ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』制作発表開催
世界中で圧倒的な人気を誇る伝説的漫画「北斗の拳」
2021年冬大きな話題を呼んだ『フィスト・オブ・
日米中3か国のトップクリエイター達のコラボレーションとして誕
ダイナミックな音楽、緻密な演出が相まり、壮大なエンターテインメントとして大好評を博し、
“ミュージカル”
において第4位に、オリジナル・ミュージカルとしては最高位に輝きました。
また評論家のみならず、ミュージカルファン、原作ファンの双方から高い支持を受け、
「#アタタミュ」
この『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』が、世界進出を目指し、
更なる進化を遂げて帰ってきます。9月25日より東京都渋谷区の東京・
上演されます。東京公演は今秋2022年9月25日(日)~9月30日(金)
その後10月7日(金)~10日(月祝)福岡・
一般発売は7月27日(水)11:00より受付開始。202年9月6日、東京都内某所にて
主要出演キャストが登壇しての製作発表が行われました。
【漫画「北斗の拳」とは?】
週刊少年ジャンプに1983年~1988年まで、原作・武論尊、漫画・原哲夫により連載された作品。
最終戦争により文明社会が失われ、暴力が支配する世界となった世紀末を舞台に、
北斗神拳の伝承者・ケンシロウが、愛と哀しみを背負い救世主として成長していく姿が描かれており、
連載開始から35年以上たった今でも多くの読者に愛されている。
原作漫画の累計発行部数は1億部を突破しておりTVアニメや劇場
脇役たちをフィーチャーした外伝が作られるなど人気は高く、
社会現象にまでなった作品。 2023年9月13日に40周年を迎える。
北斗の拳オフィシャルウェブサイト: http://www.hokuto-no-ken.jp/
【制作発表の様子】
東京都内某所の製作発表会場には多数のメディアが来場。
そしてホリプロの舞台製作発表としては久しぶりとなる、事前応募にて招待された
50人の一般観覧者が同席しての製作発表となりました。
ホリプロ アナウンス室所属の淵澤由樹さんの司会進行の下、今作の公演の概要が話される中で、
日中国交正常化50周年にあたる今年、国際交流基金の公使事業として上海公演が予定されていましたが、
コロナ禍で外国の上演団体を受け入れる体制が中国国内で整わない為、上海公演は断念せざるを得ない
との結論に達したとの説明が。その代わりに中国向けに映像配信の準備を進めていると発表されました。
今作の制作を務める内の1社である、上海の演劇制作会社「染空间 Ranspace」代表の
リャン・イーピン氏からのメッセージが代読されます。
「2022年は日中国交正常化50周年にあたります。これを記念し、日本の国際交流基金の支援の下に
共同制作させていただいたミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』は、
上海を含む中国ツアーを行う予定をしておりました。しかし、コロナ禍により今年、
『北斗の拳』の中国ツアーを行う事が出来なくなり、大変残念に思っております。
しかし、世界的に活躍する優秀なクリエイター達の知恵と才能により、作り上げられた
この素晴らしいミュージカル『北斗の拳』を必ず何時か中国のお客様にお届け出来る事を確信しております。」
続いて主催者を代表し、株式会社ホリプロ・グループ・ホールディングス代表取締役社長兼CEOの堀義貴氏からの挨拶が。
堀会長「この作品は原作の武論尊先生、原哲夫先生の了解を得て制作を始める段階から中国でやる、
という事を決めて企画をやった作品です。ですので、去年初演をやって即、再演。
これは中国に行く為にそういう計画を立てていた訳です。そういう意味では今回のツアーが
(中国に)行けなくなったのはとても残念なんですけど、ただ、初演の制作発表の時も
恐らく多くの演劇ファンの皆さんが「北斗の拳がミュージカルになるのか」と半信半疑でいたと思いますけども、
これもお客さんに育てていただいたと言いますか、ツイッターをやるにしても勝手にお客様が
「#アタタミュ」、アタタのミュージカルだという事で広めていただいて、
ミュージカルのベスト10にも入れていただくという様な結果になりました。
初日僕は原作の原哲夫先生の隣で観たんですけども、原先生は舞台の途中で泣いておられまして、
上演が終わった後に武論尊先生と食事をしながらお話をしましたけども、
「北斗の拳が最も言いたかった事を凝縮して入れてくれた」という風に過分のお褒めの言葉をいただいた作品です。
主演・ケンシロウ役の大貫は中国に行くまで40過ぎてもやる!と言っておりましたので、
近い将来、中国ツアーが実現する事を心から楽しみにしています。」
そして制作発表のハイライトである、出演キャストによる歌唱披露へ。
劇中でキャストの熱演と共に耳に残るナンバーがメドレー型式で12曲、約25分間に渡り連続歌唱され、
場内からは大きな拍手が送られていました。
歌唱披露終了後、キャストと演出家が登壇しての制作発表へ。
MCより登壇者へ質問がなされます。
最初に演出の石丸さちこさんへ、再演でブラッシュアップされた部分は?という質問に
石丸さん「よりシンプルに、ダイナミックに。お客様に愛されて育っていった作品なので、
私が本番中に客席で感じていた事、そして日々の本番を重ねる中で俳優達と次があったら
こういう風にしていきたいねと日生劇場の楽屋で話した事、そして作家の高橋亜子さんと今度やる時は
ここを少し足してみたらどうだろう?と話し合っていた事を少しずつ積み立てて行きまして、
例えば伊礼(彼方)さんと今回新しく上川(一哉)さんが演じるジュウザの役は、前回よりほんの少し
台詞が増えているだけで、彼の人生の深さがずっと分かる様になっています。
そして大きく変化したのはレイ役の三浦涼介さんのシーンが1シーン、新しく加わりました。
これで救世主として自覚していくケンシロウと、同じ様に愛する者を失って鬼の様な人生を生きていた
レイとが出会う事によって、よりこの苦しい時代を生きる男達の生き様が
より深く描けるのではないかと思ってその様な変化が沢山詰まっています。」
次に、新キャストの加入を踏まえた稽古状況は?という質問がなされると、
石丸さん「『北斗の拳』の何が愛されたって、人間が心を裸にして、あくまでも人間力で
戦った、描いたという所が受け入れられた様な気がしているんですね。
本当に皆が心を寄せ合って、色んな痛みも俳優として乗り越えなければならない壁も、
カンパニーとして越えなければいけない壁も一丸となって乗り越えていく、
それが稽古場から清々しい程表れているんです。新しくなった所としては、一幕最後の大貫勇輔さんの
ケンシロウが救世主として覚悟を決めるシーンがあるですけれども、そこは初演をやっていた時から
”もうひとつ跳べるんじゃないか”と、大貫さんと話をしておりまして、
今回は大貫さんが初演を演じきった時からずっと持っていた物を彼自身が振り付けしました。
その振付に合わせる音楽も音楽班と一緒に新しく用意しました。そのシーンの稽古をした時に
私は一幕ラストでスタンディングオベーションしたいという様な、長い時間大貫さんが培って来た
身体能力とケンシロウの役への理解、そして今、こんな時代にリーダーになる事の方に圧し掛かる責任を
如何自分で背負っていくか、という決意の様な物がその振付の中に全て入っていて、
その他、色んな変化がありますので、初演を愛して下さった皆様にも、今回が初めてというお客様にも
是非、劇場にお越しいただきたいと思っています。」
続いて登壇キャストへの質問。稽古場での様子と作品を通して自分が伝えたい事は?との質問がなされます。
ケンシロウ役:大貫勇輔さん
「こうして1年経たずに再演が出来る事になって本当に嬉しく思っています。
沢山の方に支えられて今があると思っているので、先ず責任を全うして全力で挑みたいなと思っています。
稽古場は、初演から続投の人も居ながら新しい人も入って、そして新しい演出等が加わり、
本当にバージョンアップした物が着々と出来上がっているなという実感が日々募っていっています。
この様な時代、初演から1年経っていないですが、色々な変化があったこの世界の中で
ケンシロウが一番最初の方で「地獄の様なこの時代に一体何が出来るんだ」と言うんですよね。
それが自分の中では凄く突き刺さって僕がケンシロウをやる事によって、何かを生み出さなきゃいけないというか、
この時代にやる責任というものをまた新たに、より台詞で感じて、そしてリンの歌の中で
「鋼のプライドで立ち向かって行く」という事をリンが言っているんですが、
子供にそうやって教えてもらいながら、そして沢山の先輩方にも色んな事を教えてもらいながら、
日々、気付きを得ながらこの時代にこの作品をやる責任をしっかりと全うしないといけないなと日々思って過ごしています。」
ユリア役:平原綾香さん
「先ずは続投の方もいれば、新しく入った方もいて、初めましてと顔を合わせる機会が増えて、
私の中ではこの作品にまた出演出来るという事が嬉しくて、お稽古場に行く度に皆さんの「気」というか、
パワーというのをいただいて、一所懸命、短い時間ですけども稽古をさせていただいております。
私にとって『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』というのは、前回の初演時には
私にとって一番辛い時に自分の命をかけて没頭した作品でもあります。
この素晴らしい作品が私の胸を何度も引き裂いて、そして何度も抱きしめてくれた事、
この経験は一生忘れる事は出来ないと思います。私、今まで『北斗の拳』という作品を今まで見てこなかったんですね。
こんなに良い作品でこんなに泣ける作品なんだという事をこのミュージカルを通して知る事が出来ました。
私はこの作品でユリアという役を通して何が出来るかな、って。出来ればケンシロウがやりたかった、
(大貫さんとWキャストで)それ位、ケンシロウは何かに打ち勝ち、それを体得し成長していく役なんですよね。
それがとても羨ましかったんです。ユリアはある意味、最初から完成されている女性で常に待ち続け、
誰よりも見守っている役なので、こういう大役をやるというのはとても難しくもあったんですけども、
私もこれからもっともっとお稽古に励んでいく所存です。」
ユリア役:May’nさん
「お稽古場は前回の初演でもそうですけども、戦いが大きなテーマの作品で、稽古のステージに
皆さんが入られると凄くエネルギッシュに集中してパワー漲る稽古場ですけど、
でも一旦離れると皆さん気さくで凄く楽しい稽古場だなと思っております。私のユリアは、ケンシロウは勿論、
シンやラオウと主に台詞を交わすシーンが多いので、今、永井さんと沢山お芝居の稽古をさせていただいている中で
真正面で目を合わせた瞬間に素で後退りしてしまう位、迫力が凄くて、これは衣装を纏ってメイクをされた
舞台上での永井さんのラオウと対峙する時、とても楽しみだなとお稽古からワクワクしております。
作品としては、毎日を生きていく中で私達は選択の連続だと思うんですよね。色んな物に直面をして
自分の意志で色んな事を選んで前に進んで行く中で迷う中、毎日を過ごしていると思うんですけど、
兎に角、自分自身の心のときめきとか、大切な人を信じる気持ちで私は毎日を過ごしていきたいなと思っています。
なのでユリアも最初から色々な選択を迫られますけども、きっとこれがケンシロウの為、世界の為と信じている
強い女性なので、その愛を信じる強い気持ちというのを大事にお芝居をお届けしていきたいなと思っています。」
トキ役:小西遼生さん
「僕は再演組なので今回からなんですけど、稽古場に初めて参加した時はちょっと怖かったです。
石丸さんがお話されている、あの熱気がず~っと続くエネルギーの強さがキャスト・スタッフ全員に伝染していて、
元々いるメンバーの熱量が半端なかったんですよ。僕、高校生1年生の時に部活の入部でバスケ部に入ろうと思って
体育館の扉を開けようとしたんです。そしたらあまりの怒号に扉をそっと閉めてバスケはやらなかったんです。
その熱量に入れなかった過去があったので、ちょっと思い出してしまいまして。
トキという役柄は熱い男達の中でも静かなる闘志といいますか、秘めた思いが強い役柄ですので、
そんな気弱な僕にはピッタリなんじゃないかなと思っているんですけども、
役柄としては見守る愛とか、託す愛とか、人の背中を押す優しさとかそういう物も伝えて行けたらなと思っています。
この作品を通して、キャストや稽古場に流れている空気というのは、たった数公演をやるというエネルギーではなくて、
大貫君は事有る毎に「世界が見ても恥ずかしくない」という事を本気で思ってシーンに挑んでいる姿、
石丸さんは端から、これはどの国に行っても届けられる様なエネルギーを秘めた作品であると確信しながら
稽古をやっている作品であると思うので、僕自身も先ずはそのエネルギーをこの今の世の中に届けたいなと思います。」
ジュウザ役:伊礼彼方さん
「今回、僕もちょっと遅れて現場入りしましたけども、非常に脚本がブラッシュアップされていて、
分かり易く、面白くなっております。初演はゼロから作る面白さがありましたけども、再演というのは
続投組の熱意が籠められているものですから、新しいメンバーはそこについていくのは
最初は大変だったんだろうと思います。先程の小西君の話を聞いても多分、そうとう嫌だったんだろうなと(笑)
非常に素晴らしいメンバーが集まりまして、蓋を開けたら皆暑苦しいというね。
個人的には初演で僕はレイとジュウザをやっていますので、レイのシーンがまぁ~~良くなっているんですよ!
(あなたの御蔭です、と石丸さん)初演の時には思いつかないモンですね~ああいうシーンは。
そして三浦君が素敵なのよ。羨ましくて嫉妬しちゃう。何故、僕にあのシーンをやらせてくれなかったのか、亜子さん!
後、僕、今ベトナムにいるんですよ。”アメリカンドリームを掴んでいる最中”なんですけども、
途中、こちらの世紀末にも来たりするので、ベトナムでの役もテンション高いですし、ジュウザもテンションが高いので
前回はレイとジュウザの両方をやっていて心のバランスが取れていたんですが、今は箍が外れたみたいに
僕、物凄い「陽」なんですよ。皆さんにちょっと迷惑をかけているんじゃないかなと思いつつも、今回はそこを担って。
暗い男達ばかりの話でしょ?だからジュウザが出た時には是非、皆さんの箸休めになる様に楽しんでいただければなと思っております。」
ジュウザ役:上川一哉さん
「僕も初めてお稽古場に参加させて頂いた時は、皆さんの熱量に本当に圧倒されたの一言でした。
途中、怖かった事もありましたけども、それだけ皆さんがこの作品にかける思いや
愛が詰まっているんだなと思ったのと、作品の中にある沢山のメッセージがあるんだなと、
改めて感じる事が出来ました。沢山の先輩方の背中を見ながら一つ一つ学んでいき、
そして裸になってチャレンジしていけたらなと思っております。
沢山のメッセージがこの作品には詰まっているなと思っております。
この作品を通して観ていただける方の何かのキッカケになって、
明日を生きる力になってくれたら良いなと思っております。精一杯努めさせていただきます。」
シン役:植原卓也さん
「僕は前回に引き続き出演させていただいているんですけども、一度本番が上演されているという事で、
今回の稽古のスタートラインというか基準値みたいなものが結構高い所からあるなというのが
僕自身も感じまして、初めて入られる方々は本当にハードな稽古の環境下で
戦われているんじゃないかなと思って、その姿を見て僕自身もまた気合を入れ直してシンと向き合って
戦っていきたいなという風に思っている日々です。劇中ではシンを含め、数々の男達がユリアへの
愛の為に日々戦って生きている訳なんですけど、観て下さった皆様にも、自分が熱中している物だったり、
好きな物、ハマっている物の為に、例えば日々頑張れているんだな、少しづつ一歩一歩進んで行きたいなとか、
明日への活力みたいなものを改めて少しでもお届け出来たら良いなと思っています。」
シン役:上田堪大さん
「小西さんと上川さん、僕、初演の時全く同じでした。今だから言えるんですけどマジで怖くて
稽古に行く時も足が重くて。でもその中で稽古場とかで石丸さんをはじめ、先輩方や仲間達に愛で包まれて、
本番ではお客様と通じて育めた作品だなと思って。今回は自分もそういうものを経て今ここにいるんだなと
初演の頃を思い出して、「なんかこうだったな~」というのを思い出したりとか、
「こういう風に変わっていけたんだな」と再確認したりとか、。
Wキャストの卓也君は今回、同じく続投なので仲良し全開なんですけれども、
この作品でシンという人はユリアを愛するという事で、前回もそうですし、今回もやっぱり愛だなと
凄く自分の中で感じていて、この愛というものが如何いう形でお客様に伝わって、
僕達が、今こんな時代、世の中で、それでも生きていくという強い気持ちとかが皆さんに届ければ
良いなと思いながら臨んでいきたいと思います。」
マミヤ役:清水美依紗さん
「今回、再演から出演させていただいております。私も最初の稽古の日に本当に圧倒されてしまって、
小西さんとずっと共感し合って「ヤバいねヤバいね」と話していたんですけども、
今回が私にとっての初ミュージカルで、稽古場でどう居れば良いのかとか、どういう風に役作りをしたら良いのかとか、
全く皆無の状態で今回、この『北斗の拳』に出させていただく事になったんですけど、
演出家の石丸さちこさんをはじめ、豪華なキャストの方に凄く支えられて、沢山の事を毎日学びながら、
藻掻きながら稽古に励んでおります。マミヤ役というのは、自分とは本当に全く別の女性、
強い村のリーダーとして村人を守る女戦士なんですけど、彼女の過去に凄く自分と共通点があるので、
演じたい役だと感じていたので、こうやって役をいただけた事は凄く嬉しいんですけど、
いざ、この役を演じるとなった時、凄く沢山の壁にぶつかっておりまして、
今も沢山、毎日毎日悩む日々なんですけども、この作品は色んな愛の形が知れる作品だなと思って、
自分自身が凄く感じたので、それを皆様にも是非、感じていただきたいなと思っております。」
レイ役:三浦涼介さん
「今回、僕はお稽古に入るのが少し遅れたんですけども、その間もお稽古場の映像を毎日録っていただいていて、
その動画を他のお仕事の合間も見させてもらっていたのですが、その時点から本当に熱が凄くて
「ここに入っていくのか」とドキドキワクワクしながら稽古場に入りました。
伊礼さんとお会いするのが実は凄く楽しみで、凄く暑苦しいというか…(オイオイ言葉選べやと伊礼さん)
とんでもないテンションの持ち主で本当にお会い出来て嬉しく思っています。
他のキャストの皆さんにもお会い出来る事を楽しみにして来たんですが、中でも大貫さんとは
プライベートでも凄く仲良くさせていただいていて、こうしてお芝居が出来る事を毎日楽しくさせてもらっています。
そして石丸さち子さんの演出の下、本当に一つ一つ一瞬一瞬を大切にして、お稽古をして
お客様の前に出る日を楽しみに精一杯頑張っていきたいと思います。」
ラオウ役:永井大さん
「僕も今回初めて参加させていただくんですけども、兎に角、最初の顔合わせ、本読みから熱が凄いんですね。
再演なので、前回やられている人達が立ち上がってパイプ椅子の上で芝居をやったりする人達がいたりとか、
その声の大きさを含めて凄いんですよね。僕、今回がミュージカル初めてなので、歌の方も不安というか、
沢山抱えながら顔合わせに臨みました。その時に僕も意外にデリケートなんだなと思う事は、非常にお腹が痛くなる日々が続いて。
それが徐々に皆さんのキャラクターを知る事によって、すこしずつ本番に向けて光が見えてきたなという所まで
皆さんが導いて下さって。それも座長である大貫君が皆を引っ張ってくれて、本当にケンシロウとして
ドンと構えてくれる存在でいて下さるので、僕等追キャストとして参加させていただくメンバーとしても
本当に頼りがいがある様な方だなと改めて思っております。
役所としては、自分は長男として長兄としてこのラオウという大きな人間というのを見せていきたい部分が有るので。
ラオウも戦いのシーンがあったりとかして、自分もまだまだ体が動くなと思っていたんですけども、
大貫さんの動きを見たら圧巻というか、凄い体力と運動能力なんですよね。
そして(キャストの)皆さんが今日、明日、明後日と毎日目標を定めながらそれに向かって突き進んでいる姿というのが、
稽古場で感じられますし、それを更に引き上げ、引っ張ってくれる石丸さんのパワーも凄く感じています。
この作品でラオウという役は、自分の道を貫くという男の中で最後には愛や悲しみ、そういった部分に
気づく様な男になっていってくれる、それまでの過程を観て下さる方達が、乱暴に突き進む男の中に垣間見える
デリケートさといった部分も表現していけたら良いなと思っています。
ラオウとしても見せ場が沢山有るので楽しみにしていただけたらと思います。」
ラオウ役:福井晶一さん
「再演って難しいじゃないですか。初演を超えなきゃいけないという思いもありますけども、
稽古場に入って、やっぱりさち子さんの熱が初演以上に凄いので僕等は引っ張ってもらっていますけど、
初演をやった事で、初演メンバーにより道標が出来ているので、そこにまた新たに歌詞を変更したり、
台詞を変更したりして、初演よりも分かり易くなっている部分が沢山有ります。
初演からあまり期間が経っていないので、自分の中に台詞とかタイミングが凄く刷り込まれているので、
それを自分の中に落とし込む作業が今、大変だなと思ってやっております。
初演は一緒に戦った宮尾俊太郎君とこの役を作って来たんですけど、新たに永井大さんをお迎えして、
永井君と一緒にラオウイズムを叩き込んでこの作品に挑んでいく事に凄く幸せを感じています。
後、今回は中国人ダンサーの方達が拳王軍の一員として参加してくれます。
顔安先生の素晴らしい振付を中国人ダンサーが素晴らしい身体能力で表現をしてくれるので
そこも一つの見所だと思っていただければと思います。ラオウとしてはここにいる男共を
一人一人ぶっ倒していく訳ですけども、皆を本気にさせる事が僕の使命だと思っているので、
そこからケンシロウが愛を掴んで目覚めていく、その過程においてラオウは圧倒的な存在であると思うので、
そこを初演に引き続き突き詰めていきたいと思います。」
そして報道陣からの質疑応答へ。
Q:中国公演が中止になったが、心境は?
大貫さん「本当に残念な気持ちをカンパニーの皆で共有したんですけども、
兎に角、今回は出来なかったけども、中国で配信出来るとなって、それで中国の方達が観て
何かを感じて、それが何年後になるかは分からないんですけど、またいつの日か中国公演、
またはヨーロッパとか、アメリカとか世界の色々な国々で出来たら良いなという思いも強く持ちながら、
日々稽古をしていてますが、とにかく今は公演数は少ないですけども、この一回一回の公演で
奇跡を起こせる様に、その奇跡を皆様に観てもらえる様に、何時の日かという気持ちもありながらも、
今はこの東京公演、福岡公演を成功させようと皆で一丸となっております。」
Q:5月のスペシャルパフォーマンスの際に初演ではしっかりと筋力トレをした結果、
公演後半に足にきてしまい、再演では体重を落とすとの事だが、
再演では具体的にどの様な稽古とトレーニングをし、パフォーマンスに結果が現れるのか?
大貫さん「主に食事制限と、後は日々の稽古がハードなので。兎に角、稽古場で皆、
筋トレをしている現場なので、皆、時間があれば裏で筋トレをしているので。
それで今、3キロ位落ちてそこから後3週間で2~3キロ落とせたら良いなという感じなんですけど。
一幕最後の秒数で言うと1分10秒位のパフォーマンスが本当にしんどいという感じなんですけど、
やはり軽くなれば成る程、楽になってきているので、
そこをもうちょっと軽くして少しでも楽になったらなと日々頑張っています。」
初演終幕から約8か月、再びケンシロウ達がステージへと還って来ます。
【あらすじ】
二千年の歴史を誇る北斗神拳の修行に励んでいたケンシロウ(大貫勇輔)、トキ(小西遼生)、
ラオウ(福井晶一/永井大)の三兄弟。南斗の里から来たユリア(平原綾香/May’n)、
そのお付きのトウ(AKANE LIV)とともに成長していく三兄弟の中から師父リュウケン(宮川浩)は
末弟のケンシロウを次の伝承者に選んだ。折しも世界を覆う核戦争によって文明社会は崩壊し、
人々は弱肉強食の時代を生きることとなった。ケンシロウはユリアとの愛を育み共に
荒廃した世界を生きていこうとした日、南斗のシン(植原卓也/上田堪大)にユリアを強奪され、
胸に七つの傷を刻まれる。絶望の中放浪の旅に出たケンシロウは、たどり着いた村で出会った二人の孤児
バット(渡邉蒼)、リン(山﨑玲奈/桑原愛佳)と共に旅を続ける。一方ラオウは世紀末覇者・拳王を名乗り、
世界を恐怖で支配しようとしていた。ケンシロウは女戦士マミヤ(清水美依紗)が治める村の用心棒レイ(三浦涼介)と共に
ラオウによって牢獄カサンドラに囚われたトキを救出するが、その後ユリアが失意の中でシンの居城から身を投げたことを
ラオウから知らされる。ケンシロウはラオウとの闘いの末に壮絶な最期を遂げたジュウザ(伊礼彼方/上川一哉)
をはじめとする愛すべき仲間や強敵(とも)たちの哀しみを胸に、世界に光を取り戻すべく救世主として立ち上がるのだった。
【「ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~』」公演概要】
公式サイトはこちら
<公演期間>
東京公演:2022年9月25日(日)~30日(金)
福岡公演:2022年10月7日(金)~10月10日(月・祝)
<会場>
東京:Bunkamuraオーチャードホール
福岡:キャナルシティ劇場
<上演時間>
約3時間(20分間の休憩を含む)※予定
<料金>
東京:
S席14,000円 A席9,500円 B席5,500円 Yシート2,000円※20歳以下対象・当日引換券・要証明書
座席表:https://s3.ap-northeast-1.amazonaws.com/www.horipro-stage.jp/wp-content/uploads/2022/06/20162430/musical_fons2022_seatmap.pdf
福岡:
S席14,500円 A席12,000円 B席9,500円 SS席16,500円 ※特典付(福岡限定ビジュアルミニポスター)
ヤングチケット2,000円※22歳以下対象・当日引換券・
(全席指定・税込)
※未就学児入場不可
※
※やむを得えない事情により、出演者並びにスケジュールが変更になる可能性がございます。予めご了承ください。
※公演中止の場合を除き、払い戻し、他公演へのお振替はいたしかねます。 ご了承のうえ、お申込みください。
『チケット発売』
「チケット販売スケジュール」
東京:
好評発売中
福岡:
好評発売中
U25チケット (25歳以下当日引換券)販売詳細
<料金>
U25(25歳以下当日引換券):6,500円
<販売期間>
9月22日(月)10:00~各公演前日18:00
<購入方法>
HP上部チケット購入ボタンより、ホリプロステージご購入ページにお進み下さい。
【U25当日引換券】をお選び頂き、ご購入にお進みください。
<注意事項>
※9月25日(日)17:00公演は対象外となります。
※予定枚数に達し次第終了。
※観劇日当日25歳以下の方に限ります。
※お席はお選びいただけません。 また、 2名様以上の場合、 連席でご用意出来ない場合がございます。 予めご了承ください。
※座席によっては見えづらい場合がございます。 予めご了承ください。
※当日引換券は公演当日開演の1時間前より”当日引換受付”にて、 ご年齢が確認できる身分証明書をご提示の上、 入場券とお引換ください。
※お申込み後のキャンセル・変更はお受けできません。
「問い合わせ」
東京:ホリプロチケットセンター 03-3490-4949 (平日11:00~18:00) 定休日(土・日・祝)
福岡:キョードー西日本 0570-09-2424(11:00~17:00日・祝休)
<出演者>
ケンシロウ: 大貫勇輔
ユリア:平原綾香/May’n(Wキャスト)
トキ:小西遼生
ジュウザ:伊礼彼方/上川一哉(Wキャスト)
シン:植原卓也/上田堪大(Wキャスト)
マミヤ:清水美依紗
トウ/トヨ:AKANE LIV
リュウケン他:宮川浩
レイ:三浦涼介
ラオウ: 福井晶一/永井大(Wキャスト)
バット: 渡邉蒼
リン:山崎玲奈/桑原愛佳(Wキャスト)
リハク他:中山昇
ダグル他:宮河愛一郎
青年ラオウ他:一色洋平
青年トキ他:百名ヒロキ
フドウ他:澄人
ミスミ他:齋藤桐人
岩瀬光世
輝生かなで
坂口杏奈
LEI’OH
小板奈央美
柴田実奈
島田惇平
野間理孔
森内翔大
熊野義貴(スウィング兼)
邵治军(シャオ・ジイジュン)
黄凱(ホワン・カイ)
陳健国(チェン・ジェングゥオ)
蔡晓強(ツアイ・シャオチャン)
李悦(リ・ユエ)
王思蒙(ワン・スメン)
<STAFF>
原作:漫画「北斗の拳」(原作:武論尊 漫画:原哲夫)
音楽:フランク・ワイルドホーン
演出:石丸さち子
脚本・作詞:高橋亜子
音楽監督:ジェイソン・ハウランド
振付:顔安(ヤン・アン)、辻本知彦
音楽監督補:村井一帆
美術:金井勇一郎
照明:日下靖順
音響:山本浩一
衣裳:前田文子、竹田団吾
ヘアメイク:馮啓孝
追加音楽:ジェイク・ワイルドホーン
アクション:渥美博
映像:上田大樹、大鹿奈穂
フライング:松藤和広
歌唱指導:林アキラ
稽古ピアノ:中野裕子
演出助手:菅田恵子、元吉庸泰、矢本翼子
舞台監督:広瀬泰久
東京公演主催:ミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター~北斗の拳~
福岡公演主催:キャナルシティ劇場/サンライズプロモーション東京
福岡公演協力:キョードーマネージメントシステムズ
企画制作:ホリプロ
©武論尊・原哲夫/コアミックス 1983 版権許諾証GS-111