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彩の国シェイクスピア・シリーズ、ついに真の完結!小栗 旬主演舞台『ジョン王』満を持して上演決定

戦争に振り回される人間たちを描く、幻の歴史劇『ジョン王』が、2022年12月下旬に、
渋谷・Bunkamuraシアターコクーンにて上演決定。主演は小栗旬、演出は吉田鋼太郎が手掛けます。
1998年のスタート以来、芸術監督・蜷川幸雄のもとでシェイクスピア全37戯曲の完全上演を目指し、
国内外に次々と話題作を発表してきた彩の国シェイクスピア・シリーズ。
2017年12月、シリーズ2代目芸術監督に就任した俳優・吉田鋼太郎が演出する『アテネのタイモン』で
シリーズが再開され、2019年2月に『ヘンリー五世』、2020年2月に『ヘンリー八世』を上演。

(上段左より)吉田鋼太郎、小栗旬、横田栄司
(下段左より)中村京蔵、玉置玲央、白石隼也、高橋努、植本純米

『ジョン王』は、完結目前の第36弾として2020年6月に上演予定でしたが、新型コロナウイルス感染症の影響で
敢え無く中止。2021年5月に上演された第37弾『終わりよければすべてよし』でいったんのシリーズ完結を迎えますが、
『ジョン王』を上演しないことにはシリーズは終われないという吉田の強い想いから、
改めて2022年12月~2023年2月の上演が決定。生命力とユーモアにあふれ世の中をシニカルに見つめる
若者・私生児を主演として演じるのは、16年ぶりにシリーズに復帰する小栗旬。 本作が4作品目の出演となる。
タイトルロールのジョン王役にはシリーズを代表する俳優の一人、横田栄司。
演出も兼ねる吉田鋼太郎は、ジョン王と敵対するフランス王役で出演。

さらに今回は前芸術監督・蜷川幸雄の時代から度々上演されてきた、女性の登場人物含めすべての役を
男性キャストが演じる“オールメール”公演となる。演出の吉田が「モーレツな女性」と評する3人の女たちは、
ジョン王の母・皇太后エリナー役に中村京蔵、幼き息子アーサーを王にすべく奔走する・コンスタンス役に玉置玲央、
ジョン王の姪でフランス皇太子と結婚する姫 ・ブランシュ役に植本純米という強力な布陣。
また、フランス王の息子・皇太子ルイ役に白石隼也、ジョン王の臣下・ヒューバート役に高橋努など、
シリーズ初参加の若手からシリーズ常連の面々まで、多様な魅力を持った俳優陣が集結した。
彩の国シェイクスピア・シリーズのファイナルを飾る『ジョン王』に期待が高まる。
東京公演は2022年12月下旬~2023年1月、渋谷・Bunkamuraシアターコクーンにて、
その後1月愛知公演、2月大阪公演を経て2月埼玉会館にて埼玉公演上演予定。
東京公演、埼玉公演のチケットは今秋発売予定。

あらすじ】

イングランド王ジョン(横田栄司)の下へ、先王リチャード1世の私生児だと名乗る口の達者な男が現れる。
ジョンの母エリナー皇太后はその私生児・フィリップ・ザ・バスタード(小栗旬)を親族と認め従えることを決める。
そこへフランス王フィリップ2世(吉田鋼太郎)からの使者がやってくる。
ジョンは、正当な王位継承者である幼きアーサーに代わってイングランド王となっていたが、
「王位をアーサーに譲り、領地を引き渡すよう」に要求しにきたのだ。
それを拒んだジョン王は、私生児を従えてフランスと戦うために挙兵する。
まんまと王族の仲間入りをした私生児は、権力者たちの愚かなふるまいを鼻で笑いながらも、
戦争へと巻き込まれていく。アーサーの存在が疎ましいジョン王は、腹心の臣下であるヒューバートに、
恐ろしく非情な命を下す。この決断が、ジョン王と私生児の運命を大きく狂わせるのだった。
権力者の思惑に振り回され、世界は混迷を極めていく―――

演出家・キャストコメント】

演出・フランス王役:吉田鋼太郎
「彩の国シェイクスピア・シリーズ『ジョン王』。
一昨年予定されていた上演はコロナ禍により遺憾ながら全公演中止となってしまいました。
コロナの影響はまだまだ予断を許さない状況ですが、主演の小栗旬始めキャスト、スタッフ一同、
2020年の中止から今回の上演まで更に2年間の準備期間を貰ったと解釈し、
リベンジマッチに向け意気軒昂にそして粛々と動き始めています。
近年殆んど上演される事のない、シェイクスピアの作品中最も駄作とさえ言われるこの『ジョン王』
蜷川幸雄の志を継いだ我々彩の国シェイクスピアチームと、約15年の歳月を経て
このシリーズに帰って来た小栗旬、そして初参加の強力な俳優達の共演が、駄作と呼ばれたこの作品に
どんな光を当てる事ができるのか、楽しみでもあり少し不安でもあり、今から武者震いが止まりません。
果たして駄作なのか、それとも…。
皆様、どうぞ劇場でお確かめ下さい。」

私生児 フィリップ・ザ・バスタード役:小栗旬
「本当ならばもう終わっているはずの公演が時を経て、改めて出来ることになりました。
再びこの場に戻してくれた鋼太郎さん、私にとって特別な彩の国シェイクスピア・シリーズ。
楽しみにしてくれているお客様。
本当に感謝しています。
しばらく板の上を離れている自分に果たして務まるのか、一抹の不安はありますが、やらなくては、やるんだ。
どうぞ、蜷川さん、怒らず見守ってください。
後は皆様どうなることか、目撃してください。」

ジョン王役:横田栄司
「「『ジョン王』やらないんですか?」この2年間で一番聞かれた質問です。
ようやく「やりますよ!」と答えられます。本当に長かったです。
お待ちいただいた皆さま、ありがとうございました。そして、大変お待たせいたしました。
皆さまのご期待にお応えできるよう、鋼太郎さんや旬をはじめとするキャスト・スタッフと力を合わせ、
たくさん稽古をしてお待ちしております。溜まりに溜まった2年分の鬱憤を、さあ、思いっきりみんなで一緒に解き放ちましょう!」

【『ジョン王』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2022年12月下旬~2023年1月
埼玉公演:2023年2月
※2023年1月愛知公演、2月大阪公演あり

<会場>
東京:Bunkamuraシアターコクーン
埼玉:埼玉会館

<上演時間>
未定

<料金>
未定

「問い合わせ」
東京:ホリプロチケットセンター 03-3490-4949 受付11:00~18:00(平日)/定休日(土・日・祝)
埼玉:彩の国さいたま芸術劇場 0570-064-939(休館日を除く10:00-19:00)https://www.saf.or.jp/ 

<出演者>
フィリップ・ザ・バスタード:小栗旬
ジョン王:横田栄司

皇太后エリナー:中村京蔵
コンスタンス夫人:玉置玲央
ルイ皇太子:白石隼也
ヒューバート:高橋努
ブランシェ:植本純米

間宮啓行
廣田高志
塚本幸男
飯田邦博
坪内守
水口テツ
鈴木彰紀
堀源起
阿部丈二
山本直寛
續木淳平
大西達之介
松本こうせい

フィリップ2世:吉田鋼太郎

<STAFF>
作:W.シェイクスピア
翻訳:松岡和子
演出:吉田鋼太郎(彩の国シェイクスピア・シリーズ芸術監督)
制作:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団/ホリプロ
東京公演主催:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団/ホリプロ
埼玉公演主催:公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団
企画:彩の国さいたま芸術劇場シェイクスピア企画委員会

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