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舞台『政見放送』開幕!

2022年2月17日(木)~2月20日(日)、 馬場良馬主演、谷健二演出、竹田新脚本 の
舞台『政見放送』 が東京都渋谷区文化総合センター大和田伝承ホールにて上演されます。

主演の番組ディレクター神崎役を務めるのは、2012年放送のスーパー戦隊シリーズ「特命戦隊ゴーバスターズ」にて
一躍有名になり、数多くの舞台・映画・ドラマで主演を務める馬場良馬。
たけし軍団としてその名を全国に轟かせ、俳優業でも類稀なキャラクターによりその存在感を発揮し、
北野武作品など数多くのドラマや映画、舞台に出演、芸能界で長年マルチに活躍するダンカン。
ミュージカル『レ・ミゼラブル』にて女優デビュー、以降も数多くのドラマ、舞台、映画で活躍する藤田朋子。
舞台「刀剣乱舞」、舞台「東京卍リベンジャーズ」での主演など数々の2.5次元舞台作品に出演し注目を集める木津つばさ。
福田雄一主宰のブラボーカンパニーと男だらけの劇団ゴツプロ!に所属し、プロデュースも手掛ける佐藤正和。
「仮面ライダー鎧武/ガイム」、Vシネマ「日本統一」シリーズに出演、映画「性の劇薬」で主演を演じる
北代高士ら実力派俳優達が脇を固めます。演出は、映画「U-31」「一人の息子」
「元メンに呼び出されたら、そこは異次元空間だった」で監督、近年は舞台にも取り組んでいる谷健二。
脚本は、小泉今日子出演で話題になった舞台「向こうの果て」で脚本を手掛けた竹田新。
個性豊かな役者が揃う舞台『政見放送』の開幕に先駆け、2022年2月17日(木)、
東京都渋谷区の渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホールにて公開ゲネプロと取材会が行われました。

【あらすじ】

地方テレビで『町長選挙討論企画』という候補者が討論を行う番組が制作される事になった。
収録前、「面白い番組になるぞ!」とディレクターは楽しそうに笑っていた。
討論番組に参加する候補者は、町の有力者で傲慢と噂される者、大物女帝国会議員、
泡沫候補のシングルマザー、売れない役者と個性豊かな者たち。
控室では候補者の裏側、素の姿が見られ、評判とは違う姿を見せる候補者たちの思惑が見え隠れし始める。
遂に討論番組が始まると候補者や番組ディレクターの思惑がぶつかり合う。
一体、討論番組はどんな展開を見せるのか…。

舞台はとある地方市である北沖田町。地方局で初めて自分の企画が採用されたADの本宮かおるが
控室で母親に電話をかけているシーンから物語は始まります。そこにやってくるのが本宮の先輩で
彼の初企画である町長選討論番組のディレクターである神崎蒼一郎。緊張する本宮へ
ハッパをかける神崎ですが、彼の局内での所属部署は政治部や社会部等ではなく、ドラマ部の人間。
地方局からヒットドラマを何本も生み出すやり手ではあるものの、神崎は本宮に
今回の討論番組を只のストレートな討論会にするのではなく、出演者全員が
本音でぶつかり合う番組を作る、と豪語します。そして本宮が控室を出ると神崎はおもむろに
控室に備え付けられたカメラのリモコンを操作して録画を開始し……。

僅か7人の出演者による、控室と放送スタジオの2シチュエーションを舞台とした作品ですが、
今回の出演者の顔ぶれを見れば、その内容の濃さは見当がつくはず。
是非、劇場でこの討論番組の内容、そして結末を見届けて下さい。

【取材会の様子】

公開ゲネプロ終了後、舞台上にて、神埼蒼一郎役の馬場良馬さん、城山淳子役の藤田朋子さん、
佐々木役のダンカンさん、そして演出を務めた谷健二さんの4名が登壇しての取材会が行われました。

Q:ゲネプロを終えての仕上がり具合は?

谷さん「…面白かったです。(ダンカンさんから耳打ちされて)良かったです。人生最高の演出が出来ました。」
馬場さん「正直な気持ちとしては本当に毎日が楽しかったですね。稽古の日数的には
2週間くらいだったんですけど、皆で凄く話し合ってこの作品をより良き高みに持っていく為に
ダンカンさんも藤田さんもご尽力を頂いて、「やっぱ、演劇って楽しいな。芝居楽しいな」という事を
思いながらがむしゃらに自分自身が「何処まで出してよいのかな、何処まで隠したら良いのかな」とか、
そういう線引きを色んな方の意見を参考にしながら、皆で作り上げてやっと初日が迎えられるという感じで、
早くお客様に観ていただきたいなという思い一心です。」
藤田さん「今回は座組がとても仲良しで、先輩後輩なく皆で和気藹々と現場で意見を出し合える空気感があって、
それが毎日稽古場での楽しみというか。私はそんな中でも年長さんの方ですけども、ダンカンさんをはじめ、
佐藤さん達にも助けてられて。皆が意見を言える現場というのは結構少ないと思うんですよね。
やっぱり委縮しちゃったりとか、若い人達の方が自分のやりたい事をうまく言葉に出来ない事が多いけど、
今回はちゃんと意見として皆が言い合えたというのは、とても素晴らしかったなと思って、
結果、どの様になったかというのは、是非劇場に来ていただいて観ていただいて分かって貰えたらと思いました。」

ダンカンさん「本当に歳の差関係無くてね。稽古が始まる時は「ダンカンさん」だったんですが、
次第に「ダンカン」に変わって、最後には「ダンカンばかやろう!」になりました。」

Q:政治家という役のオファーを受ける時、自身で「おっ」と感じた部分は?

ダンカンさん「僕がもし本当に政治家として社会に立候補するとしたら、スローガンは「一夫多妻」ですからね。
絶対に一票も入らないもんね。だから俺が政治家かと驚きましたね、(劇中の役柄を引用して)私なんかで良いんですか?
座長の馬場君がしっかりしているからね~。舞台上では彼はディレクターですけど、稽古場でもディレクターとして
ちゃんとしてくれてね。そして世の中ってね、❝渡る世間は鬼❞じゃなくて渡る世間に”仏”(藤田さん)がいましたよ~。
ポイントポイントでちゃんと投げるキャッチボールを捕ってくれて、そこからまた良いプレー出来るという。」

Q:政治の勉強も出来る舞台になっていると思うが、どういった方に観て欲しいのか?

馬場さん「今回「政見放送」というタイトルなので、結構堅苦しいイメージが第一印象としてあると思うんですが、
でも、実際に描かれているのは政治家として生きている人間の有権者に見せている表の顔と、実際の素の顔、
その対比のキャラクターが面白かったりするので、今回は政治家ですが、人間誰しも人に見せる面と
自分の隠したい面の二面性があるので、老若男女色んな人に観ていただいて色んなキャラクターに
感情移入出来る作品になったのではないかなと思っております。」

Q:ゲネプロでアドリブ演技をした部分はあったのか?

藤田さん「アドリブは今日は無かったんじゃないですか。稽古場では凄くふんだんにアドリブが飛び交って
それを谷さんに整理して頂いたり、私の中で自粛をしたりとかという部分はありますね。
今日は佐藤さん(佐藤正和さん)が島崎遥香さんを抱きしめる時間がちょっと長かったのがアドリブです。」

ダンカンさん「佐藤さんのあの姿は、ぱるるのファンに刺されるんじゃないかと。」

藤田さん「自分達が感じた感情に応じて皆、結構敏感にどんどんとリアクションをしあっているので、
何かで火が点いてアドリブっぽく見える時もあるかもしれませんし、毎日観に来られる方がいらしたら、
「ちょっとこの前と違うな」という所が見えてくるかもしれないお芝居だと思います。」

Q:舞台上での役柄の様にお金を払ってでも隠したい隠し事は?

ダンカンさん「悪い政治家になりきっていますから、そういう物は隠しておかなきゃいけないので。
この舞台が終わったら俺、プーチンさんの所に行ってウクライナの事を話してこようかなと。」

最後に来場者へのメッセージを。

馬場さん「皆で色々な話し合いを経て一致団結してこの作品が今、初日を迎えられる事を
凄く嬉しく思いますし、まだまだこんな御時勢でエンターテイメント、生の演劇を届けられるという事は
本当に幸せな事だなと思いまして、ダンカンさんが言って下さった言葉で僕の中に響いているのは、
「自分の好きな事をお金を貰って出来るって、こんな幸せな事は無い」というのを
改めて今回感じた座組だったので……」

ダンカンさん「俺が言ったの俺が!」

馬場さん「その感謝の気持ちを含めつつ、劇場まで来て下さったお客様が楽しんで帰って頂ける様に
毎公演毎公演、しっかりと積み上げて舞台「政見放送」をお贈りしたいなと思いますので、
是非、足を運んで頂けたらありがたいなと思います。」

【舞台『政見放送』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
2022年2月17日(木)~2月20日(日)

<会場>
渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール

<公演時間>
約1時間40分(10分間の途中休憩を含む)

<料金>
7,700円
(全席指定・税込)

<出演者>
神崎蒼一郎:馬場良馬

山崎加奈:島崎遥香

本宮かおる:木津つばさ
トランプ・啓介:佐藤正和
新田優:北代高士

城山淳子:藤田朋子

佐々木:ダンカン

<STAFF>
演出:谷健二
脚本:竹田新
企画プロデュース・制作プロダクション:セブンフィルム
制作協力:トキエンタテインメント
宣伝:キョードーメディアス/トキ・メディアワークス
特別協賛:引っ越し革命/モンスターグリル

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