世界のエンターテイメントの“今”をお届け!

藤原紀香サザエ再び。「明治座公演 舞台『サザエさん』」開幕!

©︎長谷川町子美術館

漫画家、長谷川町子の代表作である「サザエさん」。1946年4月より約28年間に渡り、各新聞に連載された4コマ漫画は
累計発行部数が8,600万部を超え、1969年10月にはフジテレビ系列にてTVアニメの放送が開始。
2013年9月には「最も長く放映されているテレビアニメ番組(Longest running animated TV series) 」として
ギネス世界記録に登録され、国民的テレビアニメ番組として記録を伸ばし続けています。
そのアニメ「サザエさん」が2019年10月に放送開始50周年迎えて舞台化が実現。
主演のサザエ役に藤原紀香、マスオには葛山信吾、波平に松平健、フネに高橋惠子とベテラン陣に加え、
若手俳優や、猫のタマ等、驚くべきキャスティングがなされ、脚本・演出に家族の表現に定評のある
田村孝裕を迎えて、日本中の誰もが知っている磯野家の誰も知らない10年後の物語が
世の大きな話題を伴いながら上演された事は記憶に新しい所です。

その初演から約2年、いよいよ待望の完全新作の続編が2022年1月に開幕します。
キャスト陣は2019年公演同様、相変わらずおっちょこちょいでお調子者のサザエに藤原紀香、
出世して多忙になったマスオに葛山信吾、子供たちの心配をしているフネに高橋惠子、
定年退職した波平に松平健と、再び豪華キャストが集結。新作となる舞台を、ベテランキャスト陣が変わらぬ軸となり支えます。
さらに今回、新たなキャストとして、カツオ役には和田琢磨・近藤頌利(劇団Patch)、ワカメ役には本間日陽(NGT48)が加わり、
タラオ役には初演同様大平峻也と若手キャストが舞台を一層盛り立てます。

2022年1月28日(金)、翌日からの開幕に先駆けて、東京都中央区の明治座にて合同取材会と公開ゲネプロが行われました。

【合同取材会の様子】

©︎長谷川町子美術館 画像提供:明治座

合同取材会には、フグ田サザエ役の藤原紀香さん、フグ田マスオ役の葛山信吾さん、磯野フネ役の高橋惠子さん、
磯野波平役の松平健さんの4名が登壇。

Q:初演から約2年、再び舞台「サザエさん」の上演が決まった時の心境は?

藤原さん「2年半ぶり再演、新作という事で、台本を頂いて読んでいましたら、凄くホッコリしてそこに癒しがあって、
とっても元気で明るい気持ちになれたので、「あぁ、サザエさんの世界観というのはこれなんだな」って。
本当に今のこの世の中が色々あるので、凄く私は本を読んでとても幸せな明るい気持ちになりました。
色んな事がありますけども、やはりこういった明るく元気になれる様な作品を今、上演するのって、
凄く意味があるなと思いました。」

葛山さん「初演が大変に楽しかったもんですから、また、この先輩方と新しいメンバーも加わって
一緒に出来るという話を伺った時は正直、本当に嬉しかったです。」

高橋さん「私も同じ様に本当の家族の様な、お父さんとは何十年も一緒に暮らした様な気分で
演じさせていただきましたので。でも、初演が終わったとたんに全くお会いしていませんでしたし、
また皆に会えるという事が嬉しくって、再演が決まった時は本当に嬉しかったです。」

松平さん「とても楽しい温かい家庭だったので、それがまた再びこうして皆一緒に公演が出来るというのは、とても楽しみに思いました。」

Q:初演公演時から、カツオ役とワカメ役に新しいメンバーを迎えた磯野家のチームワークは?

藤原さん「新しいメンバーもそれぞれにサザエさんという、漫画・アニメ作品が大好きなメンバーだという事で、
大きな揺るがないサザエさんに対する思いがあったので、本当に違和感無く稽古場に入って来ていただいて、
皆で作って来たという感じですね。」

Q:サザエの愉快でおっちょこちょいな人柄のような、自身の最近のエピソードは?

藤原さん「特別なエピソードとかってあんまりないんですけど(笑)……母さん(高橋さん)に任せます。」

高橋さん「あり過ぎてね、思い出せない位。毎日の様に稽古場でも本当にサザエさんを地でいってらっしゃる
紀香さんという感じなんですけど、「ご飯が炊けていなかった」という話は聞いたんですね。
そしたらフネもこの間家でやってしまいました。スイッチを入れ忘れて家を出来て来たんですけど、炊けてなかった。
舞台『サザエさん』にちなんで私もここに馴染んできましたね。」

藤原さん「父さんはそういうおっちょこちょいな所ってあるんですか?」

松平さん「私はあんまりないですね。」

藤原さん「流石、父さんだわ。マスオさんは?」

葛山さん「僕はチョイチョイあるんじゃないですかね。」

最後に来場者メッセージを

松平さん「前回はですね、10年後のサザエさんだったんですけども、今回はそれからまた数年が経っておりますので、
皆、成長を致しておりますので、その家族の成長ぶりを是非、楽しみに観て頂きたいと思います。」

高橋さん「本当にこの「サザエさん」って、日本の家族の温かさというのかそういう物が沢山、
愛に溢れている家族だと思いますので、そこに触れて頂いて、こういう時代ですけれども、
皆さん元気になって、家族の良さと言いますか、それを味わって頂ければと思っております。
是非、観て頂きたいと思います。」

葛山さん「色々、暗くて苦しい話題が多いですから是非、劇場に足を運んで頂いて、楽しんで頂けたら
ありがたいなと思います。」

藤原さん「こういったご時世ですけども、もし、劇場に足を運んで下さるなら、この「サザエさん」の持つ世界観、
明るくて元気で、そして孤独とか寂しいものは一切無くて、本当にホッコリする様な温かさという物が
伝わる様な作品になるべく、我々も稽古をして来ました。いよいよ明日、初日を迎えますけども、
そういった物が少しでも伝わると良いなと思っております。」

【あらすじ】

サザエさん一家、10年後の、さらに未来でございます。

©︎長谷川町子美術館 画像提供:明治座

ここは10数年後の磯野家。家の佇まいこそ昔のままだが、大人達はそれなりに年をとり
子供達も成長して各々将来への悩みも抱えるお年頃。そんなある日のこと。

©︎長谷川町子美術館 画像提供:明治座

第一幕「ワカメの帰国」
サザエは今日も変わらず明るくて少しおっちょこちょい。波平は会社を定年退職し、フネはお爺ちゃんになった
タマの世話をしている。マスをは出世して毎晩帰りが遅く、タラオは高校生になって一層勉強に励んでいるが、
カツオは大学卒業後も就職せず、いつ波平の雷が落ちるか分からない。

©︎長谷川町子美術館 画像提供:明治座

©︎長谷川町子美術館 画像提供:明治座

そして今日―ーついに、デザイナーを目指しパリに留学していたワカメが帰ってくる。
皆がワカメの帰りを心待ちにしているなかで、「ワカメが帰国する日までに就職する」と
波平と約束したカツオだけは素直に喜べず、甚六に相談を持ちかける。

©︎長谷川町子美術館 画像提供:明治座

©︎長谷川町子美術館 画像提供:明治座

©︎長谷川町子美術館 画像提供:明治座

一方、帰国したワカメはどこか神妙な面持ちであった。急用で帰れなくなったマスオは、偶然にもワカメと遭遇する。
磯野家ではイクラ・三河屋の三郎も合流しワカメの帰宅を待ちわびていた。食卓には豪華な料理。
だが誰も手をつけられないでいた。一向に帰ってくる気配がなく、痺れを切らしたカツオと不機嫌な波平は
そのまま就職について話し合い大喧嘩に。そんななか、タイコから「イクラが家出した」と連絡があり…

©︎長谷川町子美術館 画像提供:明治座

2019年10月の初演で描かれたのは現在から10年後の未来の物語。TVアニメの番組と同じく、舞台本編を
3本立てに区切りながらも、一本の連続した物語として上演するスタイルがとられ、
「10年後のサザエさん」「タマがいなくなった」「磯野家の団欒」の3幕が、それぞれ成長した登場人物達を
キャストの卓越した演技力と、極めて精巧に作られた磯野家の舞台セット上でアニメそのまま、
それこそ時には上回っているのではないかと思う程の完成度で観客の前に現れ、驚きと感銘の声が劇場に響いていた初演。

©︎長谷川町子美術館 画像提供:明治座

あれから約2年の時を経て上演される続編は初演の設定からさらに数年後の未来。
磯野家の皆も更に歳を重ね、それぞれのキャラクターに特徴と問題の両方が初演よりも更に大きくなった様子。
上記のあらすじ内容からある程度の察しがつく通り、今回も一山二山どころではないストーリーが展開されます。

©︎長谷川町子美術館 画像提供:明治座

©︎長谷川町子美術館 画像提供:明治座

そして初演には登場しなかったノリスケ・タイコ・イクラの波野家や、磯野家の隣に住む伊佐坂家の難物、甚六と、
アニメで御馴染のキャラクターが多数登場。そして初演では出番が少なめであった❝あのキャラクター❞が
第一幕から大きくクローズアップされ、物語を動かす存在に。ゲネプロで報道陣に公開されたのは第一幕のみ。
この先はどの様な展開が磯野家に待ち受けているのかは、是が非でも劇場へ足を運んで確かめて下さい。

【明治座公演 舞台『サザエさん』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2022年1月29日(土)~2月13日(日)
大阪公演:2022年2月22日(火)~2月27日(日)
福岡公演:2022年3月3日(木)~3月6日(日)

<会場>
東京:明治座
大阪:新歌舞伎座
福岡:博多座

<公演時間>
約3時間30分(30分間の途中休憩を2回含む)

<料金>
東京:
S席(1・2階席):12,500円 A席(3階席):6,000円
※6歳以上有料/5歳以下のお子様のご入場はご遠慮ください。
※劇場内でのマスク着用は必須とし、着用のないお客様にはご退場をお願いしております。
※食事類の持ち込みは禁止とさせていただいております。
※座席は、前後左右一席ずつ空間を設けずに販売させていただきます。
※お申し込み・ご観劇の前に、必ず「新型コロナウイルス感染予防への取り組みとご協力のお願い」をご確認ください。

大阪:
S席(1・2階席):12,500円 A席(3階席):6,500円 特別席(2階最前列):13,500円
※未就学児童入場不可
※営利目的の転売禁止

福岡:
A席:13,500円 B席:9,500円 C席:6,500円
※博多座では小学生未満のお子様のご入場はお断りしております。
※営利目的の転売禁止

(全席指定・税込)

<出演者>
フグ田サザエ:藤原紀香
フグ田マスオ:葛山信吾
磯野フネ:高橋惠子
磯野波平:松平健
磯野カツオ:和田琢磨(東京公演)/近藤頌利(劇団Patch)(大阪・福岡公演)
磯野ワカメ:本間日陽(NGT48)
フグ田タラオ:大平峻也
タマ:酒井敏也

伊佐坂甚六:フクシノブキ
三郎:山口森広
イクラ:北乃颯希

伊佐坂難物:瀬野和己
ノリスケ:増田雄二
穴子:野依健吾
中島:宇乃徹
花沢花子:成田沙織
タイコ:塩見奈映

※“葛”は旧規格の字形が正式表記

<STAFF>
原作:長谷川町子
脚本・演出:田村孝裕
美術:石井強司
照明:稲葉直人
効果:秦大介
衣裳プラン:たかひらみく
ヘアメイクプラン:青木満寿子
映像:栗山聡之
ステージング:下司尚実
演出助手:木村孔三
舞台監督:弘中勲
東京公演主催:フジテレビジョン/明治座
福岡公演主催:博多座/テレビ西日本
企画:フジテレビジョン
製作:フジテレビジョン/明治座

©︎長谷川町子美術館

 - News, Stage