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東京2020組織委員会「東京2020文化オリンピアードレポート」公表、「東京2020 NIPPONフェスティバル記録映像」を公開

東京2020組織委員会(以下、組織委)は本日、「東京2020文化オリンピアードレポート」を公表しました。
本レポートは、2016年10月から続く「東京2020文化オリンピアード」の意義や取組内容をはじめ、
その成果やレガシーについて取りまとめたものです。
また、あわせて、2021年4月1日から9月12日にかけて、東京2020大会の公式文化プログラムとして実施した
東京 2020 NIPPON フェスティバルの内容をまとめた「東京 2020 NIPPON フェスティバル記録映像」を制作し公開しました。
オリンピック・パラリンピックにおける文化プログラムは、開催国・開催都市の文化を通じて、
国内外の人々との交流を推進し、「平和な社会の推進」「人類の連帯の象徴」として、必要不可欠なものです。
東京2020大会では、2016年10月からスタートした東京2020文化オリンピアード、2021年4月からスタートした
東京 2020 NIPPON フェスティバルを通じて様々なレガシーが生まれ、次世代に向けて継続・継承されることが
見込まれます。東京 2020 大会における文化プログラムの意義・成果・レガシーを大会の記録として後世に残し、
今後の文化オリンピアードをはじめ、国内外で実施される様々な文化プログラムの発展に資することを期待しているとしています。

【東京2020文化オリンピアードレポート】

『東京2020文化オリンピアードレポートの概要』
・オリンピックと文化オリンピアードの歴史を紹介
・東京2020大会の文化オリンピアードのコンセプトに基づく各団体(組織委、国、東京都、その他自治体)の取組を紹介
・文化オリンピアードの取組の集大成として、組織委員会が実施した「東京 2020 NIPPON フェスティバル」について紹介

『東京 2020 文化オリンピアードレポート本文』
日本語版URL:

クリックしてTOKYO%202020%20Cultural%20Olymiad%20Report_JP.pdfにアクセス

英語版URL:

クリックしてTOKYO%202020%20Cultural%20Olymiad%20Report_EN.pdfにアクセス

『数字で見る東京 2020 文化オリンピアードレポート』
①文化オリンピアード・アクション件数:約5,700件(東京2020参画プログラム認証件数)
②文化オリンピアード・参加人数:約3,700万人(東京2020文化オリンピアードの参加者数)
③文化オリンピアード・継続実施希望数:93.8%(文化オリンピアードの各主催者における、2021年以降も同様の事業を実施したいと回答した割合)
④文化オリンピアード・障がい者や外国など多様な人々が参加・活躍したイベントの割合:86.1%(東京2020文化オリンピアード実施事業における
障がい者や外国人等の参加率)
⑤東京 2020 NIPPON フェスティバル・主催者プログラム ライブ視聴数:300万人以上(主催3プログラムのオンラインライブ配信視聴者総数)
⑥東京 2020 NIPPON フェスティバル・共催プログラム参加者数:約11万人(オンラインライブ配信視聴者含む)

【東京 2020 NIPPON フェスティバル記録映像】

© 2022 -IOC / IPC- All rights reserved

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『東京 2020 NIPPON フェスティバル記録映像概要』
ドキュメンタリー性を重視した約15分のロングバージョン映像と、アーカイブ性を重視し、
短時間で気軽に見ていただける約5分のショートバージョンの映像を制作しました。(それぞれ、日本語字幕・英語字幕付き)
IOC公式YouTubeアカウント「IOC Media」および東京都公式YouTubeアカウント「東京動画」(https://tokyodouga.jp/)にて配信。

© 2022 -IOC / IPC- All rights reserved

© 2022 -IOC / IPC- All rights reserved

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『東京 2020 NIPPON フェスティバル記録映像映像』
ロングバージョン(約15分)URL:
日本語字幕:https://www.youtube.com/watch?v=ZKpfWEZfPk4
英語字幕:https://www.youtube.com/watch?v=z6StJvr2ZYA

ショートバージョン(約5分)URL:
日本語字幕:https://www.youtube.com/watch?v=1WswStNn9xw
英語字幕:https://www.youtube.com/watch?v=lXhJy9M4-Vo

【組織委員会関係者コメント】

橋本聖子:東京2020組織委員会会長
「東京2020大会は、新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、史上初めて延期され、
世界中の人々の暮らしが大きく変化した1年を経て開催されました。大会を無事に終えられたのは、
安全・安心な大会開催の実現に向けて、国、東京都、関係自治体、そして、IOC、IPC、大会パートナー、
その他多くの大会を支えていただいた皆さまの、多大なるご理解、ご協力のおかげです。心から感謝を申し上げます。
オリンピズムは、スポーツを文化、教育と融合させ、生き方の創造を探求することで、人間の尊厳の保持に重きを置く
平和な社会の推進を目指すものであり、これがスポーツの祭典であると同時に、平和の祭典と言われる所以でもあります。
文化芸術は、人種、肌の色、ジェンダー、言語、宗教、政治、障がいの有無を超えて、様々な人々が、
異なる個性を輝かせて感動をもたらし、その感動はあらゆる境界を超えます。
東京2020大会では、様々な組織・団体が主体的に参画する活動を後押しするため、2016年から
「東京2020参画プログラム」として幅広く認証を行い、国内の様々な文化プログラムが、
大会の文化オリンピアードとして実施されました。また、その集大成として、新型コロナウイルス感染症により
生じた分断を乗り越えて、スポーツと共に平和な社会の実現に貢献することを目指し、
2021年4月から9月にかけて大会の公式文化プログラムである「東京 2020 NIPPON フェスティバル」を展開しました。
組織委員会としては、「東北復興」や「参加と交流」、「共生社会の実現に向けて」というテーマを掲げ
プログラムを実施し、日本が誇る文化芸術とともに、大会と一体となったメッセージを世界に発信しました。
これらのプログラムにおいては、オンラインライブ配信による新しい形の文化プログラムを実現し、
国内外の300万人以上の方々にご視聴いただくことができました。
今般、これらの取組と成果について、「東京 2020 文化オリンピアードレポート」として取りまとめましたので、ご報告いたします。
結びになりますが、東京2020大会では、多くのアスリートが活躍し、世界中の人々に勇気や希望、
感動を届けることができました。文化芸術においても、様々なアーティストたちがそれぞれの力や思いを表現し、
まさにオリンピズムの理念を体現する大会であったと確信しています。東京2020大会から生まれた成果や経験が
次代に引き継がれ、より良い社会の実現に貢献できることを期待しています。」

青柳正規:文化・教育委員会委員長
「オリンピック競技大会の理念をあらわす『オリンピック憲章』の冒頭に記されている「オリンピズムの根本原則」のなかに
「オリンピズムは肉体と意志と精神のすべての資質を高め、バランスよく結合させる生き方の哲学である。
オリンピズムはスポーツを文化、 教育と融合させ、 生き方の創造を探求するものである。
その生き方は努力する喜び、良い模範であることの教育的価値、 社会的な責任、 さらに普遍的で
根本的な倫理規範の尊重を基盤とする。」という一節がある。
この基本的な理念を具体化するために東京2020組織委員会は2015年から文化・教育プログラムの検討を開始し、
あわせて文化や教育の有識者をメンバーとする文化・教育委員会を設けた。委員会は文化プログラムのあり方と
さまざまな企画のモデルなどを検討し提案してきた。それぞれの分野で先頭を走る委員の顔ぶれはまさに多士済々で、
発せられる意見の一つ一つが説得力と魅力に富んでいた。その多様かつ広範な提案を実施可能な範囲と
時間的制限の中に落とし込むため委員全員で知恵を絞ったことも貴重な体験であった。
しかし、アントニオ・グテーレス国連事務総長が「第二次世界大戦以来、最大の試練」と指摘したCovid-19は
まさにパンデミックと化して、現在もなお多くの国々がその対応に明け暮れている。パンデミック禍のなかにあって、
この試練を人類は克服していかねばならないという国際社会が共有する課題のもと、新たな生き方の創造を探求するという、
まさにオリンピックが掲げる理念の実現に文化・教育委員会は取り組むことになった。
したがって、感染の拡大や拡散の防止対策を施した上での文化プログラムの実施には多くの困難が伴い、やむを得ず
中止になったプログラムもあったが、関係者の熱意と努力によって当初の目的を成し遂げることができたのではないかと
文化・教育委員会は考えているが、その評価はより多くの方々の判断と10年後、20年後の歴史的判断に委ねるしかない。」

【参考】

「東京 2020 文化オリンピアード」について
オリンピック憲章において、開催都市の大会組織委員会は、少なくとも選手村の開村期間中には
文化プログラムを実施することが義務付けられています。一方、この文化プログラムの理解を広げ、
様々な人々にアクションを起こしてもらうためには、草の根での地道な活動も必要です。
そのため、東京2020大会では、義務付けられた期間を大幅に広げ、2016年10月から、
約5年間にわたる文化プログラムを全国で展開しました。

「東京 2020 NIPPON フェスティバル」について
「Blooming of Culture 文化は、出会いから花開く。」をキャッチフレーズに、あらゆる境界を超えた
連帯の象徴となるよう、2021年4月1日から9月12日の期間で公式文化プログラムを全国で展開しました。
詳細は、下記リンクをご参照ください。
https://www.tokyo2020.jp/ja/games/caring/nippon-festival/index.html

© 2022 -IOC / IPC- All rights reserved

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