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東京2020組織委員会 メダリスト出身校等に表彰台を譲戸する「表彰台レガシープロジェクト」実施を発表

東京2020組織委員会(以下、組織委)は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会(以下、東京2020大会)で
使用された表彰台を東京2020大会日本代表選手団のメダリストの出身校および会場所在自治体等に譲渡する
「表彰台レガシープロジェクト」を実施すると発表しました。

【表彰台レガシープロジェクト】

表彰台 Photo by Tokyo 2020

東京2020大会の全878回の表彰式で使用した表彰台を日本代表選手団のメダリストの出身校
および会場所在自治体等に譲渡します。それぞれの学校や自治体において、表彰台の製造過程についても
ご紹介いただく事で、持続可能な社会の実現に向けた使い捨てプラスチック活用の新しい取り組みを発信します。

「譲渡予定期」
2022年1月~3月末(予定)

「譲渡先対象」
日本代表選手団のメダリストの出身校(オリンピック:114名、パラリンピック:73名、ガイド/アシスタント:6名)
会場所在自治体等(東京2020大会の競技会場が所在する自治体、東京都、都内62区町村等を予定)

「譲渡先選定方法」
日本代表選手団のメダリストに対し、出身校への表彰台譲渡希望の有無、希望する場合の出身校について
意向調査を行い、当該出身校に組織委員会から引受けの可否について確認し、決定していきます。(1名につき1校)
会場所在自治体等へも並行して譲渡希望について意向調査を行います。
メダリストが実際に登壇した表彰台とメダリストの出身校、また表彰台が使用された会場と
会場所在自治体で可能な限りマッチングを行っていく予定です。」

表彰台(1ユニット)Photo by Tokyo 2020

「譲渡内容」
◆表彰台(1ユニット)
※表彰台をメダル別の4つのユニットに分割(金のみ上下で2つ)
◆表彰台証明書
※使用会場、使用競技、授与メダル等の詳細情報を記載

【関係者コメント】

橋本聖子:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会会長
「表彰台は「みんなの表彰台プロジェクト」で多くの人の協力により、製作されました。
ご協力いただいた皆様に、まずは心より感謝申し上げます。東京2020大会の878回の
表彰式を支えた表彰台が、今後皆様の学校や自治体に順次譲渡されていきます。
表彰台はアスリートにとって非常に特別場所であり、大会を象徴するアイテムの一つです。
それぞれの場所で活用されることにより、東京2020大会を語り継いでいくきっかけとなれば、
こんなに素晴らしいことはないのではないかと思います。」

野老朝雄:表彰台デザイナー
「表彰台は「Adjustable/Buildable/Connectable」というコンセプトのもと、
私たちの生活から出たプラスチックを材料とし、2020年の技術として3Dプリント技術を用いて製作しました。
東京2020大会でアスリートの皆さまが乗って終わりではなく、実際に多くの方に見て触れていただくことで
次の世代に繋がっていく未来へのバトンとなる事を願っています。」

◆参考「使い捨てプラスチックを再生利用した表彰台プロジェクト~みんなの表彰台プロジェクト~」
主催:東京2020組織委員会
事業協力:P&Gジャパン
概要:近年、プラスチックの処理や海洋プラスチック汚染が大きな課題となるなか、
市民の皆さまから回収した使い捨てプラスチックと海洋プラスチックを一部活用して、
東京2020オリンピック・パラリンピックの表彰台を製作し、資源をムダにしない
持続可能な社会の実現に向けた使い捨てプラスチック活用の新しいモデルを国内外に発信するプロジェクト。

<回収期間>
2019年6月19日~2020年3月末日
<回収方法・回収量>
回収方法:大手総合スーパーの店舗、学校、関連企業、団体にて回収
回収量:合計24.5トン
:市民の方々より(店舗経由) 11.9トン(全国大手総合スーパー約2000店舗に回収ボックスを設置)
:学校1.1トン(全国の113校の応募校)
:企業・団体11.5トン(P&G グループ、国連広報センター、東京2020組織委員会等、企業・団体など)
<回収対象>
プラスチックボトル・詰め替え用製品(ヘアケア製品、消臭芳香剤、台所洗剤・衣料用洗濯洗剤・柔軟剤、詰め替え用製品)
※ペットボトルは含みません。

©Tokyo 2020

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