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モーツァルトの傑作オペラの台本作家の人生を橋本良亮(A.B.C-Z)と佐藤流司が描き出す「音楽劇『逃げろ!』~モーツァルトの台本作者 ロレンツォ・ダ・ポンテ~」東京公演間もなく開幕

モーツァルトの3本の傑作オペラ『フィガロの結婚』、『ドン・ジョヴァンニ』、
『コジ・ファン・トゥッテ』の台本を書いたイタリアの詩人で台本作家
<ロレンツォ・ダ・ポンテ>の奇想天外な”逃げる”人生を、史実をもとに
ロック・アレンジされた疾走感あふれる音楽にのせて、鋭く描き出します。

舞台はウィーン。1779年にヴェネツィアを追放され逃げ出してきたダ・ポンテが、
オーストリア・ウィーンで桂冠詩人として成り上がり、そしてヨーゼフ2世の死とともに追い詰められ、
ウィーンも逃げ出すはめになる彼の人生の栄枯盛衰をドラマ化。
そして、ダ・ポンテ(自称天才)とモーツァルト(真の天才)、対照的なふたりが
ドタバタとぶつかり合いながら3作もの傑作オペラが生み出すに至ったその背景は?
サリエリやヨーゼフ2世、ダ・ポンテを嫌ったレオポルト2世なども登場し、
ウィーン時代のダ・ポンテの生きざまを浮かび上がらせます。
モーツァルトのオペラをクラシック形式そのままではなく、ロックテイストにアレンジし
スピード感あふれる楽曲、さらにオリジナル曲も含め、バンドによる生演奏、
キャストたちの歌を絡め、厚みのあるステージを作り上げます。

出演は、イタリアの詩人で台本作家、自称天才の<ロレンツォ・ダ・ポンテ>に橋本良亮(A.B.C-Z)。
そして、言わずと知れた天才作曲家<ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト>を佐藤流司が演じます。
また、自由奔放なイタリア人女性<ココ>には、今年7月に日向坂46を卒業した渡邉美穂。
ダ・ポンテがイタリアからウィーンに逃げ出す途中に出会った少年<バレッラ>に弓木大和。
ヨーゼフ2世の侍従<ラザロ>に内河啓介。ダ・ポンテの友人で女性遍歴でも名を馳せる
<カサノヴァ>に細見大輔。さらに、モーツァルトのライバルである宮廷作曲家<サリエリ>に、篠井英介。
そして、ダ・ポンテの擁護者でありオーストリア皇帝<ヨーゼフ2世>に、村井國夫を迎え、
本作の世界観に今一番合致する実力派、多才な俳優たちが揃い踏み。
ここ数年ますますROCKテイストの舞台作品に意欲を燃やす上演台本・演出の鈴木勝秀が、
最も信頼を置く大嶋吾郎の音楽・演奏と共に、”ROCKバカ芝居”の集大成に挑みます。
上演は、2023年2月10日(金)~2月12日(日)福岡・キャナルシティ劇場、
2月17日(金)~2月19日(日)大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、
2023年2月21日(火)~3月1日(水)東京・新国立劇場 中劇場にて。

2023年2月3日(金)、1週間後に開幕する福岡公演に先駆けて、
東京都内某所にてコメント取材会と公開ゲネプロが行われました。

【コメント取材会の様子】

舞台上にて行われたコメント取材会には、ロレンツォ・ダ・ポンテ役の橋本良亮さん、
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト役の佐藤流司さん、ココ役の渡邉美穂さん、
バレッラ役の弓木大和さん、ラザロ役の内河啓介さん、カサノヴァ役の細見大輔さん、
サリエリ役の篠井英介さん、ヨーゼフ2世役の村井國夫さんのキャスト8名が登壇。

Q:自身の役柄と今回の公演にかける意気込みは?

橋本さん「この『逃げろ!』は、一人一人の衣装を見ていただくと分かるんですけども、
一目見ても、ここから何が生まれるんだろう、という不思議な空間じゃないですか。
そして中身も凄いんですよ。見ての通り、セットが何も無いので、なにかまるで3D映画の様な。
先ず映画って、スクリーンだけじゃないですか。でも映画って幕が開いたら3Dとして出てくるじゃないですか。
そんな様な舞台なんですよね。僕達自身一人一人がセットの様な、飛び出し絵本の様な作品になっておりますし、
モーツァルトに対してダ・ポンテってあまり知られていないですよ。その役を僕は演じると最初に聞いた時に
ちょっと不安でして、どの様な人物かも分からなかったし、本を読んでみて「こんな感じなんだ」と僕が沢山感じたのは
陽気な人だなと思いましたね。演じるのはちょっと難しかったです。本番が控えていますので頑張りたいと思います。」

佐藤さん「公演時間自体がそんなに長くないんですね。2時間半~3時間で3幕構成だとかではなくて、
2時間以内に収まっています。最近のお若いガキ共には分からないかもしれないですけど、
「VHSの3倍録画」位のボリュームがあると思っていただければ良いかなという。
なので我々も結構な台詞量をバァ~と喋ったりだとか、感情の動きや起承転結が目まぐるしく動き回りますので、
そういった意味で普通の舞台以上に楽しませられるのではないかなと僕は思っている所です。」

渡邊さん「今回の舞台は音楽劇という事もあって、お話も注目して欲しいし、それに加えて
音楽も楽しみながら楽しんで観てもらえたら良いなと思っています。
今回、女性キャストが私一人なので、皆さんのこのカッコよさに加えて、華やかさや艶やかな要素を
自分が添えられたら良いなと思っております。精一杯頑張ります。」

弓木さん「僕、今、鬘をつけていて結構重いんですけど、僕の心は軽いのでそのイメージを持ちながら。
僕の役柄は結構明るい役柄で、ダ・ポンテさんを本当に心から尊敬しているという役柄なので、
こういうご時世がやっぱりまだ続いていると思うので、バレッラが皆さんの心を明るくしたいなと思っているので、
是非、そちらもお楽しみ下さい。あと、音楽もお楽しみください。」

細見さん「この舞台は2人の天才が登場しておりまして、その2人の天才が稽古場から鎬を削って
今日の舞台を作り上げておりますので、本当にそこが見所だと思いますので2人の天才を是非見て下さい。」

内河さん「村井さんの御付の役なので、粗相の無い様に最後までやっていきたいなと思っております。」

篠井さん「この扮装の通り、時代モノであるにも関わらず、ちょっと奇想天外でビャァ――ッというスピードで
物語が発展していってどんな事が起きるか、表から見た訳じゃないんですけど、かなりアヴァンギャルドな
舞台になっているんじゃないかと。なので大変見ものでございます。ちょっと戸惑われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
ぐんぐんと引き込まれる事は間違いありません。私はお若い方達のエネルギーを損なわない様に、
足を引っ張らない様に、先輩の村井さんの陰に寄り添いながら、村井さんが居て下さるお蔭で
何とかやっている感じでございまして、一所懸命に努めて皆さんのお役に立てればなと思っております。」

村井さん「皇帝でございます。役は偉いんですけども、稽古場では一番新米みたいなもので。
最初の読み合わせやってからの立稽古の時にはこの2人は台本も何も持たないで、
グワァッと捲くし立てて喋る訳ですよ。それに圧倒されてしまいまして。
2人の成長を稽古場で見ているとね、主人公の2人に付いて行くのが非常に楽しみでもあるんです。
僕は稽古場の横の方にいてずっと耳で聞いているんですがその台詞が毎日毎日変わっていくんですね。
昨日まで「変だな…」と思っていた日本語が次の日には正しく直されているのが毎日続いていて、
稽古場がとても楽しい毎日でした。頭からロックの曲が流れていますから、
中々刺激的な舞台になると思います。老物に鞭を打って頑張りたいと思います。」

Q:座長から見たカンパニーの雰囲気は?

橋本さん「雰囲気は目茶苦茶良いですね。1ヵ月以上、舞台稽古があったんですけども、
「もう飽きたな~」とかは無かったですね。そういう事を思っちゃいけないんですけども、
毎日毎日、日々を重ねていく度に「あっ、芝居変えてきたな」とか。セットが無いので毎回毎回、皆変えてくるんですよ。
僕達はそれを見ているのが凄く楽しいんですよ。なのでそれを見て成長していきたいというのがありましたね。」

Q:大先輩の村井さんが隣にいるが?

橋本さん「僕は本当に村井さんにはお世話になっていて、本読みの初日に台本に漢字がいっぱいあってですね、
隣の席が村井さんだったんですよ。僕、漢字が読めないもので突っかかった所は全部教えてもらったんですね。
ありがとうございました。」

Q:自身も大先輩だが、座長との息の合い具合は?

篠井さん「村井さんが仰ったみたいに皆さんのエネルギーに圧倒されて本当に大変です。
何とか頑張りたいと思っております。」

Q:紅一点だが、座長と共演してみての感想は?

渡邊さん「私は正直、凄く人見知りだったので、最初は女性一人という事で馴染めるかどうか凄く不安だったんですけど、
皆さんが本当にお優しくて沢山話しかけて下さったり、橋本さんはそれこそ毎日「ココ、元気か?」
「ちゃんと寝れてるか?」と確認してきて下さって、その一言とかに私は緊張がほぐれたりしたので、
本当に素敵な座長だなと思って、兎に角、必死で付いて行こうと思いました。

Q:2人は劇中では仕事仲間であり、ライバル関係という描写だが、実際の仲は?

佐藤さん「終わってますホントに。まだ目を合わせていないですし。」

橋本さん「バッチバチっすよ!バッチバチ!」

佐藤さん「沢山面倒を見てもらって本当にお世話になりっぱなしです。」

Q:間もなく福岡公演の初日が開くが、A.B.C-Zのメンバーから連絡は?差し入れのリクエスト等は?

橋本さん「正直、4人は自分の事にいっぱいいっぱいなので、特に何も言われていないですね。
塚ちゃんは以前舞台をやっていたので「塚ちゃんお疲れ様」と言った時に「次ははっしーだから頑張ってね」と、
バトンタッチしますみたいな事は言いました。差し入れは肉弁当をいただけたら嬉しいですね。」

最後に来場者へのメッセージを。

橋本さん「初日を福岡で迎えて、大阪、東京公演となるんですけども、僕から一つ言いたいのは、
この作品で感じた事、テーマというかキーワードがあって、その言葉が「ヤバくなったら逃げろ」
という言葉なんですけども、本当にこの言葉にこの1か月間助けられたなというのがありまして、
今のコロナ禍で苦しかったり辛い人、色々あったりするんですけども、それを悩まずにヤバくなったら
逃げだして良いんだなというのをこの作品で感じて。だからここまで逃げずにやって来れたんだなって思っております。
一言言いたいのは、ヤバくなったら皆さん逃げても良いんだよ、という言葉ですかね。
全17公演、このメンバーで怪我無く最後まで頑張っていきますので、皆さん応援の程、宜しくお願いします。」

【あらすじ】

聖職者でありながら、女好き、ギャンブル好きのダ・ポンテは、ヴェネツィアを追われ、ウィーンに逃げ出す。
だが抜け目ないダ・ポンテはそのとき、オーストリアの宮廷作曲家サリエリ宛の紹介状を手に入れていた。
サリエリは、時のオーストリア皇帝ヨーゼフ2世に篤い信頼を受けていた人物で、
当時のウィーン・オペラ界随一の実力者であった。
ダ・ポンテは、サリエリに取り入り、ひいてはヨーゼフ2世の庇護にも預かろうと考える。
ヨーゼフ2世は、イタリア・オペラを好んでおり、サリエリもイタリア人。
サリエリは、ダ・ポンテの狙い通り、親身になってダ・ポンテの面倒を見た。
そしてダ・ポンテは、ついにヨーゼフ2世の寵愛も勝ち取るのであった。そして、モーツァルトのオペラの台本を書くことになる。
最初にモーツァルトの『フィガロの結婚』が成功したことで、ダ・ポンテは名声を獲得。
ダ・ポンテ自身も天才であると思い込んだ。だが、本物の「天才」モーツァルトとの作業は、
自分がいかに凡人であるかを思い知らされるものであった。
対照的なふたりがドタバタとぶつかり合いながらも、勢いに乗ったダ・ポンテは、モーツァルトの
『ドン・ジョヴァンニ』、『コジ・ファン・トゥッテ』を完成させ、この世の春を満喫するのであった。
だが、奢れるものは久しからず。ヨーゼフ2世の逝去と共に、人生の風向きが変わっていく・・・。
さぁ、ダ・ポンテ、”逃げろ”!

【音楽劇『逃げろ!』~モーツァルトの台本作者 ロレンツォ・ダ・ポンテ~公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
福岡公演:2023年2月10日(金)~2月12日(日)
大阪公演:2023年2月17日(金)~2月19日(日)
東京公演:2023年2月21日(火)~3月1日(水)

<会場>
福岡:キャナルシティ劇場
大阪:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
東京:新国立劇場 中劇場

<上演時間>
約2時間(途中休憩無し)

<料金>
10,000円
(全席指定・税込/福岡・大阪・東京共通)
※未就学児童入場不可
※ご購入後の返金・クレーム及びお席の振替は一切お受けできません。予めご了承ください。

『チケット発売』
好評発売中

「問い合わせ」
福岡:キョードー西日本 0570-09-2424(月曜日~土曜日 11:00~15:00)
大阪:キョードーインフォメーション 0570-200-888(平日・土曜 11:00~18:00)
東京:キョードー東京 0570-550-799(オペレーター 平日11:00~18:00/土日祝 10:00~18:00)

<出演者>
ロレンツォ・ダ・ポンテ:橋本良亮(A.B.C-Z)

ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト:佐藤流司

ココ:渡邉美穂
バレッラ:弓木大和
ラザロ:内河啓介
カサノヴァ:細見大輔

サリエリ:篠井英介

ヨーゼフ2世:村井國夫

『ミュージシャン』
大嶋吾郎:(Vo,G,Syn)
YOKAN :(Reeds,Brass)
GRACE :(Dr,Per,Vo)

<STAFF>
上演台本・演出:鈴木勝秀
音楽:大嶋吾郎
美術:池宮城直美
照明:萱嶋亜希子
音響:戸田雄樹
衣裳:山下和美
ヘアメイク:中原雅子
演出助手:菅田恵子
舞台監督:深見信生
ロゴ題字:篠崎好美
宣伝美術:岡垣吏紗
宣伝写真:中村理生
宣伝衣裳:山下和美/佐藤憲也
宣伝ヘアメイク:中原雅子
宣伝美術進行:たけいけいこ
宣伝:フューチャーPR&Media
アシスタントプロデューサー:稲毛明子
プロデューサー:山浦哲也/神戸丈志
福岡公演主催:テレビ西日本/エイベックス・エンタテインメント/クオーレ/サンライズプロモーション東京
大阪公演主催:エイベックス・エンタテインメント/クオーレ
主催:エイベックス・エンタテインメント/クオーレ

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