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ジョン・ローガン×君塚良一×辰巳雄大(ふぉ~ゆ~) 『ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-』公演スタート!

世界を震撼させた衝撃の「ローブとレオポルド事件」を題材にした
『ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-』が東京都品川区の品川プリンスホテル クラブ eXにて開幕しました。

「ローブとレオポルド事件」とは、裕福な家庭に生まれ、互いに同性愛関係にあった
天才と呼ばれていたユダヤ人の大学生二人が、同じく裕福なユダヤ人実業家の息子、
ボビー・フランクスを誘拐して殺害し、終身刑プラス99年の懲役刑を受けた事件です。
オフ・ブロードウェイで上演され、以降世界中で上演され続けている人気ミュージカル『スリル・ミー』。
日本でも人気を博し、再演を重ねた『スリル・ミー』の題材がこの「ローブとレオポルド事件」。
『スリル・ミー』はローブとレオポルド二人のみでストーリーが展開していきますが、
『ネバー・ザ・シナー』では法廷を舞台として事件をさらに広い視野でとらえて物語は進んでいきます。
加えてローブとレオポルドの二人の容疑者をめぐってお互いの信念をぶつけあった弁護士と検事の法廷での闘争も、
物語の見どころとなっています。そして今回、映画監督の君塚良一が、『ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-』で舞台の初演出に挑みます。

物語の中心となるリチャード・ローブ役を、人気グループ「ふぉ~ゆ~」の辰巳雄大が主演。
さらにジャニーズ事務所の後輩で、舞台を中心に活躍する林翔太がネイサン・レオポルド役を演じます。
二人は初の恋人役となります。もう一つの見どころとなる法廷闘争を担う弁護士と検事には、
ロバート・クロウ(検事)役に姜暢雄、クラレンス・ダロウ(弁護士)役には磯部勉を迎え、白熱の論争を繰り広げます。
さらに荒木健太朗、前島亜美、山岸拓生といった個性派俳優たちが複数の登場人物を演じ分けて脇を固めます。
2021年9月2日(木)、初日の開幕に先駆け、公開ゲネプロと舞台挨拶が行われました。

【あらすじ】

撮影:木村直軌

1924年、夏―――。
アメリカ全土は、数年前に施行された禁酒法の最中にあり、混沌としていた。
そんな中、イリノイ州シカゴで全米が注目する、ある裁判が始まろうとしていた。
裕福な家庭に生まれ育ち、共にエリートと呼ばれたローブとレオポルドが起こした
衝撃的な殺人事件。それは当時の世論に「未成年によって行われた犯罪では史上最悪である」と言わしめたほどのものだった。

事件の数年前にシカゴ大学で運命的な出会いを果たした二人は、互いの才能に魅かれ合い
信頼関係を深めていた。犯罪小説にのめりこみ空想の中で<完全犯罪>の実行を
夢見るようになっていたローブと、愛鳥家でニーチェの<超人主義>に傾倒していたレオポルドは、
共謀の末に遂に事件を引き起こす。顔見知りの少年ボビー・フランクスを誘拐し、殺害。
身代金目的の誘拐を偽装しようと様々な工作を施すが、それは<完全犯罪>には程遠い、
稚拙なものだった。警察の捜査の手が及び、やがて彼らは犯行を自白する。
明らかになる驚愕の動機、揺らいでいく二人の信頼関係。

撮影:木村直軌

二人の命運を握る名うての弁護士・ダロウは驚きの手法で情状酌量の判決を狙うべく奔走するが、
厳格な検事・クロウは彼らに厳罰を下すべく毅然と立ちはだかる。

裁判で暴かれていく二人の秘密の関係、そして下される判決・・・。
犯した罪と向き合った時、二人の心に去来する思いとは―――。

【舞台挨拶】

公開ゲネプロ終了後、舞台上にて、リチャード・ローブ役の辰巳雄大さんと
ネイサン・レオポルド役の林翔太さんによる舞台挨拶が行われました。

辰巳さん「翔太とは、同じグループに属していた時期もありましたが、まさかこうして2人で
主要人物としてステージに立つとは想像もしていませんでした。
その時の自分たちに諦めずに頑張っていたらこういう景色が見えると伝えてあげたいです。
翔太とは今回、初めてがっつりとお芝居をしましたが、優しさやふわふわしている部分がありつつ、
芯がものすごくしっかりした男だと感じました。ただ、この稽古に入る前は
『恋人としてあり』と言っていましたが、稽古をしてみたらナシかなと(笑)。
翔太は、優しさで包んでくれるような母性すら感じる人ですが、気づくと
『あれ?今、手のひらで踊らされている?』という瞬間があるんです。最終的に
尻に敷かれそうなイメージが強くなったので、(恋人は)やめておきます(笑)。
今回、僕たちはカンパニー一同、演劇をやるということに真摯に立ち向かってきました。
この作品は実話をもとにしているため、(演出の)君塚良一さんを先頭に、
いろいろなことを調べて、僕たちなりに勉強をしてこの作品に取り組みました。
濃密な稽古の時間を経て、今、こうして皆さまの前で披露できたことが何よりも幸せです。
千秋楽まで気を引き締めてお届けしたいと思います」

林さん「辰巳くんは、同じグループの時からお兄ちゃん的存在で、小さい頃から
踊りを教えてもらったりしていたので、今回、2人でがっつりとお芝居させて頂けることは
本当にうれしいです。お稽古場でも毎回、違うお芝居を投げてくださるので、
すごく勉強になりましたし、 刺激になりました。辰巳くんは、ローブのように
稽古中もずっとセクシーでした。自宅でも動画を観たりして、日々研究しているようで、
日を重ねるごとにどんどんセクシーになっていたので、僕はレオポルドとして
キュンキュンしながらお芝居をしていました。なので、恋人としても「あり」です(笑)。
頼りがいもあるので、世の女性から見ても恋人にしたい男性ではないでしょうか。
本作は、実在した事件を題材にしているので、もしかしたら心苦しくなるところもあるかもしれません。
ですが、劇中にはローブとレオポルドの青春物語のような場面もありますし
観に来てくださった皆さんにエネルギーや元気を与えられる作品だと思います。
そして、僕たちはセクシーな部分もどんどん出していきたいと思いますので、 楽しんでいただけたらうれしいです」

【『ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-』公演概要】

公式サイトはこちら

<公演期間>
東京公演:2021年9月2日(木)~9月12日(日)
大阪公演:2021年9月18日(土)・19日(日)

<会場>
東京:品川プリンスホテル クラブ eX
大阪:COOL JAPAN PARK OSAKA TT ホール

<公演時間>
約2時間

<料金>
9,900円
(全席指定・税込)
※未就学児童入場不可

<出演者>
リチャード・ローブ:辰巳雄大(ふぉ~ゆ~)

ネイサン・レオポルド:林翔太

新聞記者/ボウマン医師/ジェンタイル巡査:荒木健太朗
新聞記者/ジェルメイン/ハルバート医師:前島亜美
新聞記者/ホワイト医師/廷吏:山岸拓生(拙者ムニエル)

ロバート・クロウ(検事):姜暢雄
クラレンス・ダロウ(弁護士):磯部勉

<STAFF>
作:ジョン・ローガン
演出:君塚良一
翻訳:小宮山智津子
衣裳:前田文子
美術:乘峯雅寛
照明:松本大介
音響:佐藤日出夫
振付:原田薫
ヘアメイク:松田コウイチ
演出助手:加藤由紀子、下平慶祐
舞台監督:弘中勲、玉城忠幸
宣伝写真:木村直軌
宣伝美術:鈴木謙一
宣伝動画:土井敏生
撮影協力:リーガロイヤルホテル東京
HP制作:ディップスプラネット
宣伝:キョードーメディアス
票券:サンライズプロモーション東京
版権コーディネイト:シアターライツ
制作:麻場優美、華野奈依
プロデューサー:可児理華、佐藤竜福
エグゼクティブ・プロデューサー:松村𠮷洋
企画・製作:ミックスゾーン
主催:ミックスゾーン

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