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あの興奮が1年ぶりに国立競技場に「東京2020オリンピック・パラリンピック1周年記念セレモニー~TOKYO FORWARD~」開催!

東京都は東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)は、大会1周年の機会を捉え、
大会開催へ協力を頂いた皆様に感謝を伝え、大会開催の意義、感動や記憶を共有し大会のレガシーを未来へ繋ぐ為、
「東京2020大会1周年記念 TOKYO FORWARD」として様々なスポーツイベントを実施しています。
東京2020オリンピック競技大会の開会から丸1年となる2022年7月23日(土)、
東京都新宿区の国立競技場にて東京2020オリンピック・パラリンピック1周年記念セレモニーが行われました。

【東京2020オリンピック・パラリンピック1周年記念セレモニー】

©東京都

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2021年7月23日~8月8日に東京2020オリンピックが、2021年8月24日~9月5日に
東京2020パラリンピックが行われた東京2020大会。その始まりを告げる、
東京2020オリンピック開会式が行われた地であるオリンピックスタジアムの国立競技場には、
あの日からちょうど一年となったこの日、事前申し込みを経て入場チケットを手にした
約1万5,000人の観覧者が様々な装いで来場。この日の午前中より競技場外周等にて
東京2020大会で行われた種目の競技体験イベントが同時開催され、賑わいをみせていました。

競技場内フィールドへのグリーティングに出発するマスコットの2人

午後4時10分よりフィールド北側にて行われたスケートボードのデモンストレーション ©東京都

リボンビジョンに並ぶ大会1周年記念ロゴ

午後5時のセレモニー開始に先駆けて競技場のフィールドでは東京2020大会マスコットの
ミライトワ・ソメイティのお出迎えグリーティングや、東京2020大会から正式種目として採用された
スケートボードのデモンストレーションが行われ、来場者を飽きさせる事無く進行していきます。

©東京都

午後4時30分過ぎからは、今セレモニーのMCを務めるフリーキャスターの平井理央さんと
元プロテニスプレーヤーで東京2020オリンピック日本代表選手団公式応援団長の松岡修造さんがフィールドに登場。
来場者に事前に配布された紙製のハリセンによる手拍子、そしてセレモニー後半で行われる
手拍子を使用したゲーム「TOKYO FORWORD GAME」のテストプレイがなされ、あっという間にセレモニーの開始時刻へ。

午後5時より始まったセレモニーの冒頭、主要出席者が揃う中、7月8日に奈良県奈良市での参議院議員選挙の応援演説中に
銃撃を受け、帰らぬ人となった元内閣総理大臣の安倍晋三氏を追悼するVTRが会場内ビジョンに流れ、
大会招致に尽力した安倍氏を偲び約20秒間の黙祷が捧げられました。
続いて1周年の記念VTRが流れた後、セレモニーの主催者を代表し、小池百合子東京都知事による開会宣言が。

小池都知事「始めに安倍元総理のご逝去に改めてお悔やみを申し上げます。東京2020大会1周年記念セレモニーの開催を
嬉しく思います。あれから1年です。今日はアスリート、ボランティア聖火リレーランナー、
被災地や都内の子供達も参加して下さっています。感慨も一入でございます。大会一周年を皆で盛り上げてまいりましょう。
障がいの有無や性別を超えて一緒にスポーツをする素晴らしさを体感してください。
大会を経まして東京は新たなスタートラインに立っております。2025年には世界陸上も
この国立競技場で開催をする事になります。「TOKYO FORWORD」をコンセプトにスポーツを通じて
一緒に新しい未来を作ってまいりましょう。それでは東京2020大会1周年記念セレモニーの開会です。」

小池都知事の開会宣言と共に、競技場のフィールドGATE4にスタンバイをしていた
埼玉栄中学・高等学校マーチングバンド部約150名を先頭にパレードが400mトラック上にてスタート。
一曲目は東京2020オリンピック開会式の選手入場で冒頭を飾ったゲームミュージックにおける金字塔、
音楽家のすぎやまこういち氏作曲の「ドラゴンクエスト・序曲:ロトのテーマ」。

©東京都

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続いて、ミライトワ、ソメイティ、小池都知事等、主催者、来賓を先頭に、
東京2020大会、および北京2022冬季大会に出場した日本代表選手団「TEAM JAPAN」の
選手や監督、役員総勢163名が東京2020大会で選手入場時のエスコートキッズを務める予定だった
東北被災三県(宮城・岩手・福島)と都内のスポーツ少年団の子供達と共にスタンドの来場者に手を振ります。

©東京都

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その後ろには東京2020大会における全国の810の大学連携に参加した代表大学、
東京2020聖火リレーにおいて公道走行を予定していたグループ聖火ランナーや、
東京2020大会の顔として競技会場をはじめ、様々な場所で選手、関係者を支えた
シティキャスト・フィールドキャストのボランティア約400人
そして今イベントの応援リーダーである吉田沙保里さん、武井壮さん、丸山桂里奈さん、中山きんに君の4名、
合計約1,000人のパレードがが400mトラックの両脇に立つアシスタントキャスト約100名に迎えられながら行進。

アバターが形成した「TOKYO FORWARD」の人文字 ©東京都

そして配信画面上や場内ビジョンでは芝生フィールド上には7月中に事前募集された
この一周年記念パレードのアバター達が一つとなり「TOKYO FORWARD」の一文字を形成していました。

フォトセッションが終わりTEAM JAPANが自席に着くと、主催者代表挨拶として
元公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長の橋本聖子氏より挨拶が。
橋本氏「組織委員会として1年後に多くの皆様方にお礼の機会をいただきました事、心から感謝を申し上げます。
日本が世界にこの困難を乗り越える力があるんだという事を、そして日本は前に進む力があるんだという事を
示す事が出来た大会だと思っております。共生社会が築かれ、多様性と調和の行き届いた
素晴らしい未来溢れるこの日本を前に進めていく為に東京大会は転換点であったと思っております。
この東京大会が素晴らしい価値と意義をもって、素晴らしいレガシーを築いていく事が出来る様に
皆さん、共に頑張って参りましょう。」

続いて室伏広治スポーツ庁長官の挨拶。
室伏長官「昨年の東京大会は史上初めて開催が1年延期をされた上に無観客というこれまで誰も
経験をした事の無い状況下で開催を迎えました。日本中で総力を挙げて大会を成功裏に終える事が出来ました。
コロナ禍で先が見えず、気持ちが塞ぎ込んでしまう様な日々を過ごしていた私達に夢や希望を与え、
スポーツが持つ力を示してくれました。東京2020大会の開催を契機に様々なレガシーが創出されました。
東京大会に関わった者として私達がレガシーを発展、継承していかなければなりません。
国では第三期スポーツ計画を策定しまして、感動していただけるスポーツ界の実現に向け、
東京大会のレガシーを更に進化していける様、取り組んで参ります。
今日のセレモニーは皆様の共に東京大会の思い出や感動を思い起こし、
それらを未来に繋げていく機会にして行ければと思います。」

続いて場内ビジョンに国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長、国際オリンピック委員会の
アンドリュー・パーソンズ会長、そして次回開催国であるパリ2024組織委員会のトニー・エスタンゲ会長から
東京大会1周年のメッセージ動画が流れました。

続いて、4人の応援リーダーをチームリーダーとし、客席の来場者と共に行われる
「TOKYO FORWARD CHALLENGE」を開催。1つ目は『TOKYO FORWARD GAME』。

©東京都

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客席を4つのエリアに分け、チームレッドは吉田さん、チームブルーは武井さん、チームグリーンは丸山さん、チームパープルは
なかやまさんがリーダーに。 セレモニーの本番開始前に練習がなされたバスケットボールとは異なり、
ハードル走が本番のゲームとして選ばれ、客席は紙製の組み立て式ハリセンを使って練習の後、直ぐに本番が行われますが、
吉田さんが率いるチームレッドが、広大な客席ゆえにハリセンを叩いてからの残響時間等もある中、
見事な統率力で1番手にしてパーフェクトとなるスコア20点を獲得。続く3チームも高得点を記録しますが、
パーフェクトを出したのはチームレッドだけ。レスリングのレジェンドである吉田さんの面目躍如でしょうか。

©東京都

2つ目はトラックを使用した400m混合リレー種目『TOKYO FORWARD RELAY』。
各チームは東京2020大会のオリンピアン、パラリンピアンを一人づつ含む4名の走者により
100mづつ走行し順位を競うという物。
チームレッドは体操の萱和磨選手、パラカヌーの瀬立モニカ選手、宮城県宮城郡利府町から参加の
中川洸希さん・古澤那桜さん。チームブルーはスポーツクライミングの野口啓代さん、車いすラグビーの
池崎大輔さん、東京都から参加の梁瀬大海さん・アブデガデザ・メリーさん。
チームグリーンはレスリングの乙黒拓斗選手、車いすバドミントンの梶原大暉選手、岩手県花巻市から参加の
阿部夏音さん、岩手県一関市から参加の岩淵巧武さん。
そしてチームパープルはボクシングの入江聖奈選手、パラ柔道の瀬戸勇次郎選手、福島県いわき市から参加の
坂本結飛さん、福島県新地町から参加の小泉直大さんの以上16名がトラック上にスタンバイ。

スタート前に談笑する瀬立選手と池崎選手

松岡さんの合図と共に飛び出す第一走者のオリンピアン達 ©東京都

そして松岡さんのスタートの合図でオリンピアン→一般走者→一般走者→パラリンピアンの順で
応援リーダーや客席からの拍手が送られる中、各走者がトラック上を全力疾走。

第1レーンから猛烈な走りをみせる瀬立モニカ選手

車いすランナーをぶち抜いていく瀬戸勇次郎選手

2022年7月23日国立競技場で行われた東京2020大会1周年記念セレモニー内の「TOKYO FORWORD RELAY」にて1位でゴールする第4走者の瀬戸さん

特にオリンピアンの4人は手加減無しの猛走行を見せますが、最後は瀬戸選手が他の車いすパラリンピアンを引き離して
チームパープルが1位でゴールとなりました。リレー終了後、参加したオリンピアン・パラリンピアンより
2年後となったパリ2024大会への練習状況や目標が話され、最後に各応援リーダーから来場者、配信視聴者へのメッセージが。

なかやまさん「僕もオリンピック・パラリンピックをずっと見ていたので、最高に楽しく
参加させていただく事が出来ました。アスリートの皆さんには2年後に向けて一所懸命頑張ってもらって、
僕等も一所懸命に応援したいと思います。」

丸山さん「私は日頃の行いが凄く大事だと思っていて、出された物は食べる、ポイ捨てはしない、
挨拶は大きい声でするというのをちゃんとやっていたら、運が自分に向いてくると思うので、
そういう運を皆さん付けてもらって、若い選手は兎に角、オリンピック・パラリンピックを目指して
頑張って欲しいなと思っています。」

武井さん「この東京では過去2回、本当に素敵なオリンピック・パラリンピックが開かれました。
オリンピアン・パラリンピアンの皆さんが作ってくれた名場面はいつ見ても感動して
僕等の背中を押してくれる最高の場面ばかりなので、これからもそういったシーンを
何度も何度も見返して、そしてこれからのアスリート達を応援して、我々全員で
スポーツを楽しんで、愛して、応援してプレーをしていきたいと思います。
アスリートの皆さんも今後も頑張ってください。皆で応援しましょう。」

吉田さん「久しぶりに大きいイベントに参加させていただけて、私も本当に幸せでした。
今日参加してくれた皆さんや子供達もこれからの目標や夢に向かって頑張って欲しいですし、
オリンピアン・パラリンピアンの皆さんも次の夢に向かって頑張って欲しいなと思います。
これからも応援しています。」

©東京都

そして1周年記念セレモニーの最後を飾るクロージングコンテンツは自身のカバーソング動画が
Youtubeにて5,500万回以上の再生回数を誇る、シンガーソングライターのSennaRinさんによる
東京2020大会1周年記念アニバーサリーライブ。フィールド中央にて堂々と2曲を歌い上げる
SennaRinさんにこの日一番の拍手が観客席より送られていました。

©東京都

約1万5千人の来場を記録した東京2020オリンピック・パラリンピック1周年記念セレモニー。
続く8月24日(水)には、東京都江東区の有明アリーナにて東京2020パラリンピック1周年記念イベントが開催されます。

【東京2020オリンピック・パラリンピック 1周年記念セレモニー概要】

公式サイトはこちら

<開催日時>
2022年7月23日(土)15:00開場/17:00開演

<会場>
国立競技場

<来場者数>
約15,000人

<登壇者・出演者>
『主催』
小池百合子:東京都知事

『共催』
星野一朗:公益財団法人日本オリンピック委員会専務理事
森和之:公益財団法人日本パラスポーツ協会日本パラリンピック委員会会長

『来賓』
橋本聖子:元公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長
室伏広治:スポーツ庁長官
御手洗冨士夫:元公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会名誉会長
森喜朗:元公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長
遠藤利明:東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣/元公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長代行
丸川珠代:東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣

『応援リーダー』
吉田沙保里:オリンピアン/女子レスリング55キロ級 アテネ2004大会、北京2008大会、ロンドン2012大会金メダル
武井壮:元陸上競技・十種競技日本チャンピオン/日本フェンシング協会会長
丸山桂里奈:オリンピアン・タレント・元プロサッカー選手/サッカー日本女子代表 FIFA女子ワールドカップドイツ2011優勝チームメンバー/アテネ2004大会・北京2008大会
なかやまきんに君:お笑いタレント・ボディビルダー

『主な参加アスリート』
入江聖奈:オリンピアン/ボクシング女子 フェザー級 東京2020大会金メダル
萱和磨:オリンピアン/体操 東京2020大会 男子団体総合銀メダル、あん馬銅メダル
野口啓代:オリンピアン/スポーツクライミング 東京2020大会 女子複合銅メダル
乙黒拓斗:オリンピアン/レスリング 男子フリースタイル 東京2020大会金メダル
池崎大輔:パラリンピアン/車いすラグビー リオ2016パラ大会、東京2020大会銅メダル
梶原大輝:パラリンピアン/パラバドミントン 東京2020パラ大会 男子シングルス(WH2クラス)金メダル、男子ダブルス(WH1-WH2クラス)銅メダル
瀬戸勇次郎:パラリンピアン/パラ柔道66kg級 東京2020パラ大会銅メダル
瀬立モニカ:パラリンピアン/パラカヌー女子カヤック・シングル(KL1クラス) リオ2016パラ大会8位入賞、東京2020パラ大会7位入賞

『アーティスト』
Sennarin:シンガーソングライター

『その他』
ミライトワ:東京2020オリンピックマスコット
ソメイティ:東京2020パラリンピックマスコット

「MC」
松岡修造:元プロテニスプレーヤー・スポーツ解説者
平井理央:フリーアナウンサー

©東京都

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