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松山ケンイチ主演舞台『hana-1970、コザが燃えた日-』RYO(ORANGE RANGE)からの脚本感想コメント&松山ケンイチ・岡山天音による沖縄取材の様子を公開

松山ケンイチ主演舞台『hana-1970、 コザが燃えた日-』が2022年1月9日に初日を迎えるにあたり、
RYO(ORANGE RANGE)からの脚本感想コメントと、出演の松山ケンイチと岡山天音による沖縄取材の様子が公開されました。

沖縄が本土に復帰して50周年の今年2022年。復帰直前の1970年12月20日に実際に起きたコザ騒動を背景に、
日本でもアメリカでもなかった”沖縄”で必死に生きた人々を描いた舞台『hana-1970、コザが燃えた日-』が
1月9日に初日を迎える。そんな沖縄県を出身地とするバンドORANGE RANGEのボーカルRYOは、
主演・松山ケンイチとも映画「天の茶助」(2015)で共演したこともあり、本作にも興味を持ち、脚本を読んだ感想を寄せた。

RYO(ORANGE RANGE)

「作品の最初のところは知っている言葉、知っている街の名前がよく出て来て、何だか嬉しくなりました。
ストーリーが進むに連れて登場人物の心境や立場が分かってきて、僕はその時にはすっかり作品の世界に入り込んでいて、
最後には涙が流れていました。地元の僕ですらこんなにも複雑な時代を、どう表現していいか分からないくらいなのに、
しっかり作品として完成されている事に、驚きとリスペクトすら感じています。
とても素晴らしい作品でした。」RYO(ORANGE RANGE)

<プロフィール>
1985年10月1日生まれ。
言わずと知れた沖縄出身5人組ロックバンド「ORANGE RANGE」のボーカルとして活動する傍ら、
ソロ名義で数々のミュージシャン・アーティストと音楽活動を展開。
2015年9月16日にソロとしては初の1stアルバム『DELIGHT』をリリース。
私立恵比寿中学への楽曲提供なども手掛け、2020年に盟友DJ KEINの初作品に収録された
『ANYWAY feat. RYO from ORANGE RANGE』にゲストボーカルとして参加。
2022年はORANGE RANGE結成21周年目に突入する。

ORANGE RANGE Official Web:https://orangerange.com/
RYO from ORANGE RANGE:http://orangerange.com/ryo/

なお、ORANGE RANGEは、NHK沖縄放送局「本土復帰50年」のテーマソングや、
同じくコザ市を舞台にした映画「ミラクルシティコザ」(1月21日沖縄先行公開)の主題歌を担当している。
本作で兄弟役を演じる松山ケンイチと岡山天音は、稽古に先立ち沖縄に向かった。実際にコザ騒動が起こった場所に立ち、
その当時を知る方々の声を聞いた。その様子はNHK「おはよう日本」(1月11日放送予定)や
あさイチ」(1月14日放送予定)でも紹介される予定。二人がそこでどんなことを感じたのか、一足先に紹介。

沖縄取材の様子】

沖縄取材の様子(右)松山ケンイチ

沖縄取材の様子(左)松山ケンイチ

ハルオ役:松山ケンイチ
「沖縄で現地の方々にお話を伺った際、僕がこの作品で演じるハルオのように、
戦争で戸籍が無くなり自分の出自がわからなくなった方が実際にいらっしゃることを知りました。
また現地の方々のお話から、沖縄と本土の間には、自分たちが同じ国の住人なのかについての大きな感覚の違いがあることも実感しました。
僕自身は仕事でしか沖縄を訪れたことがありませんし、沖縄をリゾート地だと思ったことは一度もありません。
学ぶほどにつらい歴史もある島々ですが、ちむぐくる(真心)といちゃりばーちょーでー(一度会ったらみな兄弟)
を大事にする現地の方々は、僕が訪れたときも温かく迎えてくださいました。
いろいろな感情を知っているからこそ、あの場所からは音楽をはじめ、いろいろな感情を伝える文化が生まれたのだと思います。
この舞台もそうなるように努めます。」

沖縄取材の様子(手前左)松山ケンイチ

沖縄取材の様子

アキオ役:岡山天音
「僕は日帰りではありましたが、稽古が始まる前に実際に沖縄に行きました。曇り空ということもあってか、
コザの街は独特な空気を放っているように感じられました。立ち並ぶ建物のデザイン、街全体のビジュアルには、
アメリカと沖縄が混在しているかのような雰囲気が漂っていて、どういう街なのか、一言では形容しがたいものがありました。
コザでは現地の方に説明していただきながら、コザ騒動があった場所などをめぐりました。
あの騒動を実際に体験された方のお話を伺うことで、自分の中に重く残るものもありました。
そこには今まで自分が知ることのなかった沖縄像がありましたし、この作品と根底でつながるものを感じます。
それがどういうふうに芝居の中に流れ込んでいくのか、自分自身も楽しみにしています。」

東京公演は1月9日(日)~1月30日(日)まで東京芸術劇場プレイハウスにて上演、その後2月5日(土)、6日(日)に
大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティにて、2月10日(木)、2月11日(金祝)に宮城・多賀城市民会館にて上演。

あらすじ】

1970(昭和45)年12月20日(日)深夜。
コザ市ゲート通りにある米兵相手のバウンショップ(質屋)兼バー「hana」では、看板の灯が落ちた店内で、
おかあ(余貴美子)、娘のナナコ(上原千果)、おかあのヒモのジラースー(神尾佑)が三線を弾きながら歌っている。
そこへ、アシバー(ヤクザ)となり家に寄り付かなくなった息子のハルオ(松山ケンイチ)が突然現れる。
おかあが匿っていた米兵を見つけ、揉めていると、バーに客がやってくる。
「毒ガス即時完全撤去を要求する県民大会」帰りの教員たちだ。その中には、息子のアキオ(岡山天音)もいた。
この数年、顔を合わせることを避けていた息子たちと母親がそろった夜。ゲート通りでは歴史的な事件が起ころうとしていた。
血のつながらないいびつな家族の中に横たわる、ある事実とは。

【『hanaー1970、コザが燃えた日ー』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2022年1月9日(日)~1月30日(日)
大阪公演:2022年2月5日(土)、6日(日)
宮城公演:2022年2月10日(木)、2月11日(金・祝)

<会場>
東京:東京芸術劇場プレイハウス
大阪:梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
宮城:多賀城市民会館

<公演時間>
未定

<料金>
東京:
S席:9,800円
サイドシート:7,000円
Yシート:2,000円(※20歳以下対象・当日引換券・要証明書・枚数限定)
※サイドシートは、 シーンによって見えにくい箇所がございます。 予めご了承ください。

大阪:
11,000円
U-25チケット:5,000円(25歳以下対象・当日指定引換・税込)

宮城:
9,500円
U-25チケット:5,000円
※U-25チケットは観劇時25歳以下が対象。当日要身分証明書。

(全席指定・税込)
※未就学児入場不可。
本公演のチケットは主催者の同意のない有償譲渡が禁止されています。
※やむを得えない事情により、 出演者並びにスケジュールが変更になる可能性がございます。 予めご了承ください。
※公演中止の場合を除き、 払い戻し、 他公演へのお振替はいたしかねます。 ご了承のうえ、 お申込みください

<出演者>
ハルオ(祝ハルオ):松山ケンイチ
アキオ(祝アキオ):岡山天音
ジラース(宮良次郎):神尾佑
比嘉(比嘉高信):櫻井章喜
鈴木(鈴木大介):金子岳憲
ミケ(マイク・ミケルソン):玲央バルトナー
ナナコ(祝ナナコ):上原千果
おかあ(祝ユキコ):余貴美子

<STAFF>
作:畑澤聖悟
演出:栗山民也
美術:伊藤雅子
照明:服部 基
音楽:国広和毅
音響:井上正弘
衣裳:西原梨恵
ヘアメイク:鎌田直樹
映像:栗山聡之
方言指導:今 科子
歌唱指導:伊藤和美
三線指導:宮里英克
ドラマターグ:工藤千夏
演出助手:田中麻衣子
舞台監督:加藤高
東京公演主催:ホリプロ
大阪公演主催:梅田芸術劇場
宮城公演主催:仙台放送
企画制作:ホリプロ

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