世界のエンターテイメントの“今”をお届け!

東京2020パラリンピック 本番に向けて義肢装具、車いす等の「修理サービスセンター」を選手村内に開設

東京2020組織委員会(以下、組織委)は、2021年8月15日(日)の東京2020パラリンピック選手村
プレオープンと同時に、選手村内に「修理サービスセンター」を開設しました。

「修理センター」外観 ©Tokyo 2020

「修理センター」内観 ©Tokyo 2020

「修理サービスセンター」は、選手が万全の状態で競技に参加できるよう、競技中に発生した
義肢装具や車いす等の故障に対し、迅速な修理・メンテナンスを行う施設です。義肢装具や
車いす等の修理サービス(リペアサービス)を提供するオフィシャルサポーターのオットーボック社が、
パラリンピック期間中にのみ設置するもので、ソウル1988大会から今回で16回目のサービス提供となります。

オットーボック グローバルイベント&スポーツ統括マネージャー ピーター・フランツェル氏 ©Tokyo 2020

作業風景 ©Tokyo 2020

作業風景 ©Tokyo 2020

「修理センター」内観 ©Tokyo 2020

世界各国から集まった約100名の修理サービスチームには、開催国の日本から、
オットーボック・ジャパンの技術者3名と、日本全国の義肢装具製作施設や義肢装具士養成校から11名の
義肢装具士も参加します。東京2020パラリンピック競技大会に参加する全ての選手をサポートするため、
26言語で対応、合計約17,300個の修理部品を準備し、約2,000件の修理サービス実施を想定しています。
選手村の他にも、この後、14か所の「修理ブース」が順次競技会場に設置され、選手が競技だけに集中し、
最高のパフォーマンスを発揮できる環境を整えます。

【関係者コメント】

小谷実可子:組織委スポーツディレクター
「東京2020パラリンピック競技大会に参加する全ての選手のベストパフォーマンスを支える
「修理サービスセンター」が開設されたことを嬉しく思います。組織委は、世界各国から集まった
約100名の修理サービスチームの皆さんと一緒に、選手が安心して競技に取り組める環境を整えてまいります。」

ピーター・フランツェル:オットーボック グローバルイベント&スポーツ統括マネージャー
「私たちは皆、この大会を非常に楽しみにしています。アスリートがパフォーマンスに
完全に集中できるように、無償の修理サービスを提供することは重要な任務です。
パラリンピックへの熱い思いは、当社のDNAの一部であり、障がいのある多くのアスリートを
支援できることを誇りに思っています。私たちのモットー”Passion for Paralympics(パラリンピックへの熱い思い)”
を礎に、アスリートのモビリティをサポートするために全力を尽くします。」

ハインリッヒ・ポポフ:陸上競技(走幅跳・100m)金メダリスト/オットーボックアンバサダー
「アスリートとしての私にとって、オットーボックの修理サービスセンターは、アテネ2004大会から
リオデジャネイロ2016大会まで、私が⻑年にわたり出場したパラリンピック大会において不可欠なサポートでした。
この修理サービスは非常に重要です。もし義肢装具が大会本番で故障したら、⻑年積み重ねてきたトレーニングは
全て無駄になります。また技術的な側面のみでなく、修理サービスセンターによる精神的なサポートも
重要な役割を果たしています。技術者とアスリートの緊密な協力により親睦が深まり、アスリートに勇気を与えます。」

【選手村内「修理サービスセンター」概要】

東京2020パラ大会の公式サイトはこちら

<設置場所>
選手村ビレッジプラザ内

<設置期間>
2021年8月15日(日)〜9月8日(水)
※パラリンピック選手村プレオープン〜閉村日

<オープン時間>
8時〜23時(緊急時は24時間対応)

<対象者>
選手団(選手・コーチ・その他スタッフ)、大会役員、パラリンピックファミリー

<対象装具>
競技用及び日常生活用の義肢装具、車いす等

<サービス内容>
世界各国から集まった約100名の修理サービスチームが、以下のサービスを無償で提供。
・車いすのタイヤ交換・溶接修理
・義肢・義足の修理
・その他装具の修理・製作

<修理ブース設置場所>
:オリンピックスタジアム(陸上競技)
:オリンピックスタジアム(ウォームアップ エリア)(陸上競技)
:東京体育館(卓球)
:国立代々木競技場(バドミントン・車いすラグビー)
:武蔵野の森総合スポーツプラザ(車いすバスケットボール)
:有明アリーナ(車いすバスケットボール)
:有明体操競技場(ボッチャ)
:有明テニスの森(車いすテニス)
:お台場海浜公園(トライアスロン)
:海の森水上競技場(カヌー)
:夢の島公園アーチェリー場(アーチェリー)
:幕張メッセ Bホール(車いすフェンシング)
:伊豆ベロドローム(自転車競技(トラック))
:富士スピードウェイ(自転車競技(ロード))
※義肢装具や車いす等を使用しない競技へのサービスは提供なし(ゴールボール、シッティングバレーボール等)

©Tokyo 2020

 - News, life