舞台「五月雨」開幕!
2021年4月2日(金)より東京都新宿区のシアターサンモールで、舞台「五月雨」が上演されます。
脚本・演出を務めるのは、今注目の新進気鋭の若手実力派作家、私オム。
総合演出として作品を引き立てるのは、「劇団ガレキの太鼓」の主宰である舘そらみ。
さらにスパイスを加えるのは、映像の奇才、スミスがクリエティブ・アドバイザーとして
作品に加わり、豪華演出陣が本作に携わります。
出演者には、2020年上演された舞台「ぼくらの七日間戦争」の主演の菊地英治役をはじめ、数多くの
舞台・映画・ドラマで主演を務める馬場良馬。社会現象になった「おそ松さん」の舞台化
「おそ松さん on STAGE ~SIX MENʼS SHOW TIME~」の主演おそ松役を演じ、絶大な人気を誇る、
ドラマ・映画・CM などで活躍する高崎翔太。連続テレビ小説「エール」では甲子園を目指す野球少年を、
配信中の大人気漫画「マイルノビッチ」初実写化ドラマでは工藤成太朗役を演じ、注目を集める伊藤あさひ。
さらに、多くの演劇に出演する他、自らのプロデュース舞台を精力的に上演する演劇界に欠かせないバイプレイヤー宮下貴浩が出演します。
初回の公演に先駆け、4月2日(金)、囲み取材と公開ゲネプロが行われました。
【囲み取材の様子】
公開ゲネプロ開始前に行われた囲み取材には、馬場良馬さん、高崎翔太さん、伊藤あさひさん、宮下貴浩さんの
出演者4名が登壇しました。
Q:見所と今作にかける意気込みは?
伊藤さん「ストレートプレイの舞台は初めてなので、先輩方のお力添えと一緒に
ここまで頑張ってきたつもりではあるので、後は本番を頑張る、それしかないと思っています。」
馬場さん「見所はこの様な世の中で舞台の板の上に立っているという事が本当に素晴らしい
素敵な事なんだなという所をまず、感謝しつつ、僕達は何の為に教師になったのかとか、
そこを問われるお芝居なので、僕自身も「あっ、なんで役者をやりたかったのかな」という事を
投影させながらこのお芝居をやってきたのでそういう所も見ていただけたら有難いなと思います。」
高崎さん「僕自身、モテた経験を活かして頑張っていきたいと思います。」
宮下さん「非常に何役作りも要らずに演じます。中学生というのは皆さん、大体通って来た道だと
思うので、そんな中で学校の先生って、こんな事を感じてたんだ、とか改めて感じて皆さんが、
学生の頃に戻れる様な、青春を思い出して頂けるような時間になりれば良いなと思います。」
Q:本作はあらすじが説明されている記述が無いが、ヒューマンドラマとして観てよいのか?
馬場さん「そうですね。会話劇で進んでいくんですけれども、宮下さんの通り、
「中学の先生って、あ~こういう事を思いながら教師をしていたんだ」と思ったりもして頂けるし、
大人になって上司と部下に挟まれた中間管理職とかで、日頃のストレスを抱える事で、
「ああ…分かる分かる」という。中学校の小さな職員室という小さなコミュニティの中で起きる
歪みであったりというのが徐々に会話劇から明確になっていって、そこでどうやって心をぶつけ合って
また次の春にむかっての一年を迎えるのかというお話になっていれば良いなと思っています。」
Q:自身が思う見所は?
馬場さん「あさひ君が中学を卒業してから一番日が浅いので、生徒になった時の”様”というのが、
凄くハマっているなというのが、見所ではあります。」
伊藤さん「あまり多くは語れませんが、自分でもこの4人の中だと一番似合うんじゃないかなと。
そこが見所です。後、シチュエーション的に僕対他の3人、新任対経験豊富な先生達という構図が
多いなというのが僕的に思っているので、村田先生はお客様と同じ気持ちでいれるのかな、
と思ったりする部分もあるので、それは稽古中も勿論、プライベートでもお芝居の中の先生としても、
御三方に色々と教えてもらっているので、そこは凄く自分の立ち位置と合っているし、
やりやすいなと思ったりしているので、自分の中でそこは一つの見所かなと思っています。」
Q:自身初舞台だが、出演の話が来てから稽古を経て今日までの感想は?
伊藤さん「凄く正直な事を言うと、稽古期間が約2週間とめちゃめちゃ短かったんですよ。
その進行スケジュールを聞いた時に凄く不安で、台本配られて直ぐに稽古が始まり、
その台本も途中までしか書かれておらず、「初めてだけど、大丈夫かな…」と思っていたんですけど、
でも、この4人だからこそのアットホームで凄く密度の濃い稽古が出来た思っているので、大丈夫かなと思います。」
Q:初舞台の伊藤さんの様子をみた御三方は伊藤さんをどういう風に見ている?
馬場さん「本読みが終わって立稽古をするというのも、何もかも初めてな筈なのに、最初から
立ち位置をつけていく所でも、お客様にどう見られるか?という角度であったり、演出で指導を受ける事も無く、
僕は伊藤君が初舞台である事を初日の立稽古の時には忘れていました。「あっ、伊藤君は初稽古か!」みたいな。
その日が終わった後、伊藤君に聞いたら、一番緊張していたと仰っていて、全然緊張が顔に出ない人なんだなと。」
高崎さん「凄く可愛かったのが場当たりの時で、舞台をやっていると当たり前にやる事ではあるんですけど、
伊藤君が朝来て、「場当たりって、何をやるんですか?どうするんですか?」って。そこで、
「そうか、初舞台か!」と思いましたね。」
馬場さん「全然緊張しているように見えないんです。飄々としていて肝座ってんなーって。」
高崎さん「でも、ゲネプロに偉い人が来るのは緊張するからマジで止めて欲しいって。」
Q:自身が中学生当時、担任や中学校の先生との面白エピソード等は?
宮下さん「僕は同級生の人の名前の歌とかを歌って、黒板の前に出されて、ちゃんとそれで怒られて
皆の前で謝れって。時代的にも僕はボコボコにされていました。その労力たるや、学校の先生のパワーは
凄いなと。やはり先生は凄いなと思っております。」
高崎さん「今回、僕等中学生の役もやるんですが、中学校の時ってやんちゃだったり、かっこつけたいし、
僕の行っていた中学校は他の地区からも生徒が集まってでっかくなった学校だったので、
知らない子とかも入ってきていて、僕もちょっとトガりたかったので、
先生に「はぁ?しらねーし。ふざけんなよ」って言ったら、「お前ら、そんな態度だったら絶対に二度と
何も言ってあげないぞ」って先生に言われた時に「そういう事言っている訳じゃないじゃないですか…」と、
なったあの感じって、生徒ことや扱い方を分かっている感じが、今この先生役をやっていると凄く分かりました。」
馬場さん「僕は体育祭とかで応援団をやっていたりしたんですけど、応援団をやっていると
応援合戦とかダンスをやらなければいけなくて、それを夏休みとかに夜の公園に行って
皆でダンスの練習をしたりするんですけど、プライベートなのに子供達だけでは危ないって、
それに毎回ちゃんと先生が来てくれてたりしていた事が、あの時は当たり前の様に感じていましたけど、
今、自分達が先生になった時にそういう事をやってくれるような大人になりたいなと、
この作品を通して今思いました。」
伊藤さん「修学旅行とか移動教室とかで、夜、ちゃんと生徒が寝ているか先生が確認に周ってくるじゃないですか。
あれの先生とのバトルが楽しかったですね。ギリギリまで皆で喋っているのに、懐中電灯が見えたら
一斉に寝たふりするのが楽しかったです。」
宮下さん「僕は見張りの役をしていましたね。先生の影が見えたら「来た来た来た!」って。
そして見つかって廊下に立たされるという。」
Q:今回の初舞台を経て挑戦をしたいフィールドや、そのイメージは?
伊藤さん「僕は今年で21になりましたけど、まだまだ自分では若いと思っているのでなんでも挑戦して、
今回のも勿論そうですし、自分に出来る事は何でもやりたいと思っているのがポリシーですかね。」
今作を楽しみにしているファンへのメッセージを。
馬場さん「まだまだ劇場に足を運ぶことが難しいという世の中なんですけども、
僕達も最善のケアを払って一所懸命、こうやって舞台で「見に来てよかった」と
思って頂ける作品を2週間の本当に密度の濃い稽古を経て今日、初日を迎えますので、
是非、観に来て頂いて、中学生の時の自分を思い返すも良し、今の自分に投影出来る、
4人舞台なんですけども、それぞれが凄く愛すべきキャラクター達なので、4人の誰かに
思いを馳せて頂くのも良し、沢山の方に見て頂けたら嬉しいなと思いますので、
是非是非、劇場でお待ちをしております。」
【あらすじ】
舞台は新年度を迎えた4月1日のある中学校の職員室。春休み中という事もあり、先生や生徒達の姿も少ない。
そこへ新任教員の村田がやってくる。学年主任であり教員の中で中間管理職的な立ち位置の藤本、
ルックスの良さと柔軟な考え方を持ち生徒から人気が有るが、女子生徒と付き合っている疑惑がある上田、
多額の借金を抱えている気賀の3人の教師達と、思った事をはっきりと口にする村田。
この4人のすれ違いにより些細な事から角が立ち、まるでボタンを掛け違えていくように対立が深まっていく。
そして各教師が持つ秘密や噂を生徒達は知る事となり、ある夜、ついに行動に出る…。
【舞台「五月雨」公演概要】
公式サイトはこちら
<公演期間>
2021年4月2日(金)~4月11日(日)
<会場
シアターサンモール
<公演時間>
約1時間50分(途中休憩無し)
<料金>
8,800円
(全席指定・税込)
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、客席を減らして開催いたします。
<出演者>
藤本:馬場良馬
上田:高崎翔太
気賀:伊藤あさひ
村田:宮下貴浩
<STAFF>
企画・プロデュース:宇都木基至
プロデューサー:宮下貴浩
作・演出:私オム
総合演出:舘そらみ
アソシエイトプロデューサー:東川真之
クリエイティブ・アドバイザー:スミス
舞台監督:中西隆雄
美術:仁平祐也
照明:赤田智宏
照明操作:坂元千晃
音響:島貫聡
音響操作:齋田吾朗
衣裳:YOSHIKI
ヘアメイク:徳方沙紀
宣伝カメラマン:沖田悟
宣伝美術: 藤原俊哉
制作進行:菅沼太郎
アシスタントプロデューサー:吉成将
票券:野田紅貴
DVD制作:谷健二
DVD制作プロデューサー:佐伯寛之
DVD制作ディレクター:小泉剛
制作デスク:柴野優希
デスク:松井美南
協力会社:株式会社PFH Entertainment/株式会社T-Zone/株式会社Alave/ALOP/
ロングランプランニング株式会社/株式会社トキメディアワークス/株式会社セブンフィルム/
株式会社SECプランニング/株式会社De-LIGHT/有限会社スタジオライフ
協力プロダクション/株式会社研音
主催/株式会社トキエンタテインメント