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東京2020大会開閉会式4式典共通コンセプト、東京2020オリンピック競技大会開閉会式コンセプトを発表!

東京2020組織委員会(以下、組織委)は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会
(以下、東京2020大会)の開閉会式4式典共通のコンセプト、ならびに、
東京2020オリンピック競技大会の開閉会式に関する式典コンセプトを発表しました。

東京2020組織委員会は2021年3月以降、東京2020オリンピック競技大会の開会式と閉会式について、
多方面のプロフェッショナルの方々にご協力いただきながら準備を推進してまいりました。
また、式典コンセプトの策定にあたっては、大会延期前より長年にわたり式典の制作に携わり、
現在も東京2020組織委員会のアドバイザーを務める野村萬斎氏に多くのサポートをいただきました。

【東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会開会式および閉会式コンセプト】

東京2020大会の開閉会式が行われる東京都新宿区のオリンピックスタジアム(2021年5月9日撮影)

いま世界は新型コロナウイルス感染症が猛威を振るい、日常生活の在り方そのものに
大きな影響を与えています。また、人々はさまざまな場面で親しい人との交流を断たれ、
想像もできなかった苦しい状況で過ごしています。今回の東京2020オリンピック競技大会も
多くの競技セッションが無観客となってしまいました。しかし、このような厳しいコロナ禍の
状況であるからこそ、本大会におけるアスリートの活躍する姿やスポーツの力が、
世界に新たな希望の光を届け、人々が強く前に進んでいく力を生み出す原動力となる事を願い、
本式典のコンセプトを作成しました。

『4式典共通コンセプト』 

“Moving Forward”

人類が新型コロナウイルスというかつてない困難に向き合う中で、開催される東京2020大会。
どんなに遠い場所で起きたこともつながっていて、わたしたちは誰もが無関係ではいられない。
そのことを世界中が実感する日々でもありました。そしてそれは、国を超えて情報と知恵を
分かち合い、助け合える方法を模索し続ける日々でもありました。
そのような状況で開催されるこの大会だからこそ、スポーツの力で世界中をつなげ、
未来に向かって希望を生み出す場にしていきたい。前を向いて生きるエネルギーを、
一人ひとりに届ける時間にしたい。今までの常識を変えて、よりよい当たり前をみんなで作っていくチャンスにしたい。
そして、脅威に対する世界の連携、さらに大会の実現が、たくさんの人々の計り知れない献身と
努力に支えられていることに深く感謝し、あらためて称賛と尊敬の意を大会を通して伝えていきます。

『東京2020オリンピック競技大会開会式コンセプト』

“United by Emotion”

世界中の人々がコロナウイルスという脅威の中で日々を過ごし、これまでの大会とは
明らかに違う環境で迎える東京2020大会 。私たちは年齢、国籍、立場など様々な違いを持つ上に、
今は同じ場所にいることも難しい状況にあります。だからこそ、アスリートによって
これから繰り広げられる数々の挑戦を通じて 、喜びや悔しさを共に感じる瞬間を届けていきたい。
そう、どんなに離れていても、言葉や文化が違っても、スポーツには世界中の人々を感動で
つなぐ力があると信じています。それは私たち人類が普遍的に共有している、かけがえのない財産です。
あらためて「スポーツの役割」「オリンピックの価値」に気づき、これまでの日々を共に進んでき
た世界中の人々への感謝と称賛や、未来への希望を感じることができる時間をセレモニーでは目指
します。人類は多種多様な違いを活かしながら、共感を通じて連帯し、助け合って生きていくことができる。
そう感じてもらえる体験になることを願って。

『東京2020オリンピック競技大会閉会式コンセプト』

“Worlds we share”

17日間の大会を経て、私たちはそれぞれに違う個性や文化、経歴を持つ人々が、
スポーツを通して互いに高め合い、理解し合う姿を目にするでしょう。
この経験こそが多様性と包摂性を考える糧となり、
また、次に始まるパラリンピックへと繋がっていくと考えます。
たとえ同じ場所に居られなくても、同じ感動をシェアできたことを忘れずに、
未来へとつなげていけるセレモニーになることが
閉会式において最も大切なことだと考えます。
閉会式のひと時が、これからの未来に、一人ひとりが想いを巡らす時間になればと願います。
“Worlds we share”という表記は、本来「世界」は「The World」と表記するところを、
「Worlds」と表記することで、一人一人が異なる世界を持っている様相を表し、
「一人一人の持つ異なる世界を共有しあって生きている」ということを表現しています。

なお、東京2020パラリンピック競技大会の開閉会式のコンセプト等は後日発表する予定です。

【東京2020オリンピック競技大会開会式および閉会式制作・演出チーム】

今回の開会式、閉会式の制作にあたり、プロデュースチームとクリエーティブチームの一部メンバーについても公表します。
開会式および閉会式当日、映像を通して本式典をご覧になる世界中の皆さまにとって、
末永く記憶に残る式典となるよう、東京2020組織委員会およびクリエーティブチーム一同は、
最後まで準備を進めてまいります。開会式、閉会式のそれぞれのチームメンバーは下記のとおりです。

※下記にご紹介するメンバーはプロデュースチーム、クリエーティブチームともに一部のメンバーです。
他にも開会式、閉会式の制作推進においては多くの皆さまに参画、ご協力いただいています。

<アドバイザー>
野村萬斎

<聖火台デザイナー>
佐藤オオキ

◆『プロデュースチーム』
(4式典の制作進行管理・クリエーティブチーム、スタッフの選出・式典全体におけるジェンダー平等、多様性の推進)
<プロデューサーチームメンバー>
エグゼクティブプロデューサー:日置貴之(東京2020組織委員会)
エグゼクティブプロデューサー補佐:マルコ・バリッチ
エグゼクティブプロデューサー補佐:ピアース・シェパード

◆『クリエーティブチーム』
(プロデュースチームのもと、東京2020オリンピック開閉会式のクリエーティブを担当)
<開会式クリエーター>

Show Director:小林賢太郎

Painter:中山晃子

Director of Choreography:山田うん

Stylist:森田晃嘉

Costume Designer:スズキタカユキ

Costume Designer:櫻井利彦

Costume Designer:飯嶋久美子

Show Director:小林賢太郎
Director of Choreography:平原慎太郎
Music Director:田中知之
Scenographer:種田陽平
Set Disigner:冨澤奈美
Art Director:浜辺明弘
Writer:樋口卓治
Hair & Make-up:冨沢ノボル
Video Director:辻川幸一郎、児玉裕一、小島淳二、田中嗣久、井口皓太
Creative Adviser Concept:福部明浩
Composer:小山田圭吾、徳澤青弦、原摩利彦、景井雅之
Assistant Music Director:ナカムラヒロシ
Mime Artist:が~まるちょば<HIRO-PON>
Costume Designer:若林ケイジ、スズキタカユキ、櫻井利彦

<閉会式クリエーター>
Show Director:小林賢太郎
Director of Choreography:平原慎太郎
Music Director:田中知之
Scenographer:種田陽平
Set Disigner:冨澤奈美
Art Director:浜辺明弘
Writer:樋口卓治
Hair & Make-up:冨沢ノボル
Video Director:平牧和彦
Multimedia Director:メリッサ・ウィーゲル
Video Director:近藤樹、藤代雄一郎、水谷明希
Painter:中山晃子
Director of Choreography:山田うん
Composer:徳澤青弦
Assistant Music Director:ナカムラヒロシ
Costume Designer:若林ケイジ
Stylist:森田晃嘉
Costume Designer:飯嶋久美子

『プロフィール』

エグゼクティブプロデューサー:日置貴之

◆エグゼクティブプロデューサー:日置貴之(ひおき・たかゆき)
広告代理店での経験を経た後、約20年にわたり、主に国際的スポーツ大会の運営や、
世界的なプロスポーツリーグやチームのアジアにおける放映権ビジネスやデジタル配信事業の
パートナーとして、国際スポーツビジネスの世界で活動。
また日本のプロアイスホッケーチームの代表として10年以上にわたりチームを牽引。
スポーツチームの経営ノウハウを活かし、国内のラグビー、サッカー、プロ野球チームに加え、
競技連盟や協会の事業改革やブランディングをハンズオンで行う国内最大級のスポーツマネジメント会社を
経営している。また年間2000試合以上のスポーツライブ中継を制作する企業や配信プラットフォームも運営。

聖火台デザイナー:佐藤オオキ

■聖火台デザイナー:佐藤オオキ(さとう・おおき)
デザインオフィスの代表を務める。イタリアのDesigner of the yearを史上最年少で受賞したことをはじめ、
ヨーロッパを中心に数々の賞に輝き、高く評価される。主要な作品は MoMA(米)、ポンピドゥーセンター(仏)、
V&A(英)など世界中の美術館に収蔵され、現在は、2024年のパリ五輪に向け、フランス高速鉄道TGVのデザインを手掛けている。

【東京2020オリンピック競技大会開会式当日にむけたプロモーションについて】

開会式開催1週間前の7月16日(金)より7月23日(金)の開会式当日まで、開会式が開催される
20時に合わせて、東京2020オリンピック競技大会公式ウェブサイトおよび公式SNSにおいて、
開会式に関する情報を公開していきます。開会式開催当日まで、多くの方々に式典を
楽しみにしていただけるよう、コンテンツを公開していきますので、ぜひご覧ください。

東京2020オリンピック競技大会公式ウェブサイト
https://olympics.com/tokyo-2020/ja/

東京2020オリンピック競技大会公式 SNS 一覧
https://www.facebook.com/tokyo2020/

https://www.instagram.com/tokyo2020/?hl=ja

©Tokyo 2020

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