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ティヤム王国の奇跡再び 林翔太主演 海のSDGsプロジェクト 海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド2022』~海からの2000年後のおくりもの~開幕

昨年8月好評を博した初演から、さらなる進化を遂げ、「海のSDGsプロジェクト 海の音楽劇
『プリンス・オブ・マーメイド2022』~海からの2000年後のおくりもの~」として、2022年版の再演が決定。
「人魚の王子」と「伝説の国の王女」の愛と冒険の物語を通して「海と人との共生」を描きます。
2022年8月5日(金)~8月8日(月)、東京都渋谷区のこくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて上演。
主演カイ役を、2018年にブロードウェイ・ミュージカル『ロジャース/ハート』で舞台単独初主演、
2021年にブロードウェイ・ミュージカル『IN THE HEIGHTS イン・ザ・ハイツ』出演を果たすなど、
数多くの舞台で活躍中の林翔太が演じます。その他、『アナと雪の女王』でハンス王子役を務め、
歌唱力に定評のある津田英佑が海賊王バッカーナ役を続投。また、2022年公演の新キャストとして、
海の魔女セイレーン役には、元宝塚歌劇団エトワールを数多く務めた美声の持ち主である彩乃かなみが、
海の道先案内人であるベニクラゲ役には、2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の13人のひとり
安達盛長役に抜擢された野添義弘を迎えます。

脚本は、映画ドラえもんシリーズの他、アニメ・ドラマ・舞台など幅広いジャンルで活躍する清水東と、
絵本『にんぎょのおうじ』 をはじめ絵本作家・ビジュアルディレクターとして活躍するAWAJI。
音楽監督には、『Endless SHOCK』など数多くのミュージカル作品を手掛ける長谷川雅大。
振付には、東京オリンピックゆか銅メダリスト村上茉愛選手の振付を担当したG-Rocketsの山中陽子。
そして、舞台空間をダイナミックに彩る日本初女性アクロバットダンス・カンパニーG-Rockets
(2022年夏G-Rocketsドキュメンタリー映画『空へふたたび』 公開)をはじめ、
エンターテインメント界の第一線で活躍するスタッフ・出演者が集結。海の浮遊感や壮大さを表現する
エアリアルパフォーマンスをはじめ、世界各国の水中映像とプロジェクションマッピングを駆使した演出により
海の素晴らしさや大切さを伝え、また、海の廃材を生かした衣装や舞台美術によって、プラスチックごみによる
海洋汚染問題などを提起する「エデュケーショナル・エンターテインメント」として、海の魅力が存分に味わえる上質な舞台を創り上げます。

本作監修に、海洋学の第一人者である元東京大学教授・日比谷紀之、スーパーバイザーに、
岸壁幼魚採集家として多くのメディアで活躍中のお魚王子こと鈴木香里武を迎え、音楽劇のみならず
海のスペシャリストによる講演会『海のエデュケーショナルパーク』を同時開催し、
海のSDGsプロジェクトの理念である「教育とエンターテインメントの融合」を目指していきます。

2022年8月5日(金)、初日の開幕に先駆けて公開ゲネプロが行われました。

『海の神話「イス伝説」からの着想』
5世紀頃、ブルターニュ地方で繁栄を極めた後、一夜にして海に沈んだという伝説の都イス。
イス伝説から着想を得たドビュッシーは、海底から浮上する教会の鐘の音をイメージし、幻想的な『沈める寺』を作曲しました。
『プリンス・オブ・マーメイド』では、イス伝説と『沈める寺』からの着想を生かし、海底から響く鐘の音、海のロマンと奇跡、
愛と冒険をダイナミックにストーリーに盛り込み、壮大な海の音楽劇として「海と人との共生」を描きます。
※フランスの首都Paris(パリ) は、Par-Is(イスに匹敵する)に由来する説もあります。

【あらすじ】

2000年前、人魚と人間はティヤム王国で仲良く暮していた。
だが争いが起き、王国は海に沈み、人魚と人間は離れて暮すようになった。
ある日、人魚の王子カイは、海の底から響く鐘の音に導かれ、海賊王バッカーナに囚われていたティヤム王国の末裔ルナと出会う。
ルナをバッカーナから救い出すカイ。二人は恋に落ち、カイはルナを神秘的で美しい深海の世界へと案内する。
海底のマグマが重なり合って出来た幻想的な宮殿。海のオアシスと呼ばれるチムニー。そして深海の底を流れる大河。
二人は、海のロマンを語り合う。だが、海を穢した人間を憎む魔女セイレーンによって引き裂かれてしまう。
それでもあきらめずに闘うカイとルナの愛の強さに心を打たれ、セイレーンは二人を許す。
その時、海の神秘の力によって2000年の時を超え、海の底から鐘の音が鳴り響いた…。

2021年8月に今回と同じく、こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロにて初演が行われた
海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド』。初演での、地球最後の秘境とされる
海の世界の表現方法や物語の構築の巧みさ、高い演技力と歌唱力を誇る
キャスト陣によるパフォーマンスはSDGsを分かり易く表現し、音楽劇として楽しむ内に、
いつの間にか海と地球の問題点についても学んでいるという教育性の高さも話題となった音楽劇です。
あれから丁度1年、こくみん共済 coop ホールに再び壮大な海の世界が出現。
ステージセットは物語の世界観を初演よりも更に強く前面に押し出し、そこに海のイメージを強く感じさせる
映像表現を効果的にパワーアップ。物語の進行を強力に下支えしており、そこにライティング表現等がなされています。
更に今回、客席参加型の初の試みとして、音響と連動し発光が制御されるLEDペンライトを導入。
客席に置かれているペンライトを出演者の支持の通りに動かすと劇中のあるシーンで…これは現地でのお楽しみ。(持ち帰り不可)

本作のアクション面、ダイナミックな表現面を一手に引き受けている女性アクロバットダンスカンパニーの
「G-ROCKETS」の面々の表現も大幅にパワーアップ。一部シーンでは積極的に笑いを起こす様な場面も。
日本初となる女性だけのダンスカンパニーが見せるしなやかで流麗なパフォーマンスは今回も必見の一言。

勿論、ティヤム王国を巡るプリンシパルキャスト陣もパワーアップしてカムバック。
主人公カイ役を演じる林さん、ルナ役の七木さん、バッカーナ役の津田さんの続投組の演技や
歌唱力の凄さは細かい部分で煮詰められ、初演との違いを楽しむ事が出来ます。

深海に幽閉され、誰よりも海の事を思っている海の魔女のセイレーン役は、
初演の彩吹真央さんと同じく、元宝塚歌劇団在籍者で月組のトップ娘役を務め、
その歌唱力で退団後も高い評価を受けている彩乃かなみさんが務めます。
劇場内を圧倒し、どの出演者よりも客席に響き渡るその美声は、セイレーンの人知れない心の内を
克明かつ哀愁をもって来場者に届けていました。

そして本作のストーリーテラーであり、近年では2022年6月に「スペクタクルリーディング『バイオーム』」に出演、
2022年NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で13人のひとり、安達盛⾧役にて出演中の、
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)の重鎮、野添義弘さんの存在は今作随一のキャラクターと言えそう。
映画、TVドラマ、そして所属の劇団SET等での舞台で数えきれない程の名演を見せる百戦練磨の野添さんも
『プリンス・オブ・マーメイド』の様な毛色の作品への参加は稀の様で、舞台を楽しみつつも緊張の様子。
しかし、一度役になれば、猛烈な俳優パワーを存分に発揮して客席をグイグイと海の世界へと引き込んでいきます。

本編終了後、カーテンコールにてキャスト5名からの挨拶が行われました。
バッカーナ役:津田英佑さん「僕は前回から引き続きの再演組なんですけども、今回はセットから映像から
音響、照明、台本、全てがパワーアップをしておりまして、その中にまた参加を出来る事を嬉しく思います。
僕はこういった本格的なミュージカルにコメディが付いたジャンルが大好物でして、本当に正統派の皆さんと
本格的なアクションがストーリーを導いてくれるからこそ、僕の様なイロモノ担当は大暴れできるという、
本当に毎日でも、10年でもずっと続けていきたい作品でございます。一人でも多くのちびっ子達に観ていただいて、
「バッカーナの子分になりたい!」というお声を頂けたら本当に嬉しく思います。
その時は連絡先はココです(下方向を指さしながら)。最後まで駆け抜けたいと思います。」

ベニクラゲ役:野添義弘さん「本当に久しぶりにこんなメイクをしていただいてね、こんな衣装を着せていただいて。
僕、この間まで大河ドラマで安達盛⾧役をやっていて、今回、この作品に出ますよとツイッターで発表したら
「何という振り幅!」「振り幅が凄過ぎる」って。まあ、これだけ違うのも面白いかなと。
どっちかと言ったら”こっち寄り”の方、津田君が言ってた通り、イロモノ担当の方です。
ウチの劇団SETもずっとミュージカル・アクションコメディというのをやっていまして、
こういうパフォーマンスとお芝居、コメディというのは僕も大好物でございます。Yes i do。
短い期間ではありますが、今日の夜から頑張っていきたいなと思います。
このメイクも株式会社コーセーのご協力を頂いてメイクさんにやっていただいてとても楽しいです。」

セイレーン役:彩乃かなみ「私も普段は割と正統派寄りの方だと思うんですけども、今回は
初の敵役をさせていただいておりまして、若い子をグイグイいじめるという楽しさを感じたりしておりますけども、
現在の状況を鑑みますと、本当に今日初日を迎えられた事が本当に奇跡の様でして、この4日間、
このまま駆け抜けたいと思います。この作品は海への感謝の思いだったり、親子で観れいただけましたら、
色んな社会的な勉強にもなるミュージカル作品となっておりますので、より幅広い方に
ご覧いただけましたらと思います。」

ルナ役:七木奏音さん「私も前作から参加させていただいているんですけども、今回は津田さんの通り、
色んなものがパワーアップしていて、私自身もまだまだ知らなかった海の事やクジラの事だったり、
色んな事をここで学びながら海を感じていたりしたので、皆さんも新しい何かを
知っていただける機会になるのかなと思いますし、皆さんと一体感を感じながら一緒に
『プリンス・オブ・マーメイド』の世界を感じながら過ごせるというのが凄く楽しいですし、
稽古から「G-ROCKETS」の皆さんやスタッフの皆さんもとても頑張っていて、
素敵な毎日を過ごしておりますが、そんな皆さんと最後まで千秋楽を迎えられる様に
頑張りたいと思いますので、最後まで応援して下さったら嬉しいです。」

カイ役:林翔太さん「漸く今日の夜から初日を迎える事になりますけども、一先ず初日を迎えられて
本当に一安心というか、ホッとしております。やっと本作を楽しみにしているお客様に
お届け出来るという事が本当に嬉しく思っております。皆さん仰ってましたけど、
セットがリニューアルされていたり、映像が追加になっていたりとかスタッフの皆さんが
凄くこの作品をどんどんとパワーアップしていって、きっと毎年の様に続けていきたいという気持ちが
凄く強く伝わって来て。僕も出来る事ならこれからもずっと続けていけたらなと思っていますし、
その為にはやっぱり僕自身もパワーアップしなければいけないと思っていて。
今回は新しい技にも挑戦させていただいていたりとかするんですけど、やっぱり真ん中にいる人が
一番大変じゃないといけないんじゃないかと。だから僕は何でもやりますという覚悟で頑張っていきたいと思います。
ここには5人しかいませんけども、「G-ROCKETS」のメンバーの皆さん、ピアノの松山祥子先生や
沢山のスタッフの皆さんがいらっしゃって、全員で一丸となって千秋楽を目指して
がんばっていきたいと思いますので、皆さん最後までよろしくお願い致します。」

【海のSDGsプロジェクト 海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド2022』~海からの2000年後のおくりもの~公演概要】

公式サイトはこちら
海のSDGsプロジェクトのサイトはこちら

<公演期間>
2022年8月5日(金)~8月8日(月)
※8/6(土)、8/7(日)昼公演終演後、海のスペシャル講演会『海のエデュケーショナルパーク』を無料開催
(8/6(土)元東京大学教授 日比谷紀之、 8/7(日)お魚王子 鈴木香里武)

<会場>
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ

<上演時間>
約1時間40分(途中休憩無し)

<料金>
8,000円
(全席指定・税込)
※未就学児入場不可

『チケット一般発売日』
発売中

<出演者>
カイ:林翔太
ルナ:七木奏音
セイレーン:彩乃かなみ
バッカーナ:津田英佑
ベニクラゲ:野添義弘(スーパー・エキセントリック・シアター)

海の精・海賊:『G-Rockets』
知念紗耶
川村理沙
今村ゆり子
廣瀨水美
馬屋原涼子
荒澤恵里奈
大橋美優
明部桃子
金川希美
池田実桜
鈴木彩海
森田眞礼

『演奏』
松山祥子

<STAFF>
企画・原作・プロデュース・総合演出:多田誠
脚本:清水東
音楽監督:長谷川雅大
ビジュアルディレクター・脚本:AWAJI
振付・エデュケーショナルディレクター:山中陽子
監修:日比谷紀之
スーパーバイザー:鈴木香里武
振付:明部桃子、鈴木彩海
エアリアル振付:今村ゆり子
殺陣:島口哲朗(剱伎衆かむゐ)
美術:加藤ちか
特殊美術:宮﨑靖浩(ミリオンプランニング)
空中マテリアル:宮坂貴司
映像監督:馬場隆之(株式会社インテグラル・ヴィジョン・グラフィックス)
CGディレクター:高橋純平
映像機材・オペレート:榎本幹雄(株式会社マグナックス)
衣裳:市原昌顕
照明:森保俊昭(GEKKO)
音響:今村太志(株式会社エス・シー・アライアンス)
フライングコーディネーター:松藤和広(flying illusions C.C.C)
ヘア:ワン・エイト
メイク:株式会社コーセー(Beauty Creation Unit)
歌唱指導:亜久里夏代
小道具:寺田洋次(東宝舞台)
音響連動ペンライト:エヴィクサー株式会社
演出助手:塚越志保
演出補:肥田野好美、倉知あゆか
舞台監督:服部康太郎、馬淵だいき
宣伝美術・パンフレット:AWAJI
宣伝写真:市川勝弘
水中写真・映像:鍵井靖章
記録映像:D-FORCE
公式HP制作:後藤亜希子(ウェブモ株式会社)
宣伝:石橋千尋(エイベックス・エンタテインメント株式会社)
票券:インタースペース
制作:竹葉有紀、栗原珠美
制作協力:薄田晶子
広報・外渉:柏倉幸彦(株式会社ジャパトラ)
プロデューサー:多田誠、江口剛史
企画:ラナハウス
主催・製作:ラナハウス/シーエイティプロデュース
共催:こくみん共済 coop〈全労済〉

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