パラリンピック22競技を踊る「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」お披露目!
東京2020組織委員会(以下、組織委)は、2021年5月16日(日)で東京2020パラリンピックの開催まで
あと100日という節目を迎えるにあたり、「ONE TEAM PROJECT」の第11弾として、
YouTube再生数世界一のベイビーシャークと東京2020パラリンピックマスコット「ソメイティ」が
特別コラボした「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」を公表しました。
2021年5月14日(金)にソメイティとベイビーシャークが初コラボレーションして生まれた
「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」を東京都港区の港区立赤坂小学校で開催する
特別授業の中で初お披露目し、初披露の映像と音楽に合わせて、5年生の児童約70名が
アスリートへの応援の気持ちを込めてパラリンピック22競技「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」を踊りました。
(本授業は組織委と、パラアスリート講師による出前授業を全国で展開している
日本財団パラリンピックサポートセンターが共同で実施。)
【当日の様子】
東京2020大会への国民の期待や参画意欲醸成を目指し、日本を代表する文化人や芸術家が一丸となり
“ONE TEAM”で大会を盛り上げるTOKYO2020へ向けたそれぞれの想いを表現する特別プロジェクト、「ONE TEAM PROJECT」。
2017年8月より始まったこのプロジェクトの第11弾となるのが「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」。
お披露目の舞台として選ばれたのは、パラリンピックや多様性・共生社会についての教育を熱心に行っている
港区立赤坂小学校5年生2クラスの約70名の児童が参加する特別授業。体育館に集まった児童達を
リモート登壇で迎えたのは、リオ2016大会で男子陸上400m・1500mの障害T52クラスで銀メダルを獲得し、
400m・800m・1500m。5000mのT52クラスで4つの世界記録保持者である東京2020パラリンピック出場権を
獲得している陸上競技のパラリンピアンの佐藤友祈選手。「夢を叶えるために」をテーマにオンライン講演が行われました。
佐藤選手は児童達へ向けて、大きく4つの夢を叶える為のポイントを伝えます。
1つは「ゴールを決める!」。21歳の時に病気で足を切断しなければならなくなった佐藤選手はロンドン2012パラ大会の
車椅子の陸上レースを見て感銘を受け、次のリオ2016大会に出場し金メダルを獲得するという大きなゴールを設定し、
実際に初出場のパラリンピック(リオ2016パラ大会)で銀メダルを獲得。
そして東京2020大会、パリ2024大会でも金メダルを獲得するという目標を掲げる佐藤選手は
ゴールを設定する上で、そこまでを逆算して緻密に計画を立てていく事も必要と児童達に語り掛けます。
2つ目の「即、行動!」は、元々生活していた静岡県からよりよい練習環境を求めて岡山県へ移住を直ぐに決断し実行。
初めて出場した神奈川県でのハーフマラソンのロードレースで50人中、45位で完走した佐藤選手。
ゴールした後に思った事は、「ヤバい、僕は才能の塊だ」と自分の可能性にワクワクしたと話します。
あれこれ考えて自分には出来ない、という理由を探したりして一歩を踏み出せない事をもあるが、そんな事を考えている
暇が有るなら即行動するのは大事な事、と話す佐藤選手。
3つ目は「自分の強みを活かす!」。心肺能力、持久力に強みを持つ佐藤選手は、それを活かせる中長距離の
専門性の高いパラリンピックのトラック種目に出場しメダルを獲ろうと、ロードレースばかりに出場していた所を
トラックでのレースにも出場し、経験を積んでいったとの事。その結果が、競技を始めて3年11月で
初めて出場したリオ2016パラ大会で400mで銀メダルを獲る事が出来た。しかし金メダルが獲れなかった
事により、より東京2020大会への思いが強くなったと話します。
そして最後は「臆さず夢を口にする」。初めて出場した神奈川県のロードレースで車いすメーカーの人に
「次のリオ2016パラ大会に出場して金メダルを獲るので僕の事をサポートして下さい」と言ったり、
現役のパラ選手に対して「僕は次のリオに出場して金メダルを獲る佐藤友祈です!宜しくお願いします」と、
競技を始めて一か月足らずの時に大胆な挨拶をした佐藤選手。
ただ、夢を持っているのなら、ちゃんと伝えないと周りの人達は何も分かってくれないから伝えるしかない、
夢を持っていても、叶えられなかったらどうしよう…と考えていたら、2つ目の「即行動に移す」という事が出来なくなる。
とりあえずでも良いから動きながら考えるというのが自身の行動だった、と佐藤選手。
臆さず夢を口にして、他人に笑われても、自分がその夢を絶対に叶えたい、叶えるんだという
強い思いがあるなら気にならない、思い切って行動をしてほしいとオンライン講義を締めくくりました。
そしてオンライン講義の最後に児童からの質問で「自身にとって、陸上競技とは何か」と問われると
「僕が僕でいる為のツール、道具であり、車椅子生活になって風を切って走るという感覚が
失われた中、ロンドン2012大会でトラックを駆け抜ける選手達に奮い立たされ、
時速30㎞/hを超える速度で走る事が出来る、風を切って駆け抜けるという生きがいを与えてくれた競技です。」
と、自身のアイデンティティの源になっていると答えていました。
Photo by Tokyo 2020
Baby Shark Brooklyn, Pinkfong, Hogi featuring Someity | TOKYO 2020 Para Sport Dance! – YouTube
そして午前11時頃からは児童70名全員で「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」を初披露。
そして最後に佐藤選手より、100日後に開幕を控えた東京2020パラリンピックへの思いが話されます。
佐藤選手「昨年から新型コロナウイルスの影響で大会が1年延期になってしまったり、選手達や皆も
大変な思いをしているかと思います。僕がパラスポーツに出会った頃は出来ない事ばかりに
目が行ってしまいがちで、明るい未来が見え辛かったけど、日々、自分がどうやったら出来ない事が
出来る様になるんだろうと考えながら生活していく事で未来が開けてきたんですね。
今、本当に苦しい状況ですけど、皆も夢や目標に向かって諦めずに頑張っていってほしいです。
そして僕は必ずこの東京2020パラ大会で金メダルを出場二種目で獲得し、世界記録を更新しますので
皆にお会いして、直接メダルを見せる事が出来たら良いなと思っているので応援をお願いします。」
とメッセージを子供達に伝え、「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」お披露目イベントは幕を閉じました。
【「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」について】
「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」は、東京2020パラリンピックで実施される全22競技を
東京2020パラリンピックマスコット「ソメイティ」とベイビーシャーク、ピンキッツ、ホギーが
一緒に歌って踊るアニメーション動画です。正式名称は「TOKYO 2020 Para Sport Dance!
With Baby Shark Brooklyn,Pinkfong, Hogi featuring Someity」です。
YouTube動画URL:
Baby Shark Brooklyn, Pinkfong, Hogi featuring Someity | TOKYO 2020 Para Sport Dance! – YouTube
『「ベイビーシャーク」とは』
2016年6月にYouTube チャンネル Pinkfong! Kids’ Songs & Stories に「Baby Shark Dance」が
公開されて以降、子ども達だけでなく、大人の間でも爆発的な人気を記録し、英語版は
リリース半年で約1億再生を超え話題に。その人気は世界中に広がり、音楽、キャラクター、
ストーリー、ダンスが絶妙に組み合わされたこの曲は、アメリカビールボード100に20週間連続でランクされ
アメリカでデジタルシングル販売数1,100万枚超のセールスを記録し全米レコード協会RIAAから
11xプラチナムシングルそしてダイヤモンド認定を受けた。
その後も「Baby Shark Dance」の活躍は続き、#BabySharkChallengeで100万本以上の
Baby Shark Danceカバー映像が世界各国のSNSに投稿された。「Baby Shark Dance」は
2020年11月にはついに視聴回数70.4億回を超え、YouTubeで世界一視聴されている動画となった。
そして 2021年2月には世界人口数を超える80億回の視聴回数を突破するなど再び世界的な人気を証明した。
ベイビーシャークは「Baby Shark Dance」に登場するメインキャラクター。そしてピンキッツとホギーは、
「Baby SharkDance」が公開されている YouTube チャンネル Pinkfong! Kids’ Songs & Stories に
登場する人気キャラクター。
『「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」の踊り方』
子どもたちが踊りを覚えられるように、ベイビーシャークが踊り方のコツを図解で教えてくれる「踊り方シート」を用意しました。
また、子ども達に人気のユーチューバー(YouTuber)、「HIMAWARI ちゃんねる」のまーちゃんと
おーちゃん、「はねまりチャンネル」のはねちゃんとまりちゃん、「Hinata Channel」の Hinata ちゃん、
「さやりさチャンネル」のさやちゃんとりさちゃんがそれぞれ出演した、
4つの TOKYO 2020Para Sport Dance! 振り付け解説付き動画も本日より順次公開します。
詳細は東京2020YouTube チャンネルをご確認ください。
『ベイビーシャーク、ピンキッツ、ホギーからのコメント』
ベイビーシャーク
「こんにちは!ぼく、ベイビーシャーク。友だちのピンキッツとホギーと一緒に東京に遊びに来たら、
ソメイティとばったり遭遇して、楽しくなってみんなで一緒にダンスを踊っちゃったんだ!
みんなもマミーシャークやダディーシャーク、フレンズのみんなと一緒にこのダンスを踊ってね!」
ピンキッツ
「ぼくはピンキッツ!魔法が使えてダンスが得意なんだ!今回のダンスは早くてちょっと難しかったけど、
とても楽しかった!たとえ上手に踊れなくてもだいじょうぶ!Para Sport Dance! をからだ全体で
楽しんでもらいたいな!だって、きみの歌とダンスはみんなを明るくしてくれるからね!」
ホギー
「わたしホギーといいます。ピンキッツと一緒にいろんなところを冒険しています。
今はあまり外に出られない日が続くけど、このうたとダンスはおうちの中でも楽しめるから、
わたしとっても好きなんです。外からかえったら手洗いうがいを忘れずにね!」
【パラリンピック22競技を踊る「TOKYO 2020 Para Sport Dance!」お披露目〜パラリンピック100日前を記念した特別授業公開〜概要】
東京2020大会の公式サイトはこちら
<日時>
2021年5月14日(金)9:40開始
<会場>
港区立赤坂小学校体育館
<登壇者>
佐藤友祈:オリンピアン/陸上競技400m・1500mT52クラス/リオ2016大会銀メダル ※リモート出演
港区立赤坂小学校5年生児童2クラス70名
<実施体制>
主催 : 公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会/日本財団パラリンピックサポートセンター
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