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東京2020みんなのフードプロジェクト本賞授賞式開催

東京2020組織委員会(以下、組織委)は、2021年6月9日(水)、「東京2020みんなのフードプロジェクト
日本の『食』を選手村アスリートへとどけよう!あなたのメニュー募集キャンペーン」(以下、「みんなのフードプロジェクト」)にて
本賞に選ばれた5作品の授賞式を東京都内某所にて開催しました。

【授賞式の様子】

2019年8月~9月にかけて応募期間中、個人・企業を含めて総数715件の応募があった「みんなのフードプロジェクト」。
その中より本賞5作品、特別賞としてパートナー賞5作品、学生賞10作品、東北復興賞11作品の計31作品が選定され、
本賞5作品については東京都江東区の選手村カジュアルダイニングにて東京2020大会期間中、実際に世界各国から
やってくる選手に振舞われます。

Photo by Tokyo 2020

授賞式には本賞受賞者4名がリモートにて参加。本来であれば都内某所にて授賞式・試食会が行われる予定であった
との事でしたが、東京都が非常事態宣言下という事でのリモート措置となりました。
古宮正章組織委副事務総⻑より、各本賞受賞者にオリジナルの賞状が送られます。

本賞を贈呈された受賞者のコメントは以下の通りです。

(画面上段左より)綿貫みどりさん、庄内菜穂子さん(画面下段左より)久光智美さん⻄村陽子さん Photo by Tokyo 2020

「夏バテ防止!アスリートそうめん」©Tokyo 2020

【「夏バテ防止!アスリートそうめん」考案者:⻄村陽子さん】
「応募をしてからかなり時間が経ってしまっていたので全然実感が無かったんですが、
ここへきてリモートでやるとか、緊張感があって、やっと今日実感致しました。」

「ずんだ de パンナコッタ ~東北が誇る、美味しく栄養価も高い”ずんだ de おもてなし”」©Tokyo 2020

【「ずんだdeパンナコッタ ~東北が誇る、美味しく栄養価も高い“ずんだdeおもてなし”」考案者:庄内菜穂子さん 】
「東北応援の思いも籠めたずんだdeパンナコッタを海外選手の皆様にお届け出来る事を本当に嬉しく思っております。
メニュー提案のキッカケは、私自身が走る事が大好きで、東北でのマラソンレース後に頂いたずんだ大福の美味しさを
皆さんにもお伝えしたくて、ずんだ餡を海外の選手の方にも味わっていただき易い様に考えて作ったメニューです。
栄養価の高いメニューで身体も心も疲れも癒してくれる美味しいパンナコッタに仕上げました。
上質なタンパク質として世界中のアスリートから好まれる大豆に加えて、日本食通の方には枝豆も
「EDAMAME」と呼ばれ、親しまれ始めているという話も聞きます。ずんだの美味しさを外出の出来ない選手の皆さんにも
味わって頂き、心に残りましたら是非、何時かご家族で日本に来て頂き、ずんだを味わって頂けたら嬉しい限りです。」

「日本の国民食「おでん」夏バージョン!厳しい暑さを乗り切って笑顔の花をたくさん咲かせてください!」©Tokyo 2020

【「日本の国⺠食「おでん」夏バージョン! 厳しい暑さを乗り切って笑顔の花をたくさん咲かせてください!」考案者:綿貫みどりさん】
「食というフィールドで東京2020大会に関わる事が出来て大変嬉しく思っております。是非、日本の国民食
「おでん」冷たいバージョンなんですけども、日本の宝、和食の命である出汁をしっかり使かった旬の夏野菜を沢山食べて
最高のパフォーマンスを発揮して頂ければ大変嬉しく思っております。私も現地にはいけないと思うんですけども、
画面越しで頑張って応援したいと思いますので、皆さん頑張って頂きたいと思います。」

「鮭ザンギの国産はちみつレモンソース」©Tokyo 2020

【「鮭ザンギの国産はちみつレモンソース」考案者:久光智美さん】
「私は北海道出身なんですけども、北海道の食材を使って選手の皆さんに元気を届けたいなと思いました。
北海道にはザンギという鳥のから揚げがありまして、それを消化吸収の良い鮭で作ってみました。
私は学生時代にバドミントンをやっていまして、試合の時に皆でレモンのはちみつ漬けを持ち寄って
頑張っていたのを思い出して作ってみました。レモンの香りで心も身体もリフレッシュして
沢山の選手の方に頑張って頂きたいです。」

「さっぱり桃トースト」©Tokyo 2020

【「さっぱり桃トースト」考案者:後藤千春さん】※授賞式には自身の仕事都合により欠席
「私は昨年まで栄養学を学ぶ学生でした。スポーツ栄養の分野に興味があり、
サークルや研究室という形でスポーツ栄養について学んでいました。
そして今回、この様なキャンペーンが有る事を知り、是非挑戦をして見たいと応募しました。
炎天下の中、スポーツをしていた自身の経験から、あまりガッツリしない食べ易いものでかつ、
エネルギー補給の大切な時間ですが、少しでもリフレッシュ出来る時間、気が休まる時間となるような物を、
考えようと思い、このメニューを作成しました。ノミネートされた皆さんの美味しそうな
素晴らしいメニューを見て、私のメニューは選ばれると思っていなかったので、
お電話を頂いた時には本当に驚きました。今回、本賞に選んで頂き、食事の面から
オリンピック・パラリンピックという大きなスポーツの祭典に関わる事が出来、大変嬉しく思っております。」

試食した感想を受賞者に述べる池田さん Photo by Tokyo 2020

同じく、受賞者に試食した感想を述べる田口さん Photo by Tokyo 2020

実際に上記のメニューを試食したバドミントンのオリンピアンの池田信太郎さん、射撃のパラリンピアンの田口亜希さんは
自身の大会出場時、緊張の余り、食が細くなってしまった時に本賞メニューのようなさらっと口に入るメニューがあれば良かった。
和の心を感じる日本的な料理は海外の方の心に響く。日本の出汁を使ったメニューは過去大会では本当に無かったので海外アスリートに
食文化アピールが出来る。肉料理偏重型に想像される過去大会の選手村ダイニングのメニューの中に魚料理は選択肢が増える。
等、東京2020大会ならではの日本の味に満足の様子でした。

最後に古宮正章組織委副事務総長からの総評が。
古宮副事務総長「今、この大会自体が厳しい状況の中で後数十日という準備を迎えているんですけども、
やはり日本は「おもてなし」と言って、このオリンピックを引っ張ってまいりました。
そういう中で非常に数少ないおもてなしの例なのかもしれません。海外から来た選手が中々自由に日本の良さを
味わえない縛られてしまう環境が予想されるのですが、選手村でこういった食事を楽しんで頂く、
これは我々にとっても嬉しい事だと思います。日本人ならではの、日々の家庭の中で料理をして作った物だと思いますし、
選手村を通じて世界に発信をして頂くのも日本の大事な文化の発信だと思っております。
後もう少しですけども、是非選手のみなさんんにこういった面も楽しんで日本の良さを味わって頂いて、
世界が日本は良い国だねと思って頂けると良いなと思っております。」

Photo by Tokyo 2020

大会開幕まであと40日余り、選手村で世界のアスリートが本賞受賞メニューを口にした第一声に注目が集まります。

【東京2020みんなのフードプロジェクト本賞授賞式開催概要】

東京2020大会の公式サイトはこちら

<日時>
2021年6月9日(水)14:00開始

<会場>
東京都内某所

<出席者>
「主催者」
古宮正章:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会副事務総⻑
山本知幸:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会マーケティング局次長
伊藤華英:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会広報局

「受賞者(全員リモート参加)」
⻄村陽子(神奈川県在住):「夏バテ防止!アスリートそうめん」
庄内菜穂子(東京都在住):「ずんだ de パンナコッタ 〜東北が誇る、美味しく栄養価も高い“ずんだ de おもてなし”」
綿貫みどり(長野県在住):「日本の国⺠食「おでん」夏バージョン! 厳しい暑さを乗り切って笑顔の花をたくさん咲かせてください!」
久光智美(北海道在住):「鮭ザンギの国産はちみつレモンソース」
※後藤千春(宮城県在住):「さっぱり桃トースト」は仕事都合により欠席

「ゲスト」
池田信太郎:オリンピアン/バドミントン北京2008大会男子ダブルス・ロンドン2012大会混合ダブルス、東京2020アスリート委員
田口亜希:パラリンピアン/射撃2004アテネ大会・2008北京大会・2012ロンドン大会、東京2020聖火リレー公式アンバサダー、
東京2020アスリート委員

©Tokyo2020

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