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東京2020パラリンピック開閉会式のコンセプト発表

東京2020組織委員会は、東京2020パラリンピック競技大会の開幕まであと3日に迫った
2021年8月21日(土)、東京2020パラリンピック開閉会式の式典コンセプトを発表しました。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の4式典の共通コンセプトは、本年7月に公表した“Moving Foward”です。

【東京2020パラリンピック競技大会開会式および閉会式コンセプト】

2021年8月20日東京都港区のお台場海浜公園水域に設置された
パラリンピックシンボル(スリーアギトス)のモニュメントとレインボーブリッジ

『東京2020パラリンピック競技大会開会式コンセプト』

“WE HAVE WINGS”

人生は追い風ばかりではありません。
前に進もうと思っても、なかなか進めない。
視界不良で、状況を掴めない。
ついにはその場で立ち止まり、うずくまる。
誰しもが、そんな逆風を何度となく経験します。
しかし、パラリンピックに出場するアスリートたちは知っています。
風がどの方向に吹いていようと、それを人生の力に変えられることを。
勇気を出して「翼」を広げることで、思わぬ場所に到達できるということを。
いよいよパラリンピックが始まります。
アスリートたちのパフォーマンスは、
あなたにも「翼」があることを気づかせてくれるでしょう。

『東京2020パラリンピック競技大会閉会式コンセプト』

“Harmonious Cacophony”

それは、パラリンピックから影響を受けた、
「違いが輝く」世界。
多様な身体、ユニークなテクノロジー、様々な素材。
それぞれが、混ざり合って 1 色になるのではなく、
「らしさ」を発揮した状態でカラフルに合わさります。
一見不協和音になりそうな状態から生まれる、新しい調和。
違いがあることで対立が生じるのではなく、
新たな未来が生まれていきます。

2019年12月9日都内某所にて行われた東京2020パラリンピック開閉会式出演キャスト募集記者会見

また、あわせて2019年12月に募集を行った、東京2020パラリンピック競技大会の
開閉会式の一般募集の出演者について、募集結果も公表されました。
沖縄から北海道まで、そして、5歳から70代まで、計5550名の皆さまにご応募いただきました。
自分にしかできないパフォーマンスを披露したい、けがから回復した姿を見せたい、
障がいのあるなし関係なくかっこいい姿を見せたい、障がいを正しく知ってもらいたい等、
さまざまな思いを持ってご応募いただいた皆さまに、東京2020組織委員会として心よりの感謝をいたします。
そして、大会延期による式典の簡素化と式典内容の見直し、新型コロナウイルス感染症対策の
観点などを踏まえ、当初予定した採用数からは、実際の採用数は減少したものの、最終的には、
開閉会式を合わせて、計161名の皆さまに出演者としてご参加いただき、式典をともに作り上げていただいております。
東京 2020 パラリンピック競技大会開幕まで、残り3日となりました。開会式および閉会式当日、
映像を通して本式典をご覧になる世界中の皆さまにとって、末永く記憶に残る式典となるよう、
東京2020組織委員会は、ご参加いただく出演者の皆さまとともに最後まで準備を進めるとしています。

【東京2020パラリンピック競技大会開会式および閉会式出演者募集結果】
:応募総数:計5550名
<カテゴリー別内訳>
リーディングキャスト:798 名
オリジナルキャストとマスキャスト:合わせて1195組4752名
:採用者数:
開閉会式合計161名(開会式75名、閉会式89名が参加。うち3名は両式典に参加。)
※最年少11歳、最年長68歳
<カテゴリー別内訳>
※大会の1年延期等に伴い、当初予定していたカテゴリーおよび募集人数から変更あり。
1リーディングキャスト:1 名
開会式の主役となるキャスト。
2オリジナルキャスト:160 名
募集時、個人およびグループの持つ個性や特技を活かしたパフォーマンスをしていただく
「オリジナルキャスト」と、集団群舞のパフォーマンスをしていただく「マスキャスト」の
2カテゴリーだったものを、大会延期による内容見直しに伴い、2 のカテゴリーへの応募者の中から
「オリジナルキャスト」として、合わせて採用。また、コロナ禍の大会開催となる中でも、
なるべく多くの方に開会式および閉会式にご出演いただきたいとの考えのもと、
160名の採用者の中には、映像での出演を依頼した方も含む。

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