショーンとの作業、達者で個性的な名優たちとの共演が楽しみです。」

フィールス役:村井國夫
「チェーホフとの出会いは、俳優座養成所在所中、20歳の頃だと思います。
それから、この何十年の間、幾度となく「桜の園」を拝見しましたが、喜劇と思った事は、一度もありません。
しかし、チェーホフは喜劇で書いています。私の理解力の至らなさが、これは大変だ。どう理解すればいいのだろう。
苦難の時を迎えそうです。階級、出自の違う人達の思惑を感じる取る必要があります。
私はチェーホフさんとは、あまり仲がよろしくありません。だから、理解するのに時間がかかる気がしますが、
演出のショーンの力を借りて、フィールスを生きていきたいと思っています。」

【PARCO劇場開場50周年記念シリーズ『桜の園』公演概要】

<公演期間>
東京公演:2023年8月8日(火)~8月29日(火)
※8月7日(月)プレビューオープン
※宮城、愛知、大阪、広島、福岡公演あり

<会場>
東京:PARCO劇場

<上演時間>
未定

<料金>
未定

<出演者>
原田美枝子
八嶋智人
成河
安藤玉恵
川島海荷
前原滉
川上友里
竪山隼太
天野はな
市川しんぺー

松尾貴史
村井國夫

<STAFF>
作:アントン・チェーホフ
英語版:サイモン・スティーヴンス
翻訳:広田敦郎
演出:ショーン・ホームズ

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