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Bunkamura初の本格映像作品 熊川哲也 『カルミナ・ブラーナ』2021特別収録版 配信決定!

©Makoto Nakamori

稀代のダンサーとして世界に名を馳せ、演出・振付家としても数々のオリジナル作品を
異例のスピードで発表し続けるなど、前人未踏の領域を築いてきた熊川哲也。

©Makoto Nakamori

超越した感性が光る熊川作品のなかでも最も衝撃的な作品が、2019年にBunkamura30周年記念
として初演した『カルミナ・ブラーナ』だ。誰もが知る大曲に、熊川は“美しく優美なバレエ”
の概念を超えた戦慄の物語を授けた。初演時はわずか2公演限りで上演され、再演不可能と言われた
幻の作品がいま、前代未聞のスケールの映像作品として、さらには初演時にはなかった
熊川哲也の特別参加という千載一遇の機会で復活する。コロナ禍にあえてこの作品に向き合う決断をした
熊川の想いを、貴重な密着の数々で描いたメイキングも必見。

本作を実現するのに要するのはK-BALLET COMPANYのダンサー、オーケストラ、合唱など250名を超える出演者たち。
コロナ禍の制限下にある劇場において、その実現は無謀とも思われたが、完全無観客だからこそ可能である
大規模映像作品の制作として実現を目指すことになった。熊川が「生の舞台の感動」を至上主義としていることは有名だ。
「劇場体験を知るお客様をも唸らせる映像プラン」を絶対条件として提示し、作品を活かすアングルの検討、
ドローンやクレーン、舞台上に設置した4Kカメラなど、舞台撮影の常識を超えた環境を整えることではじめてGOサインを出すに至ったという。

作曲家カール・オルフが、『カルミナ・ブラーナ』を作曲したのは1936年、ナチス・ドイツの時代。
映画作品などでも頻繁に使用され、多くの人を惹きつけ続けるこの曲に、熊川が抱いたイメージは、
政治的な生々しさを逆手にとった型破りで意外性に満ちたものだった。
その内容は、“フォルトゥーナの子は、悪魔であった”という衝撃的な展開からはじまる。
アドルフという名を与えられ、人間の世にでた少年は、人間に闇を与え、悪行を操る。そして、その運命に立ち向かうものたち…。

©Hidemi Seto

世間を突如襲う厄難をテーマにした本作は、まるでその後世界を襲った未曽有の事態を
予想していたかのようだ。パンデミックを生きる我々が、いまこの作品を見るとき、
アドルフの姿は、時代ごとに姿を変えて出現する禍を想起せずにはいられないだろう。
今回特別参加となる熊川哲也は、悪に崩壊され、そして再建をもたらす象徴として圧巻の存在感を示す。
舞台に立つのは約2年ぶりだが、芸術に選ばれた存在が放つ強烈なオーラは、画面を通じてもこの上なく刺激的だ。
役名のないこの役は、はたして我々人類の代表なのか、あるいは人知を超えた力を象徴するのか――。
なぜいま、あえてこの作品に向き合うのか、天才の胸中が垣間見られる貴重なメイキング映像も見逃せない。
「映像は生の舞台の感動に勝ることは不可能」という通説は本当か。その答えをぜひご自身の目で確かめて欲しい。

【あらすじ】

かつて、女神フォルトゥーナは悪魔ルシファーと恋に落ち、子を授かった。
子に与えられた名は、アドルフ。
悪魔の子は人類を侵食し、社会に紛れ込む。
アドルフは、人間社会に蔓延する悪の象徴として、
またときには、人の堕落と果てなき欲求の化身として、
世に闇を与え、醜行を蔓延させる。
使命を全うすべくアドルフを殺め、この世に均衡をもたらすのは、
我々人類か、あるいは人知を超えた力なのか。

【熊川哲也 『カルミナ・ブラーナ』 2021 特別収録版 (メイキング+本編65分)Tetsuya Kumakawa CARMINA BURANA 2021配信概要】

本作品の特集サイトはこちら

<作品概要>
収録日:2021年2月
収録会場:Bunkamurオーチャードホール
映像制作:TBS

<収録時間>
メイキング+本編65分

<視聴料金>
『MY Bunkamuraからの購入』
「特典付き早割視聴券 <データ版プログラム付き>」
料金:4,300円
販売期間:3月12日(金)12:00~3月28日(日)23:59まで
※特典付き早割視聴券の販売はMY Bunkamuraのみでの取り扱いとなります。

「一般視聴券」
料金:5,300円
販売期間:3月29日(月)10:00~4月27日(火)22:00まで
配信期間≪長期間配信≫:3月29日(月)19:00~4月27日(火)23:59
購入ページ: https://mybun.jp/carmina2021

『イープラスからの購入』
「一般視聴券(国内配信)」
料金:5,300円
販売期間:3月29日(月)10:00~4月4日(日)22:00
配信期間:3月29日(月)19:00~4月4日(日)23:59
購入ページ:https://eplus.jp/carmina-burana/

「一般視聴券(海外配信/English ver.)」
料金:5,300円(※JPY)
販売期間:4月21日(水)19:00~4月27日(火)22:00(日本時間)
配信期間:4月21日(水)19:00~4月27日(火)23:59(日本時間)
購入ページ:https://ib.eplus.jp/carmina_brana

<出演者>
アドルフ:関野海斗
太陽:髙橋裕哉
ヴィーナス:小林美奈
ダビデ:堀内將平
サタン:遅沢佑介
白鳥:成田紗弥
神父:石橋奨也

特別参加:熊川哲也

ほかK-BALLET COMPANY

『指揮・歌唱・演奏』
指揮:井田勝大
ソリスト歌手:今井実希(ソプラノ)、藤木大地(カウンターテナー)、与那城敬(バリトン)
合唱:新国立劇場合唱団
児童合唱:NHK東京児童合唱団
管弦楽:シアター オーケストラ トーキョー

<STAFF>
演出・振付・台本:熊川哲也
音楽:カール・オルフ
舞台美術・衣裳デザイン:ジャン=マルク・ピュイッソン
協賛:エレコム株式会社 / 沖電気工業株式会社 / キューアンドエー株式会社 / 株式会社シグマクシス /
シスコシステムズ合同会社/高砂熱学工業株式会社 / 日本コムシス株式会社 / 能美防災株式会社 / 東急グループ
特別協力:NTT東日本
主催:Bunkamura

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