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NTT Presents 東京2020オリンピック聖火リレーセレブレーション 開催!

東京2020組織委員会、大阪府聖火リレー実行委員会、日本電信電話株式会社(以下、NTT)は2021年4月13日(火)、
大阪府吹田市の日本万国博覧会記念公園(以下、万博公園)のお祭り広場にて
NTT Presents 東京2020オリンピック聖火リレーセレブレーションを開催しました。当日の様子をお伝えします。

【当日の様子】

新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づいた「まん延防止等重点措置」が4月5日(月)に適用された大阪府。
新型コロナウイルス感染症重症患者急増による医療体制ひっ迫に伴い「医療緊急事態宣言」が4月7日(水)に
発出され、大阪府内全域で不要不急の外出の自粛が呼びかけられる中、府内全域の公道での走行を中止し、
吹田市にある万博公園の敷地内を閉鎖して行われた大阪府での東京2020オリンピック聖火リレー。
その初日となる13日の夜に公園内中央のお祭り広場にて行われたのが、東京2020オリンピック聖火リレー期間中、
113回行われるセレブレーション(一聖火リレーの一日のゴール式典)の内、大阪、及び横浜会場の
2箇所で開催される「NTT Presents 東京2020オリンピック聖火リレーセレブレーション」。
当初、事前抽選にて5000人の観覧者を招待し大規模イベントとして開催予定でしたが、
新型コロナウイルス感染症の感染拡大によりソーシャルディスタンス確保の為、2000人への招待者数縮小、
そして府内全域への不要不急の外出自粛の要請により、最終的に無観客での開催となりました。

万博公園のシンボル、太陽の塔の裏手に位置するお祭り広場に設けられたのは、
無観客ながら整然と並べられた5000脚の観覧者用座席とLEDバンド。そして幅約43mに達する
特設セレブレーションステージ。通常、各地で使用されているセレブレーションステージの
優に3倍以上の規模を誇る特別ステージには多数の演出機材が設置。

「REALIVE360」配信用の360°全周カメラ

ステージ直近にはマルチアングル360度映像配信サービス「REALIVE360」の配信用360°全周カメラが鎮座し、
抽選で招待された配信観覧者へVR映像を提供。東京2020オリンピック聖火リレー初となる、
セレブレーションのオンラインライブ配信が行われました。

そしてイベント開始時刻となる17時30分になるとMCを務めるSaschaさんと千草さんが登壇。
最初のプログラムとなる「NTT2020 Special Dance」にはEXILE ÜSAさん、EXILE TETSUYAさん、
大阪府松原市の中学生ダンサー9名と、今回ステージ上に来る事が叶わなかった
熊本県益城町、西原村のダンスサークルに所属する中学生達16名が映像で共演。
東日本大震災復興支援ソング「RISING SUN-2020」をバックにダンスを披露します。

パフォーマンス後、松原市の中学生ダンサーを代表して中村ほのかさんは
「今日の舞台は自分の中で一番大きい舞台で、皆も凄く足がガクガクで緊張をしていたんですけど、
練習した物を全部出せたので、凄い楽しかったです。熊本の皆も一緒に出来なくて
凄く残念がっていたんですけど、映像で一緒に共演出来て凄く嬉しいです。」と話し、満足そうな笑顔。

ÜSAさんは「始まる前は、皆緊張していたんですけども、踊っている時に皆の表情が凄く明るくなって、
熊本の皆の映像のダンスも最高だったのでよいパフォーマンスが届けられたんじゃないかなと思っています。」

TETSUYAさんは「目の前に太陽(太陽の塔)がバッチリ見えていて、このような場所で踊れるのも幸せなんですけども、
子供達のパフォーマンスが素敵過ぎて、背中からグイグイとパワーで押されているような感じがして全力で躍らせて頂きました。」
と2人のパフォーマーも楽しんでいる様でした。

【聖火入場】

場内モニターにこれまでの聖火の歩みの映像が流れたのに続いて、今回の主催者各代表がステージへ。
布村幸彦東京2020組織委員会副事務総長、山口信彦大阪府知事、NTT西日本社長の小林充佳氏、
東京2020聖火リレー公式アンバサダーで射撃のオリンピアンの田口亜希氏、
そして先程パフォーマンスを披露したEXILE ÜSAさんが登壇し、最終聖火ランナーの到着を待ちます。

Photo by Tokyo 2020

時刻は18時5分過ぎ、お祭り広場の外となる国立民族博物館前よりこの日最後の聖火リレーとなる、
ブロック4の聖火ランナーがスタート。このブロックのみ、代替案前の当初実施ルートを走行します。

Photo by Tokyo 2020

Photo by Tokyo 2020

吹田市より義足のランナー松本功さんから小学校6年生の時にと憧れの長距離の全国大会直前にけがをしてしまい、
精神的にボロボロになるも中学校に陸上部を作りリハビリを行っている中本純平さんへと聖火が渡され、
続くバレエダンサーの西田紗代さんが太陽の塔前にやってくるとそこで待ち構えているのは第4ランナーの太田雄貴さん。

Photo by Tokyo 2020

Photo by Tokyo 2020

そしてグラウンドディスプレイボット約50機がNTTがオーストリアのアルス・エレクトロニカ・フューチャーラボと共同開発した
SWARM(群)通信制御テクノロジーを使用し、リアルタイムに動作させ空間全体での映像表現を行う
パフォーマンスを行う中、西田さんと太田さんのトーチキスが行われます。

Photo by Tokyo 2020

Photo by Tokyo 2020

そして太田さんが太陽の塔裏手の黒い太陽直下に到着すると、ランナーユニフォームへと着替えた
最終ランナーのEXILE TETSUYAさんが登場。太田さんからの聖火を受け取り、一路セレブレーションステージへ。

Photo by Tokyo 2020

会場中央通路上をLEDダンスパフォーマンスチーム「SAMURIZE from EXILE TRIBE」等が
ダンスパフォーマンスで出迎える中、会場後方よりトーチを掲げたTETSUYAさんが入場。

Photo by Tokyo 2020

会場の真ん中を駆け抜け・・・・・・るかと思いきや、なんとトーチを持ったまま
「ランニングマン」をパフォーマンス。恐らく東京2020聖火リレー初と成るであろう、
踊りながらのセレブレーション会場への入場走行に度肝を抜かれる場内関係者。

トーチを頭上に高く掲げながらステージにTETSUYAさんが上がるとジェットスモークが高く吹き上がります。
そして18時20分過ぎステージ上手の聖火皿へとトーチより点火。DAY1の87名のランナーにより繋がれた聖火が
無事にセレブレーションステージに灯りました。

走行を終えたTETSUYAさんと太田さんにMCが感想を問うと、
TETSUYAさん「本当に緊張しましたけど気持ちよく走れましたし、自分の思いとか祈りというのを
しっかり籠めながら走らせて頂きました。この火が繋がって大きなパワーになると良いなと思っております。
なんか楽しくなってテンション上がり過ぎて踊ってしまいました。すいません。」

太田さん「福島から始まって皆が繋げて来たこの思いや重みを感じながらTETSUYAさんに繋げていくんだという
気持ちで噛み締めながら走らせて頂きました。」

そして翌14日にブロック3の第16ランナーとして走行をする田口亜希さんに、MCから無事に点火された聖火を見ての感想を問われると、
田口さん「私は福島のグランドスタートに行ったんですけども、気のせいか皆さんの思いがドンドンと
沢山付いてきているのか、火が大きくなっている様な気がします。私もそこに更に思いを乗せて
次の方に繋いでいきたいと思います。」と話します。

ここで各登壇者より挨拶が。
布村副事務総長「希望の道の第一歩からずっと各府県の御力添えで火を繋いできてもらっています。
ここ大阪府に至るまで大きな問題も無く安全に実施する事が出来ました。
聖なる火が実施形態を変えても無事に繋がれました事を本当に心から嬉しく思っております。」

山口副知事「ご案内の通り、新型コロナウイルスの急拡大により府域全体に自粛要請をお願いしており、
今回、急遽この万博公園で無観客で実施をする事となりました。最近のアスリートの皆さんの凄い活躍により、
改めてスポーツの持つ感動・勇気が与えるパワーは凄いものだなと実感をしている人々は沢山居るのではないかとおもいます。
この万博公園を走られた聖火ランナーの皆さんの思いというのがしっかりとこの炎に刻まれると思います。
聖火の光がこれからの日本を、そして世界の人々の明るい希望の光となる事、そして多くの感動のシンボルになる事を祈念します。」

小林社長「聖火が福島を出発し20日が過ぎました。いよいよ大阪に入りこの万博記念公園に聖火がやって参りました。
一年前に本大会の延期が決定され、この配信を御覧になっている方も色々と日常生活に変化があったのではないかなと思います。
本日は画面越しではありますが、配信をご覧になっている方々に中々上手く伝わらないかもしれませんが、
是非、皆様方の笑顔とそして歓声をイメージしながらこのイベントを皆様方と一緒に楽しんで参りたいと思います。」

田口さん「私は3月25日の福島でのグランドスタートに出席をしたんですが、そのステージ上でも
様々なパフォーマンスをして頂きました。パフォーマーの皆さんが思いが籠った素敵な演技を見させて頂いて、
そこでも凄く皆さんの思いが聖火に籠められていっているなと思った所から、なでしこジャパンの皆さんが
隊列を組んでグランドスタートをされたんですね。「ああ、出発した」と思ってみていた火が、
今ここに太田さんとTETSUYAさんで繋いで来て下さって、またこの火がこれからどんどんと日本中に
伝わっていくんだなと思います。単に聖火を繋ぐだけでは無く、ランナーの皆さんの希望や思い、
沿道やネットで応援をして下さる皆さんの色んな思いがドンドンとくべられていって大きな光となって、
7月23日にオリンピックスタジアムに届くんだと思います。先ずは私自身が明日、ちゃんと次の方に
繋げられる様、頑張って行きたいと思います。」

ÜSAさん「聖火リレーという神聖な場に参加する事が出来て本当に光栄でしたし、目の前でランナーの皆さんや
TETSUYAも踊り、走りを見られてとてもパワーを頂きました。大変な世の中ではございますが、
本当に日本中、世界中の皆様の健康と平和を願いながら僕も選手の皆さんを思いっ切り応援していきたいと思います。」

ここで田口さんと同じく、東京2020聖火リレー公式アンバサダーを務める女優の
石原さとみさんからのビデオメッセージが場内モニターに流れます。
「福島からスタートした聖火リレーが遂に大阪までやってきました。テクノロジーを駆使した
新しい演出が見られるという事なので楽しみにしています。」とのメッセージが。

【パフォーマンスステージ】

一通りのトークセッションが終わると続いては浮遊球体ディスプレイ活用した
アート×テクノロジーパフォーマンスのステージ。ステージ上には2つの縦型LED表示装置を高速回転させて
映像を作り出す球体形ドローンと映像とフルカラーレーザーによる近未来的な映像表現がなされます。
そしてパフォーマンス後半には書道家の武田双雲さんがステージに登場。黒いパネルに白い墨汁で
「希望」の二文字を書くと書がスクリーン内に取り込まれ、双雲さんの動きと共に筆の動きが
映像化される不思議なパフォーマンスが展開されます。

パフォーマンスを終えた双雲さんは「何を隠そう、僕は20年前はNTT社員でした。それから20年、
まさかNTTの最新技術と組んで書道パフォーマンスをやれる日が来るとは夢にも思っていませんでした。感無量でございます。
僕は世界遺産のロゴを書かせて頂いているご縁で岩手の平泉を聖火ランナーとして走らせて頂くんですけども、
そこに僕が関われるというのも、走ったり書いたり、クリエイターとコラボしたりと本当に幸せだと思うし、
皆さんに少しでも活力が伝わればと思います。」とNTT関係者であった事を話されました。

そしてセレブレーションの最後を飾るのは超高臨場感通信技術「Kirari!」を活用した
エンターテイメント×テクノロジーパフォーマンスステージ。
これまで有名アーティストやアスリートとのコラボによる実験で多数の成果を上げ、
歌舞伎俳優の中村獅童が主演を務める「超歌舞伎」においてその名が一躍知られる事となった
遠隔地に人や空間を超高臨場かつリアルタイムで再現する通信技術である「Kirari!」。
先ずは聖火入場時にも登場したSAMURIZE from EXILE TRIBE20名がオープニングを飾ります。

そしてレーザーや照明が舞う中登場したのは、7人組ダンス&ボーカルグループのGENERATIONS from EXLIE TRIBE。
早速「You & I」をパフォーマンスします。

ロールダンスに挑戦する太田雄貴さん

続いて「Kirari!」の任意背景リアルタイム被写体抽出技術を使用し、GENERATIONSのメンバーの
HAYATOさんをお手本に、EXILE ÜSAさん、EXILE TETSUYAさん、MCの千草さん、そして太田雄貴さんが
「Choo Choo TRAIN」の冒頭の振付であるロールダンスを踊る所を撮影し、映像を作るという企画が。

合成された5人のロールダンス

グリーンバックや専用照明等の機材を使用する事無く、リアルタイムに映像を切り取り中継をする技術により、
驚くべき速さで映像が出来上がり、見事に5両編成のロールダンストレインが完成すると、ステージ上の登壇者一同から歓声が上がります。

続いて「One in a Million -奇跡の夜に-」「DREAMERS」の2曲を続けて披露。
曲中ではYUTAさんと映像上のダンサーとの共演が目を引きます。

最後の楽曲の前に再度「Krairi!」を使用した企画へ。ステージ上にGENERATIONSのメンバーのメンディーさんが
椅子に座り、会場下手の客席にSAMURIZE from EXILE TRIBEの2人が着席。
全く違う場所に居る2組が場内モニターに映されると、太陽の塔を背に見事に合成され、
更にはメンディーさんが”分身の術”で3人に増えるという遊びまで。

そしてセレブレーションの最後を飾る楽曲は不朽の名曲「Y.M.C.A.」。
GENERATIONSとSAMURIZEの総勢27名がステージ幅いっぱいを使用しパフォーマンス。

Photo by Tokyo 2020

スクリーンにはまたも分身したメンディーさんが映し出されます。

計5曲のパフォーマンスが行われ、約2時間半に及んだ大阪府でのセレブレーションは幕を閉じました。

次回のNTT Presents 東京2020オリンピック聖火リレーセレブレーションは
2021年6月30日(水)、神奈川県横浜市の横浜赤レンガ倉庫にて開催予定となっています。

 

【NTT Presents 東京2020オリンピック聖火リレーセレブレーション~ CONNECTING WITH HOPE  ひとりひとりの、希望の光をつなぐ ~大阪会場実施概要】

NTT Presents 東京2020オリンピック聖火リレーセレブレーションの公式サイトはこちら

<日時>
2021年4月13日(火)17:30開始

<会場>
日本万国博覧会記念公園お祭り広場

<観覧者数>
無観客(※当初予定5000名)

<登壇者>
布村幸彦:公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会副事務総長
山口信彦:東京2020オリンピック聖火リレー大阪府実行委員会、大阪府副知事
小林充佳:西日本電信電話株式会社代表取締役社長
田口亜希:パラリンピアン・東京2020聖火リレー公式アンバサダー/パラ射撃女子・アテネ2004年大会、北京2008大会、ロンドン2012大会
GENERATIONS from EXILE TRIBE:ダンス&ボーカルグループ
EXILE ÜSA:ダンサー/EXILEメンバー
EXILE TETSUYA:ダンサー/EXILEおよびEXLIE THE SECONDメンバー
SAMURIZE from EXILE TRIBE:LEDパフォーマンスチーム
武田双雲:書道家・現代アーティスト
太田雄貴:公益社団法人日本フェンシング協会会長・オリンピアン/フェンシング・アテネ2004大会9位、北京2008大会銀メダル、ロンドン2012大会フルーレ団体銀メダル
大阪府松原市の中学生ダンサー9名、熊本県益城町、西原村のダンスサークル所属の中学生16名

<主催>
公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会/大阪府聖火リレー実行委員会/日本電信電話株式会社

MC:Sascha、千草

©Tokyo 2020

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