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鈴木勝秀×塚田僚一(A.B.C-Z) Sound Fantasy 朗読劇『月世界旅行』公演スタート!

フランスの小説家、ジュール・ヴェルヌが19世紀後半に発表した長編SF小説の二部作「地球から月へ」(1865年)と
「月世界へ行く」(1870年)を原作にした「Sound Fantasy 朗読劇『月世界旅行』」。
本作の上演台本・演出は鈴木勝秀が、そして音楽は大嶋吾郎が担当し、主演で月旅行の計画を立案する
インピー・バービケーン役を、ジャニーズ事務所の人気グループ「A.B.C-Z」のメンバーとして活躍する
塚田僚一が務めます。ニコール大尉役には田村雄一が、ミシェル・アルダン役には細見大輔が名を連ねました。
キャストは彼ら3人の男のみ。どのような「月旅行」になるのか?!どうぞご期待ください。

2022年2月19日(土)、東京都千代田区のよみうり大手町ホールにて、初回の公演に先駆けて
公開ゲネプロと取材会が行われました。

【あらすじ】

19世紀半ば、南北戦争後のアメリカ。
戦争も終わり平和になった社会に、もはや兵器の開発は無用のものとなっていた。
だが、バービケインを会長にした兵器開発者たちのグループ「ガン・クラブ」は、
さらなる砲弾技術の開発のために、月に砲弾を撃ち込む計画を立てた。
ニコル大尉の反対意見もあったが、その夢のような計画は、人類全体を興奮させ、賛同の声が寄せられた。
そして、全世界から寄付金が募られ、それを資金にしてコロンビアード砲が完成する。
そこへフランス人の冒険者アルダンが現れ、砲弾をロケット砲弾に改良して、人間を月へ送り込もうと提案した。
白熱した議論、綿密な計算、詳細な実験ののち、ロケット砲弾を月に打ち込むことが決定される。
人類初の月世界へ向かうことになったのは、立案者バービケインとライバルのニコル大尉、
フランス人アルダンの3人と、2匹の犬。
一年で、地球と月の距離が一番近くなる日、ついに砲弾は予定通り発射され、順調に月へ向かったー

2021年1月に行われた『Mogut~ハリネズミホテルへようこそ~』にて、共演を果たした
塚田僚一、細見大輔、田村雄一の3名と同作の上演台本と演出を担当した鈴木勝秀の黄金チームが
新たな題材としたのは「SFの父」と呼ばれるフランス人小説家、ジュール・ヴェルヌの傑作小説。
舞台後方上部には直径4mは優にあるであろう、リアルで大きな月の絵のパネルが鎮座。
その手前側に様々な楽器や機材が並べられ、その更に手前側に机とマイクスタンドが並べられた
かなりシンプルな朗読劇のセットが目に飛び込んできます。

そこに現れる出演者3人は、卓越した表現力と、お互いの息がピッタリ合う信頼感、
そして後述する各々の圧倒的なリズム感の良さによって、公演時間の約1時間30分が
あっという間感じる程、痛快なまでに絶妙なテンポで進んで行きます。

その朗読をサポートするのが、舞台上では「犬のディアーヌ」役にして、ヴォーカル&ギター等、
音楽面を担当するミュージシャンの大嶋吾郎さんの演奏。
朗読の抑揚効果を倍増させる生演奏によるBGMや、一部のシーンでは、
ある種のサブリミナル効果を生んでいると思われるミュージックシーケンサーによる
打ち込みサウンドににより、「Sound Fantasy」の題名に恥じない音の世界を作り上げています。

【取材会の様子】

公開ゲネプロの終了後、舞台上にてインピー・バービケイン役の塚田僚一さん、ニコール大尉役の田村雄一さん、
ミシェル・アルダン役の細見大輔さん、そして本作の上演台本・演出を手掛けた鈴木勝秀さんの
4名が登壇しての取材会が行われました。

Q:初日を迎えた心境は?

塚田さん「コロナ禍という事での朗読劇なんですけども、こうやって舞台をやらせてもらえるというのは、
本当にありがたい事だなというのを感じています。来て下さる皆さんに
本当に楽しんで頂ける様に今日からスタートして、大阪まで全力で
感染対策をしっかりしながら皆で一丸となって振り切って行きたいなと思っています。」

田村さん「こういう状況下ですけども、本当に好き勝手やらせてもらえる環境を頂けているので、
それを見てお客さんが楽しんで頂けたらと思っております。」

細見さん「1年前もこのチーム、塚田君と田村さんと僕とやったんですけど、1年後に当時より
世間の状況は良くはなっていないにも関わらず、こうやって何とか舞台に立てるというのは
喜ばしい事ですし、来て下さいます皆様にも感謝をしたいと思います。頑張ります。」

鈴木さん「コロナはあるんですけども、精一杯やるだけなので、僕達は今、
自分達が面白い物を全部詰め込んでお贈りしているので是非、楽しんで頂けたらと思います。
僕は特にコロナになってからリーディングが増えたんですけど、そのお陰で
音楽としてのリーディングという物を追求する事が出来て、そしてここへ来て
「Mogut」の3人が集まってチームワークも良く、かなり面白い所に
来れたんじゃないかなと思っているので、音楽として観ていただければ良いかなと思っております。」

Q:まるで「チームMogut」と言って良い3名だが?

塚田さん「一番最初にお話を頂いた時、朗読劇という事で「台本を持って読んで楽しんで頂く」と
思っていたんですけど、蓋を開けたらまさかのビジュアルで、まさかのステージで。
音楽もその場の生演奏だったりとかで、本当にチーム一丸となって、出演者は勿論、
スタッフさんも振り切って行くという。世の中的には暗い状況かもしれないんですけど、
ステージに立つ以上は本当に楽しんでお客様にも楽しく観てもらえたらなという風に思います。」

Q:初の朗読劇の割にはハマっていたが?

塚田さん「今回、稽古をしていて、(A.B.C-Zの)他のメンバーでは朗読劇の出演経験があって、
自分も何時か挑戦をしたいなと思っていたので本当に嬉しいです。普段は動く事が多いので、
この動きというよりかは声で皆さんに楽しんで貰おうという所で、「どうなんだろう」と
ちょっと不安はあったんですけど、やっていくと気持ちも結構のって来て、皆さんに支えてもらいながら
出来ている感じがするので、今はやっと楽しむまでに到達出来たなと思っています。」

Q:朗読劇ではあまりない合の手がバッチリ決まっていたが?
また、今日のゲネプロでアドリブはあったのか?

鈴木さん「リズム感です。皆、リズム感とテンポが良い。仲が良いと出来ません。」

塚田さん「この事は稽古の最初の方からスズカツさん(鈴木さん)が仰っていました。
リズム感とテンポ良く語り掛ける所もあれば、あえて間を取ったり音楽を聞かせる事もある。
聞いていて心地良いなとか、良い意味での違和感を与えたりとかという風に仰っていて、
朗読劇の醍醐味なのかなという風に思います。」

細田さん「ほぼ台本通りです。」

田村さん「全て台本通りですね。」

鈴木さん「台本通りでした。」

塚田さん「難しいですね。でもその場の雰囲気って本当に毎公演違うので、その時に出来るベストを尽くす、というだけですね。」

鈴木さん「……嘘をつきました。アドリブはかなりありました。今日のゲネはほぼ完璧な出来栄えだったと思います。」

Q:この面々では2作品目という事で、出来上がった関係性などは?

細見さん「前回も一緒にやっているので、初めましてというのがもうないので、芝居の上で
お互いが如何考えているとか、どうやっていくんだろうというのがもう分かった上で始まっているから、
一年ぶりだったにもかかわらず、違和感無くかなりスムーズにいったんじゃないかと。」

鈴木さん「あとはこの3人はよく動くんですが、リーディングなので動きを封じ込められているので、
言葉で色々とやっていく時にそれを如何いう風に皆で合わせていくのかなという所を
稽古の段階では詰めていたんだと多分思います。結構、コソコソと何か話していましたね。」

Q:二人から見て塚田僚一とはどんな人間か?

塚田さん「こういう機会も中々無いので正直に言って下さい。」

細見さん「塚ちゃんは本当に凄く真面目だと思うので、「僕、大丈夫ですかね?」と
何か不安になったりする時もあって、「そんなに心配する必要ないよ」と思う位にちゃんとやっているし、
今回も別に動こうが動かまいが塚田君は塚田君だから何の問題も無いと僕は思います。そんな彼が僕はとても好きです。」

田村さん「僕も大好きでね。何か親戚の従妹の小っちゃい弟みたいな感覚で僕は何時も接していて、
OFFの時も色々とお話をさせていただいてもらって、可愛いなと思って。
今でもそれは変わらないですけど、久しぶりにあって髪が急に伸びていたので、
久し振りにあったら見てくれが変わっていてまた僕はキュンッとしちゃって。可愛い存在です。」

塚田さん「自分は本当に1年をかけて髪を伸ばしていたんですけども、色々と似合う髪は何だろうと
束ねてみたり、動かしたりと思っていたんですけど、この髪でした。」

最後にファンへのメッセージを。

塚田さん「朗読劇なんですけども、来て下さる皆さんに楽しんで貰える様に、僕達本当に振り切って
表現・パフォーマンスをしますので、ぜひお楽しみにして下さい。宜しくお願いします。」

【Sound Fantasy 朗読劇『月世界旅行』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2022年2月19日(土)~2月27日(日)
大阪公演:2022年3月5日(土)・6日(日)

<会場>
東京:よみうり大手町ホール
大阪:ABCホール

<公演時間>
約1時間30分(途中休憩無し)

<料金>
東京・大阪共通:9,000円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
インピー・バービケイン:塚田僚一(A.B.C-Z)
ニコール大尉:田村雄一
ミシェル・アルダン:細見大輔
ディアーヌ(犬):大嶋吾郎

『演奏』
大嶋吾郎(ギター/ヴォーカル)

<STAFF>
原作:ジュール・ヴェルヌ著「地球から月へ」(1865年)「月世界へ行く」(1870年)
上演台本・演出:鈴木勝秀
音楽:大嶋吾郎
舞台美術:池宮城直美
照明:萱嶋亜希子
音響:戸田雄樹
衣裳:山下和美
ヘアメイク:中原雅子
舞台監督:深見信生 、 目黒多恵子
制作:來生藍
制作助手:安藤優佳
WEB制作:清水みちる(礼泉堂)
宣伝: 雲林院康行、佐藤知子(キョードーメディアス)
票券:池谷美保、吉開小雪(全栄企画)
宣伝美術:隆俊作(Frenge Design)
宣伝写真:石黒淳二、畠中彩
宣伝衣裳:佐藤憲也
宣伝ヘアメイク:中原雅子
プロデューサー:神戸丈志(クオーレ)、 石塚仁基(全栄企画)
東京公演主催:全栄企画株式会社/クオーレ
大阪公演主催:サンライズプロモーション大阪

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